特級?私の計算によると真っ直ぐ行ってぶっ飛ばせば問題ありません。 作:緑茶美味しい
こういう話です。対戦よろしくお願いします。
突然ですが問題です。
私達は何処にいるでしょう?
正解は…
私達は現在、東京都の廃ビルへと来ています。
初任務…つまりこの最強頭脳派天才の初陣というワケです。
張り切って参りましょうッ!!
「いや、オマエだけの任務じゃねぇから」
「心の声が漏れてるよ、羽瀬川君」
おっと失敬…。
そう、五条君、夏油君、そして最強頭脳派エターナルハイパーアルティメット(以下略…の私達三人の初陣というワケです。
「とは言っても、五条君は元々任務には行ったことがあるのでしたよね?」
「あ゛ぁ、まぁな。五条家に回された呪霊の対処を幼い頃から俺が奪ってやった。爺や達は過保護過ぎて絶対に行かせようとしなかったからな…こっそり抜け出して暴れてたよ」
「悟はプロの家系だもんね」
なるほど…確かに夏油君の言うとおりプロ家系と言えますね。
しかし五条君にそんな過去があったとは…正直単行本で明かされた事実以外は知りませんでしたから、些細な情報でも助かりますね。
あぁぁぁ!!私の脳に新しい情報がぁ!脳が…!脳が震えるッ!!
「キモッ…!」
「行こうか」
取り敢えず行きましょう。
「やっぱり居るねぇ〜」
「こういうトコはやっぱ呪霊を引き寄せやすいのかな?」
五条君は六眼で全体を見回して瞬時に呪霊の数を把握しているようです。
クソッ!私にもその目があれば情報を頭に叩き込めるのにッ!
ふぅ…
スッとしました。
「怖ッ!?さっきまで顔を顰めてたと思ったらオマエなんだその顔?!真顔すぎ!」
「真顔と言うことは相手に何も情報を与えずに一方的に情報を得れる最強の顔なのです。つまり最強頭脳派の私に相応しい表情であり」
「行くよ、二人とも」
はい、ゲトウ=サン。
…暫く歩きましたがやはり低級呪霊の群れ。
五条君がしばいて消し、夏油君が取り込んで消し、私が手持ちの三角定規で殴り殺して消す。
特に問題は無く進んでいました。
「なあ傑、オマエ呪霊取り込んでんだろ?じゃあ上の階の様子見てきてもらえよ」
「はぁ…仕方がないね。貸し一だぞ悟」
「お二人ともいつの間に名前で呼ぶようになったんですか?であれば私も名前で呼んでほしいのですが」
「嫌だね!初対面のコト忘れてねぇからな!」
「う〜ん…なんか羽瀬川君は羽瀬川君って感じがするからね…」
五条君は今にも吐きそうな顔をして、夏油君は困ったような笑みを浮かべてそう仰る。
「大丈夫ですか!?五条君!エチケット袋はコチラです!」
吐きそうなのは不味いですね!ささっ!コチラに吐いてもらって構いませんよ!
「ちげぇよ!?なんで俺の表情見て真っ先に嫌がってるって感想が出てこねぇんだオマエはよ!」
「まぁ初対面云々なら悟の雑魚呼ばわりの方が悪いまであるけどね」
「おなか痛くなったりしてませんか?ぽんぽん大丈夫?」
「ウゼェ!」
五条君の蒼で吹き飛ばれました。解せない。
「様子見たけど、一級相当の呪霊が一体。後は蠅頭しか居ないね」
「うしっ!じゃあ羽瀬川!オマエが祓ってこい!」
そう私に話しかける五条君。
私がですか…?
「良いでしょう、最強頭脳派の前に呪霊など塵芥に過ぎません…」
さっさと祓って帰宅します。
その後一階、二階と順々に登って行き…
遂に一級呪霊の目前に立つ。
「お二人はそこでお待ちください」
「羽瀬川君、完全に祓わないでくれよ?取り込むから」
「ええ、弱らせるための計算も既に終わっておりますので…」
さて、お相手の呪霊の姿を見るに、侍ですね。
恐らく腰に差してある二振りの刀…コレを起点とした術式でしょう。
さて…いきますよ!
俺は傑と二人で羽瀬川の野郎の戦いを観戦していた。
「傑はどっちが勝つと思う?」
「勝つも何も…負けたら死ぬだけだろ?」
「ギャハハッ!そりゃそうだ!!」
正直羽瀬川は嫌いだ。やられても死ぬギリギリまでは助けないつもりでいる。
だが俺に一発食らわせたのは事実…そんなヤツがあの程度の呪霊で殺られるのなら興ざめだ。
羽瀬川が呪霊へと歩を進める。
突如として俺の六眼が呪霊の呪力の『起こり』を察知した。
瞬間、ヤツは羽瀬川の背後に移動し、刀を振り抜こうとしている。
「…!転移系か!」
「羽瀬川君!!避け…」
俺と傑が気づき、傑が声を掛けようとした瞬間…俺達は思わず唖然とした。
なんせその場には…
斬られた羽瀬川の残像を残し、いつの間にか背後を取った侍呪霊の更に背後を取った羽瀬川が…拳一発で呪霊の土手っ腹に風穴を空けていた。
いやなに…この…何?
え?
「終わりましたよ!夏油君!消える前に取り込んでしまってください」
「…!あ、ああ…」
よし、夏油君も取り込んでくれたし万々歳。今日の任務はおしまいですね!
「あのさ…羽瀬川?さっきの呪霊どうやって倒したんだ?」
五条君がそんなことを聞いてくる。…?五条君の六眼なら絶対に捉えてたと思ったんですが。
説明しましょうか
「どうやっても何も、普通に素早く移動して残像を残して、普通に後ろからパンチしただけですよ。私の『
「いや何処に計算要素あんだよ!!?」
「悟の六眼でも捉えられない速度で動くことを普通とは言わないよ、羽瀬川君…」
はて…?計算が難しかったのですかね…
「今度の授業の時にお教えしますね!」
「コイツガチで計算問題だと思ってやがる!!てか教えれるもんなの!?ソレ!なら教えてほしいよ!普通に!!」
「……オネガイシヨウカナ」
取り敢えず帰りましょう!夜ご飯は焼肉で良いですよね?家入さんも呼びましょう!
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