ルーデウスに無為転変みたいなのを使える妹が増えたら   作:りんごりら

24 / 24
第23話 出発

トマ視点

 

 

 

 翌日の朝、わたしはにいさまの泊まっている宿へ訪れた。

 フィットア領までエリスさんを送り届ける旅についていっていいか聞きに来たのだ。

 予め教えて貰っていた部屋まで歩き、控えめにノックをする。

 

「にいさま、起きてる?」

「ん?トマか?入っていいぞ」

 

 失礼のないように扉をゆっくり開ける。

 ドキドキと心臓の鼓動が早まり、木製のドアノブに触れる指先はじっとりと汗が滲んでいる。

 これから何ヵ月か一緒に過ごすことになるかもしれない人達だ。

 悪い印象を持たれたくない。

 

 中には燃えるような赤い髪の少女と、鉢金を巻いたスキンヘッドの長身の男、そしてにいさまがいた。

 エリスのさんとルイジェルドさんだ。

 この6日間で何回か会って話した。

 主にここまでの旅の事だ。

 エリスさんはエピソードを1つ話すと必ず「ルーデウスはすごいのよ!」とにいさまを自慢げに褒めていた。

 ルイジェルドさんは寡黙な方で、あまりお話できなかったが、彼もにいさまの事を認めていると言っていた。

 扉を閉めた途端、エリスさんが声を上げた。

 

「ちゃんと来たわね!ルーデウス、出発するわよ!」

「ちょっと待ってください、まだトマに話して無いんですから」

 

 その声に思わず体をビクッとしてしまったが、これはもう、わたしも同行していいということなのか?

 なんかすごくあっさりしてる。

 

「えっと……わたしついていっていいの?」

「…そういうことになった」

 

 緊張で固まっていた体に一気に血液が巡りだして、奥から湧き出る興奮にじっとしていられない。

 頬が自然とギュッと上がってニマニマとした笑みを浮かべてしまう。

 むふふ、んふふふふ!

 やったやったやったー!

 これでにいさま達と一緒にいることができる!

 そして、にいさまの大切な人達の力になれる!

 わたしがいる限り万に一つも死なせない!

 

「話は終わったわね!なら行くわよ!」

 

 そう言うと、エリスさんは荷物を持って颯爽と部屋から飛び出して行った。

 

「これからよろしく頼む、トマ」

 

 ルイジェルトさんは優しくわたしの頭を撫でてから、出ていった。

 あの人の撫で方も好きだな。

 

「じゃあ行くか、荷物は全部持ってるか?」

「うん!持ってる!」

 

 にいさまの背中を追って、わたしも部屋から出ていった。

 

 

---

 

 

 改造竜を引き連れてミリシオンの冒険者区の入り口に来た。

 そこから馬車に乗って出発する。

 見送りには、とおさまとノルンが来た。

 にいさまととおさまはフィットア領の話をしている。

 ノルンはとおさまの右足にしがみついて、うるうる目を潤ませている。

 

「いっちゃうの……?」

「うん、行ってくる」

 

 ノルンはその言葉にショックを受けたようで、眉はハの字に垂れ下がり、ポロポロ涙が溢れ出てしまった。

 

「泣かないで、きっとまた会えるから」

「やだっ!いかないで!ねえさん!!!」

 

 走ってわたしに抱きついてきた。

 胸辺りにある彼女の頭を愛おしむように撫でる。

 この先一生会えなくなるわけじゃない。

 家族全員を見つける為に、ちょっとの間会えなくなるだけだ。

 それでもここまで泣かれると、ノルンと離れる罪悪感が湧いてくる。

 

「絶対また会えるよ。それに、ノルンもかあさまやリーリャ、アイシャに会いたいでしょ?」

「んうぅ……………でも……いかないで……」

 

 ノルンも本当はわかっているはずだ。

 わたしと一旦お別れしなくちゃいけないって。

 でもいくら頭でわかっていても、心はそうじゃないんだろう。

 わたしがロキシー先生と別れるときに泣いてしまったように。 

 

「あのー……ノルン、僕もいるんですけど……」

 

 ノルンはチラッと寂しげな表情をしたにいさまの方を見て、不機嫌そうに手を振った。

 

「ふん!………ばいばい」

 

 それににいさまは嬉しいような物足りないような複雑な顔をした。

 7日だけじゃね……加えてにいさま家庭教師で家にいなかったし。

 

「ほら、ノルン、わたしもう出発するから」

「……………………ん」

 

 ノルンは肩を震わせながらも、わたしから離れてとおさまにくっ付いた。

 そしてとおさまは言った。

 

「次に会うのは何年後か……まぁお前らなら直ぐにゼニス達を見つけちまうかもな。でも、一旦お別れだ。ちゃんとお嬢様を無事に送り届けるんだぞ、ルディ」

「わかってますよ。では、行ってきます父様!」

「行ってきまーす!」

「おう!」

 

 わたしは家族に別れを告げて、馬車に乗り込んだ。

 

 

---

 

 

「にいさま、エリスさんとルイジェルドさんにわたしの力の事言った?」

 

 揺れる馬車の中、わたしはにいさまの耳へ手で輪っかを作って小声で言った。

 

「あー……詳しくは言ってない。神子って事だけ伝えてる」

「この2人になら話してもいいよ」

「そうか?うーん……しかしな」

 

 そんなに悩むことないのに。

 と思っていたとき、馬車の外から立ち会い云々がしたいと声が聞こえた。

 北神流のオーベールの弟子のロド……なんとかさんだ。

 こういう正々堂々とした人初めて見た。

 紛争地帯では不意打ちしかされなかったし、ロキシー先生と一緒にいたらそもそも戦おうとしてくる剣士に会わなかった。

 

「エリスさん、あれどうするの?」

「ルイジェルドが勝負をするわ。よーく見てなさい」

 

 言われた通り、馬車の中から戦う様子を見物しよう。

 御者台からルイジェルドさんが降り、草原へ歩きだした。

 そしてロドなんとかさんと向き合い、戦いが始まった。

 

 ロドさんが北神流独特の、不規則なリズムの歩行でルイジェルドさんへ回り込む。

 結構な腕の人物みたいだ。

 ほどよく体に力が入っていて、戦い慣れている感じがする。

 あ!ロドさんが突っ込んだ!

 と、同時にルイジェルドさんが槍で峰打ち。

 攻撃をまともに食らったロドさんは下がろうとしたが、追撃は止まらない。

 うわぁボッコボコにされている。

 剣で防ごうとしたり、四足歩行になるまで体を低く保って反撃を試みたりしてるが、ルイジェルドさんには効果がないようだ。

 最後には「こんなに強い人がいるなんて!」なんてことをいいながら倒れた。

 …………治癒かけた方がいいかな?

 

「にいさまー治癒かける?」

「あー俺がかけてくるよ。渡したい物があるし」

 

 にいさまが治療して渡したのはルイジェルドさんの人形のようだ。

 こうしてスペルド族の印象をよくしようとしているらしい。

 んーわたしはルイジェルドさんに初めて会ったとき、それほど怖くなかったけどな。

 髪の毛なかったからかな?

 そんなわけないか。

 馬車から降りてルイジェルドさんへ水を持っていく。

 

「ルイジェルドさん、水要りますか!」

「あぁ、貰おう」

「すっごく強いですね。どのくらい強いんですか?」

「どのくらい……む、どのくらいか……」

 

 深く考え込んでしまった。

 適当で、ざっくりでいいんだけどな。

 本当に深い意味はない質問だから。

 

「赤竜倒せますか?」

「地に落ちていれば、倒せるだろうな」

 

 彼は軽く当たり前の事ように答えた。

 この感じは、少なくとも赤竜なら余裕で倒せるんだろうな。

 わたしの剣術とルイジェルドさんの槍術では天と地の差があるくらい技量が離れているし、今まで会った人の中で一番強そうだ。

 

 そんな他愛のない会話をしていたら、また勝負を挑んでくる人達が来た。

 えぇ……ロキシー先生と来た時は平和な道だと思ってたんだけどな。

 

 

---

 

 

 その日の夜。

 わたしとにいさまが晩御飯を作っている時、エリスさんとルイジェルドさんは特訓をしていた。

 初めてエリスさんの剣術を目の当たりにしたが、これは、剣神流なら彼女の方が強いかもしれない。

 というか、あれは剣神流なのか?

 拳とか足使ってるけど。

 どっちかというと北神流寄りの戦い方だ。

 

「あ、にいさま鍋沸騰したよ」

「わかった。具材入れといてほしい」

 

 しょっぱい干し肉と草をいれる。

 懐かしいな。

 ロキシー先生と旅してたときもこんな風に料理作ってたっけ。

 あっいけね、忘れてた。調味料も少々。

 

「トマは参加しないのか?」

「ん?何に?」

「ルイジェルドさんのやつ」

 

 特訓か……

 確かに、最近無為転変頼りの戦い方ばっかしていたから、剣術が鈍っているかも。

 聞いてみて、許可してくれたら参加しようかな。

 

「ルイジェルドさーん!エリスさーん!わたしも入っていいですかー!」

 

 ピタッと2人は動きを止め、こちらを向いた。

 

「構わんぞ」

「別にいいわよ」

 

 いいらしい。

 わたしはカチューシャを付け直してから、大剣を抜刀し、体に魔力を流した。

 タッタッと早歩きで彼らの傍までやってきたが、どう戦えばいいのだろう。

 ルイジェルドさんへチラチラと目を向け伺う。

 

「2人纏めてかかってこい」

「言ったわね!」

 

 エリスさんは地を蹴って瞬く間にルイジェルドさんへ接近。

 そのまま一閃を食らわせようとしたが、バックステップされ空ぶった。

 されど瞬間、鋭い蹴りが彼の側頭部を襲った。

 彼は半身になって蹴りさえも避け、追撃を続ける彼女を槍と体術であしらった。

 そして横目でわたしを見た。

 

「来ないのか?」

「あ…!行きます!」

 

 エリスさんの横薙ぎと合わせるように、飛びかかって彼の脳天へ大剣を振り下ろす。

 

「やぁ!」

「がぁ!」

「ふっ」

 

 キキンッ!と舞うような槍の反撃でわたし達の攻撃は弾かれた。

 落下で身動きが取れないわたしに大砲のような蹴りが入る。

 

「ぐふっ!」

 

 蹴飛ばされたことによって剣の間合いから外れ、槍の間合いになってしまった。

 落ち着け。状況を分析しろ。

 エリスさんは今も近距離で戦っていて、その相手をしながらもルイジェルドさんはわたしへの警戒を緩めていない。

 今のままじゃ不意打ちは不可能。

 ならば

 

「…………む?」

「よそ見っ!してんじゃ!ないわよ!」

 

 彼らの刃がぶつかる音に合わせるように動く。

 北神流の無音の歩きだ。

 そして腰に大剣を構え

 

「があああ!」 

「無音の太刀!」

「ふっ!」

 

 決まった!音すら置き去りにする一閃を食らわせた!

 ……はずなのに、大剣が、ない!?

 

「甘い」

「くっ」

「なっ!がはっ!?」

 

 強烈な峰打ちがわたしの側頭部にモロに当たった!

 視界が揺れる、早く治癒しないと!

 無詠唱でヒーリングをしながら戦況を見定める。

 エリスさんは下がって彼と間合いを測っている。

 大剣は……なっ!?

 わたしの後方!?

 なんで!?

 くそ、弾かれたのか、受け流されたのか、わからないけど不意打ちは失敗した。

 このまま不意打ちや同時攻撃を繰り返しても結果は変わらないだろう。

 わたし達と彼にはそれだけの実力差がある。

 それならば、剣以外も使わなければ。

 わたしは、無為転変を使わない剣術……いや、戦いに慣れていない。

 今のままじゃ、わたしはエリスさんのお荷物だ。

 

「…………無為転変」

 

 ポケットのストックから1つを剣に。

 また、背中に鳥の翼めいた腕を生やす。

 手は五本指じゃなくて、1本の太い槍みたいに!

 

衝撃波(エアバースト)!」

 

 翼で地面に向かって放つことで宙に浮き、そのまま使い続けて空を飛ぶ。

 空いた左手で魔術を放ちながら隙を伺う

 

「エリスさん避けて!氷撃(アイススマッシュ)!」

「は!あんたどこに!?」

「なんだ!?」

 

 声をかけたとはいえ、ルイジェルドさんは容易に氷撃を弾き、受け流し、避け続けている。

 むううぅぅ……

 そうだ!あのスケルトンのときみたいに、巨大なハンマーを振り下ろせば当たるんじゃないか?

 剣や魔術より攻撃範囲が大きくなるし!

 よし!やろう!

 剣に変形した魔物を巨大なハンマーに。

 する前に飛び回りながらなんとか水弾(ウォーターボール)を撒き散らして地面を泥状にする。

 いや、これは失敗した。

 草原じゃたいしてぬかるまない。

 まぁいいや、わたしはさらに高度に高くし、空中から彼を叩き潰す!

 

「やあああぁ!!!」

 

 ダンッ!と地面から水弾の水飛沫が上がるほどの衝撃。

 でもどうせ避けている。

 そして接近してくるだろう。

 そこまで読んで、わたしはここで両腕と翼を使い全方位に魔術を放つ!

 

衝撃(エアバース)っが!?」

 

 下から顎への強烈な一撃。

 潜り……こまれ……

 ダメだっ……あぁ……くらくら……して………………

 

 

---

 

 

 ルーデウス視点

 

 

 嘘だろ。

 妹が翼を生やして空を飛んだと思ったら巨大なハンマーを振り下ろしました。

 そしてそれを避けたルイジェルドのアッパーカットでバタンキュー。

 なにが起こっていたのか理解が追い付かない。

 

「ルーデウス、これが言っていた神子の力か」

 

 トマを抱えたルイジェルドが聞いてきた。

 

「そう……みたいですね。僕もここまで大規模な使い方は初めて見ました」

 

 魂の形状を変形させる力。

 あれ自分も対象なのかよ。

 簡単には説明するねとは言っていたが、さすがに説明不足すぎる。

 

「ルーデウス!あの翼わたしにも生やせるの?」

「えっいや、やめといた方がいいと思いますよ」

「いやよ!わたしも空を飛びたいわ!」

 

 エリスが初めて魔術を見た時みたいな、キラキラした目で聞いてきた。

 魂を弄るんだぞ?

 副作用があるに決まってる。

 

「まぁ、トマが起きたら……詳しく聞きましょう」

「そうね、トマ!起きなさい!」

「ちょっと!ヒーリングかけるので揺らさないでください!」

「トマはルーデウスより体強いから大丈夫よ!」

「うっ!」

 

 少なくとも……少なくとも!

 魔術以外はトマの方が上の可能性がある。

 俺はもっと強くならないと、妹に負けてしまう。

 挙げ句の果てに「にいさまざっこー♡」なんて言われたら兄の面目が立たない。

 そして成長したトマはニヤニヤ顔で俺をパシリに使うのだ。

 いやだ、そんな未来は。

 俺はトマにヒーリングを施しながら、兄弟の力関係について思いを馳せた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

幼女転生 ~二度目の異世界でも本気出す~(作者:Eureka_HAMELN)(原作:無職転生)

 ▼ 早逝ではあるが前世と比べれば穏やかな最期であった、そう思った矢先に二度目の転生である。▼ どうせあの存在Xのクソッタレが何かしたとかそんなところであろう。▼ まぁ、こうなってしまった以上致し方無い。▼ ただ前へ▼ さらに前へ▼ 全ては私の幸せな老後のために。▼ “我が三度目の人生に黄金の時代を”▼ ▼ 幼女戦記と無職転生のクロスオーバー作品です。▼ 幼…


総合評価:3046/評価:8.7/連載:3話/更新日時:2026年07月10日(金) 23:24 小説情報

ようこそTS美少女闘技者の教室へ(作者:ぷぷぷ)(原作:ようこそ実力至上主義の教室へ)

前世は男、今世は極上の美貌を持つ美少女。チヤホヤされるイージーモードな人生を夢見ていたはずが、気づけば日本の経済界を裏から支配する代理戦争『拳願仕合』に身を投じていた――。▼高円寺コンツェルンの代表闘技者として『拳願絶命トーナメント』を戦い抜いた主人公は、次なる任務として、あの高円寺六助の護衛を命じられる。▼


総合評価:3174/評価:8.18/連載:11話/更新日時:2026年08月30日(日) 16:30 小説情報

天剣へと至る愚者(作者:一般通過害悪)(原作:無職転生)

ルーデウス・グレイラットの双子の弟は転生者である。▼後世には『天剣』として伝えられることになる。▼これは、彼が生前に書いた日記を辿っていく物語。▼※アンチ・ヘイトとクロスオーバーは念の為。


総合評価:3362/評価:8.18/連載:10話/更新日時:2026年08月22日(土) 15:30 小説情報

玉葱騎士、六面世界に立つ(作者:プラザ合意)(原作:無職転生)

▼何もかも忘れ、志半ばで倒れた騎士。▼彼は何の因果か、異世界で再び剣を取る。▼たとえ記憶を失っても、たとえ壊れてしまっても。▼それでも彼は、誰かを守ろうとした。▼※ダークソウルと無職転生のクロスオーバーがないので自分で書きました。玉葱と言っているものの、主人公はジークマイヤーさんでもジークバルトさんでもジークリンデさんでもないです、すみません。


総合評価:3631/評価:8.78/連載:45話/更新日時:2026年09月03日(木) 20:01 小説情報

アストレア家の長女(作者:slo-pe)(原作:Re:ゼロから始める異世界生活)

▼ラインハルトに二つ上のお姉ちゃんがいたら。▼平和なアストレア家になってほしいなぁと。▼pixiv▼https://www.pixiv.net/novel/series/15971207▼


総合評価:2869/評価:8.65/連載:35話/更新日時:2026年09月03日(木) 22:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>