TODF(テイルズ・オブ・ドラゴン・ファンタジー) 作:麵魔
ボレアス編のお話もそろそろ終わりになります
・・・ボレアス ジョアンナの城・・・
暴食の幼児「ぎぃぃぃぃあああ!!!!」
ジョアンナ「さぁ!今日はメインディッシュの前にたんとお食べ!!」
暴食の幼児のおしゃぶりが外れ、全てをむさぼろうとする口と舌がが広がる
ガロウ「エンゲージ!」
ゴジュウウルフ!!
ガロウ「気を付けろ・・・・あれに嚙まれたらひとたまりもないぞ・・・・!!」
カナタ「これが、亡くなってしまった人達が見た光景・・・・・・」
イルジオン「彼女の目を覚まさせよう。そのためにもあいつを倒すんだ!!」
イルジオン「行こうガロウ!もう悲劇を起こさないために・・・・・・・!!」
暴食の幼児「ぎぃぃあぁぁ!!」
ミゼラ「ふっ!!ファイラ!!」
ミゼラが炎の魔法『ファイラ』を唱えた放たれたが・・・・・!
暴食の幼児「ぎぃぁ!」
ミゼラ「え!!」
暴食の幼児は瞬時に避けて、嚙みつきに行く
ミゼラ「わわ!!」
カナタ「ミゼラ!」
カナタが急いでミゼラを抱きかかえ避け、暴食の幼児はそのまま通過していく
暴食の幼児「ぎぇいぃぃ!」
カナタ「大丈夫かミゼラ・・・・・!」
ミゼラ「私は大丈夫・・・・・だけど・・・・」
カナタ「これぐらい掠り傷だ・・・・・!」
カナタの右肩に切り傷が微かにあり、血が薄っすらとにじみ出ていた
ガロウ「無暗に攻撃するのはよした方がいいな。」
ガロウ「奴は顔と足しかない分ある程度の攻撃方法は予測できる・・・・・」
ガロウ「だが、あの嚙みつきと踏みつけは致命傷になり兼ねない・・・・・・・!」
モモン「だったらどう立ち回るの?」
ガロウ「奴の注意を惹きつつ攻撃しないといけない。俺が囮になる、そのうちに攻撃を仕掛けてくれ。」
ガロウがそう言うと、テガソードとウルフデカリバーを取り出して攻める
暴食の幼児「うぎゃぁぁぁ!!」
ガロウ「おっと!」
暴食の幼児が噛みつきかかるが、股の間を通り抜ける
ガロウ「はぁ!」
暴食の幼児「ぎゃぁ!!」
股を通り抜けたと同時に、切りかかり暴食の幼児は視線をガロウへと向ける
暴食の幼児「ぎぃぃやぁぁぁぁぁ!!!!」
ガロウ「ふっ・・・・・!!はぁ!!」
暴食の幼児は再び噛みつこうとするが、それを避けてさらに攻撃する。
暴食の幼児はひたすらに自分にまとわりついているガロウに攻撃し続ける
モモン「ガロウが注意を引き付けている内に、仕掛けよう!!」
カナタ「ああ!」
ミゼラ「任せて!!」
イルジオン「もちろんだ。」
暴食の幼児「ぎぃぃやぁぁぁぁぁ!!!」
ガロウ「ふっ!!はぁ!!」
暴食の幼児「ぎゃぁ!!」
ガロウ「おっと!!」
モモン「いくぞぉぉぉ!!」
ザクッ!
暴食の幼児「うぎぃ!!」
カナタ「疾空衝波刃!」
暴食の幼児「ぎぃぃ!!」
ミゼラ「ベギラマ!!」
暴食の幼児「うぎゃ!」
攻撃後の硬直で動けない所を、モモンが爪で引っかき、カナタが疾風を纏わせた大剣で攻撃
さらにミゼラがベギラマで追い打ちをかける
暴食の幼児「ぎゅぅぅぅ・・・・・ギャァァァァァ!!!!」
連続攻撃を喰らって怒りだし、手あたり次第攻撃する
イルジオン「いくぞ!!」
イルジオンが暴食の幼児の真上に浮くと、巨大な銅像へと姿を変える
イルジオン「くたばれぇぇぇ!!」
ドシィィィィン!!
暴食の幼児「イギャァァァァ!!!」
頭上からの重たいものの落下攻撃に、暴食の幼児は大ダメージを受ける
カナタ「よし!だいぶ弱って来たぞ!!」
ミゼラ「このまま・・・・・!!」
モモン「・・・・・・あそこ!」
モモンが視線を向けると、魔力を高めているジョアンナの姿だった
ジョアンナ「ああ・・・・愛しい我が子!母が・・・・この母が今助けてあげますからね!」
そういうとジョアンナは魔力を暴食の幼児はへと送り込む
ジョアンナ「私の全ての魔力を・・・・貴方に・・・!!」
ジョアンナから魔力を送られた暴食の幼児は、先ほどまで受けていた傷が癒えてしまった
ミゼラ「そ・そんな!!」
ガロウ「ちぃ!また振り出しか!!」
カナタ「だけど、また同じことをし続ければ!」
暴食の幼児「キャァハハ・・・・・!!」
暴食の幼児が先ほどから観察するかのように、見続ける
ガロウ「あの目・・・・・・・・」
モモン「よしいくぞぉぉぉ!!」
ガロウ「おい待て!!」
モモンが暴食の幼児を飛び回りながら攪乱していくが、暴食の幼児は攻撃してこずただ見つめていた
モモン「うぉぉりゃぁぁぁぁ!!」
暴食の幼児「・・・・・・・・」
モモンの攻撃を暴食の幼児は、軽々と避けた
モモン「え!?」
カナタ「はぁぁぁぁ!!」
暴食の幼児は「・・・・・・・・・・」
カナタの大剣による連撃も、暴食の幼児はこれも軽々と避ける
ミゼラ「やぁぁぁぁぁぁ!!」
暴食の幼児「・・・・・・・・・・・」
ミゼラがファイアストームを放つもこちらも同様に避けられてしまう
ミゼラ「う・嘘でしょ!」
モモン「さっきまで攻撃当たってたのに・・・・・・・・」
ガロウ「迂闊に攻撃するな。あいつは俺たちをじっと見てたからな。」
カナタ「じっと見てたって・・・・・・・」
イルジオン「観察してたんだよ。俺たちの動きを見て、どう避けるかをな。」
ガロウ「赤ん坊にしては賢いな。だが、眼が見えての前提・・・・・・・・」
ガロウ「奴の両眼を潰せば、どうにかなるが向こうはそう簡単にやらせるつもりはないだろう。」
ミゼラ「なら、その役目は私たちにやらせて。」
そういうと、カナタとモモンとミゼラが前に出た
カナタ「視線を僕たちに集中させてるうちに、両眼を攻撃してくれ!」
ガロウ「分かった。一緒に行けるかイルジオン。」
イルジオン「ああ・・・・!!」
そう言ってイルジオンにあることを言い、ゼンカイザーへと姿を変える
カナタ「よし行くぞ!」
暴食の幼児「ぎぃぃあああ♪!!」
カナタとモモンが接近し、ミゼラは暴食の幼児が視線に入る所に移動した
暴食の幼児「ぎぃぃあああ!!」
カナタ「くっ!」
モモン「うぅぅ!!見て避ける上に反撃までしてくる!!」
ミゼラ「だけど、何としても隙を作りましょ!」
暴食の幼児へと果敢に攻め、傷つきながらも攻撃するが避ける。そして・・・・・
ガロウ「今だ!イルジオン!!」
イルジオン「ああ!!」
オージャスラッシュ!!
ダイゼンカイ!!
ドガァァァン!!
暴食の幼児「ぎぃぃやぁぁぁぁぁ!!!!」
強力なビームと斬撃が、暴食の幼児の両眼へと激突しそのまま目は血で赤く染まり視力を失わせた
ガロウ「よし!お前ら下がれ後は俺たちでやる!!」
イルジオン「初めての姿だが・・・・やってやる!!」
ゼンカイザーからゴジュウウルフへと変えたガロウと、クワガタオージャへと姿を変えていたイルジオン
ガロウ「いくぞ!」
イルジオン「ああ!」
ガロウはテガソードとウルフデカリバー、イルジオンはオージャカリバーとオージャウェポンを構え接近する
暴食の幼児「うぎぃぃぃぃぃ!!」
暴食の幼児はガロウ達が近づいて来るのに、音だけで気づきそのまま暴れまくる
ガロウ「はぁぁ!!」
イルジオン「おらぁ!!」
踏みつけや噛みつきなどを攻撃する暴食の幼児の攻撃を避け、ガロウとイルジオンは斬りつける
暴食の幼児「ぎぃぃあああ!!」
ガロウ「まずは、その足から封じる!」
イルジオン「よし!」
ガロウとイルジオンは踏みつけの攻撃を避け、暴食の幼児の足の腱を斬る
暴食の幼児「ぎぃあ!」
両足の腱を斬られたことにより、暴食の幼児は前のめりに倒れる
モモン「すぅぅぅぅ・・・・・コォォォォォォ!!」
モモンは冷気を含んだブレスを吐き、暴食の幼児の足元を凍らせ・・・・!
カナタ「はぁぁぁぁぁぁ!!魔神閃淵破!!」
カナタは漆黒の力を宿した十字型の斬撃を放ち!!
ミゼラ「爆ぜて!!ブレイズオブバレット!!」
暴食の幼児の周りに、魔力の花が現れ・・・・・・・
爆発し!同時に斬撃も叩き込まれた!!
暴食の幼児「ぎぃぃあああ!!!!」
爆発と斬撃のダメージに叫び声をあげる暴食の幼児・・・・・そして!!
ウルフ!デカリバーフィニッシュ!!
オージャフィニッシュ!!
ガロウ・イルジオン「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!はぁ!!」」
暴食の幼児に突撃したガロウとイルジオンは、同時にオージャカリバーとウルフデカリバーの連撃を浴びせた!
暴食の幼児「ぎぃぃ・・・・・・ぁぁぁ・・・・・・」
最後の攻撃を受けた暴食の幼児はそのまま倒れ、ガロウとイルジオンは変身が疲労によって解除された
モモン「やった・・・・んだよね・・・・」
ガロウ「・・・・・・ああ・・」
動かなくなった暴食の幼児・・・・・・そこにジョアンナが駆け寄り暴食の幼児にしがみつく
ジョアンナ「い・・・いやぁぁぁぁぁ!!!」
魔物と化していたとはいえ、最愛の息子が倒された・・・・母親であるジョアンナにとってはあの時と同じ経験を味わっている
イルジオン「・・・・・・・・・・ガロウ・・・あの時、俺っちが死にたがっているって言ってたよな。」
ガロウ「・・・・・ああ・・・・・」
イルジオン「俺っちはこの通り、何にでも化けれる魔物だ・・・・・人や物や魔物だって・・・・・・」
イルジオン「俺っちの両親は、人間に倒されて1人で生きてきた・・・・・そしてこの街に流れ着いた。」
イルジオンが語る自分のこと・・・・・ガロウもジョアンナも耳を傾けていた
イルジオン「バザっちが死んで、俺がバザールとなって・・・・・一緒に生活していた・・・・・」
イルジオン「俺っちは魔物・・・・バザールがもういないことを知ったら、あの二人は真実を知ったらどうなるか・・・・・・・」
イルジオン「それが怖くて仕方なかった・・・・・バザールを失った悲しみで自暴自棄になるんじゃないかと・・・」
ガロウ「だから、俺たちを襲って・・・・凶暴な魔物として処理させようとしたわけか・・・・・」
イルジオン「ああ、だけどあの日・・・俺が正体を現してウルガ夫妻に責められるかと思ったけど・・・・そんなことはなかった・・」
イルジオン「あの2人は、バザールのために約束を守っていたことに感謝していた。魔物であったとしてもだ・・・・・」
ジョアンナ「・・・・・・・・・・・」
イルジオン「ジョアンナ・・・・・あんたは確かに悲惨な過去を経験した。」
イルジオン「最愛の恋人と・・・・最愛の息子を失うということに・・・・・」
イルジオン「だから・・・・俺と同じで、現実から目を背けてきた・・・・」
イルジオン「俺っちがバザールを演じて死んでいないことを装ったように・・・・」
イルジオン「あんたは、息子を失った現実から目を背けていた。」
ジョアンナ「・・・・・・・・・・!」
イルジオン「・・・・・・目の前にいるのはあんたの息子が魔物と化した姿・・・・それは現実だ・・・・」
イルジオン「だが、街の人たちがあんたを心配していたのもこれも現実だ。」
ジョアンナ「・・・・・・・・・っ・・・」
ガロウ「・・・・・・・・・・・・」
ジョアンナが再び幼児の方を向く・・・・・するとガロウが近づいた
ガロウ「あんたに、渡したいものがある。」
ジョアンナ「え・・・・・・?」
ガロウはそういうと、一通の封筒を渡した
ジョアンナ「これ・・・・・・・・は・・・・・」
ガロウ「あんたの恋人の弟弟子が見つけたんだ。中は、あんたに向けた『ジリオ』の手紙だ。」
ジョアンナ「!!?」
中身がジリオからの手紙だと知ったジョアンナは震える手で手紙を取り出した
ジョアンナ「うぅぅ・・・・・・・うぅぅぅぅぅ・・・・・・!!!」
ジョアンナはジリオの遺言が書かれた手紙を読み終えると、そのまま涙を流しジリオとの思い出を思い浮かんでいた
ガロウ「・・・・・・・・・・・・・・・」
ガロウ達はただ何も言わずジョアンナの気持ちを汲んだのだった
今回のお話は、どうでしたか?
暴食の幼児との戦いは終わり、ボレアスとダーチア村の事件はこれで終わりです
次回のお話をお楽しみに