ゲッターロボ対ストライクウィッチーズ   作:座椅子崩壊

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二話

「一体何だ? これは?」

 

 真ゲッターのテスト中をしていたら、真ゲッターが暴走してしまい。目の前が一瞬真っ白になったとおもったら海上にいた。

気絶している間に安全装置でも働いたのかもしれないが、目の前にあったのは海上には軍艦が数隻、その軍艦は黒い無数の飛翔体から攻撃を受け、そして、真ゲッターも攻撃を受けていた。

 

「百鬼帝国の残党か! ゲッタートマホーク!」

 

 真ゲッターは巨大な斧を構え――――

 

 

 

 

「――ということで………」

 

 男は目の前の少女に物語を語り聞かせるように証言をしていた。

「幼いころ見た、紙芝居がこんなかんじだったな」と男は心のなかでつぶやいていた。

 

 とある軍の施設、そこにある無骨な取り調べ室。この部屋には今、二人の人間がいた。

 一人は青年で、無骨なこの部屋には全く違和感がないような屈強な男であった。

 一人はまだどこか幼さが残り、微笑みが似合いそうな愛嬌のある少女であった。

 

「えっ? 本当ですか?」

「そうそう、あのときな」

 

 少女――宮藤芳佳と机を挟んでいる男――流竜馬と何も知らない人から見たら仲良く談笑していた。

 竜馬からしてみれば久々に安心して話せる相手でもある。

 この地に竜馬が来てから一週間が経過していた。同時にわけの分からぬままに軟禁されて経過された時間でもある。

 最初はどこか外国に墜落してしまって、そこでなにかの事件に巻き込ただけで、そのうち早乙女研究所から迎えが来ると思っていた。

多少の取り調べは覚悟していたのだが名前はもちろん、「所属と階級はなんなのか」「乗っていた機械は何なのか?」

と言うことは飽きるほど何度も何度も耳にタコが出来るほどに聞かれそれに答えた。

 流竜馬本人はともかく、ゲッターロボは全世界の軍関係者では老若男女問わず国際社会には有名なはずで、なんで今さらそんなことを聞くことがおかしく

最初はなんの冗談かと思っていたが、どうやら、話を聞く限り本当にゲッターのことも知らないらしく。恐竜帝国や百鬼帝国のことも知らないらしく、妙なものを見る目で見られた。

 だが、目の前の少女はそれまでの人間とはまるで異なり、まるで普通の少女。近所の娘みたいに感じていた。

 

 

 

 

 基地の格納庫の前は右へ左へと忙しく人が行き交っていた。

 そこに数人の少女が格納庫の扉を開けながら会話していた。

 

「芳佳ちゃん…………」

「おそい!」

「もう~。トゥルーデもリーネもそればっかぁ」

 

 芳佳を心配してのあまりかリネット・ビショップとゲルトハルート・バルクホルンは先程の言葉を何度も言っていて、それを呆れ顔でエーリカ・ハルトマンは何度も見ていた。

 件の芳佳が流竜馬と名乗る男と面会を希望したのは先日の作戦で消息を絶った坂本美緒のことを知りたかったからだ。

報告によると流竜馬は日本なる国から来たとか言っており、実際によくわからないゲッターと呼ばれるものを持っていた。

 そして、今探している坂本美緒は戦艦大和と共に姿を消した、海上、海底の調査も行われたが大和が沈んだ痕跡も粉々に吹き飛んだ様子も全くなく、まるで神隠しにあったかのように消えていた。

 扶桑で言う神隠し――――別世界への移動という噂も出てきてもいる。

もしも、流竜馬が本当に別世界から来ていたならば坂本美緒も同様に別世界に行ったのかもしれない、カギを握るその男に話を聞いてみる価値はあるかもしれないとほんの少し考えていた。

 普通はこのようなことは芳佳の仕事ですることではないのだが、第501統合戦闘航空団は活躍した英雄たちであり、その希望を無下に断るわけにもいかなかった。

 そして、501には他にも希望者がいたが流竜馬が扶桑人らしい特徴から扶桑人である芳佳が501からは彼女が選ばれたのだ。

 その間、芳佳が面会に行っている間に彼女達は流竜馬が持ち込んだゲッターなるものを見に行くことになった。

 

「あっ、姉様」

「ウルスラぁ~。シャーリー達いるの~?」

 

 エーリカと瓜二つの少女ウルスラは双子の妹で優秀な技術者で、このゲッターとよばれるものの解析のために呼ばれた。

 そのウルスラはその解析中のゲッターの方向を指差す。

 

「イェーガー大尉ならすでに」

 

 

 

解析作業中の謎のゲッターロボという機械に向かって早歩きで背中までかかる茶髪の髪と豊満な胸を大きく揺らす少女はシャーロット・E・イェーガー、立派とは言い難いがれっきとしたリベリオン合衆国の軍人である。

 愛称シャーリーとも呼ばれる彼女は部隊でも、真っ先にゲッターロボを見に行った。彼女はメカが好きでゲッターロボという巨大な未知の人型の機械に一番興味を示したからだった。

 だが、この格納庫にあるのは巨人ではなく赤、白、黄の三機の用途不明の乗り物である。

 

「なんだあ、こりゃあ?」

「あの赤い鉄の巨人ですよ」

 

 戸惑っている彼女に声をかけたのはこの機体を解析しているスタッフの一人であろう扶桑人らしい青年であった。

 

「信じられないことにこの三機が合体してあれになるらしいですよ」

「なっ!? でたらめな。……っで、これってどれくらい速いのか? あの時軽く音速を……」

「どこまで信じていいのかはわかりませんが。乗っていたパイロットの話によると音速どころか光に追いつけそうとのことらしいです。」

「本当か!?」

 

 青年の話に彼女の目が輝く。彼女は元々、機械が好きであるがその中でも速いものが好きである。

 そう、シャーリーは自他共に認めるスピード狂である。そのためか、彼女の固有魔法も加速である。

そんな彼女が未知のものとはいえ乗り物のスピードについて何も思わないわけがなかった。

 

「シャーリィー…………」

 

 彼女を愛称で呼ぶ、幼い少女フランチェスカ・ルッキーニ。

彼女は見た目も実年齢も幼いが立派な少尉の軍人で立派な撃墜数を誇るエースである。

 

「なんか…………これ、嫌な感じがする」

「わかったよ…………」

 

 いつもは歳相応以上に明るく活発な彼女がそれの欠片もないような不安そうな少し青い顔でシャーリーを見つめる。

 ルッキーニの天性のものか勘は鋭く、欠陥があった試作品の危険性をいち早く察知し、

そのことに従った結果、シャーリー自身も危機を回避できたという事もあったために小さな親友の言うことを信じる価値は十分あった。

 

「負担を計算したところ普通の戦闘機乗りでは挽肉ですからね」

「魔女でもか?」

 

 魔女は魔力を使うことで、身体能力を人の領域をはるかに超える域に高めることができる。その恩恵により、高々度での戦闘、高速での激しい動きに耐えることができるようになる。

もちろん、それには個人差はあるのだが、それでも戦闘員としては十数キロもある重い銃器を自由に振り回せる腕力、時速数百キロで縦横無尽に飛ぶために慣性に耐えうる頑丈さ、その速度に対応できる反応能力などが充分にないと戦力としては話にならない。

 

「それですが、この機体の近くにいると魔女は違和感があるらしくて」

「どれどれ? ん…………本当だ」

 

 そう言われて、シャーリーは「ものはためし」と舌で口周りを舐め魔力を軽く使ってみる。普段通りに体の周りに青い光がぼんやり発生し使い魔の耳や尻尾が出てきたのだが。

 明らかにささやかな違和感がしていたのだ。

 走ると顔や体にぶつかるささやかな向かい風のような違和感。

 もしかしたら、ルッキーニの言っていたのはこれを無意識に感じ取ったのであろうか。

 

「どうやら、動力の――ゲッター線というものが影響しているらしいのですが…………ゲッター線についての知識が私達にはどうにも」

「ふ~ん」

「パイロットの話によるとゲッター線は猿から人間に進化させた要因らしいですが…………もっとも、本人も与太話程度におもっているらしくてはっきりしません」

「おさるがひとに?」

「そりゃあ、冗談か何かだろう」

 

 三人の乾いた笑いが格納庫辺りに響いたが他の大勢の研究員による作業の音でかき消された。

 

 

 

 

 

「ゲッター、Getter、Gotter…………」

 

 バルクホルンは顎に手を当てて、呟いた?

 

「なんですか?」

「カールスラントの言葉で」

 ヒョコッとエーリカが後ろから顔を挟む

「神様だよ」

「ブリタニア語だと何かを得る感じになりますね」

 リーネも頬に指を当てそれに便乗する。

 

「そういえば扶桑の言葉なら靴の種類らしいなあ……考え過ぎか。それにしても遅い」

 とバルクホルンが呟き、リーネは芳佳がいるであろう棟の方向を見る。

 エーリカはまた呆れた顔で二人を見つめて気づかれない程度の小さなため息をついた。

 

 

 

 

 

三人が考え事を指定たほぼ同時刻、芳佳の面会の時間は期限が迫っていた。

そこで、芳佳はようやく本題を出して切り込むことにした。

最初にそのことを切り出さなかったのはいきなり聞くことの勇気が足りなかったのもあるが、芳佳自身も相手がどのような人物かを知りたいことや、相手の芳佳に対する警戒を減らして。できれば、相手が感情を持つ人間であるならわかりあえたらという芳佳なりの方針があってのことであった。

 ただ、その本題に関しては竜馬も半分うんざりしているのか片方の眉が釣り上がってから答えを返した。

 

「ここに来てから何度も言っているが、気がついたら海上にいて、軍艦とねうろい? が戦闘していたから……」

 竜馬が芳佳の顔が先ほどまでの歳相応の顔から真剣さがにじみだしていたのを見て言葉を詰まらせた。だが、それでも竜馬が変わっていく芳佳の顔を見ながら申し訳無さそうためらった言葉の続きを切り出す。

「思わず加勢しただけで…………悪いがその坂本さんらしき人も戦艦大和は見ていねえ」

「そうですか」

「悪いなあ…………」

 

 芳佳は民間人からスカウトされ軍人としての経歴が短い彼女は尋問などに慣れているわけではないが少なくても竜馬の言っていることに嘘や取引に使おうなどの悪意などは感じなかった。坂本の手掛かりが全くなくなったために落胆でしゅんとしている芳佳とその対応に困って脂汗がにじみ始めている竜馬の二人がいる空間が少しだけ重くなる。

 その重い空間でも見張りは何事もないかのように微動だも動かずに見張っていた。

 

「いえ…………でも、竜馬さんはまるで神隠しあったみたいですね」

「神隠――――か」

 

 神隠しという言葉は竜馬も知っていてたしかにそのとおりだと思った。

「神や妖怪によって別の世界に連れて行かれて行方不明になること」父親と幼い頃から山篭りを何度もしているのでその類の話は何度も聞いていた、そのうちいくつかはただの遭難や自殺などで、その成れの果てを見つけたことも度々あり、神隠しなどはただの胡散臭い噂や迷信にすぎないものだと思っていた。

 そのために、自分がまさか本物のそういう状況になるとなんとも言えないような感覚になっていた。

 

 地面が少しの揺れ、天井から埃が竜馬の顔に降り注ぐ。

 芳佳も揺れを感じたらしく竜馬とともに天井を見上げた。

 

「な、なんだ…………?」

 

 その声と同時に耳をつんざくような警報が室内、いや基地内に響き渡る。

 宮藤の顔に焦り浮かべ辺りを確認するように見る、竜馬はこの世界の事情については未だにの眼込めないことはあるがただならぬ事態が起きたことを悟る。

 

「ネウロイ!? そんな巣を壊したばかりなのに」

 

 

 

 

 

「ネウロイの巣がなくなったから昼寝でもしていたのか!」

 

 ハンガーはいきなりの敵の襲来により出撃の準備に追われていた。

 英雄である501も例に漏れずに出撃の準備を行っており、この場に一番早く駆けつけていた。その中で竜馬の尋問から漏れてゲッターに興味もなく普通の待機をしていたサーニャ・V・リトヴャクとエイラ・イルマタル・ユーティライネンの二人は特に早くストライカーを起動させようとしていた。

 

「…………人間ごとき…………ふざけるな…………滅ぼす?」

 

 サーニャは固有魔法の魔導針を頭に発現させながら呟く。

 傍らにいた親友のエイラはいきなりの言葉に怪訝な表情を作る。

 

「えッ!?…………なんだ?」

「あの波の向こうからそんあ声が聞こえた気がして」

「なんだ、あれは? 津波…………じゃないな?」

 

 

 

 基地からもその大波は見えていた。

 そして、その中を突き進む黒い巨大な影も確認できた。影は潜水艦を遥かの超える速度で海をかき分けながら突き進み海上に現れる。その影の正体は黒色ではないどこか有機的な巨大な怪物、それは明らかにネウロイとは異質な存在。

 怪物が完全に出てきたところで大波は消え、海は何事もなかったかのように静寂を取り戻す。

 通常、ネウロイは海を嫌う――――つまり、この怪物はネウロイではない。もしくは新たなネウロイという事になる。

 だが、正体は何者であったとしても人類へ敵意を持っているのは確実であった。

 敵の体周りから白い煙が立ち上る。どうやら、体全体が高い熱を持っているらしく海水が蒸発しているようだが、その姿が更に怪物の野獣性を強調させていた。そして、怪物は特に白煙を吐き出している地獄の入口のような顎から咆哮とともに光を太い灼熱の光線を基地に向けて吐き出した。

 遅れて、爆発による轟音が辺りを支配した。




ゲッターロボはどうやらサッカー関連から取ってきていて
ゲッターはポイントゲッター
ゲッター1の顔はサッカーボール
帝王ゴールはまんまゴールから
TVアニメ版竜馬はサッカー部
という話を聞いたことがありますねWikipediaにも書いることですが
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