『仮面ライダーアマゾン』の「ゲドンからガランダー帝国への移行期」という時代背景にスポットを当て、さらに「女性ジューシャ・戦闘員側の視点」で描いた作品です。

ゲドンが滅びてガランダー帝国がとってかわった時、女性(赤)ジューシャたちはどうなったのか?

これも過去にpixivに掲載していた作品の一つです。

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仮面ライダーアマゾンより 女黒ジューシャ サヤの最期

十面鬼ゴルゴス様は死んだ。

 

私たちの組織だったゲドンの裏切り者獣人ヘビトンボに騙されておびき出され、宿敵仮面ライダーアマゾンとの戦闘でガガの腕輪ごと大切断によって右腕を切断され、殺された。

 

卑劣な獣人ヘビトンボの手引きにより、私たちの組織ゲドンは、パルチア王朝の末裔を名乗るガランダー帝国の支配者であるゼロ大帝により吸収合併され、日本におけるいくつかの拠点(アジト)や、獣人を生み出すために必要な科学者などのスタッフは、そのままガランダー帝国のものとなったが、私たち女性ジューシャはというと‥

 

ゼロ大帝は旧ゲドンの女性ジューシャ全員を集め、このように言った。

 

「お前たちは今後、我がガランダー帝国で男性の黒ジューシャ共々、最下級の戦闘員として働くか、さもなくば処刑されるか、いずれかを選べ。それ以外の選択肢は認めない」

 

そして、その場で異議を申し立てた何人もの私たちの仲間だった女性ジューシャたちは、ゼロ大帝により情け容赦なく処刑された。

 

私たち女性ジューシャには、男性黒ジューシャと同じ戦闘服を身に付け、同じく戦闘員としてガランダー帝国のために働く以外の選択肢は残されていなかった。

 

ゲドンでは、私たち女性ジューシャは獣人たちよりも上位で、十面鬼ゴルゴス様にも意見できたのに‥‥

 

今のガランダー帝国では、そこの獣人たちに顎でこきつかわれる。

 

それでも私たち女性黒ジューシャはガランダー帝国のために働かなくてはならない‥‥

 

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私は女性黒ジューシャ、名前はサヤ。

 

今日、ガランダー帝国から与えられた任務は、日本における古代文明の研究者である篠原博士の娘、美樹の誘拐である。

 

小学二年生である美樹は学校からの帰り道。

 

私は、その美樹の前に素早く現れると、彼女が騒がないように口をふさぎ、素早く気絶させた。

 

そのまま、近くに仲間が停めている乗用車に連れ込むつもりで、彼女を担ごうとしたら‥‥

 

美樹の同級生である岡村正彦と、その友人である、あのアマゾンに見つかってしまったのだ。

 

美樹を担ぎながら逃げるほどの体力は、私にはない。

 

ここは一先ずアマゾンから逃げて、あらためて美樹を誘拐するしかないと思い、私は逃走した。

 

「マサヒコ、その子をたのむ!」

 

アマゾンはそう言うと、猛烈なダッシュで私を追いかけてくる。

 

「待て、黒ジューシャ、あの子に何をしようとしたんだ!」

 

問い詰めるように叫ぶアマゾン。

 

そして、近くの公園内の原っぱで、私は逃げ場を失い、アマゾンに追い詰められてしまった。

 

「もう逃げられないぞ」

 

アマゾンはじりっ、じりっ、と私を捕まえようと近づいてくる。

 

破れかぶれになった私は用意してあった腰の短剣を抜くと、思いきってアマゾンに飛びかかったのだ。

 

「ヒュー!、うるさい!、お黙り!」

 

が、アマゾンはあっさり私の攻撃をかわすと、私が手に持っていた短剣を払い除け、そして、私を羽交い締めにした。

 

「ヒュー!、は、離せ!」

 

助けて!、身動きができない!

 

私は言い知れぬ恐怖を感じた。

 

このままでは私は、獣人たちがそうであったように、アマゾンに惨殺されてしまう。

 

だが、アマゾンは

 

「おとなしくすれば、お前、殺したりしない」

 

そう、私に言った。

 

「ガランダーがあの子に何をしようとしたか教える、そうしたら、お前、解放する、アマゾン、無抵抗なものまでころさない」

 

たどたどしい言葉でアマゾンは、私にそういうのだ。

 

本当だろうか?

 

だが、このままでは、どのみちガランダー帝国に戻ったとしても、私が失敗者として処刑されるのは間違いない。

 

そういえばアマゾンは、あのゲドンの裏切り者モグラ獣人のような奴でも命を助け、今は友人としているという。

 

私たち女性ジューシャに男性戦闘員と同じ仕事をさせ、まるで消耗品のように濃き使うガランダー帝国など裏切って

 

アマゾンについた方がよくはないだろうか?

 

そう思い、私は自らの意思で口を割り、今回のガランダー帝国の目的をアマゾンに話してしまうことに決めた。

 

ガランダー帝国なんか裏切ってしまえ!

 

「あの‥‥、もし、私を助けてくれるなら‥」

 

私はアマゾンの情にすがろうとした。

 

だが、そこまでだった。

 

次の瞬間には、私の心臓には素早く飛んできた短剣が突き刺さっていたのだ。 

 

「ヒュー!!」

 

悲鳴の絶叫!

 

私の意識は点滅し、そして消えた。

 

 

 

アマゾンは、口封じのため心臓を短剣で貫かれて処刑された女黒ジューシャの死体を横たえると

 

彼女の命を奪った短剣を放った者が乗っている乗用車を見つけ、それが逃走しようとするのを

 

ジャングラーに乗り、追跡をはじめた。

 


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