転生先がポケモン世界だった人がポケモン達に育てられて元気に育ち、波導使いとなったが特に戦うことなくポケモン達と一緒に穏やかな生活をする話

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何だかんだで戦う話ばかり書いていたので、全く戦わない話を書いてみようと思ってこの話を書いてみました
話を思い付く限りは続きますが、短編なので短い話になりそうです


育ての親はポケモン達

ポケットモンスター、略してポケモン。

 

初代はゲームボーイというゲーム機でプレイすることができたゲームであり、赤、青、緑、黄色のピカチュウ版なども存在したが、その次はゲームボーイカラーで、金、銀、クリスタル等も発売されていた。

 

初代の赤と緑はリメイクされて、ファイアレッド、リーフグリーンとしてゲームボーイアドバンスで発売され、金と銀も、ハートゴールド、ソウルシルバーという名称でリメイクされてニンテンドーDSで発売されていたな。

 

今ではニンテンドースイッチというゲーム機で新作や派生作品も発売している大人気なゲームであったポケモンはアニメや漫画等も存在しており、かつてはマサラタウンのサトシという主人公がポケモンマスターを目指すアニメが放送されていたのは確かだ。

 

漫画だと有名なのはポケットモンスタースペシャルという題名の漫画で、最初はレッドが主人公だったが、ジムリーダーのマチスやキョウにナツメがロケット団であったりと独自な設定がある漫画であった。

 

作品としてのポケモンを紹介するならそんなところだが、ポケモンという生物について説明するなら、話は長くなる。

 

モンスターボールというボールに入れて持ち運ぶことが可能なポケモンは、様々な技を覚えるが、数多の種が存在するポケモンはタイプ別に分かれており、ノーマル、みず、くさ、ほのお、でんき、ひこう、いわ、じめん、こおり、どく、かくとう、エスパー、あく、はがね、ドラゴン、フェアリー、等のタイプがあった筈だが、ポケモン博士ではないんで俺はそこまで詳しい訳ではない。

 

それでもある程度はポケモンについて、この世界に生まれ変わる前から知っていた俺は、知識面では恵まれていたのかもしれないな。

 

画面の向こう側の存在であったポケモンと、実際に触れ合えるポケットモンスターの世界に生まれ変わるとは思ってもいなかった。

 

しかし今生は両親には恵まれなかったようで、親の顔を見たことがない俺は、ポケモン達に育てられることになっていて、親からは育児を完全に放棄されている。

 

身の回りの世話をしてくれるラッキーとバリヤードに、毎日ミルクを飲ませてくれるミルタンクのお陰で赤子な俺は飢えて死ぬことはない。

 

俺は大丈夫でも、ポケモン達は食事をどうしているのだろうと思っていたら、どうやらこの家の庭は庭園と言えるほどに広いようで、きのみが実る木も沢山植えられているらしく、この家のポケモン達はきのみを食べたり、器用なバリヤードにきのみをポロックやポフィンに加工してもらって、それを食べて生活しているようだ。

 

他にもきのみをツボツボにきのみジュースに変えてもらったりもして、ミルタンクはそのきのみジュースを飲んで水分補給をしているみたいだった。

 

きのみの木には定期的に、みずタイプのポケモンが弱めのみずでっぽうで水やりしたり、あまごいであめを降らせて全体に水やりしたりもしていたな。

 

数種のタイプのポケモン達が集まって、自給自足で生活しているこの家に居る人間は赤子な俺だけで、他はポケモンだけしか居ない。

 

家と土地とポケモンだけは両親のものであるようだが、この家に両親が顔を出すことはなく、俺はポケモン達に囲まれて育つ。

 

そんな特異な育ち方をした影響か、3歳になる頃には波導使いとなっていた俺は、ポケモン達の感情をより深く感じ取れるようになったが、この家のポケモン達が俺に深い愛情を持ってくれていたことが感じ取れた。

 

俺が固形物を食べれるようになってから、毎日俺にたまごを渡してくるようになったラッキーや、毎日俺にモーモーミルクを飲ませようとしてくるミルタンクは、俺を自身の子であるかのように愛しているようで、今生の両親よりも俺を大切にしてくれていたのは間違いない。

 

それ以外の様々なポケモン達も俺を大事な存在だと考えてくれているようで、確かな愛情を持って俺を大切にしてくれている。

 

そんなポケモン達に何かしら恩返しができないかと考えて、波導を鍛えてみた結果、癒しの波導を出せるようになった俺は、ポケモン達に癒しの波導を流してリラックスさせたり、疲れた身体を回復させることもできるようになった。

 

そうやって家で過ごしていたある日、家に残されていた日記を確認してみてわかったことだが、この家に居るポケモン達は、ポケモンバトルが苦手なポケモン達が集まっているようで、どうやら両親はゲットしたポケモン達がバトルが苦手だと知ると、連れ歩くことなく1ヶ所に集めることにしたようである。

 

そうして大きな家と土地を用意して、ポケモンが生活できる環境だけ整えると、この家で暮らすようにポケモン達に命じていたみたいだ。

 

戦わなくても生きていける環境は、バトルが苦手なポケモン達には素晴らしい場所であるようで、この家に住まうポケモン達は、俺の両親に感謝の気持ちを抱いているみたいだが、育児だけじゃなくてポケモンの育成まで放棄している今生の両親は、ちょっとろくでもないような気がするな。


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