僕のヒーローアカデミア~THE・AGENT   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きです!

天司長は毎週土曜ですがこちらは不定期とします。


第3話:エージェント・クソナード

メロエと契約出来たことで組織のエージェントとなった僕は早速、ゼタ、バザラガとその他組織の兵達の引率で自宅へ帰る。

 

帰りを心配した母さんに怒られたがその後に彼女達が自宅に入ってきたことを皮切りに滝のような涙を流しながら「出久!何やったの!?」と心配されてしまった。

 

事情を聞いた母さんは当初、納得しなかったものの多額のお金を前に気絶してしまい結局、母さんのことは兵士に任せて僕はゼタ、バザラガと一緒に荷造りをする事になった。

 

「うわぁ・・・オールマイトのグッズばっか。アンタ凄いわね。」

「そうですか?あ、そこタペストリーはシルバーエイジ時代のオールマイトです。あとそのフィギュアは・・・」

「詳しいな。余程オールマイトの事が好きなのだな。」

 

オールマイトに関して博識な僕にバザラガは呆れた声を出す。

 

「はい。僕もオールマイトみたいなヒーローになりたくてそれで雄英高校に行きたいと思ってました。でも・・・」

 

僕は自分の苦悩を2人に話す。自分が無個性であること、それを理由に幼馴染やクラスメイトからいじめを受けてきたことを。

 

「酷いわね。」

「そういうもんだ。田舎へ行けば逆に異形型の個性は忌み嫌われる。」

「え?そうなの?てか、バザラガ詳しいのね。」

「・・・喋りすぎた。手を動かすぞ。」

 

そこからは黙々と荷物を段ボールに入れていき、気が付くと部屋は綺麗さっぱり何も無い状態になった。

 

「ふう!これで良いわね。早く基地に戻るわよ。」

「はい!これから宜しくお願いします!」

 

僕は丁寧にゼタへ頭を下げると彼女はにこりと笑みを浮かべた。

 

「宜しく!あと思ったけど・・・アンタの来てるシャツ何?なんかちょっとダサいというか・・・。」

「へあ?」

「ゼタ。それに触れてはならん。」

 

◇◇◇

 

荷物を詰め終わった僕は未だ気絶していた母さんに手紙を残し、家を出てて組織の日本支部へ戻ってきた。その時には既に夜も更け、深夜を回っていた。

 

「緑谷。着いたわよ起きなさい!」

「ん、んん・・・」

 

車内で寝ていた僕はゼタに叩き起され、やや寝惚けた状態でイルザの元へ向かう。

 

「イルザさん。戻りました。って起きてたんですか?」

「当たり前だ。お前達が無事に帰ってこないと私の気が済まない。それよりご苦労だった。子犬、鎧チキン。」

「ああ、緑谷も今夜は遅い。休むといい。」

「そうだな。まだこんなに若くて可愛いんだからな。」

「へあ?」

 

ニヤリと笑うイルザを見て少し寒気がする。

 

「ああ、そうだ。クソナード。寝る前にお前に渡したいものがある。」

「クソナード?」

 

イルザの放った名前に僕は固まる。クソナード?今、この人クソナードって言った?

 

「あー今のはあんまり気にしないでいいわ。イルザさんなりの呼び方だから。アタシは子犬って呼ばれててバザラガは鎧チキンって呼ばれてるの。」

「な、なるほど」

 

ゼタの説明に僕はやや理解し難い表情をするも受け入れる。

 

「これだ。」

 

するとイルザは僕のサイズに合った緑色の戦闘服を渡す。

 

「それがお前の憧れるヒーローでいうコスチュームとやらだ。対個性無効化スーツ【ヘルト】だ。」

「す、凄い。個性を無効化?どんな素材で出来てるんだ?でも、エンデヴァーの様な炎とか熱に強いのか?それにブツブツブツ・・・」

「あー。これはクソナードだわ。」

 

いつもの分析タイムに入った僕を見てゼタがボソッと呟く。

 

「とりあえず。今日からお前は俺達と仲間だ。よろしく頼む。」

「は、はい!」

「鎧チキン。お前はクソナードと相性が良さそうだ。よし!」

 

するとイルザは早速と言わんばかりに指令を出した。

 

「クソナード。お前は鎧チキン、癇癪玉とチームを組んで関東地方の敵相当任務に当たれ。隊長は鎧チキンだ。」

「ちょっと待ってくれよ!!」

 

すると青い鎧の人が不満気な様子で部屋に入ってくる。この人さっきここに居た人だったな?この人がイルザのいう癇癪玉?って人かな?

 

「なんだ?不満かベアトリクス。」

「当たり前だ!なんでバザラガがリーダーなんだ!」

 

ベアトリクスと呼ばれた青い人は異議を唱えた瞬間・・・

 

「ベアトリクス!!!」

「ひっ!?」

 

イルザの罵声が部屋に響いてベアトリクスだけじゃなく僕もビクリとなった。

 

「貴様はまだクソに住み着くウジ虫だろう?そんな奴が人を導けるとでも思っているのか!!自分の立場と実力を理解しろ!」

 

彼女の言葉にゼタは目を閉じながらその通りだと頷く。

 

「うぅ・・・」

「それともあれか?まだ私に扱かれたいという事か?」

「ち、違う!そんなんじゃないぞ!」

「だったら指示に従え!」

「は、はい・・・」

 

不満ながらもイルザが怖いのかベアトリクスは渋々頷く。なんかちょっと可哀想になってきたな。

 

「正直、ベアトリクスは力不足だと思うがまあいい」

「な、なんだと!私だってやれるぞ!」

「わわっ!喧嘩しないでください!僕はベアトリクスさんともチーム組めて嬉しいです!」

「ほ、本当か!?お前緑谷だったか?お前良い奴だな!」

「はうっ!?」

 

怒り出したベアトリクスにすかさずフォローを入れると彼女はパーッと笑顔になって僕の顔をその大きな胸に沈める。チョロいけど・・・胸が!

 

「茶番はそこまでにしろ。兎に角、お前達の目的は如何にヒーローより早く事件を解決するかだ。ヒーローに遅れをとるなよ!」

「「はい!」」

 

こうして僕はバザラガ、ベアトリクスの2人とチームを組むことになる。そんな中、部屋の隅で意気揚々と返事を返す僕をユーステスはじっと見つめているのだった。




イルザにもクソナードと呼ばれるデク君なんか凄いなと書いてて思いました。(誉め言葉)

ベアトリクスがデク君の顔を胸に沈めるスキンシップは度々やらせるつもりです。(某ブドウ君発狂不可避案件)

本作における

ベアトリクス
ICV:平野綾
契約武器:エムブラスクの剣
個性:逆境:窮地に陥れば陥る程、精神力と身体能力が向上する。エムブラスクの剣を使用する際はこの個性を活用する。
イメージカラー:青

原作通りやや男性的な口調。自信家で、強気に出る事が多いが、仲間内ではいじられ役。本作ではイルザの命令で緑谷、バザラガとタッグを組まされる。車の運転は出来るそうだが下手な為、運転する機会は少ない。ゼタ曰く彼女の運転は「乗ったら5分もしないうちに酔い、事故しそうで寝てられない」とのこと。

仲間達から弄られているがその中で自分をフォローしてくれる緑谷に対しては甘くてチョロい。それどころかその大きな胸に彼の顔を沈めて抱き締める程喜ぶ。本作ではヒロインポジとなっている。

※ヒロインポジになったのは作者がグラブルの組織キャラの中でも彼女がダントツの推しだからです。


イモータル・アソールト:エムブラスクの剣の力を解放して巨大な刃で敵を斬りつける技

ーーー

バザラガ
ICV:立木文彦
契約武器:大鎌グロウノス
個性:非公開
イメージカラー:黒

性格は原作通りだが肉体改造を行った経緯が異なる。本作では元々ヒーローをしており、とある敵と戦った際に市民は守れたものの自身は重体、サイドキックが全員死亡するという悲劇を経験。

そのトラウマでヒーローを引退したが後に組織に再就職し、肉体改造もこの際に行ったことになっている。『特別性』も原作通り。車の運転も出来るがバイク、トラック等の大型車、はたまた戦車も操縦できる。

イルザの命令でメロエの契約者となった緑谷、ベアトリクスとチームを組みそのリーダーに抜擢。日本の敵掃討任務を行う傍ら緑谷の教育も行う。


ブラッディ・ムーン:大鎌グロウノスの力を解放し、赤い三日月の様な斬撃を放つ技。
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