ダンジョンに強さを求めるのは間違っているだろうか |迷宮神聖譚《ソード・オラトリオ》 作:ベル虐サイコ〜!!!
所属派閥【
種族
職業 冒険者
到達階層 58階層
武器 【
相方制作中(ヴェルフ制作中)
所持金 819000000ヴァリス(目標はアルフィアを超えること)
ステイタス≪Lv.7≫
力:B711耐久:C671器用:S976敏捷:SS1108魔力:SS1001
幸運:D直感:E斬撃:D連撃:E覇撃:I威光:I
≪魔法≫
【
≪スキル≫
【
ステイタスの伸び率は『敏捷』と『魔力』の上昇率が高く、『器用』もかなり高い、『力』はそこそこ、『耐久』を伸ばすのに毎度苦労している(攻撃をそもそも受けないから、オッタルと戦った時は『耐久』が一番伸びた)まぁ、結局全部『SSS』に持っていくんだけどね。
何でベル君はこんなにお金を持っているかと言うと、毎度毎度金が必要になれば深層に単独遠征を決行し(
ここは竜の谷、終焉の鐘が鳴り響き、竜の息吹が今にも辺りを飲み込まんとしている。
そうならないのはひとえに大精霊の封印と、彼ら彼女らが毎日のように目を光らせ、竜の動向を監視しているからである。
これが無ければ、きっと今頃世界は竜の脅威に晒されていただろう。
そんな張り詰めた空気を帯びた谷の上に、いっそ場違いな程に笑みを溢す隻腕の豪傑、きっと臓器を幾つか傷ついたのであろう女帝。
臙脂色の短髪に、目元は獣に切り裂かれたような古傷を残す歴戦の猛者、黒の
いっそ化け物の方が優しそうだと思える程の風格を誇る神時代の化け物達が、その場に居合わせていた。
そんな傑物達の出迎えを受けるのは竜、どこまでも大きい躯体をなびかせ、放つ魔力は障気を帯びていた。
その竜の名は
だが、そんなことを意にも返さず、彼の傑物達は自身より遥かに大きい躯体を前に笑みを溢す。
竜の咆哮が、それは戦闘をするに値しない者を間引く
彼の帝竜に相対する値する力を持つ、であれば役不足なのは竜の方、それを竜も本能的に感じ取ったのだろう。
大きな尻尾を靡かせ、大地を抉りながら彼らを攻撃する。
「――【
福音の鐘を鳴らしながら、竜の躯体を大きく揺らし、その轟音は辺りを震撼させた。
神時代最恐の才禍の権化、その力は七度の偉業を成して最強へと至った。
同じく七度の偉業を成した大男はその軌跡を唱え、歌を紡ぐ。
「【喰らえ、灼熱の牙】―――【レーア・アブムロシア】!!!!!」
顕現した極大の焔を武器に纏わせて炎の斬撃を放つ、彼の陸の王者を討った魔法を使い、竜の躯体を袈裟斬りにする。
『グアアアァァァァァァア???!!!!!!!!』
その咆哮は断末魔だった、死を前に生物であれば誰しもが放つ悲鳴。
それを見て灰髪の女傑は一言。
「お前によく似ているぞ?あの黒龍を前に逃げ出したあの時のようにな」
「良かろう、後で貴様のその減らず口を閉じさせてやる」
女帝は眉間にシワを寄せながら言う、それを面白そうに見る女傑はやはり腹黒なのだろう…が、流石は同じ穴の狢だ、最後はお互いを罵倒しながら距離を詰め合う。
それを見ていた漢達は一言。
「女って怖ぇぇえ〜」
「やべぇ〜、俺ら竜と一緒に死ぬんじゃあ」
「あれはヤバい、早く離れないと死ぬぞ!!」
そこからは慣れた手つきだった、竜を蹂躙し、女たちから逃げ惑う、やはり彼の大神の眷属と言った所。
女難関しての対応は一流だった、急いで木造の家へと逃げ込み、その身をガタガタと震わせる。
外では今も鐘の轟音、それを受け止める爆音が鳴り響き、一人の大男はキッチンに立ち料理の準備をする。
せめて自分の料理で機嫌を直してもらうためだった、そんな中ドアが開き、彼女らの仲間が呆れた顔で部屋に入る。
「あれは駄目ね、もう我を忘れてる」
「あいつらは何時までいがみ合ったれば気が済むよよ」
口々に文句を言い合う、だがその誰もが絶世の美女だった、流石は彼の眷属達、一人一人がどこかしらの王女と言われても疑うことなど出来ないほどの美貌を持っていた。
そんなこんなで料理が出来、香ばしい臭いを放ちながら食卓に料理が並ぶ。
そんな料理を前に彼ら彼女らは舌を鳴らし、その料理の時間を楽しむ。
「ザルド〜!!酒はねぇのか?」
「阿呆か!!昼間ったから飲み明かすんじゃねぇ」
「良いじゃねぇかよパァル、女の痴情の縺れを見ながら酒を飲む、これぞ至高だろ」
「「「お前殺されるぞ!!」」」
マジ顔でそう言うと、流石の彼も調子に乗りすぎたと思いを発言を取り消す。
そうするとまたしても家のドアノブに手がかかる、その音を聞き逃す愚か者は、ここには居なかった。
少なくとも四度は偉業を成した者しか居ないこの空間、そんな傑物達を瞠目させる程の化物が今、ここに来たる。
「おい、クソ女、とっとと入れる、貴様はまたしても私に負けたんだぞ?私よりレベルが上のクセしてな!!」
「ぐぬぬ、貴様ぁ〜、覚えておけよ、いつか必ずこの手で鉄槌を下してやるからな」
「フン!やれる物ならやってみろ、言葉ではなく力を持ってな」
そう言うと灰髪の女は黒のドレスを靡かせながら椅子に腰を掛ける、その間誰も声を上げることは出来なかった。
何故って?そんな事をすれば五月蝿いと一喝、神速の
そう言うと灰髪の女は机の上の一つの新聞に目をやる、もう何度開いたか分からないその新聞の表紙を飾っていたのはもう一人の才禍の化物だった。
『【
そこには初雪の様な白髪に、異色双眼の瞳を有する青年の姿があった。
カラー版の新聞を見る灰髪の女は、それを見て笑みを溢す。
これで何度目だろうか?機嫌が良くなっているのは良い…が、そろそろ額縁に飾りたいというのが彼ら彼女らの本音だった。
そんな中、命知らずの豪傑が一言。
「おいアルフィア、何時まで見てるんだ!!そろそろ額縁に飾らせろ!!」
命知らずにも程がある、幾ら彼が団長と言えど例外ではない、神速の拳骨を持って黙らせられる。
アルフィアの一撃は、殴ったという事実だけを残し、その漢の中の漢は綺麗な放物線を描き屋根を突き破り外へと投げ出される。
それを見て苦笑しながらも、ザルドは比率が可笑しいとすら思えるティーカップをアルフィアの座る机へと置く。
「ベルは今頃遠征から帰った頃か、次のランクアップは何時になるだろうな」
「ふん、私はあの子に会うことがあれば拳骨を下す、そもそも私はあの子に『平和に生きろ』と言ったはずだったのだかな」
紅茶を口に含み、その拳を握りながら言う、それを見てザルドは少し顔を青ざめながら「ベル、ドンマイ」と心の中で思うのだっだ。
そんな中、先程素晴らしい放物線を描いた男が部屋の中へと帰還する。
身体に土煙を纏わせ、髪には芝が付いていた、それを見てアルフィアは更に理不尽な言葉をかける。
「汚いな、もう一度逝くか?」
「いや……、よそ…よして下さい」
盛大にビビり散らしながらも団長のマキシムは言う。
可哀想に、やはりどこの世界でも男は女の尻に敷かれるということか…いや、それは既に彼の大神が証明していたな。
「惜しいことをしたよ、もしあの時、後十五年待つことが出来ればあの子と共に冒険が出来たというのにな」
「まぁね、でも私達も思わなかったわ、あの心優しい子からあんな才能を持った子が生まれるなんてね」
「まあな、メーテリアには悪い事をした、結局あの子の遺言通りには行かなかったな」
『―――この子を任せてもいいかしら?私はもう長くないわ、だからこの子が、争いとは無縁な世界で生きていけることを願ってるわ!!』
白髪の少女の言葉が皆の頭の中に蘇る、誰よりも弱い筈無のに、誰よりも皆の寵愛を受ける少女。
そんなメーテリアから生まれた子供は、今や世界に知らぬ者は居ないとすら言われるに至った。
そんな彼ら彼女らはメーテリアとの約束を違えたと心の中で後悔していた、そんな中、アルフィアが嘆かわしいと言った態度で口を開く。
「だが、こうも言っていたぞ『この子が英雄なんて物に憧れるのであれば、その時は姉さんがこの子を導いて上げて』とな、あの子にとっては何でも良かったんだろうな、私達の間に生まれてくれたのだ、それだけで十分だろう?私達はあの子の軌跡を見守る、そう決めただろう?」
「そうだな、よもやお前に説かれるとはな」
「そうですね、私達はあの子から受け継いだ物がある、それを
そう言うと皆料理を食べ終え、各々で時間を過ごす。
空を見上げる者、黒き谷を見据える者、瞳を閉じて感傷に浸る者、だがその誰もの中に一人の青年の若かりし頃が思い出される。
そうして彼ら彼女らは一つの答えに行き着く。
「「「「「「「
ここは竜の谷、誰もがその終焉を願う場所、世界の最果て、
木造りの家の前には二つの団旗が交わっていた。
――雷霆とその剣を模した紋様【
――王冠を賜りし美の神と杖の紋様【
神時代最強の眷属達の生き残りは、彼の約束の地にて最後の英雄を、
「とりあえずあの子が女を連れてきたらその女の前に立ちはだかって『嫁の作法を教えてやろう』と言って出迎えてやる」
「「「「「「その子が泣いて逃げるからやめろ!!!!」」」」」」
「五月蝿いぞ――【
「「「「「ゴスペルパンーーーチ!!!!!」」」」」
理不尽な一撃を持って彼等はいつも通りその屋根を大破させて放物線を描く。
何故かは分からん、あの時、あのクソ坊主に討たれた後、何かに説かれて俺は市壁の外へと赴いた。
今は思い出せない何かに説かれて、私はエレボスと共にあの場を後にした、本当ならあのままこの身を灰に返すと決めていたのに。
俺達は生き残っちまった。何故かは分からん。だけどあの子の軌跡を見れるのなら、この泥の味は案外悪くないな。
最後の心残りが消えるのなら、あの子を…メーテリアの忘れ形見を、その軌跡を見れるのなら、この生活も悪くないな。
今回のお話は短いです、正直今回はゼウスとヘラのファミリアについて書きたかったから書いただけです。
彼等は今も竜の谷にて終焉の訪れを引き伸ばしています。
本来なら全滅するはずでしたが、そこは傑物達、ベルを一人に住まいと死力を振り絞りなんとか生き残りました、彼らが生きていることをベルは知りません。
彼らは没落した自分たちを見てベルに幻滅されるのが嫌で会っていません。
アルフィアとザルドだけがベルと暮らし、大抗争の少し前にエレボスと共にオラリオの地へと行きます。
ベルはその1年後にオラリオに行き、そこでロキと出会い、そこで嫌々
今回はここまで、次回をお楽しみに!!!