ベル・クラネルは悪夢を繰り返したくない   作:寝心地

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CASE20 鳴る

ヴェルフと命が仲間になって数日後、ベルが夢の中で見た通り命の様子がおかしくなり歓楽街に出入りする様になった。

 

「頃合いだな」

 

「ベル君、わかってると思うけど歓楽街の女の子とイチャイチャしちゃ駄目だよ」

 

「わ、分かってますよ」

 

ヘスティアに釘を差されながらベルはそう言うとヴェルフとリリルカを連れて命の後を追う。

 

命の隣には【タケミカヅチ・ファミリア】の千草もおり2人して歓楽街の空気に当てられていた。

 

「お前に見せて貰った夢の中の出来事でも思ったが、良くあんな調子で探しに行こうと思ったな」

 

「言ってる場合ですか、ほら、神様に絡まれてます。助けに行きますよ、ベル様も離れないでくださ……」

 

リリルカがベルにもそう言おうとした時、既にベルの姿はなくリリルカはため息を付いた。

 

「まぁ、わかってた事ですから良いですけど」

 

リリルカは言い訳する様にそう言い命と千草を神々から救出した。

 

一方、人混みに流されたベルはと言うと当初の予定通り歓楽街の極東エリアに来ており夢の中の記憶に沿って道を歩く。

 

「見つけた…………」

 

「え?」

 

夜桜が風に吹かれ揺れる音と共にベルは春姫を見つけた。

 

「こんばんわ、狐人のお嬢さん、僕はベル・クラネル」

 

「はい、サンジョウノ・春姫と申します」

 

ベルが軽い自己紹介をすると相手も自己紹介しながら軽くお辞儀をする。

 

「突然ですが、貴女を身請けしたい、僕と一緒に来てくれませんか?」

 

「お気持ちは有り難く思います。ですが私はしがない娼婦、貴方の様な純粋な方に助けられる資格はありません」

 

「それは貴女がもうすぐ死んでしまうから?」

 

「え?」

 

ベルの言葉に春姫は思わず顔を上げベルを見るとベルはその顔に微笑みで返す。

 

「大丈夫、僕が貴女を助けます。僕はその為にここにいるから」

 

ベルはそう言うとひとまずその場を去りその場には理由の分からず取り残された春姫だけが残った。

 

それから変える時に出会ったアマゾネス軍団にはバリアで動きを封じワンダーで小さくなった後退散し無事帰還した。

 

それから更に数日

 

ベル達は忙しく動き回り満月の夜、ベルは【イシュタル・ファミリア】の本拠に向かった。

 

「悪いが今日は臨時休業だよ、大事な用事があってね、ファミリア総出で動いてるんだって…………アンタもしかしてゼッツかい?」

 

入口に立つアマゾネスにそう言われ止められるのをベルは分かっていた為にベルは力押しで通る事にした。

 

「そうだ、何をしようとしてるかも分かってる、悪いけど時間が無い、最速で行く」

 

ベルはそう言うと黄色のカプセムを取り出しドライバーに嵌める。

 

PLASMA メツァメロ メツァメロ メツァメロ メツァメロ

 

「RESCUE The Renard Girl(狐人の少女を救え)…………変身」

 

Good Morning I・NA・ZU・MA Rider!! ゼッツ ゼッツ ゼッツ!! PLASMA!!

 

男女の欲望渦巻く歓楽街の中心でイナズマプラズマになったベルは文字通り雷の如き速さで【イシュタル・ファミリア】の団員を吹き飛ばしながら【イシュタル・ファミリア】の本拠を駆け上がった。

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