チュパカブラとビッグフットとモンゴリアンデスワームの特異点って何…?
というか、謎丸が一切疑問に思っていないあたりが………もう手遅れですね。
そうして、SRXチームは実機を使った訓練を同じく地球連邦軍の戦車隊と行うのである。
リュウセイは基本的にコミュ強で礼儀が(相手にもよるが)正しいため、戦車隊の人達にも「新兵ですが胸を借りるつもりでやります!よろしくお願いします!!」と通信を入れた、これには戦車隊の隊長ハルマ中尉も「えらく趣味的かつ素直なのが来たなぁ」という感想を持った。
「じゃあ作戦を説明するわよ、リュウがメガメカエリチャンでフォワードね」
「まぁ、メガメカエリチャンは特機だし前衛だよね」
「戦車の砲撃などで今更私のボディに傷などつけられないコトを証明して差し上げましょう」
「(当たり前の様に会話に混ざっている…)」
「ライはバックスよ、私と一緒にリュウのフォローよ」
「………了解」
(この頃のOGでは「意思を持つ機体」は喋らないサイバスターくらいなので、ライは内心で滅茶苦茶動揺していた)
そして、いざ初めてのチームプレイを行うSRXチームであったが………
「うおおおお〜!コヤンスカヤに教わったところだ!!戦車はひっくり返るのが弱点!!!」
「片っ端からひっくり返します」
まるで池の亀をひっくり返す大阪の如く、戦車を片っ端からひっくり返して行くリュウセイ。
多少の砲撃ならモノともしないメガメカエリチャンの装甲と砲撃を掻い潜るスピードと戦車をひっくり返せる馬力があっての結果だ、ハルマ中尉やライも内心で「ウッソだろ、オイ…」と唖然としている。
SRXチームは本来ならば敗北するところを勝利してしまった…しまったのだ。
そして反省会。
「うーん、やっぱり勝てたとはいえメガメカエリチャンの性能有きだし俺のスタンドプレーになったのが良くないよね、戦場に次は無いけれど幸いにもこれは模擬戦。反省を実戦に活かすために、俺もチーム戦の勉強と訓練をもっとするよ!」
「勤勉なのは良い事です、パイロット。まぁ、今回は私が兵器として相手よりも優秀だというのもありましたが」
「リュウ……そうね、今回は勝てたけれどメガメカエリチャン頼りになってしまったわ。私達もフォローアップやフォーメーションの訓練を多く取る様にしましょう」
「………………俺も、まさかあの様な手で勝つとは想像出来ずに援護の手を止めてしまった。この反省は活かさなければならない」
原作とは違い、勝っても調子に乗らず素直且つ謙虚なリュウセイ、そしてその影響はチームメイトにも伝わって行くのである。
そして、反省会が終わりトイレに行きたくなったリュウセイであったがトイレを探しに迷い込んだ先で戦車隊の人達に何やら絡まれていた、メカエリチャンが居たら彼らは死んでた(事実)
大体、原作通りの挑発と罵倒………後はメカエリチャンの悪口、だが肝心のリュウセイは湧き上がる尿意のせいでよく聞いていなかったのである、だって尊厳崩壊の危機だし。
ただ常に持ち歩いているレコーダーにはバッチリ録音されていたので戦車隊の人達の未来はお先真っ暗であろう、どのくらいお先真っ暗と言うとこの後テンザンに嬲り殺しにされて生き残ってもメギロードに誘拐されて生体ユニットに加工されて魂もあの世で地獄行き判決になるレベル………スパロボ主人公に対するモブの嫌な奴ムーブの弊害とはそれだけ恐ろしいのだ。
これが皆大好きゴッフ新所長やガンダム で言うとグエル先輩レベルで有能で良い人で人間出来てて愛されキャラならば挽回の余地はあるのだろうが、彼らは名前すらクレジットに乗らないモブ………しかもスパロボなのに旧式戦車乗り、もはや完全に詰んでいる。
(スパロボで戦車乗りたいのなら最低ラインがゲッター3である)
なお、部下を叱りに来たハルマ中尉と迎えに来てくれたライのおかげで無事にトイレには間に合った、17歳にして漏らすとかいうある意味で人生最大の危機は去ったのである。
次の日、再び訓練を始めようというところでエマージェンシーコール、輸送機がアウノウン………空を飛ぶPTらしきモノに襲撃されているというのだ。
アウノウンは現在は戦車隊に狙いを定めたというのだ、早速救援に向かおうとしたリュウセイなのだが………
「昨日、パイロットと私を愚弄した連中を何故助けにいかねばならないのです。罰が当たったと考えるべきでは?」
「メカエリチャン!!新所長だって最初アレだったじゃん!!」
「ゴルドルフを出されたらしょうがないですね…」
救援を渋るメカエリチャンを「説得」するリュウセイ、勇者シリーズでもあったが機体に意思があるという事はこういう事も起こるのだ。
そして、1ターン遅れて戦車隊の救援に駆けつけたSRXチーム、黄色く塗られた機体………テンザンの乗るリオンが空中から戦車隊を蹂躙していた。
「援護防御!!メガメカエリチャンの装甲を舐めるな!!!」
「この程度ならば『鉄壁』を使う必要もありません」
「テメェ!そのふざけた機体は………!!ぶっ殺してやるっての!!!」
バーニングPT大会で敗北した記憶が蘇り、メガメカエリチャンを集中攻撃するテンザン、その隙に戦車隊は撤退した、タゲ集中である。
「リュウばかりに気を取られないことね!!」
「大尉!リュウセイが攻撃を引きつけている内にこのフォーメーションを!!」
ライが即席で組み上げたフォーメーション攻撃、メガメカエリチャンがその装甲で囮になっている間にライとアヤが遠距離攻撃を決めるという動きを行う SRXチーム………リオンは手足を切断されて堪らず逃走した。
「ありがとう2人とも…」
「礼には及ばん」
「私達はチームなんだもの、3人で助け合わないとね!」
「チームメイトに恵まれましたね、パイロット」
こうしてリュウセイ達は初の「チームでの実戦」を生き残ったのである、ちなみに今回のSRポイント獲得条件の「戦車隊の離脱」もこなしたのでバッチリだ。
そして帰りの船の中でハルマ中尉に呼び止められたリュウセイ、彼は部下ともども助けられたというお礼を告げるとリュウセイに向かってこう言うのだ。
「これからも頑張れリュウセイ・ダテ曹長。お前が守らなければいけないものの為にな!」
「………はい!!」
(滅茶苦茶キメ顔で敬礼しているが内心は「トイレ行きたい…」である)
リュウセイ・ダテはわからない 第5話 災いの尿意 完
真面目なシーンなのに滅茶苦茶トイレ行きたいの元ネタは魔法陣グルグルです。
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