元警察官、火神岳人。三十五歳。
元特撮ヒーロー俳優、水城遼。三十六歳。

かつて誰かに必要とされていた二人は、いま同じコンビニでレジを打っている。
ある夜、二人のスマートフォンに見知らぬアプリが届いた。

『君、英雄になってみないかい?』

翌日の午後一時、街に怪物が現れる。
倒せるのは、火狼と水竜――変身した二人だけだった。

人々は熱狂し、二人は失ったはずのものを取り戻していく。
今度こそ、誰かを救える。今度こそ、必要とされる。

けれどアプリには、最初からこう書いてあった。

『英雄には、英雄たる舞台が必要だ』

これは、英雄の条件を問われた二人の男の物語。

※自作TRPGシナリオが原案です