((…!七海と虎杖が戦っている…!もうそんなところまで!))
「七海!!虎杖!!」
「ノクスさん!!」
「俺も加勢する!!」
ノクスを視認した真人は笑みを浮かべて声を掛ける。
「あれえ?新参かい…?」
「お前を潰す…!!」
ノクスはドライバーを胸に装着、黄色のカプセムを装填する。
ウルフ!
「変身!」
胸のドライバーを一回転させる。
ウワッハッハッハッハッ! ライダー! ノクス! ノクス! ノクス! ウルフ!
「姿が変わった!面白い術式だね!!」
笑みを浮かべてノクスに肉迫する真人。
真人の右腕は鎌になっており、ノクスの首を刎ねようと腕を振るう。
ガキンッ!!!ドゴォッ!!!
ノクスも負けじと右腕部の長剣、『シャドウアームウルフロウジョン』を振るい相殺する。
「ノクスさん!ソイツに触れられると魂を弄られて大変なことになる!!気をつけて!!」
虎杖は叫ぶ。
「なるほどな…なら…!」
ノクスはドライバーを一回転させる。
ウルフ!
リデンプション!
「消え失せろ…!」
シャドウアームウルフロウジョンに籠められた力を開放し、そのまま真人に斬りつける。
ドッガァァァァアンッ!!!!!
「スゲぇ…!!」
虎杖はその光景にあっけにとられる。
吹き飛ばされた先、煙の中から声が聞こえる。
「いくらやっても無駄だよ、魂に響かない攻撃は俺には効かない!」
「虎杖」
「なんすか!?」
「オマエの攻撃なら…アイツに効くだろう?」
「なんでソレを知って…?」
その言葉に疑問を抱く虎杖であったが、続けてノクスが言葉を放つ。
「俺と七海がヤツを拘束する…!最大限の一撃を叩き込め!!」
「分かった!」
その言葉を聞いた七海は走り出し、正面から真人に鉈を振り抜く。
ヒュッ!!バガッ!!!
「やはり固い…!!」
しかし七海の攻撃は増やされた手足によって軽く防がれており、真人は欠伸をしながら言い放つ。
「無駄だって何度言えばわかるかなぁ…、そもそも…」
ギュルッ!
真人は話の途中で首を180度回転させ後ろを向く。
「!!」
「君の攻撃バレバレなんだよね」
後ろから腕を振り下ろし攻撃を仕掛けるノクスに対して嘲笑しながら髪の毛を無数の刃に変え、切りかかる。
ガキンッガキンッキンッ!!
ノクスはシャドウアームウルフロウジョンによってそのすべてを弾き対応、すかさず顕現させたブレイカムバスターを投げつける。
ヒュッ!!ドゴォッ!!!
「へぇ…!」
真人の半身に穴が開く。
「虎杖!今だ!!!」
その言葉と同時に真人の頭上から拳を構えた虎杖が降ってくる。
「オラァァァァァァッ!!!!」
ドゴォォオオォォッ!!!!
拳を叩きつけられた真人は鼻と口から血を吹き出して地面に倒れ込む。
「そろそろ終わりだな…」
「ええ、あとは詰め作業です」
「よし!このまま祓う!!!」
三者三様の発言をしている中、絶望の言葉が耳を通る。
『領域展開』
その言葉と同時に地面から虎杖だけを遠ざける様に手が生えてくる。そして、結界にノクスと七海は取り込まれた。
「ノクスさん!!ナナミン!!」
焦った様子でそう叫ぶ虎杖、その時脳内にある声が聞こえる。
『小僧』
「…!!なんだ!?」
『領域は外側からの攻撃に弱い、破って入れ』
「…!応ッ!!」
虎杖は駆け出す。
ーーーーー三人称Side
一方、領域内では…
「クソッ!!」
「領域か…厄介だな…」
焦るというより諦めている七海と冷静なノクス、その二人に声がかかる。
「今はただ、君達に感謝を」
自身の成長に歓喜し、それを授けた敵である二人に感謝の言葉を述べる真人。
「必要ありません、それはもう大勢の方に頂きました…悔いはない」
「………」
バリンッ!!
自身の人生の最期を悟る七海、それを黙って聞いているノクス、そんな中に三人目の呪術師が現れる。そう、結界を破壊して侵入してきた虎杖悠仁である。
そして、真人は触れてはいけない『
『誰に許可を得て触れている…』
ドクンッ!!
『分を弁えろ…痴れ者が…!』
ズバッッ!!!
真人が袈裟がけに切断される。
ーーーーー三人称Side
「「!?」」
領域が解かれる…
「宿儺がやってくれたのか!?」
虎杖は声色に喜色を浮かべて己の内へ話しかける。
『勘違いするな、アヤツが俺の魂に許可なく触れるという愚行を犯したからソレに対する罰を与えたまでだ』
「そっか…ありがとな!宿儺!!」
『だから違うと言ってるだろうが!!』
そんなやり取りをしながらも虎杖は一直線に真人に向かう。
「殺すッ!!」
真人に向かって拳を突き出す虎杖、しかし直前、真人は途轍もない大きさに膨らむ、まるで風船の様に。
ドンッ!!!パァンッ!!!
拳が突き刺さると同時に真人の体が弾け飛ぶ。
((なんだ…!?この手応えの無さ…!?))
すると排水口の方から声が聞こえる、体を変形させ、排水口に潜る真人であった。
「ばいばぁ〜い、楽しかったよ」
ミッドナイト!
ノヴァブレイズ!
ドゴォォオォンッ!!
排水口に直接蹴りを叩き込むノクス。
「やったのか!?」
虎杖が聞く。
「いや、恐らく逃げられたな…、一応最期の一撃、少し掠ってたみたいだから俺の能力が少しは発動しているハズ……暫くは満足に動けんだろう」
「そっ……か…」
その言葉を聞いて安心したと同時に虎杖の体が地に落ちる。
「虎杖君ッ!!」
焦った様子で虎杖に駆け寄る七海、虎杖を七海に任せてノクスは五条に電話を掛ける。
ーーーーー三人称Side
「ナルホドね、OK分かった。ノクスは以前言っていた作戦の準備をよろしく」
『ああ、分かった。それと虎杖の件なんだが』
「…どしたの?」
『何故だか分からんが宿儺の魂との共鳴が加速しているように見える、恐らくそう時間が経たない内に術式が刻まれるだろう』
「……そっか、宿儺との様子は?」
『なんとも言えないな、だが最初ほど宿儺も虎杖もお互いに険悪という訳ではなさそうだ』
「ふーん、まぁ宿儺を信用するのは難しいけどね」
『その通りだな、とりあえず気にかけてやってくれ』
「OK!GTG五条先生に任せなさーい!!」
『はぁ……切るぞ』
そう言って電話が切れる。
「…、宿儺が悠仁に協力した…?何故…?」
(´・ω・`)