ヤン・ジシュカ実装if、そして成長利守がカルデアで職員として働いてる ジシュカとぐだ男が将棋の勝負をしていたところに利守がやってきて……
▼未実装鯖にハマるのは初体験です 捏造し放題で楽しいですね!!(強がり)実装はよ
pixivより転載

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【FGO×結界】「え? あの人そんな偉い人だったんですか?」

 ざらりと、括った長い黒髪が揺れるのが印象的だった。

 

「どうした司令官。俺はもう5分は待ってるぞ?」

 カルデアの娯楽室。そこそこ賑わっている昼下がり、とある席で対面したジシュカと立香がボードゲームに興じていた。

 将棋である。

 今、立香の手勢はジシュカに追い詰められていた。これで5度目の勝負だ。0勝4敗。不敗の軍師は、不慣れな異国のゲームでも不敗だった。取った立香の手駒を掌中で弄びながら、ジシュカはにやにやと笑う。それに頭を抱えながら唸る立香。彼にとってこの盤面は既に詰まっている。残された手順は3つほどあるが、どこに指しても行き着く先は王手を取られることのように思われた。なので必死で他の手順を探っているところだった。ここで素直に「参った」と言わないところが諦めの悪い藤丸立香と言う男を表していた。

 ──さて、ヤン・ジシュカは不敗と言ったが。カルデアに顕現して以来の敗北を突きつける男がいた。彼はゆっくりと娯楽室に入って来ると、立香たちの方に来て、持っていたタブレットで立香の頭を小突く。

「こら」

「痛い……なんですか利守さん」

「なんですかもなにもあるか。レポートはどうしたの。所長がカンカンだよ」

「あっ……その、今この勝負をつけたらレポートに手をつけますから!」

「……と言ってますけど、勝負はつきそうですか」

 利守と呼ばれた青年は、目の下に隈がべっとり貼りついていた。全体から疲れが滲み出ている。それでも肌艶と髪質は健康だった。真っ直ぐな長い黒髪をひとつに括っている。顔立ちからして立香と同じアジア系だろう。そんなことを観察して考えながら、ジシュカは答えた。

「司令官次第だな」

「なるほど」

 そう言って、利守は盤面をちらりと見た。

 それから手を伸ばす。

 ぱちり。

「あっ」

「あっ? ……あっ!? これ俺の勝ち、いや利守さんの勝ちだよね!?」

 利守は、ただ一指しで局面を引っ繰り返した。それは、立香が気付いていなかった「穴」だった。

 ジシュカは苦虫を噛み潰した顔で言う。

「……参った。そこだけは突かれたくなかったんだが……」

「はい、じゃあ立香は大人しくレポート作成をするように。ジシュカさん、この子をマイルームまで連行してくださいね」

「承知した」

「それじゃ僕は仕事に戻るから」

 そう言って、利守は去った。

 ……10秒ほど経ってから、ジシュカは将棋盤を片付けている立香に尋ねた。

「彼は、何者だ?」

「今の体制……オルガマリー所長が戻ってくる前のカルデアで事実上トップにいた人だね。激務から解放されて今は隠棲しているようなもんかな」

「そうなのか……」

 ジシュカは席に着いたまま、顎に手を添えた。

 唇が弧を描く。

「面白い奴がいたもんだな……」

「やめてね? ちょっかいかけるのは。利守さん隠居みたいなもんだから。今まで利守さんとんだ激務で一時期死相が出てたぐらいなんだから。無理させないで」

「益々いいじゃん」

「やめてね???」

 

「貴公、利守と言ったか。ちょっとした戦術談義をしないか」

「しませんよ。そう言うのは軍師のサーヴァントの方々としてください」

「才能ありそうな奴を掘り起こすのがいいんだよ。な? まず〇〇の戦いについてだな」

「話聞かない人だな」

 

 

 

 

 

End.


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