魔法科高校に幻想は舞う   作:ゆきざかな

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エピローグ:魔法科高校に幻想は舞う

 その日の夜、風間家の私室で、私はセキュリティ防護の掛かった端末へ向かっていました。

机の上には学校の教科書とノート、昼間使った汎用CAD。

 

 その脇には小さな黒檀の算盤があり、私はさっきから計算でもないのに珠を行ったり来たりさせています。

考え事をしていると勝手に指が動くようになったのはいつ頃からだったでしょうか。

珠が触れ合う乾いた音を聞いていると、頭の中で散らばっていたものが少しずつ並んでいく気がするのですが、今夜の問題については何度鳴らしても解決してくれません。

 

 画面に表示されているのは、本日の幻想術使用報告書です。視覚補助CAD越しでも頭が痛くなるタイトルです。

術式名、使用時刻、対象、触媒、効果、異常の有無。

そこまではもう埋まっています。

問題は最後の欄でした。

 

『《メイジ・ハンド》使用。対象――ボール』

その下。

『使用理由――』

 

――パチリ

 

 私は算盤の珠を一つ弾きました。

【病院からの帰り道、建物の隙間に入り込んだ子供のボールを取るため。】

……改めて言葉にすると、なかなか味わい深いです。

 

「棒でも借りればよかったっスね……」

 

 病院から少し歩いたところで、路地の奥から今にも泣きそうな子供の声が聞こえました。

話を聞いてみると、遊んでいたボールが建物と建物の間にある狭い隙間へ入り込んでしまったようです。

ここは公共の場なので、《シルバー・アイ》は切っています。そこで子供に詳しく聞いてみました。

そこで子供に詳しく聞いてみました。

 

「どのくらい奥にあるっスか?」

「四メートルくらい。右の壁のところ」

「地面に落ちてるっスよね?」

「うん」

「周りに誰かいるっスか?」

「いないよ」

 

 白杖で隙間の入口を確かめると、人ひとりが身体を横にしても入れそうにない幅でした。

 

「任せてほしいっス。おまじないするから、向こうを見張ってくんないっスか?」

「どうして?」

「このおまじないは、見られると効果ないっスから」

「うん!」

 

 子供には少し後ろで見張ってもらい、私は隙間の前に立ちました。

これなら、私の背中で魔法の手は隠れるはずです。

 

「形なき力よ、我が意志に従え。虚空に指と掌を顕現せよ」

 

 子供から聞いた位置より少し奥、地面すれすれに《メイジ・ハンド》を出します。

あとは右側の壁に沿って、手前へ掻き出すように動かすだけです。

 

 ごろり、と何かが転がる音がしました。

 

「あっ、ボール!」

 

 どうやら一発で取れたようです。

……正直、かなり運が良かったと思います。

 

 ボールは取れました。子供も喜んでくれました。

その声を聞いて、以前、お世話になった施設の職員さんに仕事の話を聞かせてもらった時のことを思い出しました。

いつかは私も、施設で暮らす子供たちの力になれる仕事がしたい。

あの時に考えた進路は、今も変わっていません。

 

……でも、今回の幻想術使用の言い訳にはなりませんが。

 

 幻想術は想子センサーに引っかかりません。

念のため、周囲に他の人がいないか子供に聞き、さらに見張りもお願いしました。背中で魔法の手も隠しましたが、本当に誰にも見られなかったかどうかは分かりません。

あの子からすれば、私が隙間の前でおまじないをしたら、奥からボールが転がり出てきた――その程度にしか思わなかったでしょう。

 

……多分ですけど。

 

 子供を助けたこと自体は、少しも後悔していません。

報告書を書く段階になって、後悔の種類が変わっただけです。

幻想術を使う以外に方法がなかったかと聞かれれば、少々返答に困ります。

そして今、目の前の報告書がまさにそれを問いかけてくるのです。

 

――パチリ、パチリ

 

 私は頬杖をつき、また珠を二つほど鳴らしました。

幻想術を使うたびにこうして記録を残す生活も、考えてみれば随分長くなりました。

父に引き取られてから、もう十年です。

 

 あの頃の私は今よりずっと小さく、当然ですが知らないことばかりでした。

目が見えないことも、施設で暮らしていることも、周囲の子供たちと同じようには遊べないことも、それが不幸なのかどうか考えた覚えはありません。

最初からそういう身体で、最初からそういう場所にいたので、それが世界の全部でした。

 

 そこへ父が来ました。優しい人でした。

ただし、幼い私が期待したほど甘い父親ではありませんでした。

手が届かないものがあれば取ってくれますし、危ないところへ行こうとすれば止めます。

本当にできないことなら迷わず手を貸してくれる一方で、私が自分でできることまで「見えないから」という理由で代わりにやってくれたことは、ほとんどありませんでした。

 

 子供の頃は、それが少し不満だったものです。

もう少しくらい甘やかしてもいいのでは。

娘ですよ。しかも可愛い娘ですよ。

その辺りをもう少し考慮していただけないでしょうか。

 

 でも、今なら、何故ああしていたのかも分かります。

できないことと、まだできないこと。自分でやることと、人に頼んだ方がいいこと。

父はいちいち説明しませんでした。代わりに横で待ちました。

 

 これが意外と厳しいのです。少々、厳しすぎますが。

できないなら助けてくれる。でも、できそうなら待っている。

待たれている側としては、途中で投げ出しにくい状態です。

 

 七歳の誕生日に、この算盤をもらった時もそうでした。

包みを開けて、触って、それが算盤だと分かった時、私はたぶん相当微妙な顔をしていたと思います。

 

 七歳の娘の誕生日です。それが算盤です。

 

 もう少しこう、子供向けのおもちゃとか、そういう方面はなかったのでしょうか。

ところが珠を動かしてみれば手触りはいいし、音も気に入りました。

結局すぐ使うようになり、自然と猛練習の日々になりました。

今では本来の計算より、こうして何かを考える時に触っている時間の方が長い気すらします。

そこまで読んだ上で選んでいたのなら、父の洞察力は少々怖いです。

 

――パチリ。

 

 珠を一つ戻しました。

十一歳の時には、シャシュティを呼びました。

初めて召喚した日のことは、今でもかなり鮮明に覚えています。

 

 丸々とした三毛猫。背中には蝙蝠のような翼。

普通ではない猫の目の前にして――それは後になってマブダチの視覚と鏡を利用して判りましたが――私はほとんど挨拶もせずに言いました。

 

『親友になってくれる?』

 

 今思えば、初対面で投げる要求としてはかなり重い――流石に深雪の兄への愛の重さには負けますが。

しかもこちらは召喚した側です。しかも盲目の11歳の少女です。

立場まで考えれば、軽い圧力だった可能性すらあります。

 

 当然、シャシュティは少しの間、何も返してきませんでした。この頃から人間関係の距離でやらかしてました。

あの沈黙の間、私は何を考えていたのでしょう。

たぶん、断られたらどうしよう、くらいは思っていたはずです。

やがて念話が届きました。

 

『承知した』

 

 それからは、ずっと一緒です。遠慮なく説教もしてきます。

ちょっと説教し過ぎでは、と思うこともありますが、原因は十割ぐらい私にあるので、文句も言えません。

やっぱり、大切な親友です。

 

 父の周囲にいた人たちも、私を随分かわいがってくれました。

独立魔装大隊の方々は幻想術の検証にも付き合ってくれましたし、現代魔法を教えてくれたり、訓練の相手をしてくれたり、私が何か妙なことを始めても最後には付き合ってくれました。

 

 ただ、全員年上でした。

仲間として接してくれる人はいても、同年代の友人ではありません。

今から思えば、妹分というか、半分くらい娘扱いだったのでしょう。

 

 中学までは個別授業だったので、同年代の子と知り合う機会もほとんどありませんでした。当然、同年代の友人もいません。

でも、その頃は特に気にしていませんでした。むしろ恵まれていたと思います。

 

 それでも第一高校へ入って、初日に達也やエリカや美月と話した時、自分が想像していた以上に同年代の人間との普通のやり取りに飢えていたことを知りました。

 

 授業の話をする。昼に何を食べるか決める。帰りに寄り道する。どうでもいいことで笑う。私が変なことを言って呆れられる。

そういうものが、いちいち新鮮でした。

 

 入学初日は、人生でもかなり上位に入るくらい浮かれていたと思います。

中庭での全力シャドーはやりすぎだと、少々反省しています。

ただ、今も大して変わっていない可能性はありますが。

 

だから駿に言われた言葉は、思っていたより奥まで入りました。

 

――目が見えないのに、魔法を使えるのか。

 

 その瞬間に浮かんだのは駿の顔だけではなく、もっと昔に聞いた声でした。

『ミーシャちゃんは危ないから』『怪我したら困るからボール遊びなんてもってのほかよ』『絵本はまだ難しいかな?』『何でコケが無いとこれが光らない?』

 

 施設にいた頃、悪意があったのかどうかも分からない大人たちから何度か聞いた言葉です。

 

 忘れたつもりでした。普段は思い出しもしません。

けれど、消えてはいなかったらしいです。

 

 あの日、《マイナー・イリュージョン》で大きな音を鳴らしたのも、単に場を収めるためだけではなかったのでしょう。

自分でもどう扱えばいいのか分からず、とりあえず周囲の空気ごとひっくり返してしまいたかったところはあったと思います。

 

 今はもう、駿を見ても最初にあの言葉を思い出すことはありません。

謝ったからだけではなく、自分が間違っていたと本人が自分の口で言ったからです。

そこまで言われれば、こちらから何度も引っ張り出す理由もありません。

友達申請は、まだ仮登録ですが。

 

 壬生先輩の時は、少し違いました。

私はあの頃、仲良くなりたいと言うことは、基本的に良いことなのだと思っていました。

 

 話したい。知りたい。友達になりたい。だったら伝えればいい。

かなり本気でそう思っていました。

 

 でも、こちらが近づきたいからといって、相手も今すぐ近づいてほしいとは限りません。

 

 話したくない日もあります。

踏み込まれたくないところもある。

好意だから何をしてもいいわけではない。

 

 達也と初対面の時には軍務の件には踏み込まなかったので、その程度のことは頭では知っていたはずです。なのに、たぶん私は、実際に拒まれるまでよく分かっていませんでした。

 

 壬生先輩の一件があってから、少なくとも相手が話し始めるまで待つくらいのことは覚えました。

駿が謝りに来た日、校舎裏で黙っていられたのも、そのせいだったのかもしれません。

昔の私なら十秒は持たなかったでしょう。

 

二秒くらいで、『デートの予約っスか? 自分モテるっスね』と聞いていた自信があります。

 

――パチリ

 

成長しました。

たぶんです。きっとです。あまり変わっていないというエリカの指摘は、この際無視します。

そこで、今日の病院で聞いた言葉がまた頭に戻ってきました。

 

『友人です』

 

達也が言った言葉です。

大げさな言い方ではありませんでした。

本人としては、壬生先輩のお父上に関係を説明するため、そのまま口にしただけでしょう。

だから余計に残りました。

 

――友人――

 

私が自分から欲しいと思って、近づいて、何度か失敗して、それでも続いている同年代との関係。

 

――パチパチパチ

 

改めて本人へ「これからもよろしくお願いします」などと言ったら、達也なら普通に「ああ」と返しそうです。

それはそれで悪くありません。

ただ、言わなくてもいい気がしました。

 

 私は椅子を離れ、机の引き出しの奥から小さな収納箱を取り出しました。

鍵を外して蓋を開ける。

柔らかな布の中央に、透明なビニール製の名札ケースが一つあります。

その中に収められているのは、一枚だけの古い名札です。

 

『Misha』

 

 文字は少し褪せています。

私が施設へ預けられた時、籠に付いていたもの。

 

 姓も知らない。生まれた場所も知らない。両親の名前も知らない。

当時の私に残されていたのは、この名前だけでした。

昔は失くすのが怖くて仕方ありませんでした。

 

 私がどこから来たのか。誰が産んだのか。どうして置いていかれたのか。

何も分からない中で、この札だけが、その前にも私の人生があったと教えてくれる物だったからです。

 

「……久しぶりっスね。元気にしてたっスか?」

 

 指先でケースの縁を撫でます。

名札そのもののざらつきには、触れられません。

でも、あの感触は今でも覚えています。

 

「……もう大丈夫っス」

 

 口にしてから、誰に言ったのか自分でも分からなくなりました。

小さかった頃の私かもしれないし、この札を付けた誰かかもしれません。

別に決めなくてもいいのでしょう。

 

「最初の宝物っスけど、もうこれしかないわけじゃないっスから」

 

 そこから先は言いません。

言わなくても、父の声やシャシュティの姿や、教室の騒がしさが勝手に浮かびます。

今日の病院で桐原先輩の声が完全に裏返っていたことまで混ざってきて、少し笑ってしまいました。

 

 私はもう一度、名札へ指を触れました。ゆっくりと息を吐きます。

 

「お父さん、お母さん」

 

 こう呼ぶのは、今でも少し妙な感じがします。

 

「ミーシャを生んでくれて、ありがとっス」

 

 当然返事はありません――それでいいのです。

しばらくそのままでいると、ベッドの方から視線を感じました。

翼を畳んだシャシュティが、丸い身体を伏せたままこちらを見ています。

 

「……何っスか」

『いや』

「ちなみにシャシュティはマブダチなんで」

『聞いていない』

「安心してほしいっス」

『心配もしていない』

「いや、友人ができたって言ったら、『では私は何だったのだ』って傷つくかもしれないっスから」

『そんなことで傷つくほど繊細ではない』

「でも自分にとっては特別っス」

 

 シャシュティはそこで一度だけ目を逸らしました。

私は名札を布の中央へ戻し、少しできていた皺を指で伸ばしてから蓋を閉じました。

カチリと小さな音を立てます。

 

『では主よ』

「はいっス」

『報告書の続きを書け』

 

 収納箱を持ったまま、数秒止まりました。

 

「……今、結構いい雰囲気だったと思うっスけど」

『雰囲気で提出期限は延びん』

 

 はい、正論です。何一つ間違っていません。

私は箱を引き出しへ戻して椅子へ座りましたが、端末へ手を伸ばす前に追撃が来ました。

 

『それから今日の《メイジ・ハンド》だが。あの程度の奥行きなら近くの建物で長い棒でも借りれば済んだ話だ』

「分かってるっス」

『そもそも子供の前で不用意に幻想術を使うな。

今回は場所が死角で、目撃者も確認されていないからよいものの、説明が必要な状況になれば――』

「はいっス」

『ボール一つに幻想術とは、費用対効果という概念をもう少し――』

 

 逃げ道がありません。さすがマブダチ。こちらの考えを実によく理解しています。……少々理解しすぎではないでしょうか。

 

「シャシュティ」

『何だ』

「説教モード入ったっスね?」

『当然だ。だが、今回の件は善意による行動だった。それ自体を否定するつもりはない』

 

 ……なるほど。結局同じようなことを何度も学んでいる気がします。

 

「分かったっス。次から気をつけるっス」

『次からではなく、今回の反省事項にも記載しておけ』

「はいっス」

 

 まったく、隙がありません。

私は算盤を机の端へ寄せ、端末へ向き直りました。

問題の欄はまだ空白です。少し考えてから入力します。

 

『使用理由――建物間の狭隘部へ入り込んだボールを回収し、児童へ返還するため』

 

 文章にすると、妙に立派です。

子供のボールを取っただけなのに、妙に重要な仕事をしたように聞こえます。

その下にもう一行。

 

『長尺物を利用するなどの代替手段が存在した可能性があり、幻想術使用の必要性は低かったと判断する。

また、周囲の確認および遮蔽措置を講じたものの、第三者による目撃の可能性を完全には排除できていない。

今後、同様の状況では非魔法的手段の検討を優先する』

 

 これならいいでしょう。

背後からシャシュティの監視を感じながら、私は入力を終えました。

内容をもう一度確認して、送信ボタンを押しました。

ほどなくして、受領を知らせる通知音が鳴ります。

 

 端末に着信が入りました。発信者はお父様です。

 

「はい、ミーシャです」

『報告書は受け取った。今から帰る』

「承知しました。お疲れ様です、お父様」

 

 そこで、ふと思い出したことがありました。

 

「あの、今度の日曜日はお休みが取れそうですか?」

『……何とかなるだろう』

「ありがとうございます。この前、ようやく深雪から料理にお墨付きをいただけたので、私が作ったものを振る舞いたいんです」

 

 少しだけ、間がありました。

 

『……そうか』

 

それだけ言って、通話は切れました。短い返事です。

 

「……終わったっス」

 

 これで今日のお仕事は終了です。

面倒です。幻想術を使うこと自体は楽しいのに、使った後は本当に面倒です。

 

 達也と深雪に会って、エリカにからかわれて、レオとくだらない話をして、美月と授業の話をする。

幹比古とも少し会話が増えました。駿とも、廊下ですれ違えば普通に挨拶するのでしょう。

壬生先輩も、もう少ししたら学校へ戻ってきます。

 

 先輩方、特に渡辺委員長にも、また迷惑をかけることがあるかもしれません。

いえ、できれば迷惑はかけたくありません。

ただ、私が何かを始めると、何故か騒ぎになることが多いのです。

 

――不思議ですね。

 

『自覚が足りないな』

「……シャシュティ、今の口に出てたっス?」

『最後だけな』

 

 自覚は別課題の棚に放り込むとして。きっと、また色々あります。

笑うことも、怒られることも、呆れられることも、喧嘩することも、嫌われることも、それから――仲直りすることも。

 

 私は端末の電源に指を伸ばしました。

明日も学校に行くのが楽しみです。

そして、願わくば、報告書を書く必要のない学校生活を――

 

―― 完 ――




【エピローグ:D&D使用呪文説明】
メイジ・ハンド(Mage Hand)
レベル:初級呪文(キャントリップ)
発動時間:1アクション
射程:30フィート(約9m)
構成要素:音声(V)、動作(S)
持続時間:1分
系統:召喚術
攻撃/セーヴ:なし
効果:汎用・補助

射程内の君が選んだ地点に、半透明で宙に浮かぶ手が出現する。
この手は呪文の持続時間中、存在し続ける。ただし、手が君から30フィート(約9m)を超えて離れた場合、または君がこの呪文を再び発動した場合、手は消滅する。
この呪文を発動した際、君はこの手を使って以下の操作を行うことができる。
- 物体を操作する。
- 鍵のかかっていない扉や容器を開ける。
- 開いている容器にアイテムを収納したり、中から取り出したりする。
- 小瓶の中身を注ぎ出す。

このアクションの一部として、手を最大30フィート(約9m)移動させることもできる。

制限事項

この手は以下の行為を行えない。
- 攻撃すること。
- 魔法のアイテムを起動すること。
- 10ポンド(約4.5kg)を超える重量の物体を運ぶこと。
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