「ヒカゲさんにとって大切な人だったんですね」
リーくんが言う。
「まあね、父さん以外で俺に修行つけてくれた人だったからね。まぁ、初対面でアレはないとは思ったけど。ん?なんて言われたかって?……噂の日向始まって以来の出来損ないを見てみたかったとさ。ね?ないでしょ」
それはないですね。リーくんは自分と重ているのかもしれない。テンテンとサクラは複雑そうな顔をしている。
あーネジ押さえて押さえて!チャクラが漏れだしてるから!俺は大丈夫だからね。その後の関係はよかったんだからさ。……話変えよう。
ネジ達は巻物揃ったんだよね?サクラさんは?と聞いてみる。
あー揃ってない……それじゃあね、ムク…
「…うっ。お、俺はどうなったんだ。あ、アイツは……ヒカゲ……兄さん……ネジ?」
サスケが気がつく。俺は無理は駄目よ!と言う。サクラは良かったーとサスケに抱きつく。サスケが、背中を撫でている。もう、付き合ってしまえ!(お前もな)俺は水を差し出す。水筒ね。
ゴクゴクと水を飲んで少し落ち着いたサスケが、サクラに現状を聞いて、俺らに頭を下げる。守ってくれてありがとう、と。良いんやで。
サスケが気がついてから、しばらくして、ナルトも気がついた。すぐに、臨戦態勢に入るが、俺らを見て、助かったのか?と呟く。ハァ~と息を吐くナルト。良かったってばよ~とへたりこむ。俺はナルトの頭を撫でて、次にサスケの頭も撫でて、よく頑張ったな。と褒める。
ネジ達は、ナルトも目が覚めたし、大丈夫だろうと、去っていった。皆あたまを下げて、感謝の挨拶をしていた。俺もありがとうと、頭を下げて、もう少しナルト達といることを告げる。
あっ、そうだ、さっき言いかけたことだけど、ハイこれ。
「地の巻物だってばよ。いいのかヒカゲ兄ちゃん。えっ?兄ちゃんはもう、揃ってるって?これは余り?……さすがだってばよ」
俺の百足ちゃん達の成果ですね。戦闘中に失くしたりしたのか、落ちてたのを拾って持ってきたのだ。さすが家の子達だ。まぁ、天の巻物はもともとナルト達のだけどね。
「んー、それとも天地の巻物にする?……その場合は、天の巻物探しに皆と別れるけど?」
サクラがすかさず、一緒にいてください。と手を上げた。一人でサスケ達守るのがよっぽど、こたえたんだろうな。二人ともそれでいい?サクラに迷惑かけたから良いって?分かった。じゃ、地の巻物だけ渡すね。
少し移動して川の近く。皆は腹ペコなので魚を取りに来た。兵糧丸ではな~。栄養は高くてチャクラも回復するけど、満腹感はないしね。
皆が魚を取ったりしてる間に、簡易シェルターを作る。戻って来た皆が不思議がってる。最後の仕上げをしてと。
「シェルターが周りの景色に溶け込んだ?」
そっ、さあ入って。中で魚を焼く。ちょっと変わった竈みたいなのでね。コレも作りました。皆がなんの意味がー、見たいな顔してるから。
「ちゃんと工夫すれば焚き火の煙をちらし、明かりを漏らさず、匂いも少なくできるのさ。手間がかかるけどね。ここで腹を満たして、落ち着いたら巻物を探しにいこう」
皆は感心しながら、腹を満たす。まぁ、これは狩りとかの時の方法かな山とかで一晩過ごすときのね。
塔に向かって進む。たぶん、塔付近で巻物を獲ようと罠を張ってる奴らがいるだろうけど。サクラがその事を指摘する。さすが、頭が良い。逆にチャンスでもあるけどね。
デカイ百足に遭遇。家の子じゃありません。ナルトがしとめる。巻物が揃ってれば無視しても良かったかも知れないけど、相手をおびき寄せるには、良いかもね。
結構進んだハズなのに一向に塔につかない。そして、ナルトがしとめた、百足の場所に戻る。
「幻術か……」
サスケが呟く。その様ですね。……ザワワワ……雨隠れ水泳部のお出ましだな。細心の注意をして、魚焼いても結局こうなるか。
「巻物を下さい」
手裏剣が襲ってくる。ナルトが、相手を殴り付けるが意味をなさない。
「何この分身?幻術?は、…実体がないのに攻撃は本物……」
サクラが分析する。サスケが写輪眼を使おうとして、うずくまる。
「サスケ!大丈夫か?」
俺はサスケに声をかける。呪印がまだ馴染んでないから辛いだろうな。
「ナルト!ここを乗りきったら、ラーメン食いに行くぞ!」
おう!と元気なお返事。
「多重影分身の術!!」
ハイ、多重影分身からの、変化コンビネーション。本体をおびき寄せるのに、成功。そして即効!俺とサスケとナルトで、本体達を倒す。時間をかけていられるか、はしょれる所は、はしょるんだい!ラーメンは符丁ね。あっ、食べにはいくよ。
「はぁ、はぁ、ふーっ。よっしゃ、勝ったってばよ」
ナルトは相手の荷物を調べる。あったってばよー天の巻物!はしゃぐナルト。皆頑張ったな。