グソクムシャにメガシンカがある?ならやるっきゃねぇ!! 作:シェリーザ
コソクムシを仲間にして1年後、俺は念願の10歳になったので旅へ出れるようになった。なので早速旅に出る…前に。この世界での技などについての話をしていこうと思う、ゲームや俺が見てたアニポケと今の世界での差異とかは絶対に覚えときゃいけないしな。
俺の見たりやってたりした、アニポケやゲームでは技を4つまでしか覚えられず、新しい技を覚える時は覚えている4つの技の一つを忘れないと覚えられなかったが、
ならバトルで無制限に使う輩が出るんじゃないのか、と俺は思ったがポケモンバトルの規則等を作ってるお偉いさんがバトル時に使用する技を4つに制限する絶対規則を作ってるから問題ない模様。一応野生のポケモンとの戦いでは対人戦ではないので、制限なしでも使える様だが…俺は勿論対人戦もする事を視野に入れて戦っていくつもりである。
話が逸れかけたが試合によって使う技が違うこともあるし、相手によって対策をするのはトレーナーとしての基本だと俺が師事させてもらってる島キング、ハラさんからしっかり教わった。この人のバトルを俺は何度も見たから分かるのだが、ハラさんは恐らく他地方の四天王レベルの実力者だろう。その人に師事させてもらえるのはありがたかった。
仮に5つ目の技を使った場合そのトレーナーは反則となり、その場で強制失格となる様だ。過去に他地方で強力なポケモンをトレーナーが抑えきれず、無制限に技をぶっ放して失格になったパターンも少なくないらしく俺も気をつけなければと心に留めておいた。
因みにゲームであったわざマシン、わざレコードについてはこの世界にも存在するようで、わざレコードは一度きり、わざマシンは繰り返し使用可能の代物らしい。ならば入手できるのでは…と思ったが両方とも苦労せずに技を覚えれるのだ、どちらも高価な代物で俺が買えそうなものはなかった。
「グズマ、君は私から見ても中々に素質のあるトレーナーだ。是非君には島巡りを終えてほしい」
「はい、御期待に添える様頑張ります!…では行ってきます!」
そんな感じで技について分かってもらえただろうので、改めて…コソクムシをグソクムシャに進化させるためにもまずはアローラ特有の風習である『島巡り』をやっていこうと思う。島巡りとは11歳になったアローラのトレーナーが各島を巡り、計7人いるキャプテンが課す『試練』、この島の神であるカプ神に選ばれ島を治める島キング・島クイーンとの勝負『大試練』を踏破する。
そして最終的にラナキラマウンテンの頂上で行う決戦『大大試練』を突破すれば晴れて島巡り完了、な訳だが…アニポケの影響なのかは不明だが10歳から島巡りに行ける様になっており、キャプテンの存在もない。謎が多いが行けるのならば行かせてもらおうと俺は早速島巡りに挑戦することにした。そう言う訳でメレメレ島からスタートしハラさんから島巡りの証と共に、この島特有の…ポケモンでも重要なアイテム、ゼットリングをもらった。
此処でもう一つ解説を、俺がもらったゼットリングだがこれはZクリスタルと言うものと併せて使うことでサン・ムーンで追加された要素の一つ『Zワザ』を自分のポケモンが放つ事ができるキーアイテムだ。Zワザについてだが簡単に言えば…ゲームではトレーナーの思いをポケモンに重ね、互いの全力を解き放つ、バトルで1度限り使える非常に強力な技だ。
またZワザは対応するZクリスタルさえあれば、すべてのポケモンが使うことができる。なので理論上全てのポケモンがZワザを使用可能であり、弱いとさえ言われたポケモンでも活躍の機会を与えられる…なんだとか。まあ、今の俺はZワザを使う為のZクリスタルがないので身の上話だがな!
「さて…博士から図鑑も貰ったし、まずは草原とかから…行きたいか?」
「フシ」
「分かった、まず草原からにしようか」
悲しい1人話を終え俺はアローラにいる恐らくオリジナルの博士、トウダイ博士からロトム図鑑の前身だろう端末型の図鑑を貰い、地図を見ながら歩いていた。トウダイ博士の所に俺と同年代くらいのサングラスの少年、恐らく将来のククイ博士だろう。彼と軽く話し合い、仲良くなってから旅に出てる訳である。
…あと博士の所に来た、って事は御三家ポケモンのニャビー、モクロー、アシマリはもらったの?となるだろう。…俺の手持ちにはコソクムシしかいない…つまりはそう言う事である。この世界に神は…流石にカプ神がいるから黙っておこう。
そうしてる内に街から離れ、野生のポケモンが沢山いる草原に到着した我々。コソクムシも海以外の景色を見たかったのか賛成してくれそのまま草原に一旦勾留。コソクムシが花などを見てるのを横目に、俺は図鑑を見る。このポケモン図鑑はかなり高性能でポケモンをスキャンすれば、そのポケモンが現在覚えている技や特性、更にはレベルが分かる優れ物である。
俺が捕まえたコソクムシのレベルは17と割と想像より高くて驚いた、確かにそれぐらいなら弱い人間に襲い掛かろうという自信も持てるだろう。そしてかなり重要な覚えている技だが…『ころがる』、『アクアジェット』、『むしのていこう』、『かたくなる』、『すなかけ』だ。ポケモンにわかだった俺だが、物理・特殊・変化の分類や先制技等の云々は聞いた事がある…ってか体当たりも突進も覚えてないんかい。
この内転がるは強いと聞いた事がある、ただその強い転がるのためにはもう一つの技がいるらしいが…兎も角、この段階で威力の高い技を俺との初邂逅時の様に融通を効かせれるのは強い。アクアジェットも奇襲だけでなく先制攻撃、アニポケなら回避にも使ってた(気がする)のでかなり優秀な小技だ。すなかけも言わずがな、今の段階で咄嗟に視界を奪えるのは逃げにも攻めにも使える。
むしのていこうも特攻を下げて弱めれるし硬くなるは物理に強く出れる。そんなに強くないポケモン相手であれば十二分に戦える強さを持っていて驚いた。…世の中そんなに甘くはないから、俺の勝手な机上論をさよならして…
「ツツー?」
「コソッ…!?」
やばい、俺が色々考えてる間にコソクムシがツツケラに突かれており、涙目で此方に走ってきた。ツツケラは面白いものを見つけた、と無邪気な笑みで此方に来たので…追い払うのもなんなので、このツツケラ君に旅に出る前に買ったオレンのみを渡し、嬉しそうに食べてる間にお願いしてみた。
「ごめんよツツケラ、俺のコソクムシは臆病でな…それを治せなくても、多少はマシにする為にコソクムシと遊んでくれないか?」
「ケラァ?…ツッツー!」
それはコソクムシの臆病心を克服…までは出来なくてもいい、一先ずこの先色んなポケモンと出会ったり戦えたりする為の手伝いをしてくれないかと頼んだ。返答の方についてだがオレンのみを満足に食べれたからか、快く引き受けてもらえた。ありがてぇ!!
「ツッツ、ツケラ!」
「…コソ、ムシャァ!」
俺の足の陰に隠れているコソクムシに優しく近づき、先と同じく無邪気な笑みで再び話しかける(多分)…と、コソクムシも俺の臆病心を少しずつでも良いから克服して欲しいと言う思いが伝わったか、ツツケラに近づいて動きが硬いが遊び始めた。初エンカがこの優しいツツケラで良かったぜ。
そうしてコソクムシとツツケラの遊んでる様子を見ただろう、周囲のアブリーやキャタピー、どっから来たか知らないし、生息してたんかお前!?枠のタツベイやゴンベがいた。流石ににわかの俺でも600族は知っている、タツベイと言えば600族でもかなり強いボーマンタの進化前だったはず…うん、やっぱり。
ゲットしたいなとは思ったが、親がいた場合俺が即座に破壊光線で消し飛ばされる未来が見えるのでやめておいた。何の光ィ!?とかほざく前にこの世からおさらばしたくないので、大人しく見るに限る。
「ケラ、ケラ〜♪」
「フシ…!」
「アブリィ♪」
人間の俺がいるにも関わらず楽しそうにしてるポケモンの皆様、コソクムシも戦えはせずとも、話したりするのは少しだができる様になっており、これもツツケラ君達のお陰である。ツツケラさん達ありがとう!!
そんなわけで暗くなってきたのでツツケラ達と別れて街へ戻り、ポケモントレーナーなら無料で泊まれると言うポケモンセンターに泊めさせてもらった。設備もかなり充実してるし、フレンドリィショップ…モンスターボールや傷薬などを売ってるお店もあるからね、幾ら無料だと言われても売店以外もお金が掛かるんじゃ…と思わされる。…そんな醜い俺と違ってコソクムシは満足してるようで良かった。
設備の良さに驚いた翌日、流石にポケセンに泊まり続けるのはあまり良くないので…俺の無理のない範囲でテントや調理器具等のキャンプ用品を購入してから、昨日の草原に戻った。因みに購入した場所がかなりの大型スーパーなのだ、ポスターとか貼ってあったので裏を見た…が、何もなかったので一安心。
「お、グズマじゃないか!数日ぶりだな、島巡り…と言うより、コソクムシとはどんな感じだ?」
「ククイか、まあぼちぼちと言った所だな。コイツの臆病心の克服とかの方法を考えててな…」
「んー、なら俺がバトルの相手になるぜ!実は俺も島巡りに出ることにしてな、まずはノーマルZから取りに行く事にしたんだ!」
「それはありがたいが…やれるかコソクムシ?」
「…フシィ!」
昨日の草原に行くと俺と同じ駆け出しトレーナーこと、ククイ少年がいておりコソクムシ事情を話したらなら軽くバトルしないかと挑みに来たので、折角ならコソクムシの経験値稼ぎや肩慣らしに加え臆病心の克服で受けることにした。やはり持つべきものはククイ少年である。それと心を鬼にするつもりはないが、コソクムシには会話だけでなくバトルにも慣れてもらわないと此方の事情10割で色々困る。
普通バトルと言うのはお互いのポケモンが戦闘不能になるまで戦うのだが、俺の場合は違う。その際たる原因がコソクムシの特性『にげごし』だ。この特性はコソクムシが攻撃を受けて体力が半分を切ると、勝手に引っ込んでしまうと言うかなりデメリットの強い特性なのだ。進化後のグソクムシャも効果が同じで名前が変わっただけの特性『ききかいひ』ではあるが、彼方は元専用技の『であいがしら』があったからまだ何とかなった感じではあるが、コソクムシの場合はマジで死に特性である。仲間を増やそうにも俺は友情ゲットやスカウトゲットが好きなのだ、某Go君な乱獲予定はないので余程のことがなければしばらくは増えないだろう。
…兎に角この特性が原因で虫タイプの割には強いと言われてるグソクムシャも使い辛いと言われており、俺も…申し訳ないが一口に強いと言って擁護できなかった。因みにゲームの時は旅パには入れていたが、友人との対戦では使ってなかった。…兎も角このバトルはコソクムシが出来るだけダメージを受けない様にしなければならない。
「じゃあ行ってこい、コソクムシ!」
「頼むぞ、ニャビー!」
げっ、ニャビーか。モクローよりかはマシとは言えなあ…因みにレベルや覚えてる技の詮索とかはするつもりはない、勝負は常にフェアでなくちゃいけないからな。とは言えまずはコソクムシにバトルはこう言うものだって、いうのを負担が大きくかからない様にしつつ教えなければ。
「コソクムシ、これがお前にとって初バトルだが…お前を勝たせる為に俺は全力を尽くす、だからお前も全力で戦ってくれないか?」
「…ムシッ!」
「よし、その意気だ!」
「コソクムシ…相性は互角か、良いバトルになりそうだ!」
「ニャー!」
お互いにポケモンを出し合い俺のコソクムシ、ククイ少年のニャビーが睨み合う。向こうは出方を伺ってるみてぇだな、なら…先手は頂く!
「コソクムシ、『かたくなる』だ!」
「フシ!!」
「守りを堅めた、ならこっちは『なきごえ』だニャビー!」
「ニャァァァ!!」
先手を奪って防御を上げれたのは良いが、攻撃が下げられてしまったか。多分ニャビーは『ひのこ』を覚えているだろう、ひのこは確か特殊攻撃だったはず…ならこれか。
「コソクムシ、素早く動き回って『むしのていこう』だ!」
「ニャビー、落ち着いてコソクムシを見ながら『ひのこ』!」
「フシィ!」
「ニャー!!」
コソクムシ御自慢の足の速さを生かし、撹乱をしながら『むしのていこう』を当てさせる。この技は相手の特攻を下げるのだ、そうするとニャビーから吐き出されたひのこの出力が少し下がっておりコソクムシに当たる前に自然消滅する。
「『むしのていこう』は特攻を下げるだったな、やられたぜ…!」
「やっぱククイ君にはバレるか、だが今はバトル中だ…コソクムシ『ころがる』んだ!!」
「コソォー!!」
「ニャビッ!?」
ククイ君が『むしのていこう』の効果をすぐ思い出した様で様でやられた、と言った表情をしていたが…勿論その隙を見逃す俺ではない。技を指示してコソクムシはそれに応え、少し勢いをつけて転がりニャビーにぶつかる。
弱点の技を受けたがコソクムシの攻撃が下がってた(加え攻撃が元から高くない)こともあり、ニャビーはまだ余裕がある様だ。ククイ少年はすぐにニャビーの状態を確認し、今もなお転がるコソクムシから目を離さずに指示していく。
「ニャビー、転がるのを避けたら側面に『ひっかく』をお見舞いしてやれ!」
「コソクムシ、尻尾を地面に叩きつけて跳ねろ!!」
「ニャッ!!」
「コソッ!!」
ニャビーが前脚の爪を光らせながらコソクムシの『ころがる』を躱し、反撃しようとしてきたが…悪いな、俺のコソクムシは転がる途中でも方向転換とか出来るんだ。勿論俺は転がりながら跳ねる指示を出し、コソクムシもそれに応じて尻尾を地面に叩きつけて小柄だからこその軽やかな跳躍を見せる。
ニャビーの爪が掠りはしたが、『ころがる』を止めてないのを見るに問題なかったらしい。ころがりながら着地しニャビーに再びぶつかろうとする、此処でククイ少年の表情を見るが彼は諦めておらず指示を再び出す。
「避けながら『なきごえ』を聞かせるんだ!ころがるのが終わるまで、体力をあまり使わないように躱せ!」
「そうきたか…すまんコソクムシ、更に攻撃が下がるが突っ込んでくれ」
『なきごえ』の効果で攻撃が更に下がってしまった。コソクムシの攻撃は元から低いんだぞ、やめてくれよ!だがそれはそれとして『ころがる』の威力増加を信じて激突してもらったが…やはり耐えられた。ククイ少年の方はニャビーが耐えれた事に少し安堵していたが、『ころがる』の威力増加が想定より高かったのか杞憂していた。
「ニャビー、まだ立てるか!?」
「ニャ、ニャオー!!」
「ああ、なら俺達の今の全力を見せてやろうぜ!もうかを乗せた、全力の『ひのこ』だ!」
「(すまんなククイ少年、君も勝ちたいだろうが…俺も、コソクムシの臆病心の克服の為に此奴を勝たせたいんだ)コソクムシ、『ころがる』の勢いを使って『ひのこ』の軌道から離れて、ぶつかってやれ!!」
「…フシ!」
ククイ少年の想いににニャビーが力強く応え、恐らく発動してるだろうニャビーの特性『もうか』が乗った、『ひのこ』を放ってきた。『むしのていこう』で特攻を下げてるとは言え、ニャビーの勝ちたい意思も乗ってるだろう。多分まともに受けるのは危険だ。2人の勝ちたい気持ちは十分に伝わった、なら…俺もコソクムシと勝つ為にそれに全力で応えたい。
だが…俺はコソクムシに勝利を教えたいのだ、『ころがる』の勢いが乗ったコソクムシに『ひのこ』を躱させ、そして再びぶつからせた。幾ら攻撃が2段階下がってると言えどダメージは積み重なってるし、『ころがる』の最大ダメージに到達していた。なのでニャビーは目を回して倒れてしまった。
「ニャビー!…ありがとうな、グズマ。良いバトルだった」
「ああ、こっちもありがとうなククイ。これでコソクムシに少しでも自信をつけてもらえればな」
「お前の気持ちは俺達の『ひのこ』並に熱かったんだ、コソクムシにもきっと届いてるぜ」
ククイ少年はニャビーの元に駆け寄り、労ってからボールに戻していた。そうして俺の方に近づバトルをしてくれたお礼を言ってきたので、俺も彼がバトルしてくれてありがたかったので礼を言い握手を求める。ククイ少年は眩しい笑顔で手を握ってくれたが…眩しすぎるんじゃ〜。そういや島巡りは絶対に1人やれ、と言った規則はなかったな。ならククイ少年の旅について行って良いか、聞いてみるか。
「そういやククイ、お前も島巡りするんだな。なら一緒に回っていかないか、1人と1匹旅だと少し寂しいし」
「おう、俺は良いぜ!それに俺はちっと料理が苦手でな、料理ができるお前がいたら助かるぜ!」
「はは、コイツ〜料理の時は手伝ってもらうからな」
「ああ、任せてくれよ」
と言った感じでククイ少年の旅に同行する事になった俺、ククイ少年が最初に目指すのはノーマルZがあると言う茂みの洞窟なので俺もその意向に従い彼についていくのだった。
仮に続くとしたら島巡り編がスタート。ククイ少年(此処では同年代)との島巡りが始まります、この作品での島キングですがアニポケ設定を注視してるのでメレメレはハラさん、アーカラはカキのおじいちゃん、ウラウラはクチナシ、ポニはハプウのおじいちゃん、となってます。ライチさんとハプウちゃんは残念ながら出番がないのじゃ。
現在の手持ち
コソクムシ♀ Lv.17→18