ガラルでヒスイゾロア(色違い)に転生したからユウリの相棒として頑張る 作:ゴーストタイプ愛好家綺羅
改めまして、わたしはユウリ! ダンデさんの大ファンでいずれチャンピオンになることが目標! それで、なんと! 今日! ダンデさんからポケモンを貰うの!
どれだけ待っただろうか!
「お邪魔しまーす!」
今家に来たのはホップ、幼なじみでダンデさんの弟! たまに許せない所はあるけど、基本的に明るくて優しい私と同じでチャンピオンを目指してるんだ! いいやつだよ! たまに許せない所はあるけど
「ゾロア〜! 元気にしてたか?」
ほらこういう所。
わたしのゾロアを勝手に撫でてる。タマゴの時から毎日ずっと一緒にいる私が撫でようとすると一瞬嫌そうなのにホップが撫でても気にする素振りもない。
おかしくない? 孵ってから一緒に寝てくれないし、撫でようとすると最初は暴れるし、膝に置いたり抱き締めたりするとすぐ逃げようとするし。触られるのが嫌なのかなって思ったらホップが触るときは何ともないし……
「本当になんでなの? わたし何か嫌われるような事したっけ? 匂い? いやでもホップは常に汗の匂いがするし…… わたしのことが生理的に無理? え? 普通に凹むんですけど…… いや、それならもっともっと嫌がられてもおかしくないか。ご飯はしっかり沢山あげてるし、ていうかホップはあげてないから違うか。ポケモン視点で見るとわたしってダメダメなのかな? 世間的にはダメダメなのはホップだけど、ポケモンの独自の評価基準があるのかな? それとも撫でたりするのが下手? いや、ソニアさんのワンパチ撫でてるときは凄く気持ちよさそうにしてたしソニアにも「ユウリって撫でるの上手いね」って言われたから違うだろうし…… もしかしてあれ? タマゴから孵った時ずーっと抱きしめてたからかな? いやもしかしたら………………」
「……なぁゾロア、ユウリに甘えてやれよ? 俺にも流れ弾がくるし、流石にユウリが可哀想だ。」
「……キュッ、キュー。」
ゾロアは困ったように鳴いた。
「まぁ、とにかくだ。兄貴を迎えに行こうぜ。兄貴はチャンピオンクラスの方向音痴だから真っすぐの道で迷っちまうんだよ。」
「……うん。」
「少し待っとくから荷物用意して早く来いよな。」
「分かったよ。」
「お邪魔しましたー!」
そうしてホップは一度外に出ていった。ちなみに今のところゾロアが一緒に寝てくれるようになるまでホップは絶対許さない。
試しにゾロアを撫でるとやっぱり一瞬ピクッと固まる。泣きそう。
おっと、そういえばホップが待ってるんだった。
わたしは鞄と帽子を身に付けて家を出た。
「遅いぜユウリ! さっさと迎えに行かないと兄貴が家に来れないぞ!」
道の少し奥にホップが待っていた。当然まだホップに対する嫉妬怒りが消えたわけではない。
「ごめん、少し時間が掛かっちゃって。」
「早く行くぞ!」
◆ ◆ ◆
駅には人集りが出来ている。多分あの中心にダンデさんがいるのだろう。
「それではレッツ チャンピオン タイム!」
丁度いいタイミングでダンデさんは人集りから出てきた。
「ギリギリセーフ! 兄貴! 久しぶり!」
どうやらダンデさんは今から家に向かう所だったようだ。
「世界一のチャンピオンファンがわざわざ迎えに来てくれたか! ……ホップ! お前背が伸びたな! そうだな……ズバリ! 3センチ!」
「正解! 流石兄貴、無敵の観察力だな!」
ダンデさんはこっちを向いて言った。
「君は、確かユウリくんだね! 弟からいろいろ聞いてるぜ!」
ダダダ、ダンデさんに名前覚えられてるなんて! うわぁ! 夢みたい! あ、なんか言わないと!
「そ、そそそそ、そんな! ダンデさんに名前を覚えて貰えてるなんてッ!!! いっつも試合見てます! 応援してます!」
「あ……ああ! 応援ありがとう!」
「〜〜〜〜ッッッ!!!」
キャーーー! ダンデさんが! ダンデさんが!
「おいユウリ? 変な音出てるけど大丈夫か?」
大丈夫なわけないよ! あのチャンピオンダンデさんが! チャンピオンがだよ!?
ホップに対する嫉妬がどこかに吹っ飛んで行った。
「ところでユウリくん、君の連れているそのポケモンはなんだい?」
ダンデさんはゾロアについて聞いてきた。そうだったダンデさんの事で手一杯で頭から抜けていたや。
「兄貴、ここじゃなんだし取り敢えず家に帰ろうぜ?」
ダンデがいるからだろう、周りの大勢の人がこちらを見ている。
ホップの提案で一度ホップの家に戻ることになった。
◆ ◆ ◆
「それで、そのポケモンは?」
「えっと、この子は拾ったタマゴから生まれた子なんですけど、まだあまり良くわかってなくて詳しいことはソニアさんが今調べてくれてます。確か今日か明日くらいにはなにかわかるかもとはいってました。」
「そうか、ずいぶん前に見たゾロアに似ているな、もしバトルすることがあったら楽しみにしておくぞ!」
そう言ってダンデさんはゾロアの頭を撫でた。
「キュイ〜!」
ゾロアはダンデに撫でられて嬉しそうだ。
「え? ダンデさんも? これってもしかしてホップが懐かれてるんじゃなくてわたしが嫌われてるだけ? ホップとダンデさんのほうが普通なの?? じゃあわたしって………………」
「……なあホップ、これはどうなってるんだ? ユウリくんは普段からこんな感じなのか?」
「いや……なんかこいつがあまりユウリに懐いてないらしくて全然甘えてくれないらしいんだよ、俺と兄貴には問題なく触らせてくれるけど……」
「ブツブツブツブツブツ……………………。」
「なるほど、それは確かに悲しいな。」
「キュイー、キュキュ……」
「こうなると話を逸らすしかないんだよなぁ。」
なんだか2人(と一匹)でヒソヒソ話をしている。
それにしてもゾロアに好かれてるのはいくらダンデさんでも憎い、許せない。
「なあユウリ、そろそろ兄貴からポケモン貰おうぜ?」
「あ、そういえばそうだった。」
ダンデさんと会えるだけで満足してたけど、そもそもダンデさんからポケモンを貰う予定なんだった。
ダンデさんは三つのモンスターボールを投げた。
「さて、どいつもすてきなポケモンだ! 紹介するぜ! 草のポケモン、サルノリ! 炎のポケモン、ヒバニー! 水のポケモン、メッソン! だれを選ぶんだ?」
出てきたのは子猿のような小さな緑色のポケモンと、二足歩行の白いウサギのポケモンと、爬虫類(?)のような水色のポケモンだった。
「ユウリ、決まったか? 俺はもう決めたぜ!」
「わたしも決まったよ!」
べつに理由は無いけどなんとなく直感ですぐに決まった。
「せーので言うぞ!」
「了解!」
「せーの! ヒバニー!」「メッソン!」
わたしはメッソンを選んで、ホップはヒバニーを選んだようだ。
「決まったみたいだな。二人とも、互いに競い合いオレをめざして強くなれ!」
「キューン!」
「メッソ!」
ゾロアとメッソンは互いに挨拶をするように鳴いた。
二人とも仲が良さそうで良かった、これからもどんどん仲間を増やして行こう。
「サルノリはオレと行こう、時には厳しく時には優しくオレとリザードンが鍛えてやる!」
「よしユウリ! ポケモンも貰ったことだし早速バトルしようぜ!」
「いいよ! 絶対負けない!」
だってこっちにはゾロアがいるからね! ウールーは何もさせずに倒せる、実質2対1なのに加えて相性有利、負ける気が全くしない。
「二人待つんだ、渡されたばかりじゃまともに試合にならないぞ? もう少し絆を深めてからにするんだ。」
ダンデさんはすぐにはじめようとする私たちを止めて、バトルを明日にするように言った。
「それもそうだな、バトルは明日にお預けだ!」
「わかったよ! 明日こそ絶対やろうね!」
────ピロン!
突然スマホロトムが鳴った。
送り主は……ソニアさんだ!
バトルは次の次くらいにやります。
ユウリの視点で『』を使うべきか。
-
使うべき
-
だめ。