ひとしきり泣いて、やっと落ち着いたみたいね。しゃーない、姉ちゃんだ。
「落ち着いた?」
姉ちゃんは頷いて、語りだす。ふんふん、試験会場から離れた場所で、簀巻きにされた草隠れの忍達がみつかったと。草隠れの証言によると、蛇顔の男に襲われたと。蛇顔で、師匠だと思った、姉ちゃんは、死の森を捜索してて、師匠とかち合ったそうだ。そこからは知ってるけどね。
でだ、そろそろ離れてくれないかな。受験生と試験官が抱き合ってちゃ不味いでしょ。
姉ちゃんは、やっと離してくれた。じゃあ、行くね。まだ、試験の途中だから。
名残惜しそうにしない!ちゃんと三代目に報告するんだよ!
さて、ナルト達はどうなったのかな?森を進みながらナルト達を探す。
前方から人影!
「ヒカゲさん。こっちです」
ドスくん達だ。手招きしてきた。皆元気にしてた?
「みんな元気ですよ。いつも、里でアナタに会っていますが…」
そりゃ、俺の分身がいるけどね。師匠的に言う様式美ってやつさ。それに、俺本体は頻繁に会えないし…
「あちら方向に、探してるみんながいますよ。行くんでしょう?」
ありがとうね。一緒に暮らしてる弟達の事も共有済みなのよね。まぁ、ドスくんも、ザクくんも、キンさんも等しく俺の弟や妹だけどね。(どんだけ増やす気だ)
俺は手を振りドスくんと別れると、ドスくんが示した方向に進む。
とその前に、俺の百足ちゃん達を呼び戻すか。チームメイトがいないからさ、ナルト達見つけてもらった後また周囲に散ってもらってたのよね。よしこれで完了!皆ご苦労様。
到着!サクラの前に現れる。
「やあ、サクラさん。……あれ?二人はどうしたの?……これは…ナルトは気絶してるだけみたいだけど?……サスケは…」
といけしゃあしゃあと喋る。心苦しい。
「ヒカゲさ、ん」
現れた俺にビックリしたサクラ。あー緊張の糸が緩んだのか、サクラが泣き出してしまった。……さっきから女性に泣かれてばっかやな。だいたい俺のセイだが…
俺はサクラに少し眠るように言う。二人を守っていて寝てないだろうからね。まぁ、試験中は皆敵みたいなもんだけど。
「信用できないかもだけど……試験中だし」
サクラは二人のお兄さんだから、大丈夫です!少しお願いしますと、倒れるように眠りについた。ほぼ気絶だな。信用しすぎじゃない?いや、襲撃したりしないけどさ……
俺は見張りをする。原作だとドスくん達が襲ってくるんだけど、その必要ないからな~。いや、フリで襲ってくるかな?……なんか、水泳部みたいなのがその後くるんだっけ?うーん曖昧ですな。
でも、あれはドスくん達との戦いで弱ったところを狙ったんだっけか?……どうだったかな。……まぁ、良いか。
誰かしかけてくるかな?……現れたのはリーくんだった。ああ、そうなるのか。
「ヒカゲさん?どうしたんですか、こんなところで?」
あー、ちょっと前に、ナルト達と合流したんだけど、まだ、詳しくは聞いてないからアレだけど、強敵と戦って倒れたみたい?
「ナルトくん達が倒れるような相手ですか。……さすが中忍試験です。油断なりませんね」
ドスくん達の襲撃がないから、ただリーくんと会う形になったな。
リーくんは、折角なんでと、ネジ達を呼んでくるそうだ。今は人が、多い方が助かる。一人じゃ見張りも限界があるしな。
ほどなくして、ネジ達が到着。互いの無事を喜ぶ。
巻物は集まったのか?とか、試験の進み具合とか、ペーパーテストで、真っ先に寝てて、ビックリしたとか、話していった。
サクラが目を覚ました。知らぬ間に、賑やかになっていて驚いていたが、みんなにお礼を言っていた。
そんな強敵がいんだね。名前とか言ってた?とサクラに聞いた。……大蛇丸さんか……知ってるんですか?
「かつてね、木ノ葉里にいた伝説の忍で、三代目の教え子。……そしてね、その人が里を抜ける前にね、少し教えてもらったことがあったんだ……」
俺は俯く。……あっ、ごめんね。こんな空気にして、そっかあ……何しに来たんだろうな?(知ってるんだけどね)
「里を抜けた理由とか分かってるんですか?」
テンテンが聞いてくる。俺はザックリと、よく知らないけど、悪いことしてたのが見つかって、里を抜けたとしか聞いてないよ。上忍や暗部なら知ってると思うけど……
俺は下忍だからね。自分の意思でだけど。