オンライン対戦でバトった相手が「ハメちゃんはリアルファイトなら負けないんだよぉ!」とか言ってたので会いに行ってみた。尚、彼は全長221cmのムキムキ!マッチョ!マッスル!の人間である 作:SUN'S
ハメ子の呼び出しを受けたオレは全速力で走り抜け、コーポ大谷の前に到着すると、何ヵ月か前に会った二人の男と大家が待ち構えていた。
謀ったかッ、ハメ子!
「ハメちゃんのせいじゃないやい!」
「呼んで貰ったのはオレだ。
「ヤニ子さんとは、まだ結婚してないですね」
「赤ちゃんがいるときに煙草を吸ってこないだけ、ましになった」
「成る程、ハメ子はオレと結婚したいわけだな」
解ったぞ、ハメ子。Q.E.D.(拡大解釈)
「そこまでは言ってないよ!?いや、まあ、ショーゴ君が悪い人じゃないのは分かってるけど。ハメちゃんはみんなのアイドルだしぃ」
「もうすぐ日本タイトルだ。釣り合う」
「い、いや、ハメちゃんの意思は!?」
「ハメねこはこう見えて真面目だから、昼九君も分かってくれるさ」
「大家ァ!?なんで裏切った!?」
成る程、祝福してくれているのか。
そして、オレのように二人もコーポ大谷という婚カツ会場で出会えた人間が二人もいる。天地明察。つまり、オレとハメ子も結婚していいわけだな!!
「ってか!大家はどうなのさ!?」
「俺はちゃんと奥さんいるぞ」
「えっ、あ、そうなの?(あの邪竜で?)」
コーポ大谷の信じがたき事実を聞き、オレは覚悟を決めてハメ子を見ると逃げられた。
なぜだ?
「分かる。獣人って警戒心皆無なヤツと警戒心あるヤツに分かれてるんだよ。益子も最初はオレの事を警戒していたぜ」
「ヤニ子さんも似たもんだね」
「普通なのか。今のは」
「「「それが
そういうものなのかと納得する。
しかし、どうやってハメ子を説得する。
「ところで、オレはどうすればいいんだ?」
「当たって砕け」
「インファイトだな、得意だ」
愛のインファイトだぞ。ハメ子。(強行突破)
オレの想いが届いていたのか。
窓を開けてコントローラーを投げてきたハメ子のコントローラーをキャッチし、続けざまに飛んできた枕をウィービングで躱し、向き直ると「このままで済むと思うなよー!」と言われた。
「獣人の愛情表現だな」
「よくあることだ」
「あとでしょぼくれるぞ、あれ」
経験者の会話を聞きつつ、オレはまたロードワークに戻るのだった。枕?枕はハメ子からのプレゼントなので持って帰ることにした。
柑橘系のフローラルな香りだった。