終わると言ったな?
あれは本当だ……。
ところで。
この作品を書いてみた感想として、目ん玉は新しい気付きを得ました。
――レクターの役回りって、別にセバスでも良くね?
――ていうか、セバスって「執事」として仕事してなくね?
そもそも「日常業務」の部分は描かれないので、普段の仕事ぶりは分からないのですが。
でも情報収集を命じられて人間社会で「わがままお嬢様ソリュシャンの執事」というロールプレイは、ナザリックの執事としての本分を果たしているわけではない……。
そもそも執事とは何かという話なのですが。
全日本執事協会というのがありまして、そのウェブサイトより抜粋した内容が、以下の通りです。
空間の品格を保ち、時間を創り出し、ご依頼者が本当に大切なことに集中できる環境そのものを整える――それが執事の本分です。
執事の第一の技能は、掃除でも給仕でもなく「観察」です。あらゆる情報から次に必要なことを察し、言葉にされる前に動きます。頼んだことをこなす人ではなく、頼む前に整っている状態をつくる人。それが執事です。
ご依頼者の一日、一週間、一年を見渡し、生活の質が最も高まるように差配する。この統括性こそが、他の職種にない執事の独自性です。
……てことは、セバス、執事として仕事してなくね?
たしかに空間の品格は保っているのかもしれない。ジルクニフが驚くほどだし。
時間を創り出しているのかもしれない。モモンガは外へ出て動けるのだし。
でも「本当に大切なことに集中できる環境を整える」は、できてなくない?
モモンガの生活の質、どんどん落ちてない?
アルベドは守護者統括として。
デミウルゴスは知恵者として。
シャルティアはペロロンチーノの趣味全開として。
コキュートスは武人として。
アウラは姉として。
マーレは男の娘として。
そして階層守護者として、1500人の大侵攻のときには文字通り死ぬまで戦って。
でも、そのときセバスはプレアデスとともに控えていて、結局第8階層のあれらが侵入者たちを殲滅したので会敵せず――。
ということは、もしかしてセバスって、フレーバーテキストに「執事である」とは書いてないのじゃないか?
単に執事として創造されただけ――つまり階層守護者や領域守護者あるいは一般メイドや男性使用人として創られたというのと同じで、そのように創られてはいるが「かくあれ」とは設定(命令)されていないのでは?
と思って、調べてみれば、案の定。
ピクシブ百科事典に、こんな記述があったではありませんか。
セバスは自分の事を、役職が執事長でありナザリックの家令にして、アインズの執事であると言っている。
これは文法的に言って完全におかしい。
家令とは使用人全体を指揮統括する《ハウス・スチュワード》の和訳、執事は使用人の中で男性の使用人を統括する、《バトラー》の和訳である。ちなみに執事及び執事長という単語の元ネタは、全く異なる。
というか、たっち・みーはセバスのフレーバーテキストに何も書いていない(WEB版では少しあるらしいが)ので、「上述の役職はどこから出て来た?」という疑問がある。
……じゃあ、「セバス・チャンは完璧な執事である」と書いてあったら、どうなった?
てことで、始めます。
作者:目ん玉
原作:オーバーロード
設定改変あり
憑依・オリキャラなし
レクターを消すので、この作品の続きとして書くのではなく、別の作品として新しく始めることにしました。