艦これでチートってこういう事を言うのでは?   作:文才皆無。

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か…書き終えた?
わ、私はやってやったぞ!うおぉぉぉーーーーー!

さっきまで嗚咽を盛らして泣いてた奴のテンションじゃありませんね。
まったく…しんちゃんの映画は感動的ですって…ロボとうちゃんカッコ良すぎです。あんな父親に私はなりたいです。

男の、そして父親の正しい姿ってああいうのを言うんでしょうね。ヤマトにとっての父親に近い存在はきっと沖田艦長だと思ってます。…え、造ったのは違う?
こまけぇ事は良いんです‼

あくまで私が思った事でしかありませんから!

もし今回の話にタイトルの他にサブタイトルをつけるとしたら 「女の子泣かせなヤマト罪状は勘違い。」ですかねぇ~って、いつも通りですね。なら問題ないですかね!
まあ、どうぞです!


五月の晴れ間に出会ったあの子

春眠、暁を覚えずとはいうがこの季節…いや、年中無休で温かな陽気というのは眠気を誘うものだと思う。それはどんな生物でも変わらない。人であろうと動物であろうと、俺という兵器であってもだ。なぜこんなこと突然言うか?

それは仕方ないというものだ。ゆっくりとでも語ろう。だからここは静かにゆったりと聞いてくれると俺としても嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やあ、僕は皐月だよ。睦月型なんだけどお姉ちゃん達より実は日の目を見ることになったのは速いんだ~♪だからお姉さんといっても過言では無いんだよ‼」

 

「………。」

 

「む、無視は止めてくれ!」

 

「………。」

 

「あ、あの…「………。」僕…「………。」皐月って…「………。」」

 

「…なんで、無視するのぉ?ひっぐ…僕、今日楽しみにしててこの挨拶だって一生懸命色々考えてきたのに。僕ヤマトさんの事怒らせた?怒らせたのなら何が悪かったのか教えて。直すから!「………。」

…うわぁーーーん」

 

「…やかましい…………ん…ふわぁぁぁ~。…あれ?」

 

 

大きな欠伸を出した俺は口に手を当て、目尻に溜まった涙を拭う。曖昧になっていた寝惚ける頭を徐々に動かす。

状況整理をした結果俺は炬燵で温まってたらいつのまにかうたた寝していたようだと結論付ける事もできたのでまったりし直す。この前は雨で大変な目にあったばっかりだからこうも陽気な日差しだと眠たくなっちゃうのも仕方ないと思うんだ。

…でも起き抜け一発目にこんなのはどうしたらいいか分からないんだけど?

 

まず重い瞼を持ち上げ目に入ったのは炬燵の上で丸くなる金色と黒の塊だった。

それが人だと気付くのにかかったのはコンマ二秒程だった。少し眠気で反応が遅くなっていた。

戦場ではこれが命取りになる…今後は寝起きでも素早く反応できるようにすることも視野に入れとかなければな。

だが、やはり起き抜けで状況も分からなかったのがいけなかったのか思わずすっとんきょうな事をいってしまったのかもしれない。

 

 

「…行儀悪いから机や炬燵の上に乗らないようにな?いったいどんなことがあったのか寝てたから俺には分からんが相談位ならのってあげるから落ち着くといい。」

 

 

確かにそれもそうなんだけど他に言わなきゃいけなかった事っていっぱいあったよなぁ…なんてそんな事をボーッとした頭で深く考えていた。だが炬燵の上で泣く金髪少女はお構い無しとでもいうかのようにその瞬間にガバッと顔を上げた。

 

 

「寝て、た?………ふにゃぁぁーーーー!!?!」

 

「奇声をあげるなよ…そんな至近距離で大声あげられたら耳が痛いだろうが。うぅ、耳鳴りがする…」

 

 

キーンとなる耳に思わず顔をしかめるが目の前の人物には聞こえてないようでうわ言のように「え、え…?でもふぇ?近…はふぅーー」とか言っていた。

俺は目先の人物の珍妙な行動を横目に呆れつつも背伸びを1つと欠伸を吐き出した。

 

 

「…俺はヤマトだ。で、君も自己紹介をしてくれると嬉しいんだけどさ…うん。落ち着こうか、さっきから君は情緒不安定過ぎないかな⁉」

 

「だってだって…僕、僕…うにゃぁぁぁーーーー」

 

 

頭から湯気を出して涙目になった少女はショートしたようで真っ赤になったまま直立不動のまま気絶していたのだった。…炬燵の上で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして自己紹介も出来なかったまま彼女が起きるまでの間俺はすることもなく空を見上げていた。遥か遠くには流されていったであろうドンヨリとした鉛色をした雲の群れ。だが通り抜けた此方はそんなのお構い無しとでもいうかのように燦々と光る太陽と雲間に青々とした空が広がっていた。

雨は別に嫌いじゃない。雨には雨の良さがあり、晴れには晴れの良さがある。それを俺は否定するつもりはない。

でも、それでも雨上がりというのは暗さから明るさへと転じる瞬間であるその瞬間というのは黒々とした雲の切れ間から差し込む日の光が白いカーテンのように見える。たったそれだけなのにその瞬間を見ると幸せな気持ちにしてくれる…だから好きなんだ。

 

 

そしてふと何故こうなったのかも客観的な目線で自己判断してみよう。

 

目の前には何故か幸せそうに気絶する金黒少女。俺は寝てて起きれば炬燵の上で泣いていた。

うん、言葉にしたら余計分からなくなった気もするが致し方ない。俺にだって無理無茶無謀なこと位はある。

 

 

「じゃあ、寝てた間に何かあったのは確実だろうが今は置いとく。で、起きてからを纏めれば泣き止むように言い、自己紹介をし、さらっと注意をしたな。」

 

 

強引な気もするが辻褄自体は合う流れがこれか…泣いていた=悲しい。故に傍目からみて僕の悲しみを推し量れ。これだと俺があの時の気の効いた事を言わなきゃいけなかったって訳だ。っで、あとは注意されたのが気にくわなかったっていうパターンだ。

 

今の俺に出来ることと言えば起きたらまず謝ることだろう。

だから深く考えるのはそれからしよう。寝ているこの子の髪を撫でそんなことを考えて改めて良くこの子を観察してみることにした。

 

 

 

髪の毛は金色でうなじの付け根らへんで黒いリボンで二つに結んでおり髪の長さは毛先が膝元ぐらい伸びている。

服装は黒いセーラー服で首もとのネクタイ?だけが白色をしている。足にはタイツを着用しているためかなり黒い。

見れば見るほど黒いとしか表現できない…。

 

もし夜に出撃したら白いネクタイだけが見えて浮いてるように見えるんじゃないかと思うよ。で、月明かりに照らされれば髪で反射して眩しい、と…黒と金色合うけども危険色に見えなくもない。なんていうか頑張ってほしいなと思わず思ったが何を頑張ってほしいのかは終始分からず仕舞いだった。

顔は幼い少女、睫毛も長く顔立ちも整っていて…ってこれは全艦娘さんに共通するんだけどね?それで戻すけど大人っぽく見えなくもない。ちぐはぐな妖艶さとでもいうのか、とにかくそんなアンバランスさを感じた。でも別にそれがおかしいと言うことではなくいい意味でアンバランスと思う。

 

髪は更々で撫でていると時折気持ち良さそうに口角を上げて笑ってる寝顔は可愛いと断言できる。…もし娘が出来たらこんな娘が良いかな~なんてな。

 

とかバカな事を考えている間に目を覚ましたようで欠伸をしながら目の端に溜めた涙を拭っていた。なんとも微笑ましい光景だ。形容するなら起き抜けの仔猫と言えばいいのか思わずほっこりした気持ちにさせた。

 

 

「ふふ、起きたかな。気持ち良さそうにしてたがいい夢は見れたかい?」

 

「…うん。……?………!!?」

 

 

寝ぼけていたようで顔を覗き込むと目を擦りながら返事を返してくれた。一瞬間があったがバッと起き上がった少女はやはりネコのような俊敏な動きで跳ね距離をとった。ドラム艦の上に座布団があるとはいえ硬くて体に負担がかかってしまうからね。悪気は無かったがやらかしてしまったのも事実で、故に悪かったなと反省し多少は庇えるかもしれないなと俺の腿を枕にさせてたから近かったのがいけなかった?

 

 

目の前の少女は俺の顔を何度も何度もチラッと見ては視線を逸らす行為を無意味に繰り返している。

明らかな挙動不審になってしまっている。

 

…ッハ!分かった、今回のは俺も分かったぞ。

今回はきっと、寝ている時は無防備な姿をさらしてしまっているということでそれを誰かに見られてしまったから恥ずかしくて怒ってるんだな!

だからあんなに真っ赤になって口をパクパクさせてるんだと思う。フムフム、我ながらいい推理だ!

 

 

「…って違う‼君、すまないな。俺が気が利かなくて…さっきも今も配慮が足りてなかったな。以後気を付けよう。だから今回だけはゆるしてくれないかな。」

 

「ふぇ?…え、え?あれ?僕…ん?えぇ?

あ、頭下げないで‼僕も言葉も足りなかったし、見えてなかったんだ。だからおあいこって事で…ね?」

 

「…そういってもらえると此方も助かる。ありがとう」

 

「…ぽーー」

 

「…俺の顔に何かついてるかな?」

 

「…はにゃ!」

 

 

ボーッとしていた少女が反応が無かったために近付き目の前で手を振ってみようとしたところ我にかえったようで今までで一段と大きくバッと距離を取っていた。

でもさっきとまでは一つ違うのはまた俺の顔を一度確認すりと真っ赤になりながら立ち止まることもなく遠くに離れていってしまった…。

 

今回は慎重に事におよんだはずなのに何故だ…。げせない。

逃げられてしまったのを考え、心のどこかに一抹の悲しさをのこしながらその後ろ姿だけを眺めることしか茫然自失となった俺には出来なかった…。

 

 

この気持ちはたぶん近所にいたネコを愛でたくて近付いたら逃げられてしまったような切なさなんだと遅れながらに気付き「失礼だな、俺。」と小さな呟きを漏らす。

そして忘れていた事をふと思い出した。

 

 

「…結局あの子は誰なんだよ」

 

 

虚しくその呟きは空を切るかのように行き場を無くし、俺の耳に残ったのだった




皐月ちゃん…最初だけ名乗ってたのに先走って聞いて貰えてなかったもんなぁ。

そりゃ誰だか分からなくて混乱もしますよきっと!

そんな訳で今回はいつもより会話が少ないです。←ナニガそんな訳?
とにかく、ヤマトの考察をメインにすれ違い具合を演出しましたけど大丈夫ですかね?ちゃんと伝わってますか?

やばい…伝わってなかったらどうしましょう。

まあ、いつも通り感想とか適当な活動報告のとこでおしゃってくれれば対応致します。
ではまたお会いしましょう‼
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