アカデミー。
将来の忍者を養成すべく設立された、木の葉の教育機関。校長は代々火影と呼ばれる里の長が務めている。
通っているのは、木の葉の里で暮らす、忍者の卵たち。
幾人もの優れた忍びを輩出した、名門とも言える学校だ。
「コロク!この後街に行かね?」
「今日は用事があって、帰んなきゃなんだ」
授業終わりの教室で、同級生同士の他愛ない会話。春からアカデミー生となったコロクは、父や母と同じ忍者になるべく期待に胸を膨らませ、桜の門をくぐってから早1年が経とうとしていた。
話しかけてきたのは、入学当初に席が隣であった同級生の男子。席が近いせいもあり、何となく話すようになり、授業の合間に戯れたり冗談を言い合ったりする仲になった。
「なんだよ。また『マンゲ』に修行見てもらうのか?」
「マンゲって言うな」
友達と町に行ってぶらついて帰るのも悪くはないが、あいにく今日は予定があった。マンゲのコスケこと、もろほしコスケとある約束をしている日だったのだ。
「あの人、めちゃくちゃ強いんだぞ。じゃあな!」
荷物をまとめ手短に挨拶を済ますと、足早に学校を後にする。
コスケとのある約束を果たすために。
ちなみに、なぜ『マンゲのコスケ』が周知されているかと言うと、コロクが誤った二つ名を皆の前で発表してしまったからである。
入学して最初に何をやるかと言うと、自己紹介。
各人は名前、好きなもの、嫌いなもの、得意なこと等と簡単な自己紹介を済ましていく。コロクは自分の言うことはある程度固めてはいたが、やはり順番が近づいてくると緊張してくるもの。いよいよ次は自分の番だと言う時に、ちょうど前の席に座っていた『日向ヒナタ』という少女がその自己紹介の中で
「普段は父に組手を見てもらってます」
恥ずかしそうに言った時に、教室から「日向だ」とか「白眼の」と、どよめきがあがったのだ。
コロクは『アドリブ入れてきた!』と、衝撃を受けるとともに、教室のどよめき具合を見て『これだ!』と確信する。そして
「しばコロクです!好きなものはそうめんで、嫌いなものはカミナリです。得意なことは、あやとり!」
一つ前に自己紹介をした少女が手に入れた憧憬を、己が手中に収めようと、コロクは
「普段は………『木の葉のマンゲ』と修行してます!」
自身が強いと信じて疑わぬ、多忙な親のかわりに相手をしてくれて忍術を教えてくれた恩師『まるほしコスケ』の二つ名を、前に自分でそんな事言ってたなぁ〜という記憶を頼りに宣言したのである。
教室の反応は、様々であった。
とあるワードに敏感に反応して笑い出す、一部の男子。
殺気に満ちた目で睨んでくる、一部の女子。
意味を知っているが故に顔を赤く染める、ヒナタのような子たち。
「誰それ」「知らん」と言った声のどよめき。
一部女子の目が怖かったのが意外だったが、おおむね期待通りの成果を得られたことに、コロクは満足げに着席した。
ちなみに『マンゲ』があまりいい意味で無いことを知ったのは、もうしばらく経ってからのことである。
コロクの自己紹介の後から、一部男子の中で悪ノリが始まってしまい、なかには『火影になる!』と宣言した子まで出てきて、教室は色々な意味で大変盛り上がった。
全員の自己紹介が終わった後、うみのイルカという担任の先生に呼び出され「マンゲとは誰か」と詰問されたので、じじの名前を教えてやると「あ~コスケさんかぁ〜」と頭を掻き、『マンゲ』は決して二つ名などではなく、あまり良い意味の言葉ではないので使わない方がいいと、注意してきた。
そして、自己紹介の前と後で女子の態度が違うことに、悪い意味で気付いた。少しだけ使う言葉を間違えただけなのに、いったい俺の何が変わったというのだ。と、コロクは理不尽に感じた。
でも、悪いことばかりでも無かった。
「お前、おもしれぇな!気に入ったぜ。俺はキバで、こっちは赤丸。よろしくな!」
コロクの自己紹介で一際大きな声で笑っていた少年。犬好きのキバ。
「………シノだ。コロク、まんげとは女性の下腹部の───」
何も知らなかったコロクに、本当の言葉の意味を詳しく丁寧に教えてくれた虫好きのシノ。
「お前目立っててすげーな!俺も負けてらんねーってばよ!」
変なところで対抗心を燃やしてきた特徴的な金髪と容姿を持つ、ラーメン好きのナルト。
とにもかくにも、様々な男子生徒と少しは話すような仲になり、まずまず順調なアカデミー生活を送っていた。
アカデミーでの授業は、一般的な読み書きそろばん系のことも含め、忍術について基本的な事柄を習う。内容としては体術、忍術、幻術といったところだ。
二代目様が里の繁栄を願い設立したと、歴史の授業でちらりと聞いたのをコロクは思い出す。
コロクは幻術こそ苦手ではあったが、幻術をかけられたり見たりするのは好きであった。手品でも見ているような感じになるので授業自体は好きなのだが、実際に自分がする側となるとあまり上手くいかず、先生曰く「幻術の適性が無いかも」とのことだった。
そう言われて少しショックではあったが、周りを見れば体術や忍術が苦手な子もいれば、逆に体術しかできないという子もいるので、あまり気にしない事にした。
同級生の一人に、何でもできるサスケという少年がいるが、無口な性質なのかあまり喋ることがなく、本人も喋りたくなさそうな雰囲気を出しているので、コロクから話しかける事は無かった。
ただ、髪の色や服の色が似ているせいか、どうにも見間違いされるようで、廊下等を歩いていると女子生徒に後ろから声をかけられ、顔を見て舌打ちされるという被害が多い。
コロクが女子生徒に、かような理不尽な扱いをされる事になったかと言うと、とある事件が起きたからである。その決定的とも言える事件のきっかけも、幻術絡みであった。
生粋の幻術好きであるコロクは授業の休み時間中に、隣の組に幻術が得意な者がいると聞けば会って「かけてくれ」と言い、職員で幻術使いがいると聞けば会って「見せてくれ」とせがんだ。
そんな中の同級生の一人に、『山中いの』という女子生徒がいる。聞けば、幻術を得意とする一族の出らしい。ナルトと同じ金髪を持つ、容姿が端麗な女子生徒だ。
会わぬ手はないと考えたコロクは、早速ある日の授業後に会いに行くと幻術をかけてくれと頼み込んだ。
『いの』の周りにいた他の女子生徒達が口々に「やめときなよ」とか「きも」とか言ってたのが少し気にったが、コロクは誠意を持って頼むと『いの』は少し考えた様子だったが、「いいよ」と幻術をかけることを承諾してくれた。ツンとした見た目だが、優しい子だとコロクは思った。
『いの』が持つ幻術は心転身の術という、相手の心を乗っ取って思うままに操るなかなかに恐ろしい術だ。
コロクにとっては幻術をかけられたり見せられたりする直前の、期待と不安が入り混じったワクワク感がたまらなく好きであった。
コロクは独特の印を結び術の準備に入った『いの』の姿を、仁王立ちで凝視する。心臓の鼓動はピークとなり、呼吸は激しくなるとともに口からは図らずも涎が垂れ落ちる。
コロクが最高に、好きな瞬間だ。『いの』のきれいな長い金髪が風に揺れている。
───心転身の術!
一瞬でも見逃すまいと両の眼を刮目していたコロクだが、術を受けた瞬間に何か体の中心に衝撃を感じると、視界が暗くなり、ほんの僅かな時間だが意識を失った。
次に目を空けた時には、涎を垂らして仁王立ちしている自分の姿が目の前にあった。
本来、心転身の術は、術者が一方的に対象者を操るものなのだが、この時はどういうわけか、お互いが入れ替わってしまったらしい。つまり、『コロク』は『いの』で、『いの』は『コロク』だ。術者の『いの』も、才能有るくノ一とは言え、まだまだアカデミー生。不完全な部分もあったのだろう。
しかし、コロクは不完全な術とは言え、実際に心が入れ替わった事に感動した。それと同時に、ある一つの疑問が浮かぶ。
───これくらいの年の女の子は、もうマンゲがあるのだろうか。
と。
元来、性急な性格であるコロクは、思い立ったらすぐ行動に移してしまう事が多い。
なんの躊躇いもなく両手が動き、履いていたスカートとパンツを開けて上から覗き込み、シノが丁寧に教えてくれたあの部分を確認しようとした刹那、女子生徒達の金切り声のような悲鳴とともに術は解け、コロクは再び意識を失った。
その後、意識を取り戻した時に、コロクの体は元に戻っていた。だが、阿鼻叫喚、地獄絵図ともいえる状態になっていた。
複数の女子生徒達からの罵声や悲鳴は途切れることなく続き、執拗な暴力がコロクに繰り返されていた。コロクは必死に逃げようとしたが、人数が多いため逃げ道が塞がれている。面白がって見に来ていた男子生徒達は一様に手を口元において、はわわと青ざめた顔をして見ているばかりで助けに来てくれる様子もない。
『いの』は目に涙を浮べながら
「ちょっと可愛い顔してると思ったらっ!………こいつはクズよ!」
とか言って、蹴り続ける足を止めない。
怒りで我を忘れた女子生徒の一人が苦無を取り出したところでイルカ先生が駆けつけてくれて、ようやくコロクは救助された。
周囲で事の一部始終を見ていた男子生徒達は、蜘蛛の子を散らしたかのように姿を消しており、遠巻きにサスケが一人気だるそうな様子で眺めている。
サスケはまったく悪くないのだが、コロクは自分だけ理不尽な目に遭っているような気がしてならず、なんとなく腹立たしいというか、嫌な気持ちになったところで三度意識を手放した。
コロクは気付いたら、保健室のベットのうえで寝かされていた。
近くには鬼のような形相をしているイルカ先生と、コロクと同じ黒髪、黒服、黒い瞳の女性がいる。
女性は険しい表情をしたまま、医療忍術でコロクに治療を施している最中であった。
「………どうしてあんな事をしたんです」
治療の手を休めぬまま、ひどく冷たい声色で女性のくノ一が尋ねた。一見丁寧に治療をしているように見えるが、ところどころ乱暴な扱いをしている。コロクが女性のくノ一から感じられたのは、慈愛ではなく敵意だった。
「………幻術と………まん」
「はぁ!?」
気絶から目覚めたばかりの朦朧とした意識の中で、コロクがなんとか覚えていることを紡ぎ出したが、非常に強い語気で掻き消される。
「終わりです!あとはしばらく安静にしていて下さい!」
「すみません、シズネさん。忙しいのに」
「その子、そのうち捕まりますよ」
シズネと呼ばれたくノ一は、治療が終わると荷物を手早くまとめて、捨て台詞のようなものを残してパタパタと保健室を後にした。後からイルカ先生に聞いたら、思ったよりダメージが重そうだったので、たまたま近くにいたシズネさんに治療をお願いしたらしい。事の一部始終をイルカ先生から聞いていたのか、シズネがコロクに見せた感情は、他の女子生徒と同様であった。
その後、イルカから物凄い説教をコロクが受けた事は言わずもがな、である。
「………まったく、お前といい、ナルトといい」
イルカ先生の口振りから、ナルトはナルトで色々と問題を起こしているらしい。
説教が終わるとイルカ先生は一転して優しくなり、口の中を切っているだろうからと、経口補水液みたいなものをくれて、家まで送っていってくれた。そして、コロクの両親は任務で不在だったので保護者代りのコスケから再びお灸を据えられたのである。
こうした一連の事件により、コロクはアカデミーの女子生徒から目の敵とまではいかないが、毛嫌いされるようになってしまったのだ。
かっこいい二つ名に憧れていたコロクであったが、大半の女子生徒達からは『木の葉のクズ』という二つ名をつけられ、ごく一部の男子生徒達からは『里の英雄』という称号を手にしたのだった。
コロクは幻術については先述したように色々と禍根を残してはいるが、体術と忍術に関しては抜群とまではいかずも、ここ数年は毎日のようにコスケにせがんで教えてもらっていたこともあり、大抵のことはできた。
先生曰く「基礎ができてる。さすがコスケさん」らしい。
また、コロクにとってアカデミーは、里の中でも辺鄙な場所に住んでいたこともあり、今までは遊び相手と言ったらコスケしかおらず、アカデミーのように同級生と交流して一緒に何かを学ぶということは、とても新鮮であった。
辺鄙な場所にある家を目指し、コロクは里の中を駆けていく。
様々な店が建ち並ぶ中心部を抜け、しばらく行くと田んぼしかない農村部に入り、さらにその先にある山の麓の林の中にあるのが、コスケとコロクの居住地だ。
「じじ!帰ってきたよ!さっそくやろう!」
両親は任務で今日もいない。帰ってくるのは、だいたい夜あたりだ。
鍵っ子であるコロクは学校が終わると、自宅には戻らずその足でコスケの小屋に行くことが多い。コロクは学校から帰って夜までの時間の大半は、コスケと一緒に過ごしていた。
最近では扉を叩くことも無く、声だけかけてコスケの小屋に入る。
「ノックくらいして入ってぇ」
小屋の奥からコスケのかすれた声が聞こえる。何か物を動かしているようだが、コロクは構わず小屋の片隅に置いてあった古びれた将棋盤を取り出すと、駒を並べ始めた。
アカデミーの入学祝いにと、コスケがどこからか手に入れた将棋のセット。コロクは自宅に置いておいても、肝心の指す相手がいないため、貰ってそのままコスケの小屋に置いてある。
今日は修行ではなく、月に1、2回やる将棋の対局の約束をしている日だったのだ。
「男なら、そろそろ勝負事の一つでも覚えないと」
とは、コロクに将棋を教えたコスケの老婆心ならぬ、古い老人心であった。
コスケは小屋の奥から出てくると、ゆっくりとした足取りで盤の前に座る。
「俺、先手ね!」
挨拶もそこそこに、コロクが歩を動かした。
「………端歩か。舐められたもんだのぅ」
「ハンデだよハンデ!」
コスケは目を細め、目前の盤を見つめる。遠い昔、二代目様とよく指していた事を、懐かしんだ。
思えば、忍術だけではなく将棋を含め、色々な事を二代目様からは教わった。今はこうして忍者の子供に教えている。
小屋の中に、静かに駒が弾ける音が響く。
コスケは、将棋が弱かった。
いや、弱いなんてものではない。少し指せる人から見ても「やる気あるの?」という感じの棋力なのだ。
その理由は明確で、コスケの一生下忍というその生き様からなのか、歩を捨てることができないのである。
『歩の無い将棋は負け将棋』と言うが、だからと言って歩を死守するという訳では無い。
コスケの棋風は、例えば歩と飛車の選択を迫られた場合、飛車を捨ててしまうという、通常では有り得ない指し方をする。言わば、一人だけ違うルールで将棋を指しているようなものなのだ。
勝てるはずが無い。
「何でじじはそんなに歩を大事にするの」
コロクは棒銀という戦法で攻めている。分かりやすくて好きなのだ。
コロクの歩が相手の歩先へと進む。同歩とすれば、コスケは歩1枚だけ減るが、コロクの同銀には角が効いている。戦局はまだ五分のまま。
しかし、コスケの次の一手は、同角。
「………ホントにいいのかよ」
コロクは少々戸惑いながら、コスケの角を同銀とした。
「確かに歩は弱い。じゃがの、いずれは金になるんじゃ」
コロクの銀の前に、先ほどとったばかりの歩が置かれる。その歩は、丁寧に愛おしそうに静かに置かれた。
「俺は別にいーけど………」
コロクの銀が、左後へと下がる。盤面は圧倒的にコロク有利となった。
コスケは再び目を細め、駒を見つめた。
二代目様に将棋を教えられた頃、なかなか歩を捨てれないコスケを見て「お前らしいな」と、よく笑われたの思い出し、自然とコスケの顔に笑みが浮かぶ。
「木の葉は仲間を見捨てぬ。切り捨てることは無い。決してな」
「ふーん………はいっ!王手飛車!」
コスケの持ち駒が、非情にもコロクの急所を突く。先ほどまで仲間であった角が敵となり、強大な敵となって現れたのだ。非力な歩を守るため、その身を差し出したが故に。
───穢土転生、か
二代目様が開発したとされる禁術、穢土転生。死者を利用するという悪名高いその術の、本当の目的はやはり仲間を守る為にあったのでは無いのだろうか。二代目様は既に故人となっているので、その理由を聴くすべは無い。
絶対絶命の状況においてもなお、コスケの顔は深いシワとともに微笑んだままである。そして、ポツリ、ポツリと語り始めた。
「………昔、まさにこういう時にの、それでも仲間を守りたいと思った大将がいたそうじゃ」
「でも、王手飛車だよ?王様が逃げるしかないよ」
「いや、王様は逃げなかった。仲間を一人でも多く助ける為、木の葉の新しい芽を後世に残す為にな………」
「じゃあ、どーするの?王手飛車だよ?降参する?」
コスケは微笑んだまま、おもむろに『王将』に手を伸ばし、次の瞬間
「飛雷神の術じゃっ!」
「あーっ!ずるい!そんなの有り!?」
コスケの『王将』は有り得ない動きをし、遠く離れた届くはずのない角の上に置かれた。
反則である。
当然コロクは卑劣なそれを見て、顔を真っ赤にしながら文句を言っている。
「何だよその術!反則じゃん!」
「………すっかり将棋を覚えて。強くなったのう、コロク」
「じじが弱すぎるんだよ!」
将棋が好きだった二代目様は、意外とこういうところから術を閃いていたのかも知れぬ。ふと、コスケは思った。
「時にコロクよ………友達はできたかの」
「友達ってゆーか、喋ったり遊んだりする奴はいるよ」
小さい頃の遊び相手はコスケしかいなかった。初めて同世代の子供と上手くやっていけているのか、コスケなりに案じていたのだ。
コロクはコロクで『でも、女子の目がなんか怖いんだ』と言わなかったのは、育ての親とも言える年老いた下忍を心配させぬ、コロクの気遣いであった。
「あっ!それと、同級生で一人、将棋が指せる奴がいるよ」
「………ほう」
「シカマルって言うんだ!めちゃくちゃ強いんだぜ」
奈良の子かと、コスケは思い返す。代々火影の参謀を務める家。言わば、木の葉の頭脳とも言える。
「今度、連れてきなさい」
「じじは相手にならないよ。それにアイツ、強いんだけど無駄に長考するから時間がかかるんだ」
コロクは盤に駒を並べ始めた。夜までまだ時間がある。もう一局というところか。
「今のところ俺の方が負け越してるんだけど………」
最後に残された駒、反則をして角の上に偉そうに乗っている『王将』を摘むとそれを眺めながら
「早指しだったら俺の方が強いんだぜ!」
盤面に駒が揃った。
コロクは弱いながらも相手をしてくれる、老いた下忍との将棋の時間がたまらなく好きであった。
後に、『木の葉の殺し屋』と呼ばれる真剣師が居たとか居ないとかは、また別の話………