タイトルの通り、クッパ様がディアボロス教団によってミドガルに召喚されたその導入です。
小説の執筆に生成AI(Gemini)を使ってますのでそういうのが無理な方はご注意を

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陰実の世界にクッパさまがやってきたようです 導入部分のみ

 薄暗い地下遺跡の最奥。張り詰めた空気の中、松明の炎が怪しく揺れていた。

床に血文字で描かれた巨大な魔法陣を囲むのは、黒いフードを深く被った不気味な男たち――世界を裏から支配する組織、ディアボロス教団の教団員たちである。

数百年もの研究、数多の犠牲。全てはこの夜、世界を滅ぼすほどの力を持つ「古の魔獣」、あるいは「ディアボロスの雫」の適合者を異界から呼び出すために捧げられてきた。

 

「ついに、ついにこの時が来た……!」

 

首謀者である教団員の一人の男が、狂気に満ちた声をあげる。

彼らが一斉に召喚呪文をを詠唱すると、魔法陣からどす黒い魔力の奔流が吹き上がり、空間そのものを激しく歪ませた。大気が震え、壁がひび割れるほどの圧倒的な質量と生命エネルギーが、その中心に集束していく。

 

「おお……これぞ我らが求めていた至高の闇! 世界を恐怖で支配する至高の魔獣よ!!」

 

待ち望んだ「異界の魔獣」の降臨に、教団員たちは歓喜に震え、手にした「眷属化の首輪」を掲げた。

しかし、もうもうと立ち込める爆煙が晴れたそこに佇んでいたのは、彼らが想像していたドロドロの魔獣でも、冷酷な魔神でもなかった。

それは、禍々しいトゲのついた巨大な緑色の甲羅を背負い、燃え盛るような赤いタテガミを揺らす、圧倒的な巨躯を誇る**「カメ族の大魔王」**だったのだ。

 

「……ゲホッ、ゲホッ! なんなんだ、この煙は!?」

 

地鳴りのようなダミ声が、地下遺跡に響き渡る。

巨漢は鬱陶しそうに手で煙を払うと、自身の腕や鋭い爪を見つめ、それから不機嫌そうに周囲のフード男たちを見下ろした。

 

「おい、ここはいったいどこだ? ワガハイはたしかピーチ姫を拐う計画をカメックに演説していたはず……」

 

教団幹部は一瞬、そのあまりにも「想定外のビジュアル」に呆気に取られた。しかし、その身体から溢れ出る、世界の理を書き換えかねないほどの生命力は本物だ。幹部はすぐに邪悪な笑みを取り戻し、一歩前に踏み出した。

 

「ふははは! 姿形などどうでもよい! さあ、偉大なる我が教団の呪いの首輪を受け入れ、忠実なる眷属として世界を滅ぼす駒となるのだ!」

 

教団の精神支配術式が組み込まれた首輪が、大魔王の首へと投げられる。教団の呪いは強力であり、並の魔獣であれば一瞬で自我を失い、傀儡と化すはずだった。

だが、彼らは致命的なまでに知らなかった。

この大魔王の、宇宙一タフな肉体と、強固すぎる自我の強さを――。

ガキィィン!!と首輪は彼の首に触れた瞬間、精神を汚染する間もなく、その強靭な皮膚によってただの玩具のように弾き飛ばされ、床で虚しく火花を散らした。

 

「あ……? 精神支配の呪いが、効いて……いない……!?」

 

愕然とする教団員の男。

クッパは弾かれた首輪を一瞥すると、鼻からフンと煙を吹き出し、拳をゴキゴキと鳴らした。その瞳に、大魔王としての怒りの炎が宿る。

 

「キサマ、誰に向かって『首輪を付けろ』だの『駒になれ』だの抜かしている……?調子に乗るのも大概にしろ!」

 

クッパは大きく息を吸い込み、胸を膨らませた。周囲の魔力が、彼の口元へと強引に収束していく。教団の魔術師たちが悲鳴をあげるが、時すでに遅く

 

「ワガハイを誰だと思っていやがるーーーーーっ!!!」

 

ドバァァァァァァァン!!!

 

クッパの口から放たれたのは、魔力をも焼き尽くす圧倒的な大熱量――「クッパブレス」であった。

一瞬にして地下遺跡は激しい業火に包まれ、教団が数百年にわたり隠し持ってきた秘密の隠れ家は、その一息だけで跡形もなく炭化し、崩壊した。

 

「ふぅ……。まったく、変な連中に絡まれたな」

 

黒焦げになった遺跡の瓦礫をガラガラと撥ね退け、何事もなかったかのように立ち上がるクッパ。彼は広大な夜空を見上げ、ここが自分のいたキノコ王国ではないことといままでの経験を思いだし、つまり「異世界」へ飛ばされたのだと直感的に理解した。

だが、大魔王の行動目的は、世界が変わろうとも1ミリもブレない。

 

「おいお前ら! ……って、我がクッパ軍団はまだ誰も来ていないか。まぁいい、まずは情報収集だ」

 

クッパはニカッと不敵な笑みを浮かべ、夜闇に包まれた見知らぬ異世界の空を見据えた。

 

「ここが何処なのかわからんが、この世界はワガハイ、大魔王クッパさまのものにしてやる!ガハハハハ!!」

 

こうして、ディアボロス教団の特大の誤算により、異世界からの大魔王が解き放たれてしまったのであった。

そして、元の世界――キノコ王国にそびえ立つクッパ城の謁見の間は、未だかつてない大パニックに包まれていた。

 

「クッパさまーーーっ!! どこへ行かれてしまったのですかーーーっ!?」

 

クッパの側近の一人であるカメ族の魔法使いカメックは、度の強い丸眼鏡をガタガタと震わせながら、部屋中を探し回っていた

つい数分前まで、クッパはいつも通り「次こそピーチ姫をさらう完璧な作戦」を熱弁していたのだ。しかし、演説の途中で床に突如として禍々しい幾何学模様の魔法陣が浮かび上がったかと思うと、凄まじい魔力の渦が大王の巨躯を丸ごと飲み込み、一瞬にして消し去ってしまった。

カメックの探知魔法を以てしても、大王の気配は完全にロスト。この世界のどこにも存在しない、つまり「次元の壁を越えた異界」へ連れ去られたのは明白だった。

 

「これはいけません、これはいけませんぞ……! 誰がこのような不届きなことを……! クリボー! ノコノコ!クッパ軍団!七人衆!ぼさっとするな、早く異世界観測用の魔法具を準備せんかーい!!」

 

普段の冷静さを完全に失い、クッパ城全域に魔法でアナウンスをあげながら金切り声をあげるカメック。

そこへ、ガシャガシャとけたたましいエンジン音を響かせながら、空中クラウンに乗った小さな影が飛び込んできた。

 

「カメック、うるさいぞ! パパが急にいなくなって、ボクが一番びっくりしてるんだからね!」

 

クッパJr.である。彼はまだ幼いながらも、大魔王の息子としてのプライドをその小さな胸に秘め、よだれかけをキリッと引き締めながらカメックの前に立ちはだかった。

 

「ぼ、ぼっちゃん!! 大変なことになりました、クッパさまが何者かの召喚術によって、別の世界へ拉致されてしまい――」

「ふん、そんなの見てればわかるよ! でも、パパが誰かに負けて捕まるわけないじゃん!」

 

カメックが慌てているのも意に介さずJr.は生意気に腕を組み、不敵な笑みを浮かべた。

 

「どうせ、どこかの生意気な奴らがパパの強さに恐れをなして、神頼みみたいに呼び出したんだよ。今頃パパのやつ、呼び出した相手をこてんぱんにして、『ワガハイを誰だと思っていやがる!』って大暴れしてるに決まってるもん!」

「そ、それは確かに……クッパさまのタフさと破壊力なら、どこの世界に行こうとも遅れは取りませぬが……しかし、クッパさまお一人だけではなにかと心配でございます!」

 

カメックは涙目でハンカチを噛んだ。

クッパ大王は強大だが、細かい事務処理や城の管理、そして何よりキノコ王国でも大乱闘の世界でもない異世界で孤立し強大な敵にやられてはいないか。それがカメックにとって最大の懸念だった。

 

 

「よし決めた! カメック、ボクたちもパパを追いかけるぞ!」

 

Jr.がクラウンの操縦桿をぐっと握りしめ、前方を指差す。

 

「ぼっちゃん!? 異世界への扉を開くなど、どれだけの魔力が必要か……!」

「そんなの、カメックの魔法とボクのメカの力を合わせれば一発だよ! それに、パパがいない間に、その『異世界』ってところにカッコいいお城があったら、パパより先にボクが手に入れて驚かせてやるんだ!」

 

「ガハハ!」と父親そっくりの笑い声をあげるJr.を見て、カメックは眼鏡の位置を直しながら、深くため息をついた。だが、その瞳には忠臣としての強い光が戻っていた。

 

「……やれやれ、ぼっちゃんの無鉄砲は大王様譲りですな。わかりました! このカメック、命に代えましても異世界への道を開門してみせましょう! クッパ軍団の恐ろしさを、大王様を呼び出した不届き者に骨の髄まで叩き込んでやるのです!」

 

カメックが魔法の杖を掲げると、先端の宝石が怪しく、そして強烈に輝き始める。

 

「おい、お前たち! 全軍に通達だ!」

 

Jr.が城のバルコニーから、眼下に集結しつつある軍団兵たちを見下ろして叫んだ。

 

「これより、クッパ軍団はパパの救出……いや、『異世界侵略作戦』を開始する! メカクッパもハンマーブロスもキラー砲台も船艦も、持てるだけの兵器を全部、詰め込め! パパを誘拐したバカどもに、僕たちの恐ろしさを教えてやるんだ!!」

 

「ウオォォォーーー!!」と、城中から湧き上がるクリボーやノコノコたちのドス黒い(しかしどこか陽気な)大歓声。

こうして、クッパが異世界の地下遺跡を一息で灰にして異世界ミドガルの侵略を決めたその裏で、クッパ軍団は、世界の壁を力づくで破るための大規模転移魔法の構築へと動き出したのだった。

 

これはシャドウガーデンでもディアボロス教団でもない異世界から現れた悪の軍団がミドガルを侵略する物語。その幕開けである


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