1話か2話程度で終わらせるつもりだった話が12話にまでなりましたが、なんとか最後まで書くことができて良かったです
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ディーノが12歳になった頃、大魔王配下の魔王軍が動き出したが、復活したハドラーでも「マホカトール」は破れず、ハドラー以下の軍団長達でも破れない「マホカトール」の結界。
世界各地に設置されていた「マホカトール」の結界内に避難していた人々は安全であったが、魔王軍の脅威には各地の国軍だけでは対処できていない。
そこで、アバンが世界各地で弟子にしていた面々と協力しながら魔王軍に対抗を始めていた。
テランに住まう私達の中からは、バランと私がアバンに協力することになり、ソアラの守りをディーノやラーハルトにロン・ベルクに任せて、世界各地の魔王軍と戦うことになった私とバラン。
ディーノを鍛えたのはあくまでも自衛させる為で、自身の子どもを積極的に敵と戦わせたりはしないバランは、親としては正しいことをしていた。
順調に魔王軍の軍団長を倒していったところで、現れたハドラーと一騎討ちをして打倒したヒュンケルだったが、敗北したハドラーが苦しみ始める。
腹部に何か埋め込まれているようだと判断し、ハドラーの腹部を斬り裂いてみると、埋め込まれていたのは、バランが言うには「黒の核晶」という爆弾で間違いないそうだ。
明らかに爆発寸前といったところな「黒の核晶」を、アバンが瞬時に唱えた「バシルーラ」でハドラーごと遥か上空にまで飛ばすと、空の彼方で巻き起こった大爆発。
大魔王が「黒の核晶」を部下に埋め込むような存在だと知り、他にも埋め込まれている存在が居るのではないかと考えるようになった私達。
魔王軍の軍団長が減ってきたところで、キルバーンを名乗る存在がひとつめピエロと一緒に現れたが、使い魔らしきひとつめピエロが何となく怪しかったので、錫杖を槍に変形させてから繰り出した「しっぷう突き」で誰よりも速く動いて突きを放ち、ピロロと呼ばれていたひとつめピエロを素早く抹殺。
すると、キルバーンが全く動かなくなったが、どうやらキルバーンという存在は生物ではなく操り人形であったようである。
人形のキルバーンにも何か仕込まれているのではないかと考えて、まず最初にキルバーンの仮面を剥がしてみると、人形の頭部に仕込まれていた「黒の核晶」をアバンと協力し、遥か上空で爆発させて処理した。
「黒の核晶」がハドラーやキルバーンに仕込まれていたことから、大魔王バーンが「黒の核晶」を他にも所持しているのではないか、という結論に至った私達。
複数の「黒の核晶」で大魔王バーンが何をするかと考えると、地上を丸ごと吹き飛ばすつもりなのではないか、と判断したアバン。
大魔王バーンが「黒の核晶」を使って地上を吹き飛ばす前に、倒さなくてはいけないと思った私達は、大魔王バーンの居城が死の大地に存在することを突き止めると、入り口となる場所を探した全員。
死の大地の海底に存在した入り口の門を開ける為、アバンが「ゴールドフェザー」で作り出した五芒星によって扉を開ける「アバカム」の呪文の破邪力を高め、放たれた「アバカム」の呪文。
破邪の秘法によって強化された「アバカム」で開かれることになった大魔王の居城の門。
中に入ると、待ち構えていたのは大魔王バーンとミストバーンだけであり、私達に「余の部下とならぬか」と聞いてきた大魔王バーンに断りを入れておくと、ミストバーンが「バーン様、よろしいですか?」とバーンに問い掛け、大魔王バーンは「開帳を許す」と許可を出していた。
ミストバーンが頭部を覆う衣を脱ぎ捨て、顔を露にしすると、此方の攻撃がミストバーンに通用しなくなっていたが、そんなミストバーンを前衛に、魔法を使うバーンが後衛という戦い方をしてきた大魔王。
しかし私が「いてつくはどう」を使用するとミストバーンの身体にかけられていた何らかの呪法が解除されたようで、ミストバーンにも普通に攻撃が通るようになったと判断。
「今ならミストバーンにも攻撃が通じるぞ」
私がバランにそう伝えると、バランが「ギガデイン」の魔法剣を「真魔剛竜剣」の鞘に納めて準備していた魔法剣の出番が来る。
特製の鞘に納めることで魔法剣を強化可能な「真魔剛竜剣」を鞘から引き抜き、今では「ミナデイン」級と化した魔法剣を構えて、ミストバーンに突撃していくバラン。
「ミナブレイク!」
「真魔剛竜剣」だけで放てるバランの必殺剣がミストバーンに叩き込まれ、袈裟斬りに両断されたミストバーンの身体に、私達の追撃まで叩き込まれてズタボロとなったミストバーンの身体へと、トドメとなるポップの「メドローア」まで叩き込まれて、完全に消滅したミストバーン。
「お前達を甘く見ておった」
そう言い出した大魔王バーンは、額の眼のような部位を自ら抉り出すと、鬼岩城と似たような巨大な怪物へとその身を変貌させた。
鬼眼王を名乗るバーンを相手に、激闘を繰り広げることになった私達だが、戦いの最中にバランが竜魔人へと姿を変えて、2振りの剣を構える。
私は錫杖を鳴らしながら地に柄を突き立て、発動させた魔法陣で地獄から雷を召喚。
「ジゴスパーク!」
召喚した地獄の雷「ジゴスパーク」をバランの構える2振りの剣に降り注がせ、バランに「ジゴスパーク」の魔法剣を使わせることにして、竜魔人バランが放つ最強の必殺剣を見届けることにした。
それはロン・ベルクの奥義である「星皇十字剣」に、竜の騎士だけが可能な魔法剣を組み合わせた必殺剣。
地獄の雷「ジゴスパーク」と極大の竜闘気を纏う2振りの剣で繰り出される技。
「ジゴクロスブレイク!」
構えた2振りの「ジゴスパーク」の魔法剣を振るい、相手を十字に斬り裂く必殺剣が放たれ、大きく十字を描くように斬り裂かれた鬼眼王バーンの巨体。
核となる鬼眼すらも斬り裂かれて完全に絶命した鬼眼王バーン。
戦いは今代の竜の騎士バランによって終わり、完全に壊滅した大魔王の軍勢。
その後、大魔王の居城から発見された複数の「黒の核晶」はアバンによって、遥か彼方の上空で処理されたようだ。
無事に平和が戻ってきた世界で、テランに戻った私とバランはソアラ達に出迎えられて、穏やかな時間を過ごす。
平和な世界でディーノに更に兄弟が増えたり、私が「ディーノが素敵な恋人と出会えるように」と「神の涙」に願ったことで「神の涙」は完全に消滅したが、それでディーノに恋人ができたりもして、その恋人と結婚したディーノに子どもが生まれ、生きて孫の顔が見れたバランが、とても喜んでいたのは間違いない。
孫の顔が見れたバランは不死身ではなくなったが「ワタシは歴代の竜の騎士の中でも、最も幸せな竜の騎士だろう」と言っていたバランには、後悔は無さそうだ。
長生きしたバランとソアラを看取り、ディーノとその兄弟達に別れを告げた私は、テランを離れることにした。
流れるように世界各地を巡り、最終的に行き着いたデルムリン島で過ごすことにした私は、長い時をデルムリン島で生きることになり、暇を持て余す。
ある日、再びデルムリン島に落ちてきた「神の涙」に触れた私は、この世界とは別の世界に行ってみたい、と願ってみたが、現れた旅の扉。
「神の涙」をその場に残し、旅の扉に足を踏み入れると、別世界に移動した私は、新たな世界でも旅をしてみることに決める。
ロン・ベルクが作ってくれた特製の錫杖を武器に、ドラクエ8のチーズを無限に出せるチーズ袋、アバンから託された様々なアイテムが入った道具袋、それらのアイテムを持ちながら、私は新たな世界で1歩踏み出した。
さて、この世界では何があるかな。
一応「神の涙」は、デルムリン島に残されたままになりますから、いずれディーノの子孫と出会って、ゴメちゃんは誕生するでしょうね