【完結】転生したらウィーズリー家の庭小人だった件〜ぶん投げ人生にさよならを〜 作:kobu015
舞台は、魔法使いの一家・ウィーズリー家の庭。そこに棲みつく「庭小人(ガーデン・ノーム)」たちと、彼らを毎日ぶん投げる赤毛の一家を、ざっと紹介します。本編に入る前の、ゆるい予習にどうぞ。
■庭小人たち(このお話の主役)
◆俺(主人公)
前世はしがない本好きの人間。気づいたら、ウィーズリー家の庭で「ジャガイモ頭の害獣」になっていた。リンゴほどの背丈に、やたら硬い石頭。中身だけが人間のまま、庭で唯一の常識人にして、ツッコミ役を務めるはめに。馬鹿な仲間に呆れながらも、いつのまにか情がうつっていく。そして実は、誰にも言えない秘密を、たった一人で抱えている。
◆ノロウ
天然で、大の方向音痴。ほんの数歩で迷子になる名人で、口癖は「あれぇ〜、ここどこ〜?」。頼りなさは天下一品だが、なぜか肝心なところで、ふっといいことを言う。今は主人公の巣に居候中。
◆グリット
無類の石ころコレクター。そのへんに転がる石を「最高にピカピカで特別だ!」と本気で信じ込み、宝物にしてしまう。一度握った石は、てこでも離さない。
◆ポルカ
大の宴会好き。理由がなくても「今日はそういう気分だ!」と宴を開いてしまう困った性分。主食はミミズ料理で、ポケットにはいつも食べ物が詰まっている。
◆スピナー
庭いちばんの噂好き。情報源は、物置やレンガの下で拾ってきた古新聞の切れ端。中身はだいたい、古いか、間違っているか、どうでもいいかのどれか。それでも本人は、いつも自信満々。
◆チップス
自称・天才の作戦立案家。名案を思いつくたび、なぜか決まって主人公を巻き込む。ただし、その「名案」が成功したためしは、ただの一度もない。
◆ロック
世界一硬い石頭だけが自慢の、頭突きバカ。「頭さえあれば、俺は無敵!」が信条で、暇さえあれば木に頭突きをして、木のほうを弱らせている。
◆メロウ
庭小人界きってのナルシスト。女の子に目がなく、人間の落とし物を拾っては、ひとりで勝手にときめいている。拾った新聞の恋愛指南の受け売りで、今日も色男を気取る。
◆グランポ
庭の長老。昔話が大好きだが、その話には決まってオチがない。手にした立派な杖は、よく見るとただの木の枝。物知り顔のわりに、肝心の話はいつも途中で脱線して、どこかへ行ってしまう。
■ウィーズリー一家(庭小人を毎日ぶん投げる人々)
アーサー … 一家の父。マグル(非魔法族)の道具が大好きで、庭小人を「面白い奴ら」と言って、一人だけ妙に甘い。
モリー … 一家の母。庭小人退治を取り仕切る、肝っ玉の据わったお母さん。怒らせると、鍋が飛ぶ。
フレッド/ジョージ … いたずら好きの双子。庭小人を誰よりも遠くへぶん投げる、いわば天敵。
ロン … 末の息子で、あの「生き残った男の子」の親友。
ジニー … 七人きょうだいの末っ子で、唯一の女の子。おてんばで、芯が強い。
ビル/フラー … 長男と、その花嫁。二人の結婚式が、やがて隠れ穴の庭に、大きな出来事を呼び込むことになる。
パーシー/チャーリー … 三男と次男。それぞれの場所で生きる、兄たち。
■その他
ハリー・ポッター … 言わずと知れた、あの物語の主役。庭小人ごっこでは、なぜか「ハリノ・ポター」とネタにされている。
ハーマイオニー・グレンジャー … ハリーの親友。彼女の何気ない落とし物が、庭小人たちに、妙な影響を与えることになる。