“君について詳しく教えてくれる?”
自分のことについて…か…。別に何か隠しているわけではないが…
これ、言っても大丈夫なやつなんですかね( ^ω^)・・・?
一部の情報は話さずにいても問題ないだろうか。
「私は、幻想郷 という地から来ました。そこでとある館のお嬢様に仕えていた執事でございまいます。」
“幻…想郷?”
「ええ。ここのように文明は発達しているところは少ないですが、とても美しいところでございます。」
まあ、このくらいならまだ問題ないだろう。そう信じたい…。
ここまで話したときにピンク髪のミカと名乗っていた女性が話し始めた。
「へえ。ねえねえ!もし本当にそのお嬢様に仕えてた執事っていうならさ、なんか一つでもいいから執事っぽいことしてみてよ!疑うわけじゃないんだけど、ね!」
「ミカ。君という奴は…。さすがに失礼じゃないか?」
なんだ、そんなことか。これでもお嬢様に振り回され、門番に叩きのめされ、メイド長に刺され、お嬢様に振り回されたことなんかに比べたらマシな要求だな。
「そんなことでよろしいのでしたらいくらでも」
「ほんと!じゃあじゃあ、紅茶入れてみてくれない?」
ほう、紅茶か。メイド長に叩き込まれたからな。そんなこと今の俺にとっては朝飯前だ。いや、今は多分昼頃だから昼飯前か?
「では、準備させましょう。」
ナギサと名乗っていた女性が紅茶を入れる準備をさせる。
そしてその少し後に紅茶を入れるためのティーカップなどが並べられた。
「それでは」
そう言って俺は紅茶を入れ始める。もはや何百回も行ってきた動きだ。もう考えるより先に体が動くようになっていた。
完璧に紅茶を入れ終わった後ティーパーティーと呼ばれた三人の顔を見ると心底驚いたような表情をしていた。何か問題でもあったのだろうか。ばかな!?あのメイド長仕込みの紅茶入れテクニックなんだぞ!?
「どうかなされましたか?」
“いや、うん、そのすごく上手だとは思ったんだけど”
「まさかこれほどの腕前を持っているとは思いませんでした。」
「うん、普通にびっくりしたね…」
「本当に執事だったとはね…」
おい待て最後の一言。結局信用されてないじゃないか。え?よそ者なんだから当たり前?
…それもそうか(;'∀')
「ではこれである程度は信用してもらえるということでしょうか。」
「ええ、失礼なことをしてしまい申し訳ございません。こちらも最近何かと面倒ごとに巻き込まれるもので…」
「そうそう、最初はゲヘナのスパイかな?って思っちゃって、連れてきてもらちゃった!ごめんね!」
「いえ、これで信用していただけたなら問題ございません。では要件はこれくらいでしょうか。私がスパイではないと証明もされましたので」
「ああ。ここまで来てもらって悪かったね。…そうだ名前を聞いておきたいんだがいいかな?」
名前か。特に教えたところで問題もないから別にいいか。
「わかりました。私の名前は 月下 光 です。また会うかどうかはわかりませんが以後お見知りおきを。」
“じゃあこの後はシャーレまで来てもらえるかな?”
シャーレ?初めて聞く名だ。話を聞くに地名のようなもののようだが。
「失礼ですがそのシャーレというのはなんでしょうか?」
“私の職場であってこれから君を保護する場所だよ”
ふむふむ…へ?ほご?
主人公
名前 月下 光 (つきした こう)
ここにはいない大切なお嬢様によってつけられた名前。
能力 ?????(元居た世界の者たちにしか知られていない)
身長 177.2cm
体重 『教えるわけがないでしょう?』
出身 幻想郷 ???
好きなこと・趣味 お嬢様たちと毎日を過ごすこと