魔法少女あま☆マギカ〜親戚のお兄さんがヴィランじゃなくて魔女を追っかけていた〜 作:紡縁永遠
Side宮天
「巴マミに続き、美樹さやかも救った天宮星夜。まったく、元が元だから僕も朴念仁の可能性はあるけど、いや、逆にそっち方面には察しが良いのかな?まぁ僕が干渉できるのはまだ先だからね、ワスがハッチャケなきゃ、わざわざ干渉する必要もないわけだし、ん?何の話かって?今後についてだよ」
Side星夜
「で、どうだったんだ?」
「告白してきたよ、好きだったって」
「だった、ってことは付き合わなかったのか、」
「………」
「怪異朴念仁を殲滅せよ!」
「母さん、冷やかしはやめて、マミさん引っ剥がしてくれないかなぁ…」
九時に上条恭介の家に行って、告白してきたさやかを待つ間、俺はマミさんに膝枕をしていた。寂しいから一緒にいてと言われたので一緒にいただけなのだが、いつの間に膝枕したのだろう、それに初対面はもっと先輩の威厳があった気がするのだが。
「なるほど、これが朴念仁の間に生まれた人間なのか………」
「小巻さん、動けないのをいいことに茶化さないでください。というか、今日木曜日だぞ。ヴィラン襲撃で休校中の見滝原中学と違って、白羽女学院は普通に授業だよな?」
「ズル休み、それに、織莉子が相手なら相当キツイからね、」
「なるほど………足が痺れてきたんだがいつまでやればいいんだ?」
一人だけ白羽女学院とは残念なものだ。
「それで、詳しく話してくれるのか?さやか、わざわざ待ってろって言ったんだから」
「馬鹿」
「学年28位の俺に何言ってんだ?」
「微妙!………まぁ、うん、」
Sideさやか
「ごめん、こんな早くに」
「それはいいんだけど、いま休校なの、ヴィランの襲撃があったからだよ?出歩いていいの?」
「大丈夫、送ってくれた人がいるから」
「ならいいのかな?」
朝九時に、恭介の家に来たアタシは少し緊張していた。好きだった。そう、好きだったの。こんなことを前のアタシに言えばなんて返ってくるか分からないけど、昨日のことで分かったことがある。
恭介は好きだけど、今の自分が恋するほどの好意にはならない。今の自分が好きなのは、隣で支えてくれる人だから。
「好きだったよ、恭介」
「え?きゅ、急に言われても………」
「いいの、好きだったから、それを伝えに来ただけ。バイオリン続けてよ!せっかく治ったんだから、じゃぁ」
「う、うん」
「また、来週、月曜日から再開だって」
「分かった………」
呆けてた恭介を置いて、ここまで運んでくれた狐縁の車に乗り込む。なんでか知らないがオープンカーだった。運転席に座っていた狐縁はものすごくニヤニヤしていた。
「な、なんですか」
「いや〜うん、恋っていいねぇ!青春って最高だねぇ!星夜にもついに春が来たかぁ………修羅場という名の春が!あの様子だと、巴ちゃんは確実だし、美樹ちゃんもでしょ………杏子ちゃんは隠しているつもりだし、鹿目ちゃんはまだきっかけがないからなぁ………浅古ちゃんとほむらちゃんは薄いかな、いやでも、魔法少女なら案外簡単に堕ちそうだし………」
ものすごいことを言っている。魔法少女が星夜に惚れる………ない無い!特に暁美は絶対に無い!あんな奴が星夜を好きになるかな?それにしても、息子のハーレムを認める親ってどうなんだ?
「ん〜、これは一夫多妻制になるようにしなければ!魔法少女は不幸で終わっちゃいけないわよ!」
「え?いや、」
「上条くんより、手強いわよ、私の息子は!」
もう、何を言っているか分からなかった。
それでも、まだ星夜が好きだってのは直接伝えない。だって、今の状態じゃ恋愛どころじゃないからね。
Side星夜
「まぁ、こんな感じ………」
「ああ、うん。なんか疲れてるけど、母さんなんか言ってた?」
「えっと…」
「酔わなくても変なテンションの日はあるから、御免な、」
「いや、それはいいよ。それより、マミさん起きてるなら離れたらどうですか?」
「え?」
「気づいてたのね、いやよ。それに、貴女ずいぶん奥手みたいね、なら貰うわよ」
「………星夜、マミさん貸してください。前回役に立たなかったので稽古向けてもらいます」
「え、ああ、うん」
結界ないで、変身した二人。穢れはグリーフシードで浄化したけど、変身するだけでも穢れは溜まってくんだぞ、大丈夫なのか?
まぁ、暁美が予備を幾つか持っているらしいからまぁいいけど、美国織莉子と呉キリカの対策を考えないとな。