ドラえもん
「大事な友達だよ。頭の回転が速いし、周りをよく見ているし、僕たちが気づかなかったことにも真っ先に気づいてくれる」
「でもね!」
「知らない扉を見つけたら調べる! 迷子を見つけたら最後までついていく! 帰れと言われても帰らない! 結界があったら後をつけて入る! 怪しい手鏡を“念のため”って旅行へ持っていく!」
「危険なことに首を突っ込む前に、まず僕たちへ相談してよ!」
**インタビュアー**
「一言で表すなら?」
[chapter:「頼れる友達で、最大級の心配の種!」]
[newpage]
のび太
[chapter:「#朔夜は優しいよ。僕が失敗しても、すぐ怒ったり笑ったりしないし」]
「ピー助やフー子たちのことも、一緒に探してくれたんだ」
「それに僕がサンタは本当にいるって言った時も、最初から馬鹿にしないで調べてくれたし」
「でも、夏休みの宿題を全部終わらせていたのは許せない」
**インタビュアー**
「なぜですか?」
「同じ小学生だと思ってたのに!」
[newpage]
しずか
[chapter:「勇気があって、とても優しい子よ」]
「誰かを守ろうとする時、自分が傷つくことを全然考えないの。そこはもう少し、自分のことも大切にしてほしいわ」
「それと……王子様の衣装、本当に似合っていたのよ」
**インタビュアー**
「ずいぶん印象に残っているんですね」
「そ、それは劇の衣装としてよ!」
[newpage]
ジャイアン
[chapter:「根性のある奴だ!」]
「危ない時にも逃げねえし、仲間が捕まったら絶対に助けに行く。そういう奴は俺様の大事な仲間だ!」
「ただ、もっと飯を食え! 力を使うたびに倒れてたら話にならねえぞ!」
「今度、俺様が栄養満点の料理を――」
**スネ夫**
「それを食べたら別の意味で倒れるよ!」
スネ夫
[chapter:「正直、普通じゃないよね」]
「妖怪や魔女だけならまだしも、神獣や蛇王、未来の警察、吸血鬼にまで目をつけられてるんだよ?」
「本人は自分を普通だと思ってるみたいだけど、どう考えても無理があるって」
「まあ……危険な時に逃げないところは、少しくらい格好いいと思うけど」
**インタビュアー**
「素直に褒めては?」
「少しだけって言っただろ!」
[newpage]
出木杉
[chapter:「興味深い友人だと思うよ」]
「朔夜さん自身もそうだけれど、彼女の周辺では、異なる時代や世界の現象が不自然なほど交差している」
「本人には偶然に見えているようだけど、何らかの法則があるんじゃないかな」
「ただ、調査対象としてではなく、まず友人として安全を優先するべきだとは思っているよ」
[newpage]
ナツメ
[chapter:「かわいい後輩です」]
**インタビュアー**
「即答ですね」
「強くて頼りになるけど、自分がどう見られているのか全然分かっていないんですよ」
「かわいい服を着せても、すぐフードや上着で隠すし。知らない人についていくし、人混みではぐれるし」
「だから、私としずかちゃんがしっかり見ていないと」
**朔夜**
「僕は子供じゃないよ!」
**ナツメ**
「小学六年生は子供だよ」
[newpage]
トウマ
[chapter:「信頼できる仲間だよ」]
「戦いの中でも冷静に周囲を観察し、敵の弱点を見つける。判断も速い」
「だが、自分自身に関することだけは、驚くほど鈍い」
**インタビュアー**
「どういう意味でしょう?」
「……本人が気づくまで、黙っておくよ」
[newpage]
アキノリ
[chapter:「すごい奴だよ!」]
「玄武に認められたり、湖を割ったり、妖聖剣を使ったり!」
「でも本人に聞くと、『僕も何が起きたのかよく分からなくて』で終わるんだ!」
「自覚なしで神様みたいなことをするのが、一番怖いよ!」
[newpage]
ケータ
[chapter:「最初は、妖怪が見える普通の友達だと思ってたんだ」]
**ウィスパー**
「妖怪が見える時点で普通ではございません!」
ケータ
「最近は神様みたいな力まで使い始めたし……」
[chapter:「でも、朔夜は朔夜だよ。困っている妖怪を、すぐ悪者だと決めつけないところが好きかな」]
[newpage]
鬼太郎
[chapter:「危険な場所へ自分から入っていく、困った子です」]
「何度来るなと言っても来る。帰れと言っても帰らない。自分より他人を優先して、無茶をする」
「ですが、あの子がいなければ救えなかった人や妖怪も多い」
「だからこそ、これ以上危険な目に遭わせたくないと思っています」
**インタビュアー**
「弟のような存在でしょうか?」
「……そうかもしれません」
[newpage]
猫娘
[chapter:「危なっかしくて、放っておけない女の子」]
「見た目や話し方のせいで男の子に間違えられやすいけど、本人も訂正しないのよ」
「それに、人狼とか蛇王とか神獣とか、変なのに目をつけられすぎ!」
「何なの、あの人外ホイホイ体質!」
**インタビュアー**
「かなり心配しているんですね」
「当然でしょ。女の子一人で吸血鬼の群れに飛び込むような子なのよ?」
[newpage]
目玉おやじ
[chapter:「礼儀正しく、心根の優しい少年じゃ」]
「じゃが、あの力は単なる霊感や妖力では説明がつかん」
「青い宝石、神降ろし、四神の反応、月にまつわる数々の兆候……偶然で片づけるには、あまりにも重なりすぎておる」
**インタビュアー**
「では、彼は何者なのでしょう?」
「それが分かれば苦労はせんわい」
[newpage]
犬山まな
[chapter:「かわいい後輩!」]
「私も昔、鬼太郎や猫姉さんたちの事件に巻き込まれていたから、朔夜ちゃんの気持ちは少し分かるの」
「周りが心配するのも分かるけど、何も教えずに遠ざけられるのって寂しいんだよね」
「だから、止めるだけじゃなくて、ちゃんと話を聞いてあげたい」
「もちろん本当に危ない時は止めるよ。先輩だから!」
[newpage]
砂かけ婆
[chapter:「礼儀正しいが、とんでもなく無茶をする坊やじゃ」]
「鬼太郎も人のことは言えんが、あの二人が揃うと、危険な方へ一直線じゃからのう」
「せめて帰ってきた時くらいは、腹いっぱい食べさせてやらんとな」
[newpage]
ねずみ男
[chapter:「いやあ、実に将来有望な少年ですよ!」]
「鬼太郎、未来のロボット、魔女、神獣まで知り合いなんでしょう?」
「その人脈を生かせば、講演会、握手会、特別なお守り販売――」
**猫娘**
「朔夜を金儲けに使ったら承知しないわよ」
「じょ、冗談ですって!」
[newpage]
石動零
[chapter:「言うことを聞かないガキだ」]
「帰れと言ってもついてくる。関わるなと言っても結界へ入る」
「他に隠し事はないかと聞けば、後から妖怪探偵団だの鬼太郎だの魔女だの、次々と新しい名前が出てくる」
「いったい、あいつの知り合いは何人いるんだ」
**インタビュアー**
「嫌いなのですか?」
「誰がそんなことを言った」
**インタビュアー**
「では、大切に思っている?」
「……次の質問へ行け」
[newpage]
伊吹丸
[chapter:「稀有な童よ」]
「強き力を持ちながら、それを己がためには振るわぬ。されど、己の身をあまりにも軽んじておる」
「力ある者が自らを顧みぬことほど、危うきものはない」
「それに、あの青き宝玉……ただの妖具ではあるまい」
**インタビュアー**
「正体に心当たりが?」
「ない。ゆえに見極めておる」
[newpage]
酒呑ハルヤ( 酒呑童子)
[chapter:「朱夏様ではない、な」]
**インタビュアー**
「それだけでしょうか?」
「……少なくとも、現時点ではそう判断している」
「だが、四神や妖聖剣があれほど反応する少年を、ただの人間と考えるほど私は愚かではない」
「梟には勝手に動くなと命じてあるが…」
**インタビュアー**
「朔夜さんを守っているのですか?」
「監視だ」
[newpage]
梟
[chapter:「あの少年が朱夏様である可能性は捨てきれません!」]
「妖怪ウォッチを持たず妖怪を認識し、玄武の力を宿し、神降ろしまで行った!」
「転生によって姿や性別が変化している可能性まで考慮すれば――」
[newpage]
島之内(洞潔)
[chapter:「勇敢な少年だ」]
「土蜘蛛の糸に囚われながらも、仲間を先に救った」
「己の限界まで力を使い、意識を失う寸前まで他者を案じていた」
「危ういが、信頼に値する」
[newpage]
蛇王カイラ
「あの少年には、不可思議な懐かしさを覚える」
「初めは胸元の宝石に宿る古き気配が原因だと思っていた。だが、それだけでは説明がつかぬ」
「弱き者を見捨てられず、己の身を顧みず、なお自らを特別とは思わぬ」
[chapter:「実に危なっかしい少年だ」]
**インタビュアー**
「守りたいと思っている?」
「我はただ、興味深き存在が失われぬよう見張っているだけだ」
[newpage]
朱雀
[chapter:「資格を持つ人の子だ」]
「未熟ではあるが、力によってではなく、心によって道を開く」
「ゆえに、見届ける価値がある」
[newpage]
麒麟
[chapter:「面白い少年だ」]
「本人の妖力とは別に、古く大きな何かが重なっている」
「だが、本人は何も知らぬらしい」
「無知は幸福であり、同時に危険でもある」
[newpage]
玄武
[chapter:「生意気な小僧だ」]
「我が力へ抗い、あまつさえ御霊をその身から引き剥がすとは、不遜極まりない」
「だが、仲間を守ろうとする意志だけは本物であった」
「ゆえに我が力を貸した。それ以上でも以下でもない」
**朱雀**
「随分と気に入っているようだな」
「黙れ、朱雀」
[newpage]
アニエス
[chapter:「変な事件に巻き込まれすぎなのよ、あの子!」]
「会うたびに妖怪に追われていたり、吸血鬼に囲まれていたりするじゃない!」
「もっと普通にお菓子を食べたり、遊びに行ったりすればいいのに」
**アデル**
「お前が危険な召喚儀式へ巻き込んだこともあったな」
アニエス
「それは反省してるわよ!」
[newpage]
アデル
「礼儀正しく、判断力のある少年だな」
「ただし、妹と一緒に行動すると、危険な事態へ巻き込まれる確率が大幅に上昇する」
**アニエス**
「私が原因みたいに言わないで!」
「事実を述べただけだ」
[newpage]
満月美夜子
「非常に興味深い観測対象――なんて言ったら怒られてしまうわね」
「もちろん、大切な友人よ」
「でも、彼の周囲では、天文学、魔法、神話、異世界現象が異常なほど交差している」
「青い宝石と予言書の“月のチカラ”が無関係とは思えないわ」
[chapter:「本人を危険にさらさない形で、科学と魔法の両面から調べたいと思っているの」]
[newpage]
満月博士
[chapter:「興味深い少年だ」]
「ただし、彼自身を実験対象として扱うつもりはない」
「観測すべきは、彼の周囲で発生する現象と、それらに共通する法則だ」
「魔法であれ神の力であれ、現象として発生した以上、必ず何らかの構造が存在するはずだよ」
[newpage]
未空イナホ
[chapter:「超弩級の怪異遭遇体質を持つ少年です!」]
「妖怪、異世界、未来、神格、宇宙生命、都市伝説!」
「これだけの未知との遭遇ジャンルを一人で網羅する人物は、そういません!」
「鬼谷君を中心に二十四時間の定点観測を行えば――」
**USAピョン**
「勝手に観測対象にするんじゃないダニ!」
[newpage]
日陰マオ
[chapter:「あるべき場所へ、戻りつつある子だよ」]
**インタビュアー**
「どういう意味ですか?」
「そのままの意味」
「でも、答えは僕が教えることじゃない」
「彼自身がいつか思い出すか、誰かから知らされるか……その時が来るまではね」
[newpage]
クルト
「黒い扉について調査を依頼してきた、非常に行動力のある少年ですね」
「ただ、未来科学でも解析できないものを日常的に持ち込まれると、研究者としては困るというか、喜ばしいというか……」
[chapter:「次に何か発見した時は、現場へ入る前に連絡してほしいです」]
[newpage]
### ヒャッコイ博士
「最初は普通の異星人の少年かと思っていたんじゃが……」
「妖怪と会話し、弓で怪物の核を射抜き、別の星と自由に行き来する」
[chapter:「普通の定義が分からなくなってきたわい」]
[newpage]
サーベル隊長
[chapter:「恩人だ」]
「彼の矢がなければ、私は狂気に呑まれたまま、再び王国を滅ぼしていただろう」
「命を救われただけではない」
「自らの罪と向き合い、贖罪する未来を与えられた」
「この恩は生涯忘れぬ」
[newpage]
ペコ
[chapter:「大切な友人です」]
「王国が再び危機に陥った時、彼は何の関係もないはずなのに、私たちを助けるために来てくれました」
「王として、そして友人として、心から感謝しています」
[newpage]
フー子
「フー!」
**インタビュアー**
「朔夜さんのことが好きなのですか?」
「フー!」
**のび太**
[chapter:「安心できる相手だって思ってるみたい」]
[newpage]
ウォルフガング
[chapter:「実に興味深い小娘だ」]
「華奢な外見に似合わず、獲物を観察する目を持っている」
「戦場の混乱の中で、最も脆い一点を見つけ出し、迷わず射抜く」
「そして、この私へ矢を当てた」
「忘れられるはずがないだろう?」
**インタビュアー**
「復讐したいのですか?」
「復讐?」
「いや。もっと近くで知りたいのだ」
「何を恐れ、何を守り、どこまで追い詰めれば、あの力を見せるのか」
「……あの少年のすべてをな」
[newpage]
カミーラ
[chapter:「面白い坊やね」]
「普通の人間にしか見えないのに、鬼太郎、魔女、四神にまで守られている」
「本人を傷つけたら、どれほど多くの者が悲鳴を上げるのかしら?」
「考えただけで楽しくなってしまうわ」
**猫娘**
「今すぐぶっ飛ばす!」
[newpage]
バックベヤード
[chapter:「あの少年自身に価値などない」]
「鬼太郎たちを誘い出し、混乱させるための駒にすぎぬ」
「ただし、あの力が我らの計画を妨げるというのなら、早々に排除すべきであろう」
[newpage]
赤髪の女性
[chapter:「……ただの子供よ」]
**銀のペンダントの声**
『偽りを申すな』
「黙って」
『あれを恐れておるのだろう』
「違う」
『ならば、なぜ始末せぬ?』
「まだ利用価値がある。それだけよ」
『幼き子供を殺すことが恐ろしいか』
「……次の質問は?」
[newpage]
銀のペンダントの声
[chapter:『障害だ』]
『あの少年は、自らの価値も、宿す力も理解しておらぬ』
『無知であるうちに消すべき存在よ』
『さもなくば、いずれ我らの計画そのものを断ち切るであろう』
[newpage]
[chapter:朔夜の母]
「優しくて、真面目で、自慢の娘です」
「でも、次に何か隠していることが分かったら、正座だけでは済ませません」
[newpage]
朔夜の父
[chapter:「少し頑固だけど、正しいと思ったことから逃げない子です」]
「もちろん心配はしています。でも、あの子を家へ閉じ込めれば、それですべて安全になるとも思えない」
「ただ……母さんに黙って外出する時、僕を共犯にするのはやめてほしいかな」
[newpage]
母方の祖母
「朔夜は朔夜じゃよ」
「何が見えようと、どんな力を持っていようと、わしの孫であることに変わりはない」
「帰る場所に困った者がおれば、連れてくればええ」
「人間でも妖怪でも、大型犬でもな」
[newpage]
最後に本人へ質問
**インタビュアー**
「皆さんから、かなり心配されていますね」
**朔夜**
「えっ、そんなに無茶しているつもりはないんですけど……」
**一同**
「してる!」
**朔夜**
「ご、ごめんなさい!」
**インタビュアー**
「それから、あなたを男の子だと思っている方が大勢いました」
**朔夜**
「……やっぱり僕、そんなに男の子に見えます?」
ドラえもん組と妖怪探偵団、まな、猫娘がそっと目をそらす。
**朔夜**
「どうして誰も答えてくれないの?」
**ナツメ**
「見えるよ」
**朔夜**
「即答!?」
少し離れた場所では、朔夜を少年だと思っている者たちが首を傾げていた。
**ウォルフガング**
「妙な質問だ。あれが小娘であることに疑いなどあるのか?」
事情を知る一同が、一斉にウォルフガングを見る。
**ウォルフガング**
「……何だ、その目は?」
**朔夜**
「?」
真実を知る日は、まだ少し先のことだった。