艦これでチートってこういう事を言うのでは?   作:文才皆無。

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やっほー‼
久しぶりの連日投稿じゃー‼

明日は無理だけどね♪
仕事だもん‼非国民やもん。体育の日なんて知らないもん‼

今電車内でこれ書いてます。
てか日が暮れてからアキバって…キツい。

時雨編は一先ず終了です。本当はもっと書きたかったんですけど4000字突入してて慌てて終わらせました…急ぎ足っぽい‼(急ぎ足で書いたため誤解を生んでしまいました。よって、改正した所があります。ご了承ください。)


とまあ、そんな感じです♪後書きは今回話を書こうと思いましてよって、全てこちらに収束させます。ま、何かあれば感想ででもお願いします。どうぞ‼( ゚д゚)ノ



見知らぬ背中に背負う悲しみ、誇りを胸に… 後 (変更点あり)

俺は…あれ?

 

目の前は真っ暗で何も見えない。目を開こうとも何も見えなかった。ただ暗闇が広がる。何も、ない。

空っぽ…闇、飲み込まれるかのような錯覚を覚える。

 

感覚もない。感情もなにも出てこない…。

何があったのかを思いだそうにも頭の奥でナニカを拒否するかのように阻害する。

 

思いだそうとする、拒否

強引に押さえ込もうとする、反発

身体を動かそうとする、エラー

 

エラー、エラー、エラー…

 

何かをしようとするとその表示が目の前で赤く視界を潰す。何をさせたい…分からない。抗う術は試した…だが、なかった。

 

 

俺は反抗することを辞め、闇に対峙する事を選んだ。

 

 

「ヤマト」

「っ⁉」

 

 

この声…あの人か⁉何処ですか!

だがどれだけ叫ぼうが喉を震わせることもなく、掠れることもなく、音が出ることはなかった。まるで………なように、それは今の………を表すかのようだった。

 

「ヤマト、儂は最後まで戦い抜いた。絶望し、渇望しながらも抗った。だが、今のお前はどうだ。」

「………」

「お前さんには儂の言葉は届かんか!儂の気持ちは無駄だったか‼お前さんは…儂の想いが、地球の全ての願いが乗せられていた筈だ‼それをここで燻りおって!」

「っ⁉あぅ…う…」

 

 

目の前で発せられる言葉に否定したかった。見えないけど聞き間違える筈のないあの人の声で叱責され俺は少し悲しい気持ちになった。

 

 

「お前さんの気持ちは伝わる。悲しみ、憂い、安堵…そして憎しみ。全て今なら分かるわい。」

「に、憎しみ…?」

 

 

憎い?ナニガ?

俺は…そんなこと…俺?…俺って、誰?貴方は…?

知らない?知ってる?…何で?え?

 

一瞬、何かが視界に過る

 

そして、思い出した。記憶に、奥底に封印していた物が溢れてくる。完全でなくても、それは俺という人格を喰らい尽くすには十分な狂気だった。

それは、記憶。あの戦いの後の記憶。

人々は笑顔し、誰もが………する世界

 

「うぁ…あ、ああ…あ…ああああぁああああーーーーーー‼⁉」

 

「ヤマト⁉」

「ヤマト…そうだ、俺はヤマトで貴方は沖田艦長で…でももう、艦長は居なくて…命を掛けた艦長の想いを…皆いつしか忘れて…幸せってなんだ‼不幸になった人がいるのにあんな…笑うだけの日々を送り、全てをなかった事にして…そんなの、そんなのってねぇよ‼」

「いいんじゃ、いいんじゃよ。」

 

 

思い出した…俺が、壊れた日の事を。

泣くことしか出来なくて、無力で、誰にも認識されない世界。笑顔が…人の想いを、死を全て無に返した。そんな世界は俺は憎かったんだ。そして、自壊する事に決めたんだ。そして見捨て、世界を手放したんだ…。

 

 

「よくありません‼沖田艦長の気持ちを…全てを救いたいって気持ちを!誰もが笑えるようにしたいって気持ちを、死力を尽くした戦いをアイツらは、踏みにじった‼」

 

「…アレは儂の自己満足だ。それでいいんじゃよ。ヤマト、儂はお前に返したいんだ。儂たちをずっと見守って守ってきてくれていたお主に今度は儂らが…」

 

「そんなの綺麗事です‼沖田艦長は…だ、って…」

 

 

俺は前が見えてなかった。艦長の姿を見ることが出来なかった。俺は泣いていた…。とっくに枯れ果てたと思っていた涙は前が見えなくなるぐらいに溢れていたから

だから、前が見えていなかったんだって気付かされた。

 

 

「いいんだ。許されていいんじゃよ…儂が許す。」

「ですが‼俺はやっぱり艦長と…沖田艦長と一緒に歩んでいきたかった‼俺が眠る所は、居場所は貴方のいる場所なんです!貴方が…俺に乗り込んで戦う事だって本当は反対だった。あなた以上の人物なんて居ないんです。離れるのは…嫌なんです…もう、誰かが亡くなる姿は見たくないんですよぉ…」

 

 

立っている力も無くなり、膝から崩れ落ちた。

だが、倒れた感触はなくそっと誰かに支えられた暖かさだけが俺を包んでいた。最初は何が起こったのか分からなくて真っ白になった。だけど俺の頭上、髪の毛にポツポツと雫が落ちてきて理解した。

この物静かな艦長が深く被った帽子の奥の瞳から涙を流してくれていることを…俺と、そして艦長は二人で静かに泣いていた。俺だけじゃない…今ここには艦長がいるただそれだけど俺は安心出来たんだと思う。

そして、気付けば泣き疲れたのか深い眠りについてしまっていた。

 

 

だから、この夢から覚めてしまったんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤマトよ…、お主は儂の一番の理解者だった。誰よりも儂を気遣い、理解した上で見守ってくれていた。そして守ってくれた。お主は気付かなかったようだが、儂はお主という最高の友がいたからこそ無茶が出来たんじゃよ。一心同体…とは違うがお主が儂にそこまで思っていてくれた事を何よりも誇りに思う。

だからこそ、お主は儂と一緒に死んでほしくない。もっと、たくさんの命を、心を救ってやってほしいんじゃ…」

 

ヤマトが最後までいたその場所には二枚の写真があった。それを見た、鋭い眼光には、一筋の涙が流れた

 

 

写真には青く輝く海を背景にした、知っている姿よりも大人びていた二人とその間にいる子供。二人はヤマト船員で艦長が最後に立ち上がらせた大和魂を背負う青年と最愛の人のためにその身を盾にした女性。二人は本当に幸せそうに笑っていた。

もう一枚はヤマトが真ん中にいて、その回りを楽しそうに取り囲んでいた女性達の写真。ヤマトの顔には鬱陶しそうにして呆れてるが何処か嬉しそうに微笑む姿がそこにあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…と」

 

 

誰かが何かを言っている。でも、俺は起きたくなかった。

今、起きてしまえばまた思い出した………した記憶も。…何をした?俺は何をしたから悲しませた?艦長はどんな姿を叱責した?俺が情けないから?…違う気がする。では何故…

 

 

「ヤマト‼」

「時雨~何かあったっぽい?…って、ヤマトさん⁉」

 

意識の外では騒がしくなっていた。

深い思考は段々と喧騒の方にと意識が傾き始めてしまった。それからはまるで元から何もなかったように夢での出来事が散っていく。そして靄がかかって思い出せなかった倒れる前までの記憶が段々と鮮明になってきていた。儚い夢、それでも俺には意味あるとても大切な物だったって分かる。だって、俺は今最高に清々しい気持ちだったから…

 

 

「えっと…これはいったいどういう状況っぽい⁉」

「ヤマトが目を瞑ったと思ったら静かに身体から破裂音をさせて倒れちゃったんだ‼倒れてきたヤマトを受け止めて起こそうとしたら泣いてて…僕どうしたらいいかって…」

「え⁉ちょっと待ってっぽい⁉どうしてそこからそんな状況になるっぽい⁉何で裸で抱き合ってるっぽい‼しかも時雨馬乗りだし、大人なの⁉大人の階段駆け足で登り詰めちゃったっぽいの⁉」

「…ん?………っ‼

いや、これは違うの‼僕が襲ったとか脱がしたとかそんなんじゃなくて…でも脱がしてて…あれ、これ僕ヤバイ状況だよ‼憲兵さんのお世話になっちゃう!どうしよう、夕立‼僕意識ない人に好き勝手やっちゃった‼」

「キャーキャー!っぽい‼」

 

 

うわぉ…起きたくない。寝てる理由も無くなったけどこれ、起きたら大変な事になっちゃってるよね?

 

時雨と夕立の会話や己の感覚からある程度予測を立てておこうか。…冷静になれればっていう程度だから所詮当たってたらいいな程度で聞いていてほしい。

まず、感覚から誰かが俺の身体に乗っている。しかも一肌で…誤解しかされない文章だがたぶんタオルかなにかが俺の腰下の…そう、あそこら辺にかけてあるっぽい。誰かとは、まあ当然時雨だよな。次に場所だが湿度が高いことから工廠の浴室(?)だろう。時雨が風呂に入れようと俺を脱がせた。

さっきの時雨の様子から助けたい一心で無意識的に俺を脱がせたりしたのだが夕立に言われて自分がどうしてたかを理解して意識しちゃったんじゃないかな?で、我に返った時雨が焦って意味深な言葉だったりで余計に場を掻き回しちゃってるって感じだろうね…。

…すまん、青葉‼起きてくれ!俺じゃあ収集つかない!緊急事態‼助けて、ヘルプっ‼

 

 

ーーーカシャッ!

 

 

「いやー、何かがあったと青葉のジャーナリストの勘が訴えてくると思ったらなにやら面白そうな事になってますねぇ~♪何でビデオカメラが無くなったのかは分からないけど此方の方がネタになりますよねん♪」

 

「コスモタイガー、ヤレ」

 

 

青葉に救いを求めたのが間違いだった。コスモタイガー内には誰かがいるようで、その誰かは見事な敬礼をすると空を翔けた…ような気がした。

俺の現状か?もう、諦めたよ。諦めて己の姿を確認したうえで立ち上がって構えてるさ…

まったく、清々しいって言ったらこれだ俺はきっとハプニングで退屈には困らんだろうな。

 

さて、艤装はついてなかったようだが関係ない。何故か今手元に出てきたコイツがいれば青葉ごとき直ぐに簀巻きに出来る。さあ、パーティを始めようか

 

 

「ヤマトさん起きてたんですか⁉」

 

「ああ、お前をそのまま放置ともいかないと思って背負ったうえに撮影の方も手伝ってやったのにそうやって、面白そうであれば恩を仇で返すんだね。」

 

俺は出来るだけ取って置きの笑顔で青葉を迎える。そして、タオル一枚で局部を守ってるだけの姿のまま俺は宣言した。

 

 

「標的は青葉の持つカメラだ。もし、外れても被害が青葉だけなら構わない。むしろ率先してやってくれていい。

死んでも死なない、ガミラスかゴ⚪ブリのような奴だ、全力でOKだ」

 

「ちょ‼死にます‼死んじゃいます‼沈みます‼」

 

「ああ、地面に沈めてやるよ。」

 

 

敵に最大の敬意を払い、叫ぶように号令を掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…で、時雨?」

「夕立?何かな?」

「…ヤマトさんの身体を近くで見て触ってどうだったっぽい?」

「そりゃぁ、凄かったよ…(〃ω〃)」

 

という会話があったらしいがこの時コスモタイガーが真価を発揮していた為に俺の耳に届く事はなかった。

 

 

 

「…でもね、僕分かったよ。夕立がさっき何を言いたかったのか、ヤマトが教えてくれたよ。あの夢の正体も全て分かった。だから、もう無理はしない。全てを抱えるんじゃなくて仲間と、友と、姉妹と、共有出来るって実は凄い恵まれた事なんだって」

「夕立だったら遠慮なく頼っても良いぽい!」

「ふふ、じゃあ次の遠征任務は頼ろっかな?」

「うぇ…?あーー‼次って…ダメ‼ダメっぽい!意地悪っぽい‼」

 

 

そんな微笑ましい光景が後ろには広がっていて俺もそっちに加わりたかった。だが、俺はバカの面倒を見なければいけないわけで、簀巻きにした青葉がコスモタイガーによって宙吊りでトンボ返りされたりする姿を眺めていた。

 

 

「すみませーん‼青葉が完全に悪かったです‼なので、下ろしてぇ~ーーー‼」

 

「はい、あと20回転」

 

「死んじゃうぅ~」

 

 

俺はそっとバカの姿を見て笑った。別にバカだと笑ったんじゃなく、コイツのアホな行動が実は俺を気遣ってたんじゃないか?という考えに行き着いて、それはないわーと笑ったんだからな?

けして、俺も色々な人に想われてる事に嬉しくて笑った訳じゃないからな?

 

…まあ、青葉への罰は軽減しないけども、ね。




Side 時雨

僕はヤマトに馬乗りになったけど、実はわざとだったりするんだよね。倒れてきたヤマトを受け止めたんだけどその時に僕の…その、また…む、胸に頭を突っ込むように倒れて、僕も支えきれなくてそのまま押し倒される形で二人仲良く床に倒れた。ちょっとわく…どきどきしたよ。
そして、倒れた後直ぐにヤマトは意識を手放したまま謝ってたんだ。僕にもだけど誰かの名前を呼んで泣いてた。
最初は僕の胸掴んでおいて他の人のこと考えるだなんて失礼過ぎるって怒ってたんだけど、様子がおかしくなって直ぐにそんなこと拭い去られたよ。だって、艦長っていった後懺悔してたから。
悔いて、悲しんで…彼の性格からしてきっと手を抜くなんてしなかったと思うよ。全力で、悔いる必要が無いくらいやりきったはず、そう思う。それなのに悔いて…己の艦長だってきっと戦死させなかったんだよ。
だけど、その責任は自分にあるって言ってた。そこで僕は気付いたんだ…あの夢の人物は昔のヤマト船員で私に語りかけてきた人がたぶん艦長さんなんだと思う。
彼は歴戦の勇者のような眼光で、落ち着いた雰囲気は誰もを導いてくれると思えた。
そんな人達を運んだヤマトはきっと凄い艦だったんじゃないかなぁ?それに、船員一人一人のことを考えられる人って僕は素敵な事だと思うよ…。同じ艦としてよく分かるからね。

それで倒れて胸に飛び込んできた時は驚いたけど、温かかったな…って思ったら体が勝手に動いてたんだ。最初は重いって思ってヤマトの身体から這い出てから有ることに気付いちゃったんだ。

ヤマト過去が僕達とは違う未来の話してなんだって。それと、ヤマトの身体のガッシリしてて抱かれ心地が凄いいいってことにね。
だから僕は倒れてきたヤマトの上に、そして彼の胸に合法的(という名目の下)に頭を擦りつけるようにすりすりしてみたんだけど…これが案外気持ちよかったんだよね。思わず我を忘れちゃってたぐらいだから
で、倒れてた原因が分からなかったけどだったらドックに入って貰えば直るって思い付いたんだよね。
そこからは…えっと、うん。僕が言えるのは着痩せしてるけど結構筋肉とか逞しかったって事ぐらいかな…あ、思い出したら鼻頭が熱くなってきた。乙女としてそんな哀れな姿は、それだけは阻止しなくちゃ‼
そういえば僕って下の方もタオル巻くためにみt……プハァ‼

なんでもない。なんでもないよ?うん

それでだけど、彼泣き顔に少しキュンっていうのかな…今まで恋っていうものをしたことが無かったけどよくある少女漫画でこういうの見たことがあってね。最初見たときはこんな事あるのかなって半信半疑だったんだけど今ならよく分かるよ。
ああ、そうか…これが恋なんだって気付かされた今なら、ね。

泣いてたヤマトがそのあとに安心したのか健やかな寝顔になったんだけど、それがまた可愛くて…強くて凛々しいのに可愛いって…破壊力強いよぉ…うぅ…抱き締めたい。


「艦長…俺は…俺は…スゥ…」


ムッ!こんなの僕の我儘だけど好きな人には僕だけを見て欲しいって願うのは烏滸がましいかな?…でも、出来ることなら僕の事を思い浮かべて欲しいよ。


「…誰も見てないよね?良いよね、これくらいの役得位…」


僕は彼に股がってその整った顔立ちの下側、唇に向かって顔を近付け……


「ふふ、これから君を本気にしてみせるからね‼だから覚悟してね、旦那様♪」


たぶん、今の僕は顔が真っ赤になっているだろう。羞恥心に飲まれるけど、それもどこか心地よいような気がして…ああ、誰かを本気で好きになるって良いことなんだなって思うよ。守りたいって気持ちが段々強くなるのを感じる。狂おしい程にいとおしいって…そう思う。


そこからはたぶん分かってるんじゃないかな?夕立が心配して見に来てくれて…って、流れだよ。

なんでこんなこと考えたのか、だって?
だって、これを見ていてくれる神様達に僕の気持ちと恋を知って貰って応援してもらいたいからね。うん、何か誰かに聞いて貰いたかったのかもしれないね。だけど知り合いに知られるのは照れ臭くて恥ずかしかったっていうだけかも…でも、これで決心はついたよ。

僕は、時雨はヤマトの事が好きだ。
知り合いとして好ましく思うって事じゃなく、一人の男性として好きなんだ。


だから、相手が深海棲艦だろうと戦艦だろうと真っ正面から戦うよ‼諦めないし、負けてなんかやらないから‼
倍率が高い事は知ってる。でも、この気持ちを知っちゃったから負けたくない。きっと、僕はヤマトのお嫁さんになってみせるから。
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