かなり無理矢理詰め込みましたよぉ!時間列とか最後は無視ですからね♪
まだ、石を投げるのは速いって!!
読んでみれば分かります。作者はうまい具合に落ち着いたと思っています!
ええ、ちゃんと考えていた伏線も回収してますしね~
どうぞっす!
side ヤマト
前回のあらすじ 提督さんはどうやらいろいろ抱えてる以上。
…なんだこれ?これだけしか書いてないのだからどうしようもないなぁ…。追求は受け付けないっていうことだろうなぁ…。
「…非情になれ、か。」
「何カ思ウ所デモ?」
「あぁ…昔ね。…1艦隊としての意見はそれが君の考えならそれに従うだけです。っていうのが一つじゃないかな?」
「…だよ、ね」
悲痛な面持ちな所を見るに、心を鬼にしきれてないのだと分かる。
いくら仮面で隠していようと、本来しないやり方をし続ければ無理が出てくる。無理が無茶を起こし、無謀な作戦指揮を取ってしまえば提督さんは自分の失態を責め、今度は壊れていくだろう。
儚く、そして脆いのもまた意思ある者の定めだ…。
だからこのままじゃいけない。俺にできることはたぶん、経験談を語るだけだろう…古参の戦艦として、沖田艦長に救われたあの時の話をすれば幾らか間違いに気付いてくれるだろうか?
「…でも、変わるきっかけはよくわかった。それで何を思っての行動なのかもね。」
「うん…。」
「まだ分からない事はある。…なんで君はここに居るんだ?」
「うん…?それ関係無くない?」
「いんや…たぶんあるよ。俺が君の鎮守府の艦だったとしたら同じ事をしたと思うからね」
「艦隊ナラソウ考エルノハ当タリ前ダナ。ワタシデモ同ジ」
「ヲ級ちゃんでも?…なら話すね」
事の顛末を聞いた俺が知ったのは不知火さんの落ち度だろうか?
心配なら心配で、そう言えばいい。提督さんの周りの人も言っても分からないからって意固地になってたんだと思う。解決の糸口は思っていたより簡単だからな。
摩耶さんって人がどんな人かは知らない。不知火さんがどれだけ不快な気持ちにさせられたのかも分からない。でも、芯の部分は結局同じなのだ。
「…それだよ。今回流した理由は」
「流刑が理由?」
「ソモソモソレガ間違イダ。流シタ理由ハ君自身ノ問題。」
「えっと…だから不知火が言ってたようにセクハラに耐えかねての行動でしょ?」
「違うな。それは違う。」
「なんで?だって本人が言ってたんだよ!?」
訳が分からないという提督さんは己の罰を分かっている。でも分かっているからこそ見えなくなっている。
昔の人は『人間は考える葦である』っていっていたが、俺はそれだけだとは思えない。
考える事が出来ることが何かを得る事に通じるとは思うが、知ることは理解する事とは限らないとも思っているからだ。
分かっていても、その奥の真実に辿り着けるかまでは確約されている訳でもなく、そのきっかけになるだけだと思う。
「…なぁ、俺は鎮守府の皆は君が好きなんだと思ってる。どれだけ言葉では素直になれなくてもそれは何があっても変わらなかった。変わったのは回りじゃなく、君自身だよ。…ここまで言えば理解して貰えるんじゃないかな?」
「……あ…」
気づいてくれたようだ。
そう、鎮守府の皆は提督さんの己の意志を掲げて好きなんだという思いを抱き、気遣うその姿勢が大好きだったんだ。
提督さんがそうであるように、艦娘である彼女らもまたそんな姿が好きだった。
でも今の姿は無理をして、盲目になってその思いは無くなっていて…誰もが傷付いてしまったんだ。
辛そうにしているのを近くで見ていた彼女たちは全て分かっていたんだろうな
「じゃぁ…」
「ソウ。摩耶ト不知火ハ辛ソウナ姿ヲ見テイラレナクナッタンジャナイカト思ウ。
ダケド、提督サン自身ニ気付イテ欲シカッタカラ…ワザト辛ク当タッタ。又、自分達ヲ頼ッテクレルヨウニ」
「…うぅ…私…私…皆に…」
「…泣くのは帰ってから仲直りしてからじゃないかな?まだ誤解は解けてないだろう?それにそのドラム缶舟って食料まで完備してあるし、わざと俺の居る海域を選んだのだって解決してくれると思ったからじゃないかな?」
「食料…?は、まぁいいや。それにしても解決ってここまで全部見越しての行動だったの!?」
「流石にここまでじゃないだろうな。…でも、君がした勘違い通りなら、わざわざ俺が気付く位に派手な船は作らないだろし、食料も入れない。…で、現にこうして俺の前までやってきた。だが、誤算であるヲ級の事まで計算に入れてることはないだろうね。
…俺と出会うように仕向けた理由も最初の君は戦いが嫌で傷付く彼女らを見たくなくて頑張ってたんだろう?なら、出会えば俺が宣言したあの言葉を思い出させられるからって事じゃないかな?」
「っ!!?」
「そういう事だよ。俺の言葉はこの海域では戦わせないっていうのだ。
だから、もし俺の意見に賛成してくれるなら戦いはしないでもいい。だから提督さんの願いだった艦娘さんを傷付けなくて済む道が開けるから問題も解決。艦娘さん達は戦わないで済むし、大好きな提督さんが胸を痛める姿を見ないで済む未来が開ける…ほら、これで全部まるっと解決しただろう?」
「…本当だ、私はなんでこんな事に気付けなかったんだ。皆に謝らないと…」
泣きながらまるで憑き物が落ちたように清々しい表情をするようになった提督さん。俺はそれを最後まで見届ける義務がある。ヲ級にも…
なら解決策は簡単だ。
「善は急げ、今すぐにでも謝りに行きましょうか」
「だ、だけどこのドラム缶舟じゃ…」
「じゃあ、その船を捨てればいい。何せここには艦『ふね』が二人もいるんだからね」
たぶん俺は今、笑ってる。ヲ級も笑っているから…。
提督さんは驚いているけど、謝罪したいという気持ちがそれを上回ったのだろう。落ち着いた様子で頭を下げたから
「ごめんなさい…。私の我が儘なんだけど最後まで付き合ってくれる?」
「勿論最初からそのつもりだよ!」
「ヲォ〜♪モッチロンサァ」
ヲ級の某ピエロの真似は気にしない。
そして俺はヲ級を持ち上げ体に強くくっつくようにさせると、ドラム缶の上に飛び、静かに着地し一礼する。
「では、レディ。エスコートさせていただきます」
「れ、レディって…!!?」
「ノリが悪いなぁ〜、なら俺は今から悪い魔法使いにでもなってお姫様をさらわせてもらおうかな?ふふ、どうでしょうか?お姫様」
「ひ、姫様なんて…」
俺は真っ赤になる提督さんの腰を持つと膝の後ろに手を回しヒョイって感じで持ち上げた。そして足に力を入れ高く飛び上がる。エンジンのには既に宇宙エネルギーも貯めてあり、タキオン粒子に変換も終えている。
静かに光を放ち始めると直ぐに身体中に力が巡り始める。
「では、艦長発進の号令をお願いします」
「はい…。お願いします、出発!!」
沖田艦長の号令ではない。だが、それでも懐かしくて胸が熱くなる思いが駆け抜けた。
光を放つと同時に勢いよく飛ぶ俺達三人は互いに笑い合いながら短い飛行時間を楽しんでいた。
side 提督
僕は…ううん私は今日全てから解放された。
上司の悪意から、部下からの辛い風当たりとか、抱え込んでいた物全てから。
最初のを除き、全部あの人が解決してくれた。
笑って全てを見通してるかのように話すあの人は深海棲艦とも仲良くしている。たぶんあの人が鎮守府内で最も噂になってる宇宙戦艦のヤマトさんなんだと分かった。
彼は本気で幸せになってほしいと願ってくれていた。
…あの宣言の後はどんな化け物なのかと思ってたけど会ってみれば私達と同じように生きている人間で、尊敬できる人。
噂や法螺に流されず、真実だけを見ているあの人の生き様はまるでお父さんのような温かさで私を包んでくれた。
普段だったら夢物語で片付けられちゃう私の夢を叶えてくれた人。
そして私の初恋の人。
男のように振る舞う私を救ってくれた笑顔がかっこよくて可愛いあの人。
その笑顔にやられたんだと思う。純粋に楽しんでいる姿は誰よりも眩しく見えた。
…ねぇ、あの時貴方は艦長って言ってくれたけど私は貴方だけの艦長になれるかしら?
ふふっなんてね♪
…そして、その数日後に一つの鎮守府が独立し深海棲艦との共存を目指すという異例の事態を呼んだ。
だが、その背後にある一隻の艦を目にした人物達はその鎮守府に手を出す事は絶対にないとその場で契約をしていたとか。
実質、鎮守府は未来に続く限り平和で幸せになった。
その鎮守府は他の鎮守府所属の艦娘達の間ではこう呼ばれることになった
幸福湾鎮守府…と
へい、どうでしたか?
薄々勘づいていたかもですが新米提督さんは”さん”付けされてる通り女性でした!
そしてちゃっかりフラグも回収してますし、抜かりは有りません。
幸福湾鎮守府ですけど、裏話として提督の間では降伏した湾の鎮守府で「降伏湾鎮守府」と言っていたのを艦娘さん方が幸福と勘違いしたという事です。
オリジナルなのであんまりいい印象は得られないかもしれませんが、これでちょくちょく鎮守府に訪問する事ができるという事ですよ♪
…我ながらよく思い付いたものだと思っています。
一先ずこれで落ち着いたのでまた小話でも挟みながらやっていきます。
次の目処は思い付いたらなので漫画でも読んで構想を練ってきます!ノシ