本田鹿の子の本棚の作者にエイプリルフールで数秒でも騙されたので、責任取ってカルドセプト漫画版を強引にハッピーエンドにしてもらいました。
ちなみに「本田鹿の子の本棚にはこんな強いキャラがいるんだぞー」という宣伝でもあります。
ピノッキオ「カルドセプトの新作プロジェクトが動いてて、漫画版の続きも出るぞー!」
ゴリラ裁判長「夢見させるような事を言うな!!」
(鎬傭兵 著 「ピノッキオの冒言―土星回帰(サターンリターン)―」)
「こりゃー!何だこの本は!!期待したじゃないか!私はカルドセプト漫画版電子書籍で読んで、『この後どうなっちゃうの?』という展開の続きを期待して待っているんだよ?作者さんの傾向から鬱エンドは無いと信じて!何だこのエイプリルフールは!鹿の子さん酷すぎだろ!」
(やれやれ)
あ。これちらっと見始めた人は、本田鹿の子の本棚を知っているかな?
トロッコ問題でググると出てくるワードだよ。
私の名前は杣水月(そまみづき)。鹿の子さんの友人で、今回の語り部。
鬼太郎みたいなヘアスタイルの素敵な女子高生さ!
そして、この『本田鹿の子の本棚』という漫画は、私の隣にいる何を考えているか分からない本田鹿の子さんのお父さん、本田鳩作さんが、娘が高校生になって口をきいてくれなくて悩んだあげく、娘の本棚の小説を読む。それは、毎回意味不明な暗黒小説だった。
それをお父さんのイメージで漫画にして本田鹿の子の本棚を読んでいる読者の方々へ漫画として見せているというほぼ1話完結の漫画だ。鹿の子さんが持っている小説は、もちろん君達の世界には存在しない(多分)。
そして私がこだわっているカルドセプト漫画版の説明だ。
これは某ビデオゲーム会社さんの出したビデオゲームの漫画版だ。社名出すと、誹謗中傷とか言われてBANされるかも知れないから出さない。
漫画版主人公はナジャランという10代前半くらいの褐色肌の美少女。ナジャランはカルドセプトのモンスター(この世界では『クリーチャー』と呼ぶ)が実在して、カードの召喚士『セプター』が行うカードゲームバトルも行われている世界に住んでいる。
ナジャラン冒険とカードバトルの日々。
ところが、この世界を滅ぼそうとする黒のセプターの司祭・ベルカイルという男が動き、物語は陰鬱に。ベルカイルはカルドセプトのカード収集のためナジャランのいた都市を襲撃。
ナジャランの師匠も死亡寸前!相棒の人頭杖ゴリガンも洗脳?され敵に!ナジャランには抹消(イレイザー)という能力でカルドセプト世界から存在しなかった事にされる所を、ナジャランの父親の形見であるクリーチャー・騎士(ナイト)がかばい消滅!ベルカイルはカルドセプトの全てのカードを揃え、世界を滅ぼしに動く!ここまでが紙単行本版!その後、約10年後に、加筆。打ちひしがれていたナジャランにかつてのカードバトルライバルが叱咤激励する所で終わり!加筆42ページ。
オイオイ!加筆するなら結末まで描いてくれよぉぉぉ!年表でも良いからぁぁぁ!
・・・嘆いても仕方が無いので、私は打ち切り漫画の一つとして忘れ去っていたんだよ。
それを鹿の子さんの小説が思い出させた!じゃあ責任取ってハッピーエンドにしてくれよ!
(こくこく)
え?鹿の子さんやってくれるの?漫画版カルドセプトの世界に行けるの?
(こくこく)
よっしゃあ!目的は2つ!
その1!ベルカイルとかいう中二病のオッサン率いる黒のセプター軍団をぶっ倒す!
その2!カルドセプトの世界で死んだ人々やクリーチャーを復活させる!
これでハピエンだ!多分。
でも、鹿の子さんの小説で生き返らせる手段ってろくなもんじゃなかった様な・・・。
あ。ちなみに鹿の子さんは喋れないわけじゃないからね。
私も聞いた事がないんだよ、鹿の子さんの言葉を。何故か記憶に残らない。
だから、鹿の子さんはこの話でもジェスチャーだけで表現するから。
さて。実は鹿の子さんは、普通の人間だ。チート能力なんて無い。もちろん私も。
でもぉ?それだと話が進まないから、鹿の子さんには自分が持っている暗黒小説を現実化する能力を持っていた設定にします!それを与えたのが私の能力で!
「では、鹿の子さん!カルドセプトの世界へ行ける小説を!」
鹿の子さんが本を出現させて、空中でページが開く!
(首塚寓話 著 「誰でも描ける!ヒット漫画!」)
・・・外道ベイビーみたいな赤ん坊が出てきた・・・。確かこいつは・・・。
「平行世界の中にはあるんだよ。大団円を迎えたカルドセプトの漫画が!」
私は赤ん坊を殴った。
「ウルセェェェェ!!」
「ごは!」
「神気取りだが、テメェは主人公洗脳しただけで何もしてねぇじゃねーか!平行世界で大団円カルドセプトあるなら、その漫画私の世界にもってこいや!見せられない?死ね!」
ドゴッ!バキッ!グシャ!
赤ん坊は半殺し状態で本の中に消えた。
「真面目にやってくださいよ!鹿の子さん!私は漫画カルドセプト世界に行きたいんですよ!絵も綺麗だし!」
(やれやれ)
(角田偽史 著 「猿の手 編」)
『猿の手。どんな願いも三つ叶えてくれる呪具。ただし金が欲しいと言えば家族が死に、保険金が入るなど願いは歪む。』
「・・・これ、使って大丈夫な奴ですか?」
(こくこく)
「鹿の子さんが頷いたので、これに願うぜ!猿の手!私と鹿の子さんを漫画カルドセプトの世界へ連れて行って!」
私達は光に包まれて消えた。
気が付いたら荒廃した中世ファンタジー都市!ここは、漫画版カルドセプト最後の場所セプターギルドがあるエンダネス島だ!
「あなた1人が勝敗を左右したって思うのは、戦ったセプターたちに失礼ですわよ!」
「カリン・・・。」
「おぉ。電子版単行本最後のセリフだ!」
「え?あなた達誰?」
「まさか黒のセプター!」
「わっ待って!怪しいけど怪しい者じゃないよ!私は杣水月!こちらにおられる本田鹿の子さんと共に、異世界からこの世界を救いに来たんだよ!」
何だかんだ説明し、ナジャラン達は敵ではない事を理解してくれた。ちなみに配膳中だ。中世ファンタジー飯ウメェ。
「でも・・・。無理だよ・・・。あなた達がどれくらい強いのか知らないけど、黒のセプターの司祭には敵わない・・・。殺されちゃうよ・・・。」
ベルカイルの事だな。
「大丈夫!さぁ鹿の子さん。私達を・・・えーと・・・。何とかして!」
(やれやれ)
(近藤国士無双 著 「打越キリオ 最後の戦い」)
「ファッファッファー!!おじさんの牧場で生まれた新鮮な卵で作ったアイスクリームだよー!!」
ペリカンおじさんとアイスクリーム販売車が召喚された。
「凄い!あなた達もセプターなのね!」
違うけどね。私達は自己紹介追加した。鹿の子さんが超絶強い事も。
「しかし、アイスクリーム美味い!」
「本当ね!」
(ひそひそ)
「え?何、鹿の子さん。この数日後、私とナジャランはアイスクリームの食中毒で命を落とす・・・。」
「え・・・?」
「こりゃー!なんてモン喰わすんだ、お前!」
女性の学校の先生らしい人が召喚された。
「数日後に死ぬという事は、逆に言えばそれまで死なないという事です。」
そりゃ違うだろ、と思ったけど、鹿の子さんを信じるしかない。
「そうだよ。世界滅亡を防げるなら、私は死んだっていい。」
ナジャランは元気で健気な所が魅力的だ。だから、この世界と共に絶対に助けたい。
ナジャランのライバル、ゼネスや他のセプターもアイスクリームを食べた。そう、最終決戦だ。場所は廃都ナバトという場所。ここに、みんなで向かうんだ!
ナバト到着。そして、四属の王と呼ばれるクリーチャーのうち3つ。風の王ベールゼブブ、地の王ダークマスター、水の王ダゴン、が大群で押し寄せてきた!
ベールゼブブは蠅を怪物化した姿で、1匹で10メートルくらいのドラゴンと互角。それが数え切れないほどいる。
ダークマスターは、巨神兵のパク・・・まぁそんな感じのが数十体。
ダゴンはタコの足が無数に付いた巨大な怪物。ちなみに1体、美少女化して味方だったダゴンちゃんがいたんだけど、奪われてしまった。それが数体。
向こう側総攻撃。こっちは無敵状態でなんともない。
さぁ、鹿の子さん。反撃だ!
(パクチー香蓮 著 「ワールドイズカレー」)
怪しいハンサム男が召喚された。
「私の能力は水をカレーに変える。」
私達以外の存在の水分がカレーに!それが大体日本くらいの規模!
「「「ごがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
ベールゼブブ、ダークマスター、ダゴンは、体内の水分をカレーに変えられて全滅した・・・。
カレーと腐敗臭がたんまりの屍の山にドン引きするナジャラン達。これが私達の世界の戦いなんだよ・・・。
屍の山の中で、カードを3つ発見した。ベールゼブブ、ダークマスター、ダゴンのカード。
ベールゼブブ、ダークマスターは厳重に封印。ダゴンはダゴンちゃんに戻して、仲間に戻ってもらった。
屍の中には、カルドセプト世界の敵種族として作られたミゴール族もいた。
「彼らも可哀想な人達・・・。創造主であるバルテアス神が治める僅かな土地以外では、呼吸をする事も、血の一滴も大地に還る事すら許されないんだよ。」
ナジャランが悲しんで言った。この中には敵幹部の屍蟲のデプテラ等もちゃっかり死んでいたが、可哀想な奴らには違いが無い。鹿の子さん、何とかならない?
(こくこく)
(ブラス・モナド 著 「転生に転生を繰り返して神レベルのチートになったので女神様とよろしくやる」)
ミゴール族は転生していった。人間やエルフ等に。
実はこの元になっているのはニートの排泄物だったりするのだが、世界に拒否されるよりはマシだ。・・・と思う。
「メテオストーム!」
隕石が雨あられと降り注ぎ、屍を消滅させた。
ベルカイルだ!まだ生きていたのか!
ベルカイルは、身体の水分をカレーにされて死ぬ前に回復呪文が間に合ったらしい。口から漏れたカレーを拭いていた。
「よくもやったな滅ぶべき者ども!デュラハン!デスゲイズ!火の王フレイムロード!」
カレーまみれなので威厳も糞も無く、数メートルある首無し鎧騎士と格ゲーのシュマゴラスみたいなのと、巨大な炎の化身を召喚した。特にシュマは騎士のカタキだ。
「鹿の子さん!やっちゃって!」
(鈍色空 著 「勇気発進ギザハート」)
心の弱さたんまりの巨大ロボと、ストックホルム症候群でシンクロしたロボ整備士の女性だ!レーザー1撃で、地球滅亡に追い込んだ侵略軍団を、人がいる日本ごと吹き飛ばす!
(種子島禅銃 著 「ZEROTADA」)
東銀河最強の拳法家ⅣⅣⅡNe(ヨシツネ)とそれに挑んだヴィジュアル系侍零忠(ゼロタダ)の物語。ヨシツネが互角にすべくゼロタダを全て自分と同じにしてしまう!その一撃は森林を荒野にするぞ!・・・前述のロボより弱いのでは?まぁいいや。
(堊方那乃 著 「武装倉庫リーダー カノコ」)
よくわからないけど半グレ集団を皆殺しにしている鹿の子さんそっくりに、お父さんが想像したキャラだ!ガチャが好きで敵の眼球を、ケースを使ってほじくり出すのが得意技!・・・ロボ1体で良いんじゃね?という奴は作中の様に「お前のリアリズム超合金以下!」とディスられるぞ!
「「ハートトゥハート最大出力!!」」
「「飛天虚空蔵菩薩!!」」
「パイルダーオン!」
・・・デュラハンとシュマ、フレイムロードは死亡し、カードに戻った。
「おぇぇぇぇぇぇ!!」
ナジャランはグロい戦いを見て、吐いている。ドラゴンゾンビとかと戦っていた筈だけど、それよりグロいの?心外だ。
ベルカイルは眼球二つをガチャのケースでくり抜かれて、自分の出自とか何で世界を滅ぼそうとしているかを呟いているが聞こえない。
多分、前述のゼネスの心優しい師匠の弟か何かなんだと思うが、不幸自慢で世界を滅ぼされても困る。
よって、死刑当然だろうが捕獲しようとすると・・・。
手に持っていた人頭杖に殺害された!
そして、ナジャランの相棒ゴリガンと共に、人頭杖達が合体していき・・・
邪神バルデアスになった!
エクストラミッション開始だ!
ナジャランがゴリガンを吸収されて怒り、戦おうとしているが、止めた。
相手は神だ。しかも、この世界を創造した書物『カルドセプト』に、「自分は神々には殺せない」とかチート書いたクズだ。よって神以外の存在で倒す必要がある。
と、いう事で鹿の子さんお願いします!
(平等院アドレナリン 著 「セカイ系ハイボルテージ」)
空を歩き、空を拳一つでひび割れさせる、いにしえの天神に対し、生贄に捧げられる10代中盤少女を救うため、独裁国家!最凶死刑囚達!広域暴力団!武装勢力!自粛警察!乳幼児達!そしてその親!世界の核保有国とミサイル全弾!が手を取り合い、天神と相打ちする話だ!
だが、これでは相打ちだ。だからもう1つ勢力が欲しい!
(立花キャップ 著 「ナチュラルマン」)
もろくそウルト〇マンのパクリ!強さも同じらしい。しかもこちらは内臓を嬉々として引きずり出す残虐性を秘めている!
ようし、これでいけぇぇぇ!!
・・・邪神バルデアスは肉塊になって死んだ。
その肉塊から、ナジャランはゴリガンを復活させ、元の人格を取り戻したゴリガンと、血まみれで喜んでいる。・・・ナジャランが私達の世界の住人の様になってしまった。
これも、いつまでも完結させないせいですよ!
そして、希望(ホープ)のカードを取り戻した。
これは、この世界とこの世界を作り出した女神カルドラを結ぶカードらしい。
女神カルドラが出現した。
(平等院アドレナリン 著 「セカイ系ハイボルテージ」)
えっ?
巨大な天神が出現し、空を砕くパンチで女神の顔面を殴った。
「ちょ!何やってんの、鹿の子さん!」
(ひそひそ)
「え?バルデアス生み出したり、それを滅ぼす為に地球上の動物の半数を滅ぼしたりしているから?確かにそれはそうだけどさぁ・・・。」
あっ!女神がお怒りだ!戦闘モードになった!
ラストバトル開始!やっぱり制作会社の設定ディスってんじゃないか!会社名出さなくて良かった!
女神カルデアVS天神だ!
女神カルデアは、カルデアソードという必殺技でバルデアスと地球上の半分の生命を滅ぼす!対して天神は、地球上に存在する核ミサイル全てでも滅びず、プラス人類の半分くらいを結集させて相打ちなキャラだ!全核ミサイルだけで地球は数回滅ぶ!やっぱりもう1キャラ欲しい!
(遊星静止 著 「セカイ系」)
外宇宙高次生命体の最高査察官が召喚された。ケムール人みたいな見た目のキャラだ。頭にアンテナみたいな触覚があり、そこが光るだけで北米大陸に、その半分以上の大穴を開け、その穴の中は亜空間に飛ばすという芸当をやってしまうキャラだ。
よし、互角以上だ!いったれぇぇぇ!!
・・・女神カルデアは、我々に土下座している。
私達は漫画カルドセプトで死んだ人間・クリーチャーを全員復活させ、死にかけのナジャランの師匠等も全快させ、私達が数日後にアイスの食中毒で死ぬのも消してもらった。
ナジャランは騎士と再会し、泣いている。
私達は、正直安堵していた。鹿の子さんの暗黒小説で生き返らせる可能性があるのは、前述の猿の手か、男の子の妄想でオ〇ニーして袋にぶちまけた精子で復活させるサンタしか思いつかないからだ。これ単行本にいつまでも掲載されないけど、やっぱりアウトなんですかね?
遂に、カルドセプトの世界に平和が訪れた。
ナジャランのバトルの後は、いつも祝勝会だ。ワンピみたいだけど王道はこれでいい。
美味そうな料理をたらふく食べ、ケムール人が話の中で作っていた究極至高のロモ・サルダートも食べた。美味すぎる。地球人が食べ過ぎたら中毒になりそうなほど美味いので、1皿だけにした。というか、鹿の子さんがそう言って止めさせた。
そして私達は、ナジャラン達に見送られて、猿の手で元の世界に帰ったんだ。
・・・そう、猿の手をもう一度使う必要があった。副作用で何が起こるか分からない猿の手を。
その代償は、鹿の子さんのお父さんの本田鳩作さんが、漫画カルドセプトの未来ビジョンで見せた人類のSF的戦争を止める為に飛ばされる事だった。
一応言うが、お父さんがいなくなって鹿の子さんは悲しんでおらず、通常営業だ。まぁあのお父さん、高校鉄拳伝の親父(おとん)みたいにごついし眼鏡かけているし、大丈夫だよね?多分。
了