西暦2071年。

突如出現した未知の生命体――「アラガミ」。

あらゆる物質を喰らい、既存の兵器を寄せつけない彼らによって、人類は滅亡の淵へと追い詰められていた。

人類は対抗するため、生体兵器「神機」と、それを操る「ゴッドイーター」を生み出す。

しかし、人類にはもう一つの可能性があった。

旭日生体科学研究所とフェンリルが共同で進めていた極秘計画――《ヴィーザル計画》。

その目的は、人間そのものを生きた対アラガミ兵器へと変えること。

そして、その計画によって生み出された少年がいた。

神無冥。

ソーマ・シックザールのP73偏食因子適合実験の成功データを基に、最強のゴッドイーターを生み出すために造られた、デザイナーズチルドレン。

人間として生まれながら、P73偏食因子とオラクル細胞をその身に宿す彼は、通常のゴッドイーターとは根本から異なる存在だった。

彼に神機は必要ない。

その肉体そのものが武器であり、アラガミを喰らう力を備えているのだから。

八歳になった冥は、フェンリル極東支部第一部隊へと配属される。

これは、人間とアラガミの境界に立つ少年が、仲間たちと出会い、数々の戦いを経て、やがて神へと挑む物語である。