【アニメ版GX】三鳥+αにドン引きする決闘者たちの反応集【幻想体】   作:marie9632

2 / 2
 前話の閲覧・評価ありがとうございました! こちら感謝のおまけになります。
※大鳥が森に住み着いた後のお話。終始オリキャラモブが喋ってるだけです。遊戯王要素はほぼ無いです。


おまけ:『怪物』は存在しないと結論づけた。

 

★

 

"我々は森で大きな鳥を見つけた。"

 "大鳥以外に『怪物』は存在しないと結論づけた。"

 

★

 

 なあ、知ってるか? アカデミアの森には怪物がいるって噂。最近たまに聞くだろ?

 

 え、知らないのか? だったら教えてやろう。

 とある生徒いわく、そいつは

「黒い大きな塊だった」

「たくさんの金色の目があった」

「明るい綺麗なランプを持っていた」

「くちばしには無数の牙が生えていた」

ーーらしい。たくさんの目と牙を持つなんて、怪物としてあまりにベタすぎるよな。大げさだし。なんか具体的だけど、俺はどうせ作り話だと思ってるよ。

 

 そこで、だ。俺は今日の放課後、あの森に行ってみようと思う。この目で確かめるんだよ。そうすりゃ、怪物なんていないってわかるだろ?

 

 おい、なんで止めるんだよ。ちょっとした肝試しみたいなもんだろ。あっ、さてはお前、怪物が怖いんだな? 嫌ならついて来なくていいぜ、俺一人で行くからよ。

 

⭐︎

 

 じゃ、今日の学校終わったから行ってくるぜ。大丈夫だって。絶対に何も起きないからさぁ。

 

⭐︎

 

 お、おい、聞いてくれ! いたんだよ! 怪物が! 本当に! 信じてくれ!! なあ!!

 

 あ、あー、すまん。興奮しすぎてた。とりあえず、昨日お前と別れてからの事を順番に話すぜ。

 あの後、俺は森の近くに行ったんだ。まだ夕方だってのに、森の中は妙に暗く見えてさ。ほとんど中を見通せなかった。つい、森の入り口で立ち止まっちまった。

 そしたらさ、ふと恐ろしい気配を感じたんだよ。ゾッとするって感じだ。恐る恐る辺りを見回したら、俺の背後に黒い泥みたいなのがいて、飛び掛かってきた。

 

 おい、笑うなよ! あれはスライムなんてもんじゃねぇ。もっと何か、おぞましいモノだ。俺は少なくとも、触りたいとは思わなかった。お前も見ればわかる。

 

 話を戻すぞ? その黒い泥は、俺に向かって飛び掛かってきたんだ。もう、パニックになってさ。なんとなくそうしたほうが良いと思って、森の中に飛び込んじまった。暗くて周りが見えないから、何度も木にぶつかったりコケそうになったりしたよ。それでも、後ろから黒い泥の気配はしたからさ。俺は必死に足を動かして、そいつから逃げようとした。

 でも、走っても走っても追いかけてくるんだよ。そのうち諦めてくれることを願っていたが、全然そんなことはなかった。

 そしてだ。とうとう俺は疲れて、つまずいてコケちまった。ああ俺の人生はこんなとこで終わるのか、って感じで……あのときの絶望感といったら! 

 

 もちろんこれで終わりじゃないぜ? このとおり、生きて帰ってきたからな!

 そのときだったんだよ。視界がぼんやりと明るくなった。顔を上げると、黄色いランプが炯々と輝いているのが見えた。俺の目の前に『怪物』が現れたんだ! たくさんの金色の目と明るいランプ、大きなくちばし。噂に聞いた姿と一致していた。俺はすぐに、それが『怪物』だと確信したよ。

 

 ヤツは俺の顔を見るなり、ジロジロと俺を覗き込んできた。金色の目全部に見つめられていると、威圧感がヤバかったよ。悲鳴すら出なかった。

 その後急に、ガバリとくちばしを開いた。くちばしの中には牙がびっしりと生えていて、普通の人間なら簡単に噛みちぎれそうだった。俺は今度こそ、死を覚悟したよ。

 

 だが、ヤツが狙っていたのは俺じゃなかった。怪物のせいですっかり忘れていたけど、黒い泥がすぐそこまで来ていたんだ。怪物はその黒い泥を、くちばしで噛み切った。それっきり、黒い泥の気配はしなくなった。助かったよ、ヤバいやつがいなくなったからな。

 

 そう、まだ怪物が残ってたんだけどな! でも正直、この後のことはあんまり覚えてないんだよ。ヤツが俺にランプをかざしたのは覚えてるんだが、そこから先はさっぱりだ。気がついたら朝になってて、森の外で寝てた。慌てて寮に帰って、今急いで登校してきた感じだ。

 

 な? 本当に『怪物』はいたんだよ!

 

 え? それは『怪物』と言えるかって? どういうことだ?

 

 ……たしかに、ヤツは俺に危害を加えなかったな。むしろ助けてくれたし。それに、あの黒い泥のほうが本能的にヤバいって感じたし。

 

 お前の言う通り、あの鳥は『怪物』じゃないのかもしれないな。

 まあ、無闇に近付くべきでないのは確かだな。お前だって、まだ死にたくはないだろ?

 

 それにしても、なーんか見たことある気がするんだよなあ、あの大きな鳥。うーん、気のせいか?

 

 

 

 

おまけ 了

 




 書き始めたのは8月中旬なのに、途中で2ヶ月以上も放置してしまいました。(笑)続き物書いてる方々ってすごいなぁ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

マンガ版GXしか知らない遊戯王プレイヤーが、アニメ版GX世界に跳ばされた話。なお使えるカードはロボトミー縛りの模様(作者:黒月天星)(原作:遊戯王GX)

 事故で死ぬ直前、“元”神様と名乗る者に暇つぶしの相手として命を一時的に救われる主人公久城遊児(くじょうゆうじ)。▼ 課題をクリアすれば助けてあげると唆されて、跳ばされたのは遊戯王GXに限りなくよく似た世界。▼ 餞別だとばかりに知らないカテゴリのカードデッキを渡され、ここのデュエルアカデミアで卒業出来たら脱出できると無理難題を押し付けられる始末。▼ 挙句の果…


総合評価:6795/評価:8.48/連載:289話/更新日時:2026年10月31日(土) 07:30 小説情報

何!?ズァークとは「もう1人のボク!」ではないのか!?(作者:辛味噌の人)(原作:遊戯王)

A.そうとも言えるしそうでもないとも言える。▼ トマトに転生したOCG次元のARC-Vミリしらオリ主が次元戦争を駆け抜けるお話。▼ 揺れるママママインドの代わりにOCG知識と遊戯王語録を詰め込んだ男はデュエルでみんなに笑顔を届けられるのか?


総合評価:6574/評価:8.55/連載:17話/更新日時:2026年08月27日(木) 01:18 小説情報

TS転生者「不死鳥は 再び墓地より 舞い戻る」(作者:ししゃしょしぇい)(原作:遊戯王)

前世で愛用していた紙(ヲー)が、なんか神(ラー)になっていた件。▼なにコレ、めっちゃ使いたいんですけど。▼でも原作には関わりたくないんですけど。▼そんな矛盾した欲求を抱えたコミュ障TS転生者が、アニメ遊戯王ZEXAL世界で「平穏な生活」を目指す話。▼なお、秒で失敗した模様。


総合評価:14431/評価:8.79/短編:5話/更新日時:2026年10月31日(土) 20:03 小説情報

Bonjour、ブルーアーカイブ(作者:guruukulu)(原作:ブルーアーカイブ)

 一人のアバターによって引き起こされたバタフライエフェクトを、みんなで見ていきましょう。▼ 本作は、エンター・◼️◼️◼️◼️様の▼『ゲマトリア兼デカグラマトン所属、エンターと申します。以後お見知りおきを』の三次創作となります。▼https://syosetu.org/novel/404898/


総合評価:509/評価:9.08/短編:12話/更新日時:2026年10月22日(木) 18:00 小説情報

科学技術全盛時代に精霊の居場所は(作者:はなみつき)(原作:遊戯王)

あんまり無いけど無い事もない。▼


総合評価:9616/評価:8.78/完結:78話/更新日時:2026年09月23日(水) 02:33 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>