朝起きたら大人姿(25歳くらい)のエレン・ジョーになっていた。しかも本編で登場する学生時代のエレン・ジョーもこの世界に存在していた。
どうやらあたしが異物な存在って事でこの世界で生き残らないと行けないらしい。
はぁ……めんどくさっ。
朝起きたら大人姿(25歳くらい)のエレン・ジョーになっていた。ちょっと待って……訳が分からないんだけど。確か
もしかして、ゼンゼロの世界に転生したの?
でも、それならなんで学生時代のエレンじゃなく大人姿のエレンになってるの?
ていうかなんか口調までエレン寄りになってるんだけど。
「うわっ、本当にサメ歯なんだけど」
試しに鏡の前で自分の歯を確認してみるとやっぱりと言うべきかサメのような鋭利なギザ歯になっていた。身長も本来の161cmより少し高いし、年齢の割には成長していたバストやアイデンティティだった太い尾ヒレも少しばかりか学生時代より大きくなっている気がする。
うん、なんか全体的に動きにくいんだけど……。
「こっちのあたしは少し化粧もしているし、だいぶ学生の頃と雰囲気変わってるような……あれ? ていうかヴィクトリア家政の仕事着が見当たらないんだけど?」
エレン・ジョーと言えばメイド服。メイド服と言えばヴィクトリア家政。そんなあたしのトレードマークの一つになっていたあのヴィクトリア家政のメイド服が部屋中探しても何処にも置いてなかった。
えっ、もしかしてこの世界のあたし……ヴィクトリア家政辞めたの?
いや、というかこの世界のゼンゼロがどうゆう世界線のゼンゼロなのか今のあたし把握すらできていないんだし、一回外に出て確認してみないと行けないかも。
「取り敢えず、今は顔を隠せるパーカー辺りでも着とこ。うっ、あたしの尻尾ってこんな不便だったんだ……」
いつもの感覚でスカートを履こうとしたら早速尻尾に遮られて上手く着れなかった。この身体に慣れるまで少し時間掛かるかも……。
そう思いながら不慣れに服を着て最低限黒マスクとかで顔を隠すとあたしはドアの扉を開けた。因みに尻尾を隠すことについてはもう大き過ぎるので完全に諦めた。
「あたし、本当にゼンゼロの世界にやって来たんだ……」
扉を開けるとそこにはいつもゲームの画面越しに覗き込んでいた世界、新エリー都が視界そのままに広がっていた。
部屋の中だけだとイマイチ実感が湧かなかったけど、外の世界を見てみると自分があのエレン・ジョーに憑依したんだなと改めて確信する。
まあ、今は学生じゃない大人の姿なんだけど。
「それじゃあ、一番最初に行くならやっぱ彼処だよね」
あたしはポケットから部屋にあった棒付きキャンディを取り出すと口に咥えながら目的地を新エリー都の六分街に位置する、レンタルビデオ屋『Random Play』に設定した。
思い付いたらなんか衝動的に書いていた。
エレンの大人姿とか実際見てみたいよね(願望)