ええ皆様が何を言いたいのかは分かっています。
…昨日は家に帰れば疲れてぐっすり、気付けば日付けが変わってました。焦りました…
楽しみに待っていてくださった方々に謝罪させていただきます…
誠に申し訳ありませんでした。
…。
では、謝罪はここいらで切ります。
お楽しみ下さいませ!
今日は楽しかった。
チ級には弄られたが、イ級達駆逐と仲良くなり遊んだ。
ホ級と俺で横になって日向ぼっこして寝てたり、へ級とト級と水平線上を眺めてボーッとしたり、チ級が何処から持ってきたのかお酒を一杯だけ飲み、駆逐艦に揉みくちゃにされる。
そんな感じで夜を迎えれば、その喧騒も急に静かになる。
皆と別れた途端に名残惜しくなってしまうのは楽しかったが故だろう。
「あー、全くもって月が綺麗だね」
「なっなぁ!?」
「はい?」
月は煌々と光る満月。海の上は星や月以外の光はないため、より一層と光輝いて水面に反射させる。
辺りは真っ暗で何も見えなく、只只星が静かにその光を放ち続けるだけだった。
…この声の主は一体誰なんだろうか?
昨日に引き続き那珂がやってきたのかもしれない。丁度ぼんやりと見える輪郭から察するに那珂位の背丈だった。
「ここ、こ…こんばんわ!となり大丈夫!?」
「なにをそんなに焦ってるんだ?今という一瞬は刻々と過ぎているが、月は直ぐには逃げない。落ち着いて心を静かにして見ればまたその情緒を深く感じれる。
…まぁ、好きにしたらいいんじゃないかな」
「そ、そうか…失礼するな?」
「…いや、確かに隣良いとは言ったが近くないか?」
「お前の見る月と同じ月が見たいんだ…。」
「…そう。」
うん…近い。どれくらいかというと肩と肩が触れ合ってる。触れ合う位近いじゃなくてぶつかっちゃってる。意識したら余計恥ずかしくなってきたぞ…。心なしか、いい匂いが…この話は止めよう。変態みたいじゃないか、婦女子に対してこの愚行は我が大和魂に反する。けして照れくさ過ぎて顔が真っ赤になってるのを隠したいという訳でもないからな
「…確かに綺麗な月だ。星が燦々と輝くのとはまた一風違う落ち着いた光は趣があって良いものだ」
「…いや、そうなんだがなんでそんなに早口で捲し立てるような喋りなんだ?
恥ずかしいなら離れようよ。俺だって何も感じない訳じゃないんだぞ?」
「ふふふ、そっか…。」
「あぁ。俺だってここに来て幾らか経つが感傷的な気分になりたい時もあれば騒ぎたい時だってある。俺は波動砲を撃っただけだけで特に何かしたわけでもない。一緒にするのはおこがましいかもしれないが君達と同じ人だよ。
色々やらかして誤魔化してても抱えている物が軽くなる訳じゃないさ。全てを投げ出して楽になりたいって思う。だが、放棄したくもないと思ってしまう自分がいる。誰かの不幸を背負い込んででも救いたいなって…結局人っていうのは傲慢な生き物なのかもしれないなぁ。」
「…なんか意外だよ。貴方みたいになんでもできる人って理解者がいないからこそ孤独になっていくって思ってた。孤独っていうのもなんか違うような気もするけど、そういう感じって孤高?とも言い替えられるのかな?
自分から茨の道に進んで成功を納めてるんだって勝手に考えてた。」
「そんな大層な物じゃないんだよ。結局は自分が好きな物を突き詰めていったが故に無我夢中で突っ込んでいって、気付いたら一人になってるっていうのが真実なんじゃないかな?
バカと天才は紙一重ってね。愚か者は嫌いだけど…俺は愚直で真っ直ぐなバカな奴は大好きなんだ。」
「バカが好き…」
「バカって貶す時に使われる言葉だけど一つの事に一生懸命になれて周りが見えなくなる位に打ち込める人の事をいう誉め言葉でも有るんだよ。…まぁ頭が悪い人をバカというけど違うことをやらせたときに天才的な位に熱中する人ばかりで、一緒にいると楽しいんだ。才能のない奴なんていない。きっと、それを気付けないだけで自分にあった物があるんだ。それに気付けるかどうかは分からないけどな。
…長くなったけど俺が言いたいのは、バカっていうのはカッコいい言葉ってことだ!」
あれ、そういえばなんでこんな会話になっちゃったんだろう?確か、俺が波動砲撃って後悔してたってぶっちゃけ話をしてただけなのになぁ…。なんでバカと天才の話になってたんだろう…話すりかわっちゃってるじゃん!
隣に座る彼女はそんな話を真面目に聞いてくれている。だが饒舌になっている事から察するに一杯だけしか飲んでないのに案外酔いが回ってるのかなぁ…って感じてる。正直隣の子にも悪いなって思うよ?でも真剣に聞いてくれるから嬉しくなっちゃって思わず語っちゃったって訳。
「…俺が話すだけで悪かったな。月が綺麗なんだ、嫌なことや些細なことなんて忘れるに限る!」
「だね♪私も鎮守府内でよくバカにされるんだけど、貴方の話を聞けて良かった。ここに来て正解だった。
綺麗な月も見れて、悩みも丸っと解決!貴方にも出会えた。」
「うぅん?ま、君がこうして良かったって思えるなら話して良かったよ。」
隣の少女は嬉しそうだった。微かな星の瞬きで笑っているのがうっすらと見えた。
俺が彼女の心を救ってあげられたのならそれで全部良いんだよ。細かいことは気にしないに限る!
あー、こんな時は一先ずお酒がのみたいねぇ~…
「君っていうの止めない?私は川内。川内型の長女姉で那珂の姉よ、よろしく」
「ヤマトだ、そうか…那珂のお姉さんだったのか。うん、那珂姉妹っていうだけあって綺麗な笑顔だ」
「も、もう…茶化さないで!」
「はは、すまない。」
「ふ、ふんっだ。…でも許してあげる。
こんなに素晴らしいものを見せてくれたんだもの。たぶん私は一生この日の月をわすれないかな。…だって、ヤマトにプロポーズされた月だもん」
「………?え、あ…うん、そうか」
「…もう、私は鎮守府に帰るけど貴方も気を付けてね♪」
「…バイバイ?」
川内は行ってしまう…。
あれは何て言う爆弾だ?それとも魚雷?プロポーズってなんの事だ?えっと…俺が誰にプロポーズ?
川内?ん、なんで?
よくわからないけど、混乱してる頭では何を考えても無駄だろう。今日はもう寝よう。きっと、疲れてるんだろう。
明日考えよう…うん。
夜っ戦夜っ戦♪な川内さんでした!
当初はアホの子スイッチで川内さんに「どう?これから私と夜戦でも…しない?」
という台詞を入れようとしたんですけどそれやってしまうと榛名の二の舞パート2になっちゃうなと思ったのでちゃんと段階を踏んだ上でやってやろうと決意をしました!
…段階って何でしょうね?
気が付いたらプロポーズしちゃってるのに段階もクソもへったくれも無いですよって所ですね。分かります。
皆さんお分かりだと思いますが一応としてです。
月が綺麗ですね…というのがプロポーズです。うろ覚えですが夏目漱石がI love youを訳す際に月が綺麗ですね…と言ったという逸話とかだった気がします。
夏目さんはロマンチスト←これテストに出ます。(虚偽)
まぁ冗談もこの辺で、ではでは~