好かれた人 〜ヤバいヒロインたちから〜   作:原田芳雄

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ハラスメントをこの世から無くしたい
どうもかっちゃんです

今回のヒロインは「天幕のジャードゥーガル」よりジャードゥーガルになります。
ジャードゥーガルは男の前でも髪をさらしたり、妙に色っぽかったりするので、どことなくからかい上手だなと感じました。
ちなみにファーティマ生存ルートになります。
それではお楽しみください
勝負


中東にタイムスリップしたら大変なことになった?!

俺の名は比企谷八幡。

いわゆるタイムスリップというものをしている。

場所はおそらく現代でいうところイラン。

時代的には、街全体がイスラムの文化に根付いていることから、ササン朝ペルシア以降の時代かもしれない。

 

そんな俺はここで奴隷少年となっている。

当初はイスラム教徒の奴隷ということで、どんなひどい待遇を受けるのかと絶望した。

だって「奴隷」なんて言葉、ブロリーでしか聞いたことがなかったしな。

だが実際の待遇はイメージと違った。

 

俺の主人であるファーティマ様とムハンマド様は大変優しく、奴隷というよりも同僚、いや家族のような待遇で俺を迎えてくれた。

それこそ日本企業のほうがブラックだと錯覚してしまうくらいに(実際ブラックだr)

そういうわけなので、多少の不便さこそあれど、平和な日常を過ごしている。

 

……とはいえ最近は懸念することが一つ。

 

というのも最近また新しい奴隷がやってきたのだ。

その子はなんというのか、その……

 

 

かなりやばかった。

 

 

 

 

「シタラ、髪隠せって」

「いいじゃないですかハチマンさん」

まだ子供のはずなのに、妙に色っぽい女の子。

この子の名はシタラ。

なかなかの美少女なのだが……

ふしだらである。

 

本来女性が髪をさらすことはNGなのだが、普通に髪を晒してる。

朝起きると、いつの間にか俺の布団に入ってきたりもする。

どこまで知識があるのか分からないが、変態的なワードを仕入れては俺に尋ねるという……セクハラまがいのことをやってのける。伯父さまが前に言っていた知識云々は多分そういうことじゃない。

 

シタラについてはさすがにどうかと思ったため、奥様に相談しようとも思った。

だが奥様をはじめ、歳上の奴隷の方たちも、そんな俺たち2人を見ては「あの子達仲がいいわね」と微笑ましく見つめてくるもんだから助けを乞うこともできない。

どうすればいいんだよこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遊牧民ですか?」

買い物にいった矢先、商人からこんなことを聞かされた。

トゥース軍が遊牧民の軍団に負け、その大軍がこちらにやってくるのだそう。

そんでもってその遊牧民がなにをするのかというと、どうやら略奪らしい。

なんだろう、親父狩りとかカツアゲみたいな感じなのかな。

 

 

 

遊牧民の噂は奥様たちの耳にも入っていたようだ。

俺自身は楽観視していたものの、ほかの人特に奥様はかなり警戒していた。

遊牧民が来る来るとはいっても具体的なことは分からない。

これは地震みたいなもので、来ると思うと来ないものだと俺は思う。

 

とはいえ奥様たちが不安を感じている以上、それに応えるのが俺の仕事である。

 

「ハチマン、ファーティマのことを頼んだよ」

「かしこまりました」

喧騒の中、俺は伯父様からとある厳命を受けた。

地下室にいる奥様とシタラをお守りするということだ。

 

「この身に変えても俺はお守りしますよ」

「ハチマンさん……」

「ハチマン……だめよそんなこと言ったら……私にはあの人がいるもの」

「ファーティマ様?」

え、なにこの空気?

伯父様、なんすかその表情。

あとシタラは俺を睨むな。

 

「ハチマンさん!なに奥様を口説いてるんですか!」

「いや口説いてない?!」

「口説くなら私にしてください!」

なぜそうなる。

 

「そうよハチマン。あなたとシタラ……2人一緒になって、ムハンマドの側に支えてほしいの」

「そうですよ、ねー奥様!」

なんか奥様の言葉がひっかかる。

2人一緒とは?文字通りに受けとっていいものなのか?

「でもイスラムは一夫多妻だから、もしハチマンがよけれb「奥様?」(^ ^)

「じ、冗談よシタラ」(^^;;

 

俺の目の前でシタラと奥様が楽しそうに会話をしている。

なぜかは分からないがずっと見ていてられる。

 

遊牧民の連中とかってよく分からないけど

もしそれを壊すなら、もちろん俺は抵抗するで、拳で。

 

 

 

 

 

 

ダメでした。

「俺たちこの本奪うためになんでもする!」

彼らが言っていた遊牧民、なんとそれはモンゴルだった。

ウッソだろお前。

 

トゥース軍が敗れたと聞いたが、これなら納得。

馬車に乗った力士が襲ってくるとなったら、まぁ負けますわな。

 

「シタラ、奥様。俺の後ろへ」

地下室から引き摺り出された後、俺は2人を後ろへと移動させる。

モンゴルが野蛮で残虐だったことは広く知られている。

 

俺の後ろには女性2人。俺自身はhachimanではないただのハチマンでチート能力なんて持ってない。

俺は彼女たちを守り切れるだろうか。

 

 

だが、それとは裏腹にモンゴル兵たちは俺たちに一瞥もくれない。

どうやら彼らのお目当ては……

 

「待ってください、その本は!」

「シタラ!」

どうやら本だったらしい。

 

「そ、それは…あなたのものでは…ありません、か…返してください!」

「やめるんだシタラ!」

「やめなさいシタラ!」

俺と奥様でシタラを止める。だがもう遅かった

 

「なんだァ、この女」

「ぶさいく!」

 

「だ、誰がブサイクだごらああ!こちとらずっとかわいいって言われてきとんじゃ!」

そこキレるとこなのかよ。

 

「てめえなアホ多いからこの国ダメになる!」

すると、モンゴル兵は俺たちに近づく。

 

「君消す」

 

そして刀を取り出し、シタラに刃を向ける

「アホ◯ね」

 

 

 

 

「お、お待ちください!」

俺は咄嗟にその兵の前へ出る。

「この本の……文字は読めるのでしょうか!?」

土下座する勢いで話しかける。

 

するとモンゴル兵たちはお互いの顔を見合わせる。

 

やはりそうか。

コイツらはその本の文字を読むことはできない。

なぜ読めない本を欲しがっているのかは分からないが……

 

次に奴らが求めているものとすれば……

 

「我々3人はその本を読むことができます!」

俺の言葉に、先ほどまで殺気立っていたモンゴル兵の雰囲気が変わる。

 

「それは本当か?」

「はい、本当です」

「もし嘘だったら君消す」

「う、うす」

 

こうして俺たち3人はなんとか事なきを得た。

俺はなんとか3人を守ることができた。

 

だがそれと同時に残酷な現実と対面することになる。

 

 

「これからお前たちを連れて行く」

「連れて行く……ですって?」

「どこにですか?!」

俺たちがそういうと、モンゴル兵は東を指差した。

まさかとは思うがモンゴル……なのか。

 

その後俺たちは波瀾万丈な人生を送ることになるのだが、それはまた別のお話ってことで




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