――明星ヒマリには、姉がいた。

ミレニアムサイエンススクールに籍を置きながら、巨大企業《アークライト・ミレニア》を率いる社長、明星シオン。

調月リオが敬意を払い、ミレニアムが全面的に信頼を寄せる天才。

……にもかかわらず、本人の自己評価は最低だった。

「いやいや! 私なんてカスよカス!!全知ならぬ全恥ってね!」

全知の妹と比べれば、自分なんてカス。

そう笑って言い切る彼女は、本気でそう信じている。

これは、誰よりも有能なのに、自分だけがその価値を知らない一人の生徒が、先生と出会い、自分自身を知っていく物語。

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