汚くなったカズサーカズサはベランダでヤニを吸うー 作:やきそばVer2
原作:ブルーアーカイブ
タグ:クロスオーバー ブルアカSS 杏山カズサ 宇沢レイサ クロスオーバー ヤニねこ 尾刃カンナ 汚いカズサネタ キャラ崩壊注意 コメディ 怪文書
「杏山カズサ」が「ヤニ猫」に乗っ取られて、ヤニを求めて暴れるSSです。
名実ともに「汚いカズサ」になってしまった、カズサはどうなってしまうのか?
ごめんね、カズサと〇〇◯。君達まで悪い大人(作者)の毒牙にかけてしまったよ。
恨んでくれていいからね。
【カズサ宅:ベランダ】
「うんまいにゃ~」
煙を吐き出しながら、ヤニを摂取する猫耳の少女。
人指し指と中指で、タバコを持ちながらつぶやく。
「ヤニは最高だにゃ~」
ベランダの柵によりかかりながら、未成年喫煙をしているカズサ。
キャスパリーグ時代でも、やらなかったであろう行動を彼女は取っていた。
なぜこうなったのか?それは少し前のことであった。
【トリニティ学園自治区:大通り】
「ケーキ買えたことだし、先生にお疲れ様の挨拶をしに行こ!」
カズサは、人気のスイーツ店から出てくるやいなや、そう呟いた。
その店は常に行列ができている、トリニティでも人気の店だ。
(並ぶの大変だったし、危うく売り切れで買えないところだったけど、買えてよかった!)
笑顔で、大通りを歩いているカズサ。
そのカズサの前に、一人の少女が現れた。
「杏山カズサ!決闘を申し込みます!」
言うやいなや、宇沢レイサは、果たし状を叩きつけた。
「これから先生のところに行くところなんだけど...また今度にしてくれない?」
「杏山カズサ!恐れをなして、逃げる気ですか!」
勢いのまま、カズサにショットガンを向けるレイサ。
別になんてことはない、いつも通りの光景だった。
バアン!バアン!
レイサの銃が火を吹き、決闘の火蓋が切られたかに思われた。
しかし、この日はいつもとは違った。
レイサの放った散弾は、カズサの頭に大部分が命中した。
キヴォトス人であれば、多少痛いくらいで済む程度の攻撃だ。
だが、カズサはそのまま倒れ込んでしまった。
「杏山カズサ?どうしたんですか?」
心配するレイサの声が響く。
奇跡でも起きたのか、神秘の力が暴走したのかはわからない。
この時、カズサの人格は一時的に消えていた。
そして、別世界の獣人の人格が、カズサの精神を乗っ取った。
カズサと同じ声だが、全く性格の異なる『ヤニ猫』の人格に...
「うん?何が起きたにゃ?」
起き上がるカズサ。
しかし、いつもとは口調が完全に異なっていた。
「うっ...ヤニ...ヤニが足りないにゃ!!」
「早く...ヤニを摂取しないとだにゃ!!」
「杏山カズサ?」
事態を把握できないレイサ。
「ヤニー!ヤニはどこだにゃ!」
レイサが怪訝な顔で見つめる中、走り出した。
先生のために、並んでまで買ったケーキの箱を打ち捨てて。
【シャーレビル:エンジェル24店内】
「お嬢ちゃん、何でもいいからタバコ...タバコを寄こすにゃ!!」
「ダメです!これは、シャーレに来られる大人のための商品です。未成年の方にはお売りできません。」
タバコを購入しようとするカズサ。そのカズサを店員のソラは、必死に止めようとしていた。
「にゃーはもう大人だにゃ。」
「どう見ても、トリニティの生徒さんじゃないですか。」
「そんなこと無いにゃ。」
コンビニを何軒もはしごし、タバコを買おうとしたカズサ。
だが、あくまで『学園都市』であるキヴォトスでは、タバコを売っている店は無かった。
その時、『先生が居るシャーレのエンジェル24なら、タバコも取り扱っているかも』と考えた。
すぐに行動に移したカズサは、陳列されているタバコを見つけた。
だが、いくら言ってもタバコを売ってくれない。
(早く...ヤニを...ヤニを吸わないと、おかしくなるにゃ...)
禁断症状でおかしくなっていることには、気づかないカズサ。
(こうなったら...強硬手段にゃ!)
「そこをどくにゃ!」
ダララララララ!
カズサが構えた軽機関銃が火を吹く。
「きゃー!助けて!」
カズサの剣幕と、放たれた弾丸におびえてうずくまるソラ。
泣き出しつつも、助けを求めるべくスマホを取り出す。
(誰に連絡するのがいいかしら...先生?それとも、トリニティの生徒さんみたいだし、正義実現委員会?)
ちょうど、トリニティ自警団の巡回時刻だったことを思い出すソラ。
(お願い、気づかずに出ていって...)
隠れたままモモトークを開き、ソラは自警団への通報を行った。
「全部もらっていくにゃ!ヤニ!ヤニが大量だにゃ!」
備え付けのレジ袋を奪うカズサ。
陳列されていたタバコを、片っ端から奪ったレジ袋に入れていく。
ついでに、一緒に売られていた100円ライターも一緒に入れる。
「ハアハア...早くヤニ...ヤニを吸うにゃ。」
店から出たカズサは、タバコの蓋を乱暴に破った。
中から3本のタバコを取り出し、火を付けて一気に吸い始める。
「ヤニは最高だにゃ~。」
【カズサ宅:ベランダ】
そして、冒頭のシーンに戻る。
タバコを一気に吸ったことで、落ち着きを取り戻したカズサ。
家に帰って、ベランダで優雅に喫煙を楽しんでいた。
「ヤニ汁が溜まったにゃ。」
灰皿がわりに使っていた、空き瓶を持ち上げる。
瓶の中には、タバコの火を消すための水が入っていた。
「捨てるにゃ~」
瓶の中の水を、そのままベランダから捨てる。
お嬢様らしさは、もはや煙と一緒に空へ消えていた。
ベランダの下から、絶叫が響いた。
「なっなんですかこれは?杏山カズサ!よくもやってくれましたね!」
下にいたレイサの頭に、さっき捨てた汚水が直撃していた。
エンジェル24からの通報で、カズサが暴れていることを知ったレイサ。
そのレイサが、カズサを心配して様子を見に、家の前まで来てくれていたのだ。
レイサからの恩を仇で返す仕打ち。
それにブチギレるレイサ。
だが、当のカズサは迷惑そうな顔をしていた。
「うるさいにゃ~」
「杏山カズサ!降りてきなさい!」
「それに、未成年喫煙は違法ですよ!」
「タバコのために、コンビニ強盗まで犯したそうじゃないですか!見損ないましたよ!」
「黙るにゃ。にゃーはヤニを吸うので忙しいにゃ!」
ダアン!
レイサに向けて放たれる銃弾。
「グハッ...きょうや...ま...かず...」
レイサが気絶したのを見て、再びタバコを吸い始める。
「おいしい~にゃ~」
~~~~
「吸った吸ったにゃ~。満足だにゃ~」
喫煙タイムを終え、室内に戻るカズサ。
しかし、部屋の中には予期せぬ客人が居た。
「ヴァルキューレ公安局だ!未成年喫煙とコンビニ強盗の容疑で逮捕する!」
公安局局長のカンナが告げる。
「にゃ?」
状況を理解しきれていないカズサ。
「確保しろ!あとタバコも全て押収しろ!」
号令とともに、カズサを取り押さえるヴァルキューレ生徒達。
押収されていくタバコ達。
「にゃーのヤニー!!」
こうして、ヤニ猫と化したカズサは逮捕された。
【ヴァルキューレ警察学校:局長執務室】
カズサの取り調べを終えたカンナ。
執務室に戻るまでは、なんとかして平静を保っていた。
だが、戻ってきた途端様子が急変した。
「はあ...はあ...はあ...」
「はや...く、早くヤクをキメないとにゃ...」
息は乱れ、その目は血走り、まるで薬物中毒者のようであった。
「あったにゃ...押収物の白い粉...」
すぐに白い粉を水で溶かし、これまた押収物の注射器に入れる。
震える腕に、注射器の針を刺すカンナ。
「キメるの最高だにゃ~」
カンナもまた、同じ声の獣人の人格に乗っ取られていた。
『キメ猫』の人格に。
完
お知らせ
投稿間隔が空いてしまい、申し訳ありません。
現在、オリジナル中編SSおよび、「ワカモ」が主人公の中編を執筆中です。
2作の執筆を同時進行で行っているため、少しの間投稿スピードが遅くなる見込みです。
書き上がり次第アップロード予定です。
駄文で申し訳ないですが、楽しんでいただけるように精進していきます。
SSの長さはどう感じましたか?よろしければ、教えてください。
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