私見ですが、転生者って時点でもう手遅れだと思うんですよね。
よく、なるべくひっそりと生きようと考える転生者は居ると思うんですけどまぁ無理だと考えてます。
こいつはくせぇー、滲み出るチートの匂いがぷんぷんするぜ!ってなるに決まってます。
己の身体の内なる力を探す。
心臓部から体全体に向かって広がっていくそれを意識しながら、身体に巡らせていく。
濃い紫色のオーラが身体を覆い尽くす。
「クックック。できた! 魔力操作。これが」
俺は暇なので日々鍛錬を重ねていたのだがやっとできた。
(と言うより皇子としての仕事とか興味ないから関わってない。強いから許される。強いっていいね)
身体中に広がっている紫色の力。
自分の意思で生み出し、まだぎこちないながらも、確かに自分の意思で動かすことができている。
間違いない。
技能欄に表示されている技能。 あれは、あくまでも「才能」なのだ。
技能欄にないからといって、その技術が絶対に使えないわけではない。 才能がなくても、鍛錬を重ねれば身につけることができる。
今回のことで、それを証明することができた。
魔力操作なんて技能は、俺の技能欄には存在しない。 それでも俺は、日々の修練によって魔力を感じ取り、操れるようになった。
人によって魔力の色は違うらしいが、俺のは黒いと言うより紫か? まぁ悪役感あるな。ライトセイバーだと紫は善と悪の中立なんだが。
まぁいい。これでやりたいことができる。
俺がやりたいこと
強さを身につけるためなのはそうだが、まぁ今からやれば分かることだ。
私の技能の奇術師の派生、[性質変化]、文字通り物質の性質を変えられる便利な力だ。つまり、
身体に纏っていた魔力の性質を変える、硬く、そして柔らかく、ガムとゴムの性質を。
「
…………いや、ね、パクリではないよ。これはアレンジ、そうオマージュと言っていい。
天職に奇術師、技能に性質変化はさ、やるしかないよね。
試しに剣で斬ってもらったけどボヨンって効果音と共に跳ね返すことができた。流石ヒ◯カ! 強い!
とても実用的だった。まぁ俺のバカ多い魔力量ありきだけど。
〜〜〜
いや奇術師の能力が便利すぎる件。
1つ目の『性質変化』、これは物質を変化させる力。
使ってみた感じは例えば岩を砂に変えたり、水をオレンジジュースに変えたりと、なんでもありだった。
けど、イメージをはっきりと持たなければ変えられない。
それこそなんでも斬れる刀とか、世界一硬い物質とかそういうのは無理だ。
バンジーガムを再現できたのはガムとゴムの性質っていうイメージできるもので使い方も何となくわかっていたイメージできていたからだと思う。
また、触れなければ発動しない。
遠くにある物質を見ただけで変化させることはできなくて、
必ず自分の手で対象に触れる必要があった。
そう考えると、錬成に近い能力だよな。
レンジは数メートルくらいしかないがこれは鍛錬によって少しずつ広がってきているので問題はない。
この性質変化で武器を作ろうとして思いついたのがこの剣だ。
バンジーガムと俺の身体の硬さの性質を持ってる。
異世界あるあるの自分の身体を武器にするやつね。
実際俺の身体は滅茶苦茶硬くてもう剣とかじゃ傷もつかないからな。
それにバンジーガムの性質もつけて、
硬くて軽くて柔らかい最強剣の完成だぜ!
もう一つが偽装のスキル。
これは
対象に触れて、その対象を自分が思い浮かべるものとして誤認させることができる。
質感も再現出来ているんだよ皮だけだけど。
匂いは無理だった。この先頑張れば再現できるかもしれないけど。
例えば、俺が岩に触れて偽装を使いそれをおにぎりにするみたいな使い方かな?
その場合は食べて歯でガリッてやるまで気づかないかな。
いや手で持った時に重さで気づくか。
こっちは便利だけど、頭が良ければ使えるみたいな感じの能力だな。
こんなに簡単に魔力操作が出来るようになるわけないと思った
そこの貴方。
その気持ち、充分わかります。
理由、というより後付けになるかもしれませんが、
幾つか理由はあります。
一つは転移者ではなく、転生者だという点。つまりバイアスだった魂とオリ主2つ分の魂を持っているんですね。
2つ目は時間。単純にバイアス君は数年単位の修練で行使可能になりました。原作の時間軸は分かりませんが、きっと一年も無かった気がします。
後は才能ってことで。
作者的には原作のその後の描写的にも
ステータスに書かれていること以上が鍛錬でできるようになると習得可能だと考えております。