コマンディアを倒して袴田達も終わってるだろうと思い上を登っていたんだが
「全然終わってねぇじゃねえか!」
「文句言わず制圧に協力しろ!」
言われずともしてるっつの!M296の弾丸を放つがカンッと音を立て弾かれすぐ後にガガガガガッ!と音が空気を切り弾丸の雨が真正面から飛んでくる
「うおっと!?」
袴田が立てていた机の裏に隠れ袴田達に怒鳴るように状況を聞く
「オイどうなってこうなってんた!」
「側近に非常に面倒なのがいたのだ…何より」
袴田が睨む物 光を鈍く反射する黒い回転式のブツ
「ミニガンとはえらく気前のいい物用意してやがるぜ…何よりアイツだな面倒なのは」
リーダー格がミニガンを乱射しているがそのすぐ横にいる男、アイツの個性が面倒だ
「エネルギーの障壁…いやバリアか?」
「そのようだ 私の繊維の攻撃やサンイーターの再現による攻撃各種を受けても壊せなかった」
oh......めんどくせぇなおい
「ただ完璧では無さそうだな」
「…気づいていたか」
あのバリアは確かに硬いし砕くのには時間がかかりそうだが決まって防ぐときにミニガンの掃射が止まる…つまり
「「バリアの内側から攻撃はできない」」
袴田と発言が被っちまったが考えは同じだな、ならまずやる事は
「目を潰すぞ! 恐らくだがリーダー格はこの手の戦闘に慣れてないらしい」
先程からミニガンをデタラメに掃射している、毎回バリアを張る時に手下が手を挙げて合図を送ってる所を見るに連携も初心者って所だな
手に灰色の弾丸を作りM296に装填し物陰からターゲットを確認し体を出しM296から弾丸が放たれる
「ッ!」
部下が手を挙げリーダー格がミニガンを止めバリアが展開されるが
「想定通りだぜ」
バリアに接触する前に弾丸が地面に落ちボシュッ!っと音を立て煙をあげる
「これは…煙幕!?」
煙が上がりリーダー格とバリア男を包み込み視界を奪う
「うっあ……おおおおおおおお!!」
これに錯乱したリーダー格がミニガンをめちゃくちゃに乱射し始める
「うおっと!?……袴田ァ!」
「了解!」
ミニガンの掃射を頭を下げ躱し半ば叫ぶように名前を呼べば袴田が両腕を握り閉めるとリーダー格の足元に倒されて転がっていた部下の服の繊維がほつれリーダー格を縛り上げる
「なんだぁ!?」
「……ここまでか」
縛られたリーダーを見てバリア野郎は自分に向かってくる服の繊維をバリアで防ぎ窓を突き破り外に飛び降りる
「おっおい! どこ行くんだよ!俺を助けガァ!?」
喚くリーダー格を撃ち抜き黙らせると袴田とサイドキック達が抑えにかかる
「まさか見捨てて逃げるとは」
「多方金で雇われた関係なんだろうよ」
ってかファットの奴どうした?アイツがいたらミニガンとか平気だろうよ
「その……」
サンイーターが気まづそうに指さした方を見ればファットの形でぶち抜かれた壁の穴…どういことだ?
「牛の力士がファットにタックルして…その壁を突き破っていってしまって」
「なんじゃそりゃ」
って事はまだ制圧してないのいるのかよ
「おーいファット!そっちは終わったか?」
「終わったけど腹減ったからなんか持ってきてー!」
野郎蓄えた脂肪使い切ったのか? サンイーターが走って回収に向かっていったし無視でいいか
「ふむ…確認は終了した全員確保を終えたご苦労」
想像してたより長仕事になっちまったな…あーキッツ
「もぐもぐ 終わったかいな?」
どっからそのたこ焼き出したんだよお前…はぁ
「お疲れさん お前も大変だな学生なのに深夜まで」
「えぇ…っとファットの役にたてるので」
ほんといい仕事したよお前さん
「今年で3年にあがるんだったか?」
「はい…」
2年生で深夜の現場なんてご苦労なこった、ちゃんと許可とったのか雄英に?
「校長には話通してるで!」
それなら俺から言うことはねぇけど
「んじゃ解散か?」
確認を取ると皆頷いてるし後は袴田がするらしい
「じゃ俺は帰るぜ」
「あぁ助かった また頼むぞリボルバー」
手を振り返し愛車に乗り我が町に帰るとしようか
深夜3時を回った辺りでやっと事務所兼自宅に辿り着き愛車の鍵を閉め事務所に入る
「ふぅ…」
ソファにドカッっと腰掛けコニャックを1口飲む
「コマンディアのあの薬…明らかに違法の物の中でも効果が強かった」
まぁ人格を保てなくなるって事は効果を強く出しすぎの粗悪品だろうがアレが出回るのは危険だ
袴田の事だから警戒の連絡を回すだろうが気にしておくべきだな…海外からの輸入なのか国内製なのか
「物騒な世の中だな…嫌になるねぇ」
暗い事務所の中に煙草の火の赤と氷のカランっとした音が静かに鳴り響く
長い夜の戦いは終わった、明日……ってかもう今日だなまた新しい日が始まる
「サッサと寝ますかね…」
煙草の火を灰皿に押し付け消しそのままソファに寝転び帽子を顔の前に持ってきて眠りにつく、明日は平和であってほしいものだ
バリアを張るヴィランについては天蓋です、死穢八斎會に入る前に雇われで今回の組織にいました