もしも、日系人の船団がゲッター線を発見したら?
その発想で書いてみました。マクロスΔだけでなくマクロスシリーズの敵味方問わずボコボコにされます。苦手な人は戻ってください。

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書いてみました。他の人からアドバイスをもらってこちらでも投稿する事になりました。


第1話

 

 西暦1997年まだ地球が自分達にしか知的生命体がいないと思っていた頃の話だ。各国家が紛争や牽制を繰り返しながらも仮初の平和を保っていた。

 

 しかし同年7月17日運命の日がやってきた。

 南アタリア島に巨大物体が落下した。またこの落下の衝撃で南アタリア島の半分が吹き飛びアメリカ及び日本など地震や津波の災害に襲われた。

 

 翌月、国連がその落下物の調査に踏み込んだ。すると、驚くべき調査報告書が纏められた。

 

 その落下物は地球とは異なる高度な知的生命体が作った宇宙船だったと判明した。船内を隈なく調査した結果、宇宙船を操る異星人も人間と比べて大柄な事も予想された。

 

 その落下物はASS-1(Alien Star Ship-1)と名付けられた。

 

 この調査の結果人類は今まで同じ地球に住む自分達と異なる歴史を歩んできた国家ではなく、自分達より遥かに広大な宇宙に意識を向ける必要が迫られた。やがて国連は従来の国家思想を解体、統合思想を構築して地球の全軍事力を異星人に備えなければならなかった。やがて2001年に地球統合政府が発足した。

 

 やがて地球統合政府は、ASS1の修復、改修およびその技術解析を始めた。地球人類の手により改修されるその船の名は、SDF1 (Super Dimension Fortress-1)と名付けられてた。

 

 ASS1の調査によって得られたオーバーテクノロジーで異星人に対抗する機動兵器の開発が始まった。

 

 一つは火力や陸戦能力を重視したデストロイド。

 もう一つは広域汎用戦闘機、バトロイドの開発が並行に進められた。

 

 統合計画は人類の統一は地域による思想の違いもある事から当然反発を生み出した。反発した地域や国家に軍事産業はオーバーテクノロジーで得られた技術で開発、更新された従来の兵器や上記の二つの機動兵器やの実戦におけるテストとして供与し武力蜂起させた。2000年、後に統合戦争と呼ばれた戦いが始まったが、その間戦艦の修復は進められた。

 

 統合戦争は長い戦争や戦艦の修復やグランドキャノンの開発費用により、世界恐慌が起きたので社会に沈滞ムードが走るのであった。この戦争で本来異星人との戦いに備える人材も減ってしまった。これらの問題を打開すべく地球統合政府は異星人との決戦兵器のために開発された反応兵器を実践使用するなどもはや手段を得られんでられなかった。

 

 2007年に統合戦争は一応の終結し世界統一が達成されたものの、人材不足や戦争の長期化により本来統一の目的の異星人との戦いは忘れ去られていた。そして2009年.SDF1は通称マクロスと名付けられた。

 

 同年、地球外生命体ゼントラーディと地球人類との戦い、第一次星間戦争が勃発した。その戦いは苛烈の一言だった。ゼントラーディの軌道爆撃により地球人類は殆どやられてしまった。しかし月基地や世界各国のシェルターにより地球人類にも生き残りがいた。無論日本にもシェルターがあった、日本は元々災害国もあったからシェルターも多く作られて日本人にも生き残りはいた。それが吉と出るか凶と出るかはその時の人々には分からなかった。

 

 やがて、戦争はゼントラーディの一部の勢力の離反、マクロスと合流し勝利を収めた。

 

 マクロスに乗った人々とシェルターに避難していた人々とゼントラーディ達で新統合政府を樹立した。

 

 そして2013年、銀河は大航海時代が始まった。日系人を多く乗せたメガロード0が銀河外縁部に向けて出発した。

 

 当初メガロード0は外縁部にある星系の調査、そのまま移住する手筈だった。しかしフォールド断層があった。

 

 それを避けようとしたが空間に歪みが発生してしまい、なんとメガロード0は別の銀河に辿り着いてしまった。

 

 メガロード0は新統合政府に救援を要請したが通信は繋がらず、自分達でなんとかしなければならなかった。

 

 なんとか目先の問題があるので居住惑星を探す事が最初の課題だった。なんとか発見できた地球型惑星。後に浅間と名付けられたこの惑星が日系人達の第二の故郷となった。

 

「ここまでがこの船団がこの浅間に辿り着いた数奇な歴史だな…」

 

「はい、父さん…」

 

 白髪が生え、どこか威厳がある老人こと、早乙女賢は歴史を振り返っていた。

 

 2015年、ここ惑星浅間の山の中にあるこの早乙女研究所。ここは元々、メガロード0が宇宙を航行していた時代から新しいエネルギー開発をしていた。

 

 研究員達ががモニターを見てある実験を行っていた。

 

「成功です…ゲッター線回路が走っています!」

 

「よーしいけーそのままいけー!」

 

 モニター状では緑色のエネルギーが回路を描いていた。ラボではバルキリーでもデストロイドでもないフレームが剥き出しでコードに繋がれていた巨大な鉄の人型が鎮座していた。

 

 そしてその鉄の人型にもまるで血液をめぐるようにエネルギーが走っていた。研究員達も成功するかと思っていた。しかし…

 

 研究員達が見ていたモニターがアラートが鳴った。

 すると鉄の人型の方もエネルギーが漏れる、まるで風船から水が出るようにエネルギーがプラズマを起こした。

 

「ゲッター線の量が多すぎたのか…」

 

「まさか…ショートしたという事ですか?」

 

 研究員達が現状を解析する。

 

 早乙女賢は情報を纏めてまだまだ研究する必要があると鉄の人を見ていう。

 

「これだけの大量のゲッター線をもっと体中に回すにはもっと細部まで研究せねばならないのか…」

 

 ラボに少し空気が澱む。

 

「ゲッター線を止めろ。」

 

 と研究員の一人が指示すると…

 

「待て、原因を突き止めたいエネルギー量を三分の一落とし跳ねた部分を全てチェックしてくれ。」

 

「はい!」

 

 と研究員に指示を出した早乙女賢は少し休憩しようとラボを出た。廊下に出て窓を見ると夜空に星々が広がっていた、

 

「星が綺麗だ…メガロード0の中でゲッター線を発見したのはこんな星々の中だったな…」

 

 ゲッター線は微量ながら膨大なエネルギーを持つ魔法の光体だった。最初はただのエネルギーだったが、フォールド断層に呑まれる際、この新開発中のエネルギー、通称ゲッター線が突如エネルギーがオーバーロードしてフォールドエンジンに干渉してフォールドとは違った空間跳躍が可能になり以後これをワープと名付けられ、断層にぶつかる前にワープしこの銀河に辿り着いた。いわばメガロード0の人々はこのゲッター線によって救われたようなものだった。

 

 以後、浅間政府はこのゲッター線の研究を進めた。ゲッター線の研究者の権威である以後早乙女賢と橘博士はこのエネルギーの研究に没頭した。

 

 政府はこのエネルギーの主軸にした新しいきどうへいきの…開発を命じた。当然だろう、何せ自分達は孤立無縁になったのだから、最低自分達の身を守る兵器の開発を急いでいる。

 

「父さん、少し休んだ方が…今回の研究だってもう少し時間をかけてみてもいいんじゃ…」

 

 と大柄な男、早乙女賢の息子、早乙女達人が言う。

 確かにそうだ、今のところこの惑星浅間付近の数ある星系に調査隊を送った、居住惑星や資源豊富な惑星も多くあったがゼントラーディの痕跡はなかった。このまま自分達で細々と国家を作るのもいいのではないかという声も政府内にあった。

 

 しかし、早乙女賢の中にはどうしても不安な事があった。

 

「確かにそうだな、だがな達人あのワープの時、それまで大きな反応を示さなかったゲッター線があの絶体絶命の時に大きな反応を見せて船団を救った。同じ現象が二度も起きない保証はないと思う。それに備えて、ゲッター線を使う術を見つけた方がいいとワシは思う」

 

「父さん…」

 

 そう会話をしていると…

 

「博士!」

 

 先ほどのラボにいま研究員がやってきた。

 

「どうした?」

 

 早乙女賢が振り返り慌ててきた研究員に聞く

 

「すぐ来てください!ゲッター線の回路が次々と開いているんです!」

 

「なんだと!?」

 

 すぐにラボに向かう。

 

「同じだ…あの時、ワープで船団を救ったあの時のように…」

 

 あの時と同じだ、上手くいかなかった時もあった。しかし突如として、ゲッター線が奇跡を起こし新たな発見をしたこれらの状況を見るに…

 

「まさか…ゲッター線が自ら!?」

 

 と思い、ラボに戻った。モニターを見ると、ゲッター線回路が形成された。

 

 鉄の人型の方を見ると、なんと一人でに手を動かしさかもこちらを見るように首が動いた。

 

 この時早乙女賢は思ったこれは…何かが起こる前兆だと。浅間の人々は果たして生き残る事ができるのだろうかと心の中で思った。

 

 2015年、その年から歴史はまるで凄惨なものだった。

 ゼントラーディ 艦隊の襲来により、付近の星系が占領された。この浅間星系にまでその脅威が迫った。そこで早乙女研究所はゲッター線で動く巨大ロボット。ゲッターロボを実戦投入した。パイロットの流竜馬、神隼人、巴武蔵を筆頭に初期型ゲッターロボ400機。一方ゼントラーディ500隻。ヌージャデルガー4000機。数の差は明らかに浅間の方は不利だった。

 

 しかし、浅間軍団には作戦があった。浅間を軌道爆撃刺される前に、予想されるフォールドアウトするところに400機のゲッタービームの一斉射で数を減らす作戦だ。

 

 そして戦いが始まった。

 

 パイロットスーツを見に纏い荒々しい風貌の男流竜馬が武者震いをしていた。殺気を立てている神隼人はゲッター軍団指揮をとっていた。太った大柄な男の巴武蔵が少し緊張していた。操縦するツノのようなものが生え、マントを翻す鬼のような風貌の機体ゲッター1を中心に量産型ゲッターロボ達がフォーメーションを組む。重力制御技術や新型強化服のおかげでゲッターロボのパイロットは増えた。しかし強靭な肉体と反射神経を持つものこそがゲッターロボの真価を発揮するのだ。

 

 隼人が作戦のおさらいを言う。

 

「いいか!ここを突破されたら俺達の故郷、浅間が軌道爆撃に晒されて滅ぼされる!ここでゲッター1のゲッタービームで敵の戦艦を減らす、そしてゲッタービームの照射した後、各機ゲッター2、ゲッター3に合体変形後、敵を確固撃破し撹乱しながらゲッター線をチャージする!そしてゲッター線のチャージが完了次第ゲッター1に変形、とどめのゲッタービームを放つ!」

 

「「「「「「「おう!」」」」」」」

 

 ゲッターパイロット達の士気は高い、故郷を守るためだ緊張するものも多いが竜馬や隼人、武蔵が鍛えた者達だ逃げようとするものはいなかった。

 

「よっしゃあお前達!訓練の成果を見せる時だ!敵をバッタバッタ倒すぞ!」

 

 武蔵が緊張感をほぐそうと励ます。

 

「調子に乗るんじゃねえぞ武蔵…それとオメェ戦いの前だからといってカツ丼三杯は食い過ぎだ!出したら承知しねぇぞ?」

 

と龍馬がツッコミを入れる。

 

「へいへい、出すのは泣き言だけにしますよ。」

 

「それもダメだ!」

 

「「はははははははは」」

 

 二人の漫才少し緊張感がほぐれ、隊員の中に笑うものもいた。

 

「作戦を開始するぞ!行くぞお前ら!」

 

「「「「「「「はい!」」」」」」」

 

 こうして作戦が始まった。

 

 ゼントラーディの艦隊が浅間に迫る。艦隊がゆっくりと陣形を整えていた。ゼントラーディの前線司令官にとって今回の任務は不自然な事が多かった。今までにない高エネルギーの反応があるから、もしかしたら、この銀河にプロトカルチャーを滅ぼしたプロトデビルン がいるのではないかという噂が兵士たちの中で噂があった、しかしこの銀河には見たところ高度な文明を持った痕跡がなかった。それがいきなり現れたのは少し不思議だった。軌道爆撃で一気に殲滅しようと指揮をしていたその時。

 

「閣下!12時上の方向に高エネルギー反応あり!数は400機です!」ゼントラーディ の兵士から悲鳴のような報告がある。

 

「なんだと!?」と返事をし、ヌージャデルガーの部隊を発進させようとしたその時に上を見ると、禍々しい光が今放たれようとしていた。

 

 流竜馬の号令と共に光は放たれた!

「いくぜ!ゲッタービィィィムゥ」

 

「「「「「「「ゲッターーーービーーーム」」」」」」」

 

 ゲッター軍団の放ったゲッタービームがゼントラーディ の戦艦の装甲を貫いて、艦を爆破させた!

 ゲッタービームで撃破された戦艦や誘爆でやれた戦艦の数は300隻。まだ残り200隻ぐらい残っていたものの、前線指揮官が乗った戦艦もやられた為、指揮系統は混乱していき、バラバラな動きだった。そこを見逃すゲッター軍団ではなかった。

 

「よし!各機、ゲッター2、ゲッター3に変形してゲッター線が貯まるまで確固撃破に移れ!」

 

 隼人の指揮の元、白いゲッター軍団が3機の戦闘機に分離、オープンゲットした、そして左手にマンリキのような腕と左手にドリルがついた尖った頭をした機体、ゲッター2が尋常ではない速度で残った戦艦に襲いかかった。

 

 ヌージャデルガーの大群が迫るしかし、珍妙な見た目だがパワーがあり、伸びる腕でヌージャデルガーを殴ったり、ヌージャデルガーをぶん投げて他のヌージャデルガーにぶつけたりと荒々しい戦い方を見せる兵器、ゲッター3が撃破していく。

 

 無論ヌージャデルガーも応戦したがゲッターロボの装甲は硬く、おまけに分離して避けられたりと一撃で撃墜する事ができなかった。結局、ゲッター2隊のドリルで戦艦を貫いたり、ゲッター3隊で戦艦を投げられたりと滅茶苦茶だった。生き残ったゼントラーディ の兵士たちはこの光景を見てプロトデビルン!と呟き恐れた。

 

 ゲッターロボ400体とゼントラーディ 500隻の艦隊とヌージャデルガー5000体との戦い、後に浅間沖開戦と呼ばれる戦いでゲッターロボ軍団の勝利に終わった。

 

 ただゲッター軍団にも損害はなかったと言えば、嘘であり、ゲッターロボ400機の内、80機失われた。これに対して浅間政府は新型ゲッターロボ、及び運用する戦艦の開発に踏み込む。続々とゲッターロボが開発された。

 

 ゲッターロボの10倍の力を持つと言われる、ゲッターロボG。女性専用のゲッターロボ斬。ゲッターロボの暴走を見通してゲッター線を使わないネオゲッターロボ。など多様なゲッターロボが開発された。

 

 その成果もあってか、ゲッター軍団の進撃速度は緩むことなく多くの惑星、星系を占領することに成功した。しかしそれを黙ってみるほどゼントラーディは甘くなかった。

 

 ゼントラーディは度重なるゲッターロボとの戦いによる敗北でとうとう、ボドル級要塞旗艦を動かさねばならない程に追い詰められていた。

 

 ゲッターロボの性能で押していたが、流石にボドル級要塞を落とす術はゲッターロボにはなく、撤退を余儀なくされた。

 

 やがてボドル旗艦が浅間に迫ったその時、巨大な3隻の宇宙戦艦が現れた。

 

 ゲッターエンペラー、浅間の民が生き延びるために心血注いで開発したゲッターロボの皇帝だ…その力は凄まじく、エンペラーイーグル号が放ったゲッタービームは500万隻あったゼントラーディの艦隊を5分の4を殲滅できた。

 

 さらに

 

「行くぞ!隼人、弁慶!」

 

「「おう!」」

 

「「「真ゲッターロボ発進!!!」」」

 

 見た目は初代ゲッターロボを彷彿とさせるが、悪魔のような翼が生えている、初代ゲッターロボ、ゲッターロボGなどこれまでのゲッターロボのデータを蓄積して開発されたゲッターロボの真骨頂、それが真ゲッターロボだ。

 

「ゲッタービーーム。」

 

 たった一発のゲッタービームは100万隻いたゼントラーディ艦隊のうち50万隻を撃墜する事に成功。小型ゲッターロボにしては破格の性能を獲得していた。

 

 しかしまだボドル級要塞が残っている、そこで真ゲッターが切り札を使う。両手をかざして指先からゲッターエネルギーを集める。手に集めたゲッターエネルギーはやがて球状になりまるで太陽のように光を放つそしてその光の玉をボドル級要塞に投擲する技その名は、

 

「ストナァァァァァァァァサァァァァンシャイィン!!」

 

 放たれた太陽はボドル級要塞を包み込みやがて光が広がりそこにある物質はゲッター線に還りチリとなって消えた。

 

 こうして第二次浅間沖海戦はゲッターロボ軍団の勝利に終わり、不可能と言われたゼントラーディ旗艦要塞艦隊を完全撃破した。これは浅間に住まう人々に自分達は不可能を可能にしたんだ…ゲッター線は俺たちに栄光をもたらしてくれるものだと信じるようになった。

 

 だが同時に人々の中にこんな声が出るようになった。

「第一次星間戦争の際、リンミンメイの歌に救われたがあれは一か八かのようなものだった。その証拠に地球はゼントラーディに壊滅させられた、本当なら軍事力で人々の生活が守られるべきだった。」

 

「虫が良すぎるよな…ゼントラーディのやつら地球人を殲滅しようとしたきた癖に何食わぬ顔でのうのうと生活してきてきやがる…」

 

「自分達はゲッター線に選ばれた。ゲッター線を使えない野蛮人達はこちらに牙を剥き襲ってきた。」

 

「ゲッターこそが人類、いや浅間の人々に進化をもたらす!」

 

「ゲッターロボバンザイ!人類バンザイ!排除しろ!この宇宙は人類のものだ!」

 

 と人々はいつの間にか選民意識のようなものを持つようになった。

 

 この戦いで生き残ったゼントラーディは奴隷か…死かの選択を迫った。ゲッターロボの圧倒的な力はプロトデビルン操るものだと人類を恐れたゼントラーディの殆どは奴隷となった。

 

 それからというもの浅間は改め、浅間帝国として銀河にその領土を広めた。ゲッターロボの力は行手を阻むゼントラーディを殲滅していった。圧倒的な力を見せ、降伏した奴らは奴隷とした。

 

 ゲッターエンペラーも支配する領域を広める都度、強大になっていった、まるでそれを進化というように…

 

 ゲッターエンペラーを筆頭にゲッター艦隊も作られていった。その威力は凄まじくたった一隻でゼントラーディの艦隊を撃滅できるほどだ。もはやゼントラーディはゲッター軍艦の脅威にもならなかった。

 

 やがて2035年、浅間帝国は銀河に蔓延るゼントラーディを倒していき、試行錯誤して武器やゲッターロボを開発していき進化していった。やがて銀河を統一し浅間帝国はこの銀河を浅間銀河と名付けた。

 

 浅間帝国、総統に選ばれた早乙女賢はしばらく人類は子作り制度を作り国力を増強を帝国が推進するようになった。浅間帝国も子作りを推進して人口増加を図り、軍事力増加を図ろうとした。

 

 その間ゲッターエンペラーも進化を重ねていき巨大になっていった。人々はゲッターエンペラーの浅間銀河の守護者と見るようになった。しかし浅間銀河に度々異変が起こるようになった。

 

 2040年、有機物か無機物か分からない正体不明の虫型メカがどこからか浅間帝国の星々を襲い始めた。彼らは何が目的かわからないが、ゲッターエンペラーからの調査によると時空間を超えてきた敵だという事がわかった。つまり敵は未来から来た可能性もあるという事だ。

 

 人々は恐れた。宇宙は戦いに満ち溢れていて共存の余地はないと示された。危うくリン・ミンメイ物語、歌という夢物語で現実を見失い、滅ぼされるところだったと。

 

 人々は種の保存のために子を産み育て、やがて戦って生き残るためにゲッターロボで再び武装して浅間銀河外に進出する事なった。

 

ゲッターロボ軍団も新型ゲッターロボを続々と開発していった。浅間帝国のメディアでは、ゲッターロボ軍団の活躍をプロパガンダとして子供から大人まで好むようになりやがて将来はゲッターロボのパイロットになるんだと夢見る子供達も多かった。

 

 その一人として織田勝は2053年浅間帝国の民を虫達や宇宙の脅威から守るべくゲッターロボのパイロットになるべく士官学校に入った。士官学校の訓練は苛烈で脱落者が多かったが、勝はゲッターロボに乗って戦いたいという願いが強かった。厳しい訓練にも耐えやがて2056年無事に士官学校を卒業できてゲッターロボのパイロットになれた。

 

 しかし意外にも勝の初の戦場は未開拓の銀河ではなかった。近年、浅間帝国の民が暴徒とかすという事件が発生したのであった。

 

 何かの疫病か。軍上層部の虫どもの仕業かもいう声も上がったが調査した結果、我らの古巣と言える天の川銀河の外縁部に動きがあるという。

 

 浅間帝国の総統、早乙女賢は、民の財産、人命を守るためにこの疫病の調査、及び原因根絶のために群を送ることにしました。という話だ。

 

 その遠征軍の中に織田勝の同期のルイス・スミスとイサミ・アオの3人組も行く事になった。

 

 スミスもイサミも士官学校の時に一緒に励んだ仲間だ。スミスは勝と同じゲッターロボに憧れて士官学校に入った奴だ。子供の頃、ゲッターロボの活躍を映画で見て人々を守りたいという夢を持って志願したらしい。

 

 一方イサミは虫達の強襲やゼントラーディの反乱で九死に一生を経験して自分の身を守るぐらいの力が欲しくて志願した。

 

 イサミは自分が死にたくないからと言ってた。でも違う、どちらかといえばイサミの目には理不尽に命が奪われる不条理さに怒りを向けている目だ。他人のため、帝国の臣民のために戦う意志を持っている。

 

 さて俺らが乗るゲッターロボだが、今主力なっているゲッターロボはゲッターD200だ。見た目は旧式のゲッターD2そっくりだがアップデートされて現型機とは比べ物にならないほどの性能を有している。これが自分達の乗るゲッターロボか…と3人は見ていた。スミスは子供のような目でイサミはどこか決意したような目で見ていた。

 

 そして今回の遠征軍の司令官は巴武蔵だ。歴戦の勇姿だったが、何度も新しく開発されたスペアの体を使っているから不死身の武蔵と言われるようになった。皮肉かどうかは置いといて、心強いということは間違いない。

 

 2066年そして天の川銀河付近にゲッター軍団が到着、調査部隊が動いた。調査した結果はこうだった。

 

 一つ、浅間帝国内に蔓延している疫病は天の川銀河内でも確認されている、その疫病の名はヴァールシンドロームという。

 

 一つ、そのヴァール・シンドロームの鎮静するためにケイオスという複合企業が戦術音楽ユニットワルキューレを設立し、成果を出している模様。

 

 一つ、地球の新統合政府からの支配力が減っており各星系は自治権を譲られたという。

 

 一つ、そのワルキューレの主な活動拠点がブリージンガル球状星団こと。

 

 一つ、最近惑星ウィンダミアの活動が戦争の準備をしている。自国のリンゴや遺跡の水を使ってヴァールを誘発するという危険なやり方を使っているという。

 

「巴武蔵大佐、以上が諜報部が得た情報です。いかがなさいますか?」

 

「ふむ…そのリンゴと水のサンプルは?」

 

「手に入れてます。」

 

「ふむ…本国から渡されている例の兵器は?」

 

「は!いつでも使用可能だということです!」

 

 例の兵器は帝国上層部から渡された試作中の兵器だもしも天の川銀河と全面戦争に入ったとして練度が低い新統合軍兵士など敵ではないと思うが、戦意を削ぐ必要がある。そのためのあの兵器だが試作機ゆえどの惑星に使うか…武蔵は迷った。しかしリンゴと水のサンプルが手に入った為しかも惑星ウィンダミアは被害者意識か高く、独立戦争の際に次元兵器を使われた為敵意が高い。それ故に…

 

「例の兵器を惑星ウィンダミアに使う、どうせ占領する際に面倒ごとが多い惑星だ、しかもリンゴを使って病気を誘発させる害虫のような連中だ駆除するのにもうってつけだろう…」

 

 と巴武蔵の非情なる決定された。この時にウィンダミアの命運は尽きたと言える。

 

「本国から増援部隊を養成しろ…念の為だ天の川銀河と全面戦争するなら派手になると思うからな…」

 

「分かりました!本国に要請します!」

 

 巴武蔵は開戦に準備をする事にした。

 

「1年だな…」

 

「はい…ウィンダミアが戦争を起こして新統合軍にも疲弊をさせるなら1年がいいかと…」

 

「うむ…部隊に演習に入らせろ!」

 

「分かりました!」

 

 こうして、開戦を前に本国から増援が届けられて巴武蔵の元地獄の演習が始まった。

 

「スミス!イサミ!ゲッターチェンジのタイムを少しでも縮めるぞ!」

 

「おう!まかせろ!」

 

「言われるまでもない!」

 

 勝、スミス、イサミのゲッターチームは日々特訓に励んでいた。ゲッターロボの弱点は合体の時だから合体の時の隙をなくすために訓練している。

 

 今回の遠征は帝国の民を苦しめる疫病の調査だったが、その疫病を使って戦いを有利にしようとしてる輩がいた事を知った兵士たちは怒ったその疫病のせいで家族を失ったものもいる、なんとしてもこんな野蛮な連中を倒すべく腕を磨かなければならないと訓練に励んだ。

 

 一年。来年の西暦2067年、原作だとマクロスΔの物語が始まるものだがあいにくとこの世界ではゲッター線が存在し、しかも自分たちとは違った進化をしたもの達が武装している。

 

 時が経ち、惑星アルシャハルでヴァールが発生した。ウィンダミアの空中騎士団が強襲Δ小隊の戦いが始まった。ヴァールが起きた際、ウィンダミア人のフレイア・ヴィオンが歌った。その事でフレイアがワルキューレに入るきっかけができた。

 

 フレイアがワルキューレに加入し、初ライブが始まったがウィンダミアが乱入、新統合軍に宣戦布告をした。

 

 その間、浅間帝国は静観していた、奴らが疲弊したところに我らが一掃すると今か今かと待っていた。

 

 ウィンダミア軍が惑星ラグナに侵攻した。Δ小隊や新統合軍が応戦する。マクロスエリシオンがウィンダミアの旗艦シグルバレンスと応戦する。ウィンダミア軍がラグナを占領するその時。

 

「艦長!」

 

 指揮をしていたゼントラーディ の艦長、アーネスト・ジョンソンはオペレーターの報告を求める。

 

「どうした?」

 

「本艦、いや、全周波数に対して割り込む通信があります!これは!」

 

 通信の割り込みはウィンダミア軍の方にも現れた。

 

「陛下!こちらに割り込む通信があります!」

 

「新統合軍の仕業か!」

 

「いえ違います!未知のエネルギーの影響でこちらのコントロールを受け付けません!」

 

「通信を開け!」

 

「メインモニターに出せ!」

 

 両陣営が割り込んできた通信を開く、すると…

 

「お〜ようやく通信を開いてくれたか!遅いぞ」

 

「何者だ?見たところ地球人だが新統合軍ではないな!」

 

「飲み込みが早くて助かるな…俺は巴武蔵、浅間帝国の天の川銀河遠征軍大佐だ。」

 

「浅間帝国だと!?」

 

「隊長なんですか?浅間帝国って」

 

「白騎士様!」

 

「騒ぐな!地球人に違いない俺たちの敵だ。」

 

 Δ小隊や空中騎士団が困惑する、そんな帝国は聞いたことがないからだ。

 

「ははは、混乱している前線の兵士諸君に教えよう!」

 

「浅間帝国のルーツは銀河外縁部に出航した、メガロード0だ飛び立ったことは知ってるかな?」

 

「メガロード0って行方不明にフォールド断層をぶつかって行方不明になったあの?」

 

 ミラージュが思い出す。

 

「メガロード0の中である新エネルギーを研究していた、それが我々浅間の民に飛躍をもたらす光、ゲッター線だ。フォールド断層にぶつかりそうになった際にゲッターエネルギーが輝きフォールドとは違うワープを手に入れた。」

 

 武蔵は解説する。戦っているものは戦闘を中止し固唾を飲んでに見ていた。

 

「しかし苦難は続いた、そこから我らは遭難して新統合政府にも連絡は来なかった、我々は別の銀河に来たということだ。」

 

「移住惑星を見つけ、その惑星に惑星浅間と名付けられたそこで我らは新しい新天地として再出発した。ところがその平穏を破るようにゼントラーディ がやってきた。だが我々はゲッター線を研究する内に力を手に入れ奴らを粉砕した…」

 

「それがゲッター線で動くロボット、ゲッターロボだ!」

 

「ゲッターロボ?」

 

 ハヤテは呟いた。

 

「ゲッターロボはかつて、地球を滅ぼした同じ規模のゼントラーディ艦隊を撃滅する事に成功した。残ったものを奴隷として扱ってな!」

 

「奴隷!?なんてことを」

 

 ゼントラーディ の血を注ぐミラージュが怒りをあらわにする。

 

「それからというもの俺たちは銀河に進出し生活圏を確保した。しかし近年浅間帝国に疫病が蔓延した。」

 

「疫病ってまさか…」

 

 アラドが何か分かったかのようにいう。

 

「そうお前達がヴァール・シンドロームというものだ!」

 

「我々浅間帝国はその病原菌の発生源や治療を調べるためにこの銀河に調査団を送った。するとどうだ?惑星ウィンダミアは、風の歌い手や自国のリンゴや遺跡の水を使ってヴァールを誘発して操るというではないか…」

 

「ふん我々は新統合軍を倒すために動いているのだ新統合軍が我らの故郷に次元兵器を落とさなければこんな事には…」

 

「こんな事にはならなかったというのかね?ウィンダミアの諸君」

 

「総統からの許可は出た。人に害をなすリンゴを育てるこの汚らしい害虫共と調和と言いながら次元兵器を使う新統合軍両方を駆除してもいいとな!」

 

「害虫だと!」

 

「おのれ!地球人風情だ偉そうに!」

 

 武蔵の言いように怒るボーグ達、

 

「まずは手始めに惑星ウィンダミアの浄化を始めようではないか!空中騎士団の諸君は早く帰って来ることを勧めるぞ?早くしないと君達の故郷が腐っているかもしれないからな!ワハハハハハ」

 

「ロイド!全軍に撤退命令を出せ!惑星ウィンダミアに進路を取れ!」

 

「しかし、制風権が!」

 

「構わん!ウィンダミアが奴らに占領される前にゆけ!」

 

 武蔵の言いようになにかあると睨んだ皇帝は嫌な予感がしてウィンダミアに戻る事にした。

 

「おっと話が長すぎたな…本題に移ろうか…我々浅間帝国は惑星ウィンダミア王国と新統合政府に宣戦を布告する!」

 

 武蔵が高らかに宣言した。

 

「艦長!ウィンダミア軍が後退し敵旗艦に戻っていきます!」

 

「助かったのかな?」

 

「どうだだか…新統合軍にも宣戦布告したのよ…」

 

「第三勢力ってこと?」

 

 オペレーター達の動揺が聞こえる。

 

「敵が後退後警戒を厳にする。味方バルキリーの収容を急げ!」

 

「はい!」

 

「え?ウィンダミアを浄化するって…どういう事なんよ…」

 

 フレイアが怯えるなんだがやばい予感がするからだ。

 

 惑星ウィンダミア大気圏外。浅間帝国のゲッター軍団とウィンダミアの防衛軍が応戦していた。いや、もはや戦闘になっていなかった。

 

 ゲッターロボの強靭な装甲と尋常ではない速さは以下に身体能力に優れているウィンダミア人が乗るドラケンⅢでも相手にならなかった。

 

「うわああああああくるなああああ」

 

 ある機体はゲッターロボの体当たりでひしゃげられて撃墜された。

 

「なんでこっちの攻撃は効かないんだよ!」

 

 ある機体はゲッターロボ P(ポセイドン)200に攻撃を当てるが装甲に防がれ、ゲッターサイクロンの風圧でパイロット諸共スクラップにされてしまった。

 

「くそ!当たんねぇ!なんであんな巨大なのに当たんねぇんだよ!」

 

 ある機体はゲッターL(ライガー)200のスピードに翻弄されてゲッターL200のドリルがバルキリーのエンジンを貫かれ、撃墜された。

 

 迎撃に上がったウィンダミアのバルキリーや戦艦も数が徐々に減っていった。既にウィンダミア防衛軍の戦力は5割失っていた。一方ゲッター軍団の損害は皆無でバルキリーの通常兵器では相手にならない事を内外に証明できるものとなった。

 

 一方、ゲッター軍艦のブリッジでは、

 

「なに?フォールド反応が検知しただと?」

 

「はい!質量は戦艦クラスかと…」

 

 武蔵はオペレーターにそう聞く。武蔵はニヤリと笑った。

 

「とうとう来たか…さてここからが本番だぞ!全機に通達、遊びは終わりだ、全力でウィンダミア軍を殲滅しろとな。」

 

 ウィンダミア軍の旗艦、シグルバレンスが来た時には防衛軍は既に壊滅状態であった。しかも敵には損害らしき損害はなく物量も敵に理があった。

 

 この時、ロイドはこの状況を逆転するのは無理だと判断した。

 

「キース!」

 

「ロイドかどうした、」

 

「城にいるハインツ様をお前がシグルバレンスまで連れてきてくれ!」

 

「なんだと!ウィンダミアはどうするんだ!」

 

「この戦力差では取り戻すのは無理だ、ハインツ様の風の歌があれば戦力は集められる、ハインツ様を失うのは我が軍の瓦解に等しい、だから頼む!」

 

「……!分かった。ハインツ様をお連れする。それまで何とか時間を稼いでくれ!」

 

「分かった、空中騎士団及び、全軍に次ぐハインツ様を連れてウィンダミアを離脱する!それまで各々時間を稼いでくれ!ハインツ様を確保すればウィンダミアは取り戻せる!」

 

 ウィンダミア軍は苦肉の策を言う。何としてもハインツ様を連れて行かねばならない。その情報はゲッター軍団に傍受されていた。

 

「ほう…やつら、惑星ウィンダミアを放棄するか…くくくそれなら好都合…全軍、ウィンダミア残存兵の各個撃破にかかれ、それとウィンダミアに偵察機を出せ、ウィンダミアの皇族が離脱したのを確認後、例の兵器を使おうではないか…」

 

「了解しました。」

 

 武蔵はゲッター軍団にそう命令した。

 

 命令を聞いたゲッター軍団はまさに怒涛の動きだった。ゲッターL200のドリルが損傷したドラケンⅢの後ろからドリルで貫きパイロットごとミンチにしたり。

 

 ゲッターP200のゲッターサイクロンにより、3機のドラケンⅢが飲み込まれ、お互いにぶつかりあいながらスクラップになった。

 

 ゲッターD200は射程に捉えた敵機をゲッタービームで撃墜していった。

 

 勝とイサミ、スミスが乗るゲッターD200も突撃してくるウィンダミア機と応戦していた。

 

「ダブルトマホーク・ブーメラン!!」

 

 両刃の戦斧を敵数機に投げ、撃墜していった。戻ってきたトマホークを掴んだ。すると、動きが良いドラケンⅢの編隊が出てきた。

 

「やけに早い奴らがいるな…」「勝!空中騎士団の連中だぞ!」「相手にとって不足はないが…気をつけろ」

 

 カタログスペックではこちらの方が上だが、それにかまけるほど、ゲッターパイロットは甘くない。空中騎士団は機動性で翻弄しながら攻撃を放つがゲッターD200は冷静に避ける。そして、ゲッタートマホークを持ち、UFO機動で相手を翻弄して切り掛かる、ボーグは直感的に避けた。翼を損傷した。

 

 「おのれ!地球人め!」

 

 「離脱しろ!ボーグ」

 

 「まだ戦えます、!」

 

 「無理だ!外から見れば損傷が酷すぎる。」

 

 「我らがフォローします!」

 

 テオのザオがボーグの前に出る。そこに隙ができた。

 

 「味方のフォローに回るか…酷いようだが、これも戦だ!ゲッタービーム!」

 

 ゲッタービームにより、テオ、ザオのドラケンⅢは消し炭となった。脱出はしていない。

 

 「テオ!ザオ!おのれぇ」

 

 「抑えろボーグ、仇は取れる!」

 

 こうして3機が離脱していく、空中騎士団、ゲッター軍団の前に相手にならなかった。

 

「ほう…あの空中騎士団を倒したのか…あのワッパども…」

 

「はい…3機を逃したそうですけど、5機の空中騎士団に囲まれて冷静に対処したと報告がありました。」

 

「ふむ…奴らにアレを託すのも良いかもしれん。」

 

「アレをですか?」

 

「戦闘が終わった後、3人を呼ぼう、生きていればの話だがな。」

 

「問題ないでしょう。もう戦闘の光も減ってきてます。」

 

「ウィンダミアの動きは?」

 

「偵察機によるとまだないと…」

 

「ふむ…まぁ良い、バルキリー殲滅後、各機にそのまま戦闘態勢に入ったままと伝えておけ。」

 

「分かりました」

 

 武蔵とオペレーターの会話がウィンダミア滅亡のカウントダウンになっていたのであった。

 

 だがそんな事を知らずウィンダミアはハインツだけでも逃がそうと奮闘していた。

 

「キース兄様、これはどういう事ですか!?」

 

「非常事態です!今は御身の身のみをご暗示ください。」

 

「残された民のことはどうするのです?敵はウィンダミアを浄化すると高らかに宣言してたんですよ!」

 

「いかに奴らといえど、次元兵器は持っていないでしょう!残された民がゲリラ戦で持ち堪えればウィンダミアは再び取り戻せます!」

 

「しかし!」

 

「風の歌を失えば二度とウィンダミアに戻れません!どうか理解いただきたい!」

 

「分かった、シグルバレンスに移ろう。だが忘れないでくれ、ウィンダミアを取り戻すと。」

 

「ハっ」

 

 二人は必ずウィンダミアを取り戻そうとしているがここで降伏した方がウィンダミアの民の為になろうとは思っても見なかったのである。

 

 キースがハインツをドラケンⅢに乗せウィンダミアの成層圏を超えて、シグルバレンスに写ろうとした時、ウィンダミア側に戦える機体は殆ど残ってはいなかった。

 

「これは…兄様!」

 

「まだです!風の歌でシグルバレンスを通して風の歌を増幅させればまだ勝ち目が…」

 

 キースはまだ勝てる算段があると思っている。

 

 ウィンダミアから離脱する機体がある事を、偵察機は捉えていた。その事は武蔵に報告されていく。

 

「武蔵大佐、ウィンダミアから敵旗艦に向かう機体があります。おそらく皇族が乗る機体かと思います。」

 

「やっとか…もうあちらは壊滅状態で残るは旗艦だけだな…」

 

「撃ち落としますか?」

 

「いや…ギャラリーがいた方がいいしなこれからやる事を見てもらって新統合軍に広める奴がいないと困る。」

 

「では、いよいよ…」

 

「あぁゲッター軍艦をウィンダミアに近づけさせろ!」

 

 ゲッター軍艦がウィンダミアに近づく様子はシグルバレンス内でも捉えた。

 

「ロイド!」

 

「ハインツ様、ご無事で」

 

ハインツがシグルバレンスのブリッジについてロイドに状況の説明を求めた。

 

「それは後だ!敵の旗艦がウィンダミアに近づいているぞ!あれはどういう事だ。」

 

「おそらく降下して上陸部隊を降下させると思われます。しかしハインツ様がここにいる以上、いつでも取り戻せる手段があります。このまま」

 

「敵旗艦に高エネルギー反応あり!」

 

「何だと!モニターに映せ!」

 

 ロイドがハインツを安心させようといいかけたその時、ゲッター軍艦からエネルギー反応があると報告があり、モニターに映ると、ゲッター軍艦下部から禍々しい光が光っていた。

 

「アレはいったい?」

 

 少なくとも通常の兵器ではないとブリッジにいるものが思った。そしてゲッター軍艦ブリッジで武蔵は破滅の光を放つ準備をしていた。

 

「照準よし。」

 

「エネルギー充填率100%」

 

「発射に伴うゲッター軍艦へのダメージ無し。」

 

「よし…準備ができたな…ウィンダミア人ども反乱せずにウィンダミアアップルを食べ物として利用していれば絶滅せずに済んだものを…真っ先に逃げた王族を恨むんだな…」

 

「発射準備完了!」

 

 破滅の光を放つ準備ができた。

 

「よし、ダーク・デス砲発射!!」

 

 武蔵の号令と同時に、軍艦の下部から光がウィンダミアの地表へと光が落ちていく。その様子は残されたウィンダミアの民からも見えた。

 

「お母ちゃん何あれ?」

 

「ん?」

 

「なんだあれ?」

 

「なんか禍々しい光がこっちに…」

 

 そして光が地表に当たると、輪を形成して星全体に広がっていった。

 

「ぎゃあああああああああ」

 

「痛いよおぉぉぉぉ」

 

「お母ちゃあああああん」

 

 禍々しい光はゆっくりと広がり、星や有機物、無機物問わず、あらゆる物を腐らせていった。

 

 ダークデス、汚い死、これを放った後には何も残らない…ただこれは単なる殺戮兵器だけではなかった。

 

「この兵器は敵を一掃するだけじゃない…数十年後、我ら浅間帝国が住むための肥やしとなる、ハハハハハ一石二鳥の兵器だな!」

 

 武蔵の高笑いがブリッジに響く。

 

 一方、シグルバレンスからウィンダミアが腐る様子をブリッジ内でも確認できた。

 

「こちらウィンダミア基地!ロイド様!光が!民が死んでいってます!そちらから救援を下さい!こちらも持ちません。」

 

「光が来るぞ!逃げろ!」

 

「おい待て!ロイド様が来るまで待て!」

 

「ロイド様助け…」

 

「「「ぎゃああああああああああぁ」」」

 

 ウィンダミアの各基地から断末魔が聞こえる。

 

「ロイド…これは…」

 

「そっそれは…」

 

「ウィンダミアが…我々の民が故郷が蹂躙されていく…」

 

 ハインツが惨状に唖然としている、それにロイドはかける言葉がなかった。さっきまで住んでいた故郷が民が文化が失われていく。

 

「ロイド様!」

 

「ボーグ!」

 

 傷だらけのボーグがブリッジに入っていく、ボーグはロイドに進言する。

 

「まだ動かせる機体があります!それを使ってまだ助けられる民を…」

 

「無理だ!そんな事をしてもゲッター軍団に一掃されるのがオチだそれにもう遅い……」

 

「そんな!あそこにはここにいる者の家族がいます!それにお墓が!」

 

「黙れ!!」

 

「ここで我々が倒れればウィンダミアの血は残らず絶えてしまう!それだけは阻止せねばならない!惑星ヴォルドールに向けて進路を取れ!そこで再起を果たす!」

 

「しかし!!」

 

「これは命令だ!!」

 

 ブリッジに何ともいえない空気が放っている。もうウィンダミア人という文化は生き残った自分たちにかかっているという一つの諦めの空気ができていた。

 

 しかし…

 

「ハハハハハハハハハハ…いい判断じゃないか…情けない限りだがな…」

 

「何だと!誰だ!」

 

 ブリッジのモニターに顔が映る。さっきまで戦っていた、巴武蔵大佐だ。

 

「よぉ負け犬ども…気分はどうだ?いい訳ないよなぁ何せお前達、故郷を失ったからな…ハハハハハ。」

 

「貴様、言わせておけば…」

 

「この惑星、元ウィンダミアは数十年後俺たち浅間帝国の民が住む星として使ってやるよ。まぁその時になればお前達純血のウィンダミアの民はもうこの世にいないと思うがな…」

 

「なぜ…」

 

「ん?」

 

 ハインツが武蔵に向けて感情を殺し言葉を振り絞って言う。

 

「何故こんな事ができるんだ…もうそちらの勝ちは決まっていた…占領するなり利益になるものは多かったはずだ!それなのに…」

 

「ん〜じゃあ聞くがなお前達ウィンダミアは自国のリンゴで何をした?敵国にリンゴを食わせてヴァールを誘発させて兵士たちを洗脳したじゃないか…そんな惑星のリンゴなんて食いたくないし何より占領政策が面倒くさい。だから、このダーク・デス砲で一から開幕した方がコストが安いと思ったからだよ。」

 

「面倒くさいだと…そんな理由で…」

 

 キースが怒りを露わに言うが武蔵は言葉の刃を畳み掛ける。

 

「お前達、自分を悲劇のヒロインのように振る舞って地球人を恨んでいるようだが俺たち地球人とゼントラーディ で地球を滅ぼされかけたんだぞ?この宇宙は弱肉強食。強いものが全てなんだよ…お前達に力無くて滅ぼされたような物だ。」

 

「その証拠にお前達は身体能力が上だと言う事をいいことに他の種族を見下し隷属させたそうじゃないか…相手がやられるのはいいが自分達はごめん被る?通らないだろ。」

 

「ま…精々じわじわ滅びるんだな…まぁお前ら遺跡を調査しているんだろ?プロトカルチャーの遺跡を調査するうちにウィンダミア人の製造するなり好きにするといい、あぁ後これから我が艦隊は次に侵攻する場所は惑星ヴォルドールだそこで迎撃体制をするのもよし、残ったウィンダミアアップルと遺跡の水を使って兵士を集めるがいいさ、それをすればウィンダミアはこの銀河の嫌われて者になると思う…おっとすでに嫌われているか…あははははは…じゃあな負け犬ども」

 

 そういうとモニターが切れた。

 

「ロイド様…如何なさいますか?」

 

「もう我々に帰る家が…」

 

「ぐぬぬぬ…進路を惑星ヴォルドールに取れ…」

 

「ロイド様!」

 

「我々は!もうこれしか道はない…これしか…」

 

「ロイド!」

 

「分かってくれキース、もう我々は血を残すことしかできないのだ…占領している惑星で女を集めて混血に移ることしかできないのだ。」

 

「くっ…こんな…こんな事が…」

 

 こうして、惑星ヴォルドールに向かうシグルバレンス達と残った、空中騎士団達はウィンダミアの血を絶やしてはならない為ヴォルドールでリンゴを食べさせて、ヴァールを女性に誘発させて、女を選別する惨めな時代を過ごす事になった。だがウィンダミア軍兵士の中にはこのままゲッター軍団に怯える日々を送るなら銀河の何処かに暮らした方がマシだと、脱走兵も多かった。

 

 そして惑星ウィンダミアの滅亡、ヴォルドールにゲッター軍団が向かっていると言う情報を掴んだヴォルドール政府は、ウィンダミア軍を奇襲、ヴォルドールから追い出す事に成功した。

 

 そしてゲッター軍団に使者を送った。ヴォルドールは浅間帝国に降伏するという。武蔵大佐はそれを承諾。惑星ヴォルドールの安全の保証を約束した。

 

 そして惑星ラグナで惑星ウィンダミアの情報がもたらされた。この事に一番傷ついたのが惑星ウィンダミア出身のフレイア・ヴィオンだった。

 

「そんな…ウィンダミアが…嘘や、嘘やけん!村長さんやおばちゃんやみんなが死んだなんて…どうして浅間帝国はそんな事出来るんよ!!」

 

「フレイア!」

 

 取り乱すフレイアをカナメ・バッカニアが抱きしめる。

 

「フレイア、故郷の事がほろんだのは…辛い事は私もわかる…私も惑星ディバイドが内戦で家族を亡くしたからわかる。私達はワルキューレ、歌でみんなを笑顔にする…」

 

「カナメさん…」

 

「私たちの歌で彼らを変えましょう…リン・ミンメイが起こした奇跡のように…」

 

「ほ…ほいな!」

 

 フレイアは取り敢えず正気になり、自分が最後のウィンダミア人になろうとも、歌を届けようと決心するのであった。

 

 しかし、ゲッター軍団の進撃は続いていく、といっても、降伏してゲッター軍団につく者たちが絶えなかったのであった。逆らえばウィンダミアにしたようにダークデス砲で星を腐らせるなど、大人しく従えば得るものは多いと逃げ腰だった者が多かったのだ。

 

 新統合軍や政府は惑星の原住民達に捕らえられ、ゲッター軍団に引き渡されたり、またゼントラーディを奴隷にするなど、人間の本性が露わになったような気がしたのであった。

 

 ゲッター軍艦の内部では武蔵が勝とイサミ、スミスを読んでいた。

 

「さて…諸君を呼んだのは他でもない惑星ウィンダミアで空中騎士団達を2機撃墜したそうじゃないか…」

 

「運が良かっただけです。チームメイトにも恵まれましたし。」

 

「おいおい、俺たちのおかげかよ…」

 

「お前が倒したんだからお前の功績でいいだろ…」

 

 とスミスとイサミがボヤいた。

 

「随分と慎重な意見だな…」

 

「まぁ事実です。」

 

「ふはは…そうかならお前達にはもっと暴れてもらわなければな…」

 

「「「?」」」

 

「ついて来い…見せたい者がある。」

 

 言われるがままに武蔵大佐についてくる、3人は格納庫の扉の前に扉の左右に兵士が一人ずついる。

 

「よし、開けろ」

 

「はい!」

 

 左右の兵士が操作して扉を開けるとそこには、ゲッタードラゴンタイプのゲッターロボが佇んでいた。しかしゲッターD200とは明らかに違う、赤を基調として青と黄色の色もついている。もっとマッシブでとてつもない力を感じた。

 

「これは…」

 

「真ゲッタードラゴンだ…」

 

 驚いた3人は武蔵に問う。

 

「かつて第二次浅間沖海戦のあと、ゲッターエンペラー内で新型ゲッター炉心を取り付けた後謎の暴走を起こし、眉を張った。その後眉が剥がれて出てきたのがこの真ゲッタードラゴンだ。」

 

 武蔵はこのゲッターの出自を言う。

 

「これを我々3人に?」

 

「こいつは未知の機体だ…上層部がデータが欲しくてなそこで今回の戦いで功績を上げたお前ら3人に託すと言う事だ。だが気をつけろ…こいつは一筋縄じゃいかないぞ…」

 

 つまり自分達は数あるゲッターパイロットの中から実力を認められてこの機体を託された事になる。

 

「はい!我々ゲッター4500分隊、織田勝中尉、ルイス・スミス中尉、イサミ・アオ中尉。3名は真ゲッタードラゴンを受領し次の戦闘で活躍したいと思います!」

 

「ふふふ、新しいゲッターをもらえて、張り切ってるなぁ。」

 

「まぁ俺たちにとっても悪くない話だがな…」

 

 スミスとイサミがはりきっている勝を見てニヤけている。

 

「決まったようだな…資料は後で端末で送る。精進しろよ…」

 

「「「は!」」」

 

 こうして真ゲッタードラゴンを受領した織田勝分隊は次の戦いに備える事にした。

 

 そして惑星ラグナ攻略作戦が始まる。ゲッターロボ 各パイロットはブリーフィングルームに集まった。武蔵大佐から説明が入った。

 

 「今回の戦いはダークデス砲を使用せずにこの惑星を制圧する事にする。目的はワルキューレの確保と中央政府の新統合政府に対する心理的恐怖を入れる事になる。」

 

「まずは惑星ラグナの大気圏外の新統合軍および、ラグナ防衛軍を撃破、その後地上攻撃部隊を降下させラグナの首都に降下する。その後真ゲッタードラゴンを主軸にマクロス・エリシオンを攻撃、途中でΔ小隊が出てくるかもしれんがまずそいつらを倒す、敵の戦意をそぐ。いいな決してワルキューレを傷つけるなと上からの命令だ。奴らのヴァールに対する鎮静効果は浅間帝国に必要だからな。」

 

「「「はっ!」」」

 

 ラグナ攻略作戦の主軸と言われて緊張する勝。その空気をほぐそうとスミスが肩に手を回す。

 

「緊張しているのか〜?」

 

「当たり前だろ…」

 

「緊張することも結構だが、必要以上に自分を追い詰めるな…そんなんじゃ上手くいかないぞ…」

 

「分かったよ、イサミ。」

 

「まっイサミもこう言ってんだし俺たちは渡されたゲッターロボを慣らして行くまでさ。」

 

「分かったよ。」

 

 こうしてブリーフィングが終わり各パイロットはゲッターロボの操縦席に座る。織田勝は乗ってみて分かったがこの真ゲッタードラゴンはレバーを掴むとゲッター線の力が自分の体に満ちていくようになった。

 

「なぁスミス、イサミ」

 

「なんだ?」

 

「出撃前に話なんかお前らしくないな…」

 

 スミスとイサミが出撃前に珍しく話しかけてくる勝に驚きを隠せないようだ。

 

「俺さ、自分本位なやつだったんだよ…小さい頃にゲッターロボに憧れてさ…基本的なことを忘れていたんだよ。ゲッターロボは3人で動かすのにな…」

 

 織田勝はゲッターロボの初歩的なこと。忘れていた。ゲッターは3人で一人前なのに自分だけ戦っている気でいた。スミスとイサミという相棒がいるのにだ。

 

「この真ゲッタードラゴンを受領した時さ、あぁゲッターロボは3人で戦うのにどうして忘れていたんだそんな大事なこと。って水を掛けられた気分になったよ。ごめんな二人とも。」

 

 謝るように言った。だが。

 

「まっ俺たちはチームなんだしそれが分かっただけで儲けもんだよ。」

 

「基本的な事は大事だ、その心意気忘れなければいい…。」

 

「ありがとうな二人とも。」

 

 そう言った途端。発進警報がなった。

 

「出撃要請が入りました!各ゲッターロボは発進準備に入ってください!」

 

 オペレーターの声が聞こえ、各ゲッターロボが発進する。

 

「行くぞ!スミス、イサミ!これが俺たち真ゲッタードラゴンのゲッターチームとしての初めての初陣だ!気張っていくぞ!」

 

「「おう!」」

 

「いくぞ!」

 

「「「真ゲッタードラゴン発進!!!」」」

 

 真マッハウィングが開かれ、真ゲッタードラゴンが宇宙を飛ぶ、その機動性とパワーはゲッターD200と比べ物にならない程だった。

 

 そして、ゲッターロボ特有のUFO軌道をしたがあまりの速さに敵陣に単独で突っ込んでしまい正面に敵機が映る。ブレーキをかけようとしたが、間に合わずにぶつかり敵機は粉々になった。真ゲッタードラゴンは無傷だった。

 

「こりゃすげぇな…」

 

 ヘルメットの下で鼻から垂れた鼻血を舐めて不敵に笑う勝。

 

「スミス、イサミ!無事か」

 

 パワーの差が激しすぎるため、いつもの調子で行ったら前に出過ぎてしまったが二人が無事か確認する。

 

「無事だぁ」

 

「お前、少しは加減しろぉ」

 

 大丈夫のようだ対Gで少しまいってるようだが戦闘に支障はなさそうだ。取り敢えず周りの敵を排除する事から始めなければならない。

 

「まずはこいつらを片付けなきゃあな…」

 

 周りは敵だらけだがこの距離では敵は飛び道具は使えない。同士討ちをしてしまうからだ。

 

「ダブルトマホーク!」

 

 スイッチを押しドラゴンの肩からトマホークが出てくる。トマホークを掴み、敵に向かって前進する。戦って慣れるしかない!

 

「おーりゃあああああぁ」

 

 敵バルキリーを斬って斬って斬りまくった。斬られたバルキリーだったものはミサイルに誘爆して爆発する。敵のバルキリーが変形してガンポッドをこちらに向ける。敵が撃とうとしたその時、遠くの方から閃光がバルキリーを貫いた。後続のゲッターロボ達がやってきたのだ。敵のバルキリーは真ゲッタードラゴンに気を取られてゲッターロボ軍団の警戒を疎かになってしまった。元々性能もゲッターロボの方が有利なため、徐々に新統合軍は押されていった。

 

「おーおー皆さん張り切ってるな!」

 

「こっちが前に出過ぎたんだよ。」

 

「兎に角目の前の敵に集中しよう。」

 

 そうボヤく勝達は再び再び敵軍の中に向かった。ゲッタートマホークで敵を斬っていくが、新統合軍が統率を取り戻してきた。バルキリーがゲッター軍団から距離を取り、搭載されているミサイルを発射してきた。

 

 通常発射されたミサイルは迎撃するか、避けるなどの行動を起こして回避するのが普通である。しかし、真ゲッタードラゴンは一瞬消えるように移動し、バルキリー隊の近くまで来た。

 

 ミサイルの追尾機能は真ゲッタードラゴンを捉え向かっていく、しかし真ゲッタードラゴンがまた消えるしかしミサイルは止まらずにバルキリー隊に向かう、バルキリー隊がチャフやガンポッドで迎撃しようとするがいきなり来た敵に意識を取られすぎて遅れてしまい、殆ど自分が放ったミサイルで撃墜されてしまった。

 

「お〜上手くいくもんだな…」

 

 勝は一か八かやってみたが上手く行ったことに感心した。

 

「おいおい、スピード戦は俺の役割だぜ!出番を取らないでもらいたいな」

 

 とスミスがボヤく。

 

「スミスの出番はラグナに降下してからな…」

 

「了解〜」

 

 こんな会話をしているが、真ゲッタードラゴンの真価はまだ発揮されていない。そんな中でもラグナの大気圏外の防衛隊は徐々に押されていった。

 

 しかし、ラグナ地表から高エネルギー反応があった。

 

「ラグナ地表に高エネルギー反応あり!敵マクロスキャノンと思われる!全軍回避!」

 

 武蔵大佐からの司令でゲッター軍団は回避行動に入ったが、少なくない機体がマクロスキャノンに巻き込まれ、戦闘不能になった。しかし武蔵は冷静だった。

 

「乱戦に持ち込む!ゲッター軍団は白兵戦で敵を殲滅せよ!」

 

 そう命令されたゲッター軍団はゲッタートマホークやゲッタードリルを手に敵バルキリーや敵戦艦を襲う、

 

 ライガーのドリルで戦艦の装甲に穴が開きビームを撃ち込まれ爆発する戦艦。バルキリーを背後から襲いトマホークで一刀両断される機体。ポセイドンが敵戦艦に降り立ち発射口を無理やり開けゲッターサイクロンで艦内をめちゃくちゃにし撃墜した。

 

 こんな調子で進撃速度を緩めないゲッター軍団、地表からも友軍がいるためにマクロスキャノンを使えないマクロス・エリシオン。これを利用しない手はなかった戦闘能力を失った敵艦隊を後ろにする事で迎撃もなく降下することができた。

 

 大気圏降下の先鋒をとった真ドラゴンのチーム。

 

「後続の舞台のためにまずは敵の数をなるべく減らしたいな…イサミ、考えがある!」

 

「なんだ?」

 

「かくかくしかじかだ!」

 

「成る程な…」

 

「うひょーえげつない手を考えるな〜」

 

「勝つためだ、ラグナは海面が面している星だ、そのまま海に突っ込むイサミそれからお前の出番だ!」

 

「分かった。」

 

 敵バルキリーのミサイルや弾丸が真ゲッタードラゴンに向かって打つ、だがドラゴンは回避はするがその進路はまっすぐ海面に向かい、やがて、

 

 ザッパアアアアァァン

 

 と海面に突っ込み海に入る、ラグナ防衛隊は敵の操縦ミスかと思い、敵のエース機を無力化したと思いきを緩めてしまった。

 

 しかしそれは間違いだった。海の中に深く潜る真ゲッタードラゴンは敵に悟られないように深く潜った。

 

 そして。

 

「いくぞ!チェンジ、真!ゲッターポセイドォォン!」

 

 イサミがレバーを引く、すると、真ゲッタードラゴンが姿を変える。背中に樽のような物を背負い、全体的なシルエットはドラゴンよりマッシブな印象がある機体。

 

 これが真ゲッタードラゴンの海戦用、パワー、防御力重視の機体、真ゲッターポセイドンだ。基本的な要素はポセイドンタイプの機体と変わらない、しかしこの機体は真と名付けられた機体なだけあって一線を画す力を持っている。

 

 真ゲッターポセイドンは両手を上にかざす、するとポセイドンの首の周りの蓋が開き、フィンが出てくる、回転し始める、そして手に電撃が走り腕が回転する。フィンや手の根本の三つの風圧が電撃を纏う、そして海面から上がり、電撃と水と電撃を纏った竜巻が敵バルキリー隊を襲う。

 

「ゲッタートライサイクロン!」

 

 突然の竜巻に面を食らったラグナ軍は逃げようとするがすでに時遅し、風圧で機体がひしゃげたり、竜巻が纏う電撃で機体がショートし、竜巻に飲まれて期待と運命を共にするパイロットがいた。

 

 また被害は空だけでなく、ラグナの首都にまで被害が出た。ラグナ人の家屋が竜巻に飛ばされてきたバルキリーの残骸が振り壊れたり波に呑まれて粉々になるなどめちゃくちゃだった。

 

 なんとか竜巻から難を逃れた機体が陣形を戻そうとするが、弱まる竜巻の中からミサイルの雨霰が飛んできた!

 

 バルキリーは避けたり迎撃するが爆風が広く広がり戦闘不能になる機体が増えていった。

 

「ゲッタークラッシュミサイルが当たったか…」

 

 真ゲッターポセイドンのミサイル兵器、ストロングミサイルの派生ゲッタークラッシュミサイルを竜巻の中心に入ったポセイドンが風が弱まったのを見計らってミサイルを放ったのだ。

 

 このポセイドンの波状攻撃がラグナ地上防衛軍の3分の1を削ることができた。

 

「だいぶ削ったな」

 

「後続の部隊も来たしこりゃ勝ったな。」

 

 そう話していると、真ポセイドンがワルキューレのいるマクロスエリシオンに向かった。すると、バルキリーの弾丸が飛んできた。放ってきた方向を見ると色んな色をしたバルキリー隊が出てきた。そうワルキューレを守るΔ小隊だ。

 

 ガンポッドを食うが元々防御力に秀でているポセイドンには致命傷にはならない、が慢心は禁物である。

 

「スミス、出番だ!」

 

「ヒュー待ってました!」

 

「スピードで撹乱して一気に肩をつけろ!」

 

「よっし!」

 

「チェーンジ!真ゲッターライガー!!」

 

 真ゲッターポセイドンが飛ぶ、すると、ゲッターポセイドンが変形しだす。すると出てきたのは、ゲッターポセイドンとは打って変わってスマートな風貌だが、従来のゲッターライガーとは比べてすこし力強さを感じる、右手にドリル、左手にチェーンアタックを装備している。背中にはゲッターライガーの翼をより鋭利にしたような翼を持つ。

 

 現れた真ゲッタードラゴンとのスピード、エネルギー節約形態、真ゲッターライガーだ。

 

 マッシブな機体と打って変わってスマートな姿と変わった、物理法則を無視したような姿にΔ小隊が驚いた。

 

「おいおい、なんでゴツい機体があんな細い機体になれるんだよ!おかしいだろ!」

 

「ハヤテ、目の前の敵に集中!」

 

「でもこっちの戦力はもう削れてるんじゃあぁ」

 

「落ち着け!ワルキューレもいる!」

 

 余程慌てているのかオープン回線で会話が丸聞こえである。

 

「お〜お〜慌ててらっしゃる…少し驚かせてやるか!」

 

 そうスミスが言うと真ライガーが突然消えた。

 

「消えた!?」

 

「どこに。うわあああ」

 

 するとチャックの機体が爆発した。

 

「チャック!」

 

「固まれ!ハヤテとミラージュは俺の後ろにつけ!消えたのは何かのトリックだ!ガンポッドを四方八方に撃ちまくれ!」

 

 そう指示を出すと、ハヤテとミラージュはアラドの後ろにつきガンポッドを打つ。しかしゲッターに当たらず弾丸が空を舞う暫く静かになる。

 

 すると前方に真ゲッターライガーが出てくる。

 

「やつが出てきた!」

 

 とミサイルを撃った3機。しかし、ゲッターライガーは左の腕のチェーンを展開する。するとそのチェーンを発射して回転させ盾にする。するとミサイルがチェーンの回転の勢いの強さに負け、破壊された。

 

「ミサイルが!」

 

「そんな!」

 

 ハヤテとミラージュが困惑する。しかし戦場では気を緩めた方が負け、この隙をスミスは逃さなかった。

 

 真ライガーが右腕のドリルを展開する。

 

 攻撃の合図だとΔ小隊は散開するがゲッターライガーのスピードにとっては取るに足らない問題だった。

 

 ハヤテのジークフリードを真ライガーのドリルが貫く、無論避けようとしたが瞬発的な速さはゲッターライガーに部がある、ハヤテはドリルをコックピットに直撃を避けるのに精一杯だった。エンジンに当たったジークフリードは爆発したものの、ハヤテはEXギアシステムがあるから脱出に成功した。

 

 残るはミラージュとアラドだけになった。スミスが次の標的をミラージュに向けた。真ライガーは左手のチェーンを展開する。チェーンアタックである。

 

 スミスは照準を紫色のバルキリーに向けてチェーンを発射する。チェーンをミラージュのジークフリードに巻きつけ拘束する。そのチェーンをまるで強引に振り回す。

 

 ミラージュは襲いかかる対Gに翻弄される。脱出ボタンを押そうとするが、腕が届かない。

 

 アラド機が拘束されているミラージュ機を救おうとガンポッドを放つがスミスは巧みに避ける。スミスは巻き付けたバルキリーを力強く回すそしてアラド機に向かってバルキリーを投げつける、そしてアラド機とミラージュがぶつかった。ミラージュは寸前で脱出した。

 

 こうしてΔ小隊は壊滅状態になった。真ゲッタードラゴンの圧倒的な性能の前にバルキリーでは歯が立たなかったのであった。

 

 後続の部隊は数の利を活かしてラグナ軍を追い詰める。

 マクロス・エリシオンが飛び始めた、どうやらワルキューレだけでも逃がそうと戦線を離脱を決定したらしい、残りのラグナ軍はそれまでの肉壁にするらしい。

 

「おいおい、味方を見捨てて逃亡だなんて頂けないな…」とスミスが言う。

 

「ヘイ勝、お前の出番だぜ、ワルキューレはおそらくマクロスの腕の空母部分にいると思うぜ!」

 

「了解、次は俺の出番だな、最も一瞬だろうが。」

 

 そう言うと真ライガーがエリシオンに向かって飛ぶ。レバーを手にする。

 

「チェーンジ!真ゲッタードラゴン!!」

 

 真ライガーが姿を変える、赤を基調として、頭部には龍の髭を思わせる髭を生えバランスを取れたマッシブなスタイルを取れた機体になった。攻守バランスに優れた空戦形態、真ゲッタードラゴンになった。

 

 あの巨体だと生半可な武器は決定打にならない、とはいえ、やりすぎるとワルキューレを巻き込んでしまう。だがある武器をこの真ゲッタードラゴンは持っている。

 

 真ドラゴンは手を上にかざす、すると虚空からゲッターロボを模した兵器、真ゲッタービームランチャーを召喚した。

 

 召喚したビームランチャーの照準をエリシオンの右脚部に合わせる、エネルギーを貯めるそして発射する。

 

「真・ゲッタービームランチャアアアアアア」

 

 はなたれた極太のビームはエリシオン右脚部を襲う、そして被弾した場所から誘爆が広がる、まずいと思った敵は右足を切り離した。

 

 右足を切り離したことによりエリシオンの航行速度が遅くなった。これを好機とみた武蔵は揚陸部隊を突入させる。それからは大して時間は掛からなかった。マクロスエリシオンの制圧に成功しワルキューレを手に入れた浅間帝国はブリジンガール球状星団を制圧に成功した。

 

 一方、ゲッター軍艦に連れてこられたワルキューレは手をあげて戦闘の意思はないと伝えるしかなかった。そしてワルキューレやミラージュは武蔵大佐のところまで連れてこられた。

 

「ようこそ、ワルキューレの諸君。俺は巴武蔵司令官。天の川銀河遠征艦隊に選ばれた者だ。」

 

「…!どうして」

 

「ん?」

 

「どうしてウィンダミアを滅ぼしたんよ!あそこには戦争に関係ない人々がいたんよ!ハヤテ達も…」

 

 とフレイアが涙を流していた。どうしてウィンダミアを腐らせたのか、どうして自分達を襲ったのか聞きたいことが山ほどあった。

 

「ははは、何を言うんだ、お前達ウィンダミ人はヴァールを誘発させる有害物質を育てていたじゃないか…だから滅ぼしたのさ。ま、自業自得だがね。」

 

「!」

 

 フレイアが反論できずにいた。悔しくて悔しくてたまらなかった。

 

 すると美雲が前に出た。

 

「貴方達、随分と偉そうね、勝手に戦争に介入してきて民間人関係なく虐殺してそれで自分達が正しいとほんとに信じているの?」

 

「この宇宙は弱肉強食だからな…ま、今回の戦争の目的は新統合軍を倒す他に目的がある、お前達ワルキューレを敵入れるためにな、」

 

「私たちを?」

 

「そうだ…我々の帝国ではヴァールが発生して少なくない被害が出ている、お前達ワルキューレは我が帝国のヴァール鎮圧させる為に歌ってもらう…それだけだ。」

 

 武蔵の言いようにカナメが反論する。

 

「そんな事、私たちが納得して歌うとでも!?」

 

「してもらうさ、お前達には客人としてゲッター軍艦の戦いぶりを見てもらう、そうすれば考え方も変わるだろうさ。」

 

 次の標的は中央の新統合軍だった。ゲッター軍団は地球に向けて進撃を始めた。進路上にある、資源惑星は制圧、また友人惑星はダーク・デス砲を使い将来の植民地にする為惑星に住んでいた住民が犠牲となった。

 

 その姿を見てワルキューレ達は戦慄した。ダーク・デス砲で市民が腐らせらせる様子を見て吐き気を覚えた。

 

 カナメが言う

 

「私達が貴方達の言うことを聞けばこの虐殺を辞めてくれるの?」

 

 自分達の考え方を変えればこの虐殺をやめてくれるかと思ったが武蔵から帰ってきた言葉は残酷だった。

 

「いや…この攻撃は敵の人的資源を減らす他に新統合軍に我がゲッター軍団の力を見せつけて、降伏するなら辞めるさ。だが新統合軍はまだ降伏していない…だから我々は攻撃を続けるそれだけさ。所詮異星人との血が混じった連中だいくら消してもいいってな。」

 

「そんな…」

 

 武蔵の言葉にカナメは唖然とする。自分達はとんでもない連中と戦っているんだと、思い知らされた。

 

 そして、次の進路に惑星バジュラがあった。すると武蔵はバジュラ侵攻にゲッター軍団を向かわせる事にした。だが真ゲッタードラゴンはまだ待機だ。

 

「なんで俺たちは待機なんだ?」

 

 とスミスがボヤく。するとイサミが言う。

 

「なんでも程よく追い詰めてバジュラという虫どもをおびき寄せるらしい。」

 

 イサミのコメントに勝は言う。

 

「バジュラね…進化する虫か…ゲッターのいいサンドバッグになりそうだな…ん?まてよ…」

 

「どうした…勝?」

 

 何か思いついた勝にイサミは聞く。

 

「ちょっとな…」

 

 となんでもなさそうに言う。

 

 こうして惑星バジュラの侵攻が始まった。S.M,Sや新統合軍が迎撃に入るが、ゲッター軍団の敵ではなく徐々に押していく、一部の部隊が降下して地上の街を襲う、逃げ惑う人々の中にランカもいた。彼女も逃げていた。ゲッターロボの一体がランカを捉えて、捕まえようとしたその時、惑星バジュラの上空にフォールド反応があった。そうバジュラ達がやってきたのだ。ランカを救う為にやってきたのだ。

 

 ゲッター軍団も応戦しようとした、しかし、武蔵がある指示を言う。

 

 「バジュラに対してはゲッターロボの武装を使うのは禁止、バジュラを掴んでぶつからせて、倒す」という、陳腐な命令だった、出てきた真ゲッタードラゴンが出てきて見本を見せる。まず両腕にバジュラを掴む、そして掴んだバジュラ同士をぶつからせる、子供が乱暴におもちゃを扱うようにするように。

 

 この行動には意味があり、バジュラは進化する生き物である。ある一定以上の損傷をすると学習し武器が通用しなくなる。そこで織田勝が武蔵大佐に進言してみたのだ、ならばバジュラを傷つけられるのはバジュラだと言う、最初は武蔵を困惑させたが、理屈を話すと武蔵はいい考えだと理解してやらせた、結果は勝と思惑は成功した、以下にバジュラといえどバジュラ同士の接触による損傷は学習してもどうしようもなかった。これにはバジュラとゲッターロボの体格差があるからこそ可能になった者である。ゲッター軍団はバジュラに対して有利に立てたのである。

 

 バジュラを乱暴に扱うその姿にランカは戦慄した、バジュラをこんなふうに扱う恐ろしい軍団がいるのだと身震いした。

 

 そしてランカ・リーも捕まった。彼女もワルキューレと同じ客人としたら扱う事になった。その時、オズマ・リーを抑えるのにだいぶ苦労したがランカの説得によりどうにか落ち着いたようだ。

 

 そして新統合政府は、惑星エデンを地球の最終防衛ラインを建てる事にした。新統合軍やp.m.c、味方のゼントラーディを全て集めた総力戦となった。新統合軍はここを守らなければもう後がないという不安が政府に浸透していった。そこで新統合軍は禁じられた兵器、次元兵器の自由使用を許可した。

 

 この情報を掴んだゲッター軍団は自軍の機体に新型コーティングを施した。数発は耐えられるが何発もくらったら撃墜はされる。敵の攻撃はこれまでの戦いとは違って回避に専念するという方針だった。

 

 そして三日後、エデン沖海戦が始まった。先制攻撃はは新統合軍から始まった。新統合軍のバルキリーがありったけの次元兵器のミサイルをゲッターロボ達に放った。しかしゲッター軍団には、ある機能がある。

 

「「「「「オープンゲット!」」」」」

 

 ゲッターロボ軍団が分離してミサイルを回避する。

 しかし少なくない被弾を出したが合体に支障が出ない程度だった。ゲッターロボ軍団がゲッターロボに変形合体する。まずD200部隊は、ゲッタービームを放つ、射線上に放たれたゲッタービームは回避し損ねたバルキリーや戦艦を破壊した。ゲッタービームのチャージに暫くかかる、それをフォローするようにL200部隊が敵に突撃する、M.E.Dの弾丸を回避しながらドリルをバルキリーを貫く、L200を突破してD200を狙おうとするがゲッター P200がゲッターサイクロンで近づいて来たバルキリーを吹き飛ばして迎撃する。そしてチャージが完了したD200はL200を退避させてゲッタービームを放って数を減らしていく。ゲッターロボ軍団のそれぞれの長所を使った陣形に新統合軍は決定打を与えられずにいた。

 

 形成は徐々にゲッター軍団に傾いていった。だがゲッター軍団の進撃速度を遅らせている存在がいた。マックスが操る、YF29デュランダルだ。彼はゲッター軍団の腕の関節部だけを狙って味方の損害を減らす寸法だ。

 

 しかしそこに真ゲッタードラゴンが現れる。勝達はこいつを撃墜すれば新統合軍の士気が落ちると睨んでいる。

 

 真ゲッタードラゴンとYF29の対決が始まった。真ゲッタードラゴンはいつものUFO機動でマックスを翻弄しようとするが、マックスは冷静に対処していた。

 

「ならほど、スピードは早いがこちらを攻撃する際に近距離ではトマホーク、遠距離では頭部からのビーム、またそのスピードを活かした体当たりで応戦するのがそちらの戦い方だ。」

 

「ならば…動きながらならそう易々と撃墜はされんさ!」

 

 敵の行動を見て勝の方も冷静に分析をしていた。

 

「どうやらこの真ゲッタードラゴンの戦い方を熟知しているようだな…」

 

「ならスピードでライガーで翻弄してやるさ!」

 

「やめた方がいい、おそらくチェンジの隙を狙って攻撃する筈だ。」

 

「となると、このドラゴンで仕留めなきゃならないな…スミス、イサミ、あれを使うぞ…」

 

「あれを使うのか!?」

 

「ぶっつけ本番だな…」

 

「奴に決定打を与えるにはこれしかない…頼む、二人とも。」

 

「しょうがないな…」

 

「分かった…」

 

「行くぞ!」

 

 スピード戦をしていた、ドラゴンが停止した。その隙をマックスは逃さなかった。ガンポッドで真ドラゴンを狙うが、決定打にはならなかった。いや正確には当たっている、しかし真ゲッタードラゴンの周りにエネルギーが集まって来ているのだ。

 

「なんだ?光が集まっていって、」

 

 マックスは計器をみると、敵機体の周りの周辺にエネルギーが溜まっていくのであった。マックスの経験で導かれた結論は

 

「まさか!自爆か!?」

 

マックスは敵が自爆しようとするとその爆発の範囲はエネルギーを見るに想像を絶する威力になると見て自爆する前に蹴りをつけようとミサイル、ビームなどありったけの火器をぶつけた。しかし、真ドラゴンには効かない。

 

集まった光を3つの心を合わせて制御した3人は必殺技名を叫んでこういった。

 

「シャインスパアアアアァァクゥ」

 

 光を纏った真ドラゴンはそのままマックス機に向かう、マックスは距離を離す、しかし勝達はそれを分かっていたかのようにマックス機に向かいやがて、光を纏った真ドラゴンは光と分離した。予想外のことに驚くマックスしかし、光の玉はバルキリーより早く近づいて来ている、マックスはEXギアを使い、脱出した。残されたバルキリーは光に飲み込まれ、消滅した。

 

 マクシミリアン・ジーナスの乗ったYF29が撃墜されたことはエデン宙域にいる新統合の士気を下げさせるのに十分過ぎる効果があった、その隙にゲッター軍団は敵戦艦やバルキリーを撃墜していった。

 

 やがて新統合軍旗艦から降伏の意思を示した。武蔵はその降伏を受諾、後日、浅間帝国の大使が向かい和平条約を結ぶ事になった。しかし和平条約と言っても記された内容は新統合政府に不利な条約だった。

 

 しかも条文の中にはワルキューレの管轄を新統合政府から浅間帝国に譲る。新統合軍の軍備縮小及びp.m.cの管理を軍の管轄に入る事、yf29以降の新型vfの開発の禁止。ダーク・デス砲で滅ぼされた星の所有権利は浅間帝国に譲る。など事実上解体命令だったがダーク・デス砲の威力にビビった政府はこれを了承。こうして新統合政府は実質領土を縮小して残った星で傾いた経済をやりくりしなければならなかった。

 

 一方ワルキューレは新統合政府の敗北に絶望した、かつて歌で戦争を終わらせたリン・ミンメイ物語、それに対する解答がこれかと新統合政府の元の民は絶望した。もう自分達にはどうすることもできない、この宇宙は力こそ全てなのだと示された。

 

 武蔵曰く、これからワルキューレとミラージュら適当なゲッターパイロットの愛人となって暮らすらしい、だがこれはまだいい方で占領した惑星でのゼントラーディや地球人の異種族は奴隷になって死ぬまで働かされるらしい。ワルキューレは甘んじてこの境遇を受け入れるしかなかった。

 

 なお余談だが、フレイアと美雲は織田勝。マキナとレイナはルイス・スミス。カナメとミラージュはイサミの愛人として最終的に追いついたという。決して乱暴するわけじゃなく丁重に扱ったため、抵抗の意思は削がれていった。

 

 浅間帝国はお祭り騒ぎとなった、新統合政府に勝ち、領土は労働力の確保、及びワルキューレで国内のヴァールの鎮圧する人材を手に入れられたことから帝国の繁栄は約束されたようなものだった。

 

 だなこれから浅間帝国は前途多難の道を選ぶであろう。バジュラ、プロトデビルン 、未知の敵など力でそれをねじ伏せるのに果たして浅間人類はどのような進化を行くのかそれは後世の歴史家の評価に委ねるしかなかった。

 

 ともあれ浅間帝国はゲッターとゲッターエンペラーという神を崇拝して文明の種をこの宇宙に咲かせるであろう。




如何でしょうか。読みづらかった批判もコメントで受け付けておりますのでよろしくお願いします。

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