王国には、各領地を治める貴族が抱える騎士団のほかに、王都直属の特殊な騎士団がいくつか存在する。
王都とその周辺の治安を担う〈青銅の騎士団〉。
王族の警護と儀典を司る〈黄金の騎士団〉。
教会と聖地を守護する〈純白の騎士団〉。
そして――もうひとつ。
公の式典に姿を見せず、王国史の裏側でのみ語られる騎士団がある。
一騎当千の突出した能力と、それぞれ特殊な武器を持つ者だけで構成された少数精鋭。暗殺、諜報、そして人の手に余る脅威が現れたときに切られる、王国最後の切り札。
漆黒を纏う"鴉"たち――〈レイヴン騎士団〉である。
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