【メリーさん】、というお話がある。
 夜中に掛かってきた電話に出ると、捨てたはずの人形から電話が掛かってくる……というものだ。

 彼女はその【メリーさん】である。
 意識を宿したその瞬間から捨てた持ち主を探して復讐しようと彷徨う【怪異】だった。

 しかし、そんな彼女にも限界はある。体力という生物的なものは存在しないが、意識を宿すが故に精神的な疲れはある。だから、たまたま彼女が休む場所としてその場所を選んでしまったのも……まあ仕方なかったのかもしれない。

 コンテナの上でウトウトする【メリーさん】。
 燦燦と降り注ぐお日様。
 ゆっくりと黒い影を伸ばすコンテナクレーン。
 【メリーさん】は起きなかった。
 それが彼女の初めて味わった、人生?における屈辱的な失敗だった。


 思い付き短編小説です。不定期更新。



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. お気に入り登録
  5. 評価
  6. 感想
  7. 推薦
  8. ここすき
  9. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【悲報】ヒフミさん普通じゃなかったwww (作者:車検のコダック)(原作:ブルーアーカイブ)

ナギサ様「ヒフミさんがブラックマーケットに出入りしてるなんて、嘘ですよね……?」


総合評価:13606/評価:8.96/連載:24話/更新日時:2026年07月24日(金) 01:41 小説情報

新人先生はネタバレ生徒しか引けない(作者:KuRoNia)(原作:ブルーアーカイブ)

シャーレに着任したばかりの先生が、シッテムの箱で見つけた『募集』機能。▼それは、シャーレに入部届を出している生徒をランダムで呼び出す、いわゆるガチャのようなものだった。▼軽い気持ちで初回募集を行った先生の前に現れたのは、臨戦状態のホシノと黒いドレス姿のシロコ。▼だが先生は、まだアビドスにも行っていない完全な新人先生だった。▼「うへ……最序盤じゃん」▼「ん、ネ…


総合評価:14509/評価:8.91/連載:89話/更新日時:2026年09月22日(火) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>