カシモッチ   作:明石石矢

10 / 10
旧都陥落・6『呪いの王戦・下』

『チッ、亡霊が』

 

宿儺はゆっくりとビルが貫通した穴から出てきた

しかし黒閃を受け止めた手は未だボロボロである

 

「どうした?呪いの王?」

 

『⋯⋯⋯解』

 

宿儺から斬撃が放たれるがその肉体は目にも止まらぬ速度で駆け抜ける。

 

 

「あ」

 

 

鹿紫雲の口から放たれた音波は壁を崩しながら宿儺に迫る。

 

『随分と大きい声だな』

 

宿儺は腕で音波を防ぎ腕を振り払う

 

その瞬間斬撃が扇状に飛び背後に何本も線が刻まれる。

 

しかし鹿紫雲はすでその場を離れていた

 

「がぁ!!」

 

素手から電磁波を放ち宿儺を狙う

 

『解』

 

が、すぐさま斬撃で散らされる。

次の瞬間鹿紫雲が腹を蹴り飛ばし宿儺は壁をを貫通し向こうに再び消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□■□■□■□■□■□■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『チッ、忌々しい』

 

場所は移動して体育館

その場所まで宿儺は移動していた。

 

そして上から降りてくる鹿紫雲

 

宿儺が腕を構える

 

『解』

 

その瞬間何十もの重なった斬撃が鹿紫雲の命を確実に仕留めようと迫る。

 

「⋯⋯⋯いっちょやってみっか。」

 

 

【術式反転:獄炎蓮火】

 

 

鹿紫雲は今度は火を纏い煙のように姿を消す。

これは術式に負の呪力ではなく生の呪力を流し込んだ結果反転したものである

 

手のひらを合わせる

 

「なあ、宿儺、1万温度を超える熱放射を喰らったことはあるか?」

 

白い閃光が飛び宿儺に向けられる。

 

「消し飛べ『星火燎原』」

 

白い閃光が宿儺を飲み込み体育館どころか奥にあるビルを貫通しホロウ外に消えた。

しかし宿儺は立っていた。

 

だが所々抉れほっとけば死ぬほどの傷

 

しかし少しずつだが再生していた。

宿儺は手を動かし

 

『領域展開』

 

閻魔天印を組んでいた

 

『伏魔御厨子』

 

宿儺の背後にお堂が出現しその瞬間斬撃の嵐が吹き荒れる

 

「秘伝、落花の情!」

 

咄嗟に出した落花の情で斬撃を食らうのは避けた。

この判断は正解だった

 

もしも『彌虚葛篭』だった場合必中効果を中和するだけで斬撃は当たるためダメージは免れなかっただろう。

 

ただし落花の情もあくまで時間稼ぎにしか過ぎずいずれ削られる。

ここで領域の対処法について説明しておこう。(露骨な字稼ぎ)

 

①呪力で攻撃を受ける

術式は必中ではあるものの、その術式によって放たれた攻撃自体は呪力で防御する事が可能。

 

これを発展させたものが呪術界御三家秘伝の「落花の情」と呼ばれる領域対策であり、これは自身の周囲に呪力を纏い、敵の攻撃が触れた瞬間に呪力を解放して迎撃して身を守るカウンター技である。「触れたものを自動で呪力で弾く呪力プログラム」とも形容される。

 

原作での初登場時の陀艮の式神による攻撃や、宿儺の斬撃など単純な攻撃に対しては有効な反面、ルールを強制する必中効果のみの領域や、五条の無量空処のように、複雑な必中効果が付与された領域とは相性が悪い。

 

また、必中効果自体が消える訳ではないので、本人の呪力出力以上の呪力や物量にものを言わせた攻撃で畳みかけられた場合はそのまま押し切られる可能性もある。

 

 

 

②領域外へ脱出する

領域外へ脱出すれば勿論領域の効果は全く意味を成さなくなる。

 

ただし、領域は閉じ込める事に特化した結界術としての側面を持つ為に、通常攻撃で内側から壁を壊す事は不可能に近い。さらに領域内と領域外では空間の体積が全く異なり領域の縁を発見する事が難しいといった理由から、領域への対策としてはあまり現実的ではない。

 

 

 

③自身も領域を展開する

領域展開を習得した術師であれば、自身も領域を展開する事で必中効果を中和する事ができる(正確には領域の結界である外郭の押し合い。結界術同士の中和合戦といったところ)。

 

さらに力量に大きく差がある場合にはその領域を自身の領域で塗り潰す事もできる(より洗練された術がその場を制する、とされる)。ただし、こちらについては特級呪霊の陀艮の領域と伏黒の未完成領域でも掌印を結び続ければかろうじて領域の綱引きが成立していた事から、よほど隔絶した結界術の練度の差や呪力出力の差があるか、相性の良さがない限りは領域を塗り潰すまでの事はできない模様。

 

九十九由基と天元の会話で、先に九十九が領域を展開した場合初めの領域の外殻が九十九になり、先に九十九の領域を解体することになる、という説明があるので、通常は最初に領域を展開したものの外殻の内側にまた領域を展開することになると思われるが、ここは断定が出来ない。

 

 

 

④簡易領域の展開

シン・陰流 簡易領域やその原型たる彌虚葛籠(いやこつづら)を自身の周囲に展開し、自身の領域で敵の領域の結界を中和することで領域に付与された必中効果を防ぐ。

 

特にシン・陰流のものを初めとした特殊な効果を持たない簡易領域は、術式が必要な領域展開と違い術式を持たない術師でも使用できる為、領域による対処よりも実行はしやすいと思われる。

 

ただし、中和できるのはあくまで必中効果のみであり、術式や領域自体はわずかに弱める程度しか効果がなく、領域展開によるバフが載った術を完全に無効化できる訳ではないので、結局のところ必中効果の付与されていない攻撃を防ぐ事はできず喰らってしまう。

 

漏瑚の領域の熱のような領域自体に存在する攻撃判定も打ち消せず、当然ながら必中かつ術式効果により必殺となる領域の場合は発動が遅れれば手遅れである。黒閃を経てゾーンに入った真人のように領域の工程を短縮して領域展開ができる者や、秤の坐殺博徒のようにそれ以上に早く術式を発動できる領域もあり、そういった領域では簡易領域での対処が間に合わない事態も当然起こりうる。

 

さらに、あくまでも「領域」なので領域の押し合いというものが存在する。本物の領域展開の出力には劣るため、いずれは簡易領域や彌虚葛籠は押し負けてしまう(作中トップクラスの実力者かつ、発動条件の維持を以てしてようやく領域展開と拮抗できる)。

 

また、一部の簡易領域は展開中に動きを制限されるので、そういったものの場合だと単独ではいずれにせよ不利になると思われる。

 

簡易とはいえ領域は領域なので領域展開同様、術者へのバフもわずかながら存在する。

 

 

 

⑤領域発動前に術者を攻撃して妨害する

領域が発動あるいは完成する前に、術者本人を最速で叩いて領域完成を阻止する。

 

前述した通り、領域展開には基本的に手あるいは腕で印を結ぶ必要があるので、相手の腕を使えない状態にしてしまう事ができれば、相手は物理的に領域を発動できなくなってしまう。作中では直毘人や鹿紫雲などの速度に優れたキャラが実践している他、虎杖悠仁も領域が展開された事を認識し次第、直ちに相手に攻撃して最速で相手を倒そうという戦法を見せている。

 

ただし呪霊には前述通り腕を封じられても人間には不可能な手段で領域展開ができる者がいる他、日車のように領域展開の手段が非常に簡易な者、秤のように領域の展開速度自体が非常に速い者もおり、そういった者達との相性は悪い。また、領域展開を会得している者は術師として高レベルであることが多いため、そもそも領域展開の妨害が出来ない、出来ても順当に敗北する…と言ったことも少なくはないと思われる。

 

 

 

⑥空性結界による領域の解析及び解体

「空性結界」の詳細は不明なのだが、作中行われた使用法の中に領域への対抗策として使われているのでここに記述。項目にもある通り、この結界術によって領域を解析し解体する。後述する閉じない領域に対しては、領域の必中効果範囲の縁を外殻と仮定した上で空性結界ごと打ち消すという方法が取られた。

 

 

 

⑦結界術を含む、術式に作用する特殊な術式を使う

天使の術式「邪去悔の梯子」は術式を消滅する術式であり、結界術にも有効である事が判明している。そのため領域に術式を使えば脱出が簡単に出来る。また結界術の大元に術式を作用させる事ができれば結界ごと消滅する事ができる。しかし、邪去悔の梯子はそこまで何でもありの術式効果ではなく、術式そのものを消滅させる事はできるが消滅にはそれなりに時間がかかり、術式自体は邪去悔の梯子が直撃している状態でも発動可能と言ったものである為、領域の破壊、結界のルールを無効化と言った効果の前に必中術式に攻撃されるといったデメリットもあるが故にこちらも理論上の話であり、特段有効な手段とは言い難い。

 

天逆鉾や黒縄と言った術式効果の強制解除、阻害と言った術式を持つ呪具も存在するが、こちらも領域に対してどこまで有効であるかは明かされていない。

 

ここまでの記述を見ても分かる通り、一応領域への対策はあるにはあるのだが、いずれも決定的な対策にはなり得ておらず、その場しのぎの時間稼ぎとしての効力が強く、結局領域展開をした側が有利な事は変わらない場合が多い。

 

この中から選ぶのはただ一つ*1

外部から攻撃することだ。

 

鹿紫雲なら可能だ

 

ということでこいよ!

 

指を曲げる

 

そういえば色々話したよな

そこで俺が帰還電気についても言ったよな?

 

『!?』

 

その瞬間、領域が割れた

外から刀が俺の手元に入る。

 

領域が割れたことにより解除され斬撃の嵐は止む

 

その瞬間を駆け出し一撃で仕留める!

 

刀が宿儺の胸を貫く瞬間拳によって粉砕された。

 

それにより俺は体勢を崩し宿儺は腕を俺の胸元へ手を伸ばし

 

その体を貫いた。

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯」

 

 

 

 

 

 

 

 

『!?!?!?!?』

 

 

 

 

 

 

 

宿儺の胸が貫かれていた。

 

「やっぱ保険は残しとくべくだよな。」

 

如意棒によって

 

「さてもう充分溜まったろ」

 

宿儺の顔に手をそえる

 

「雷光」

 

紫電が宿儺を消し飛ばした

 

そして消えていく両面宿儺を見つめる

 

「あっぱれだ、両面宿儺」

 

「生涯お前のことを忘れることはないだろう」

 

そして鹿紫雲は去っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【零号ホロウ人外魔境決戦】

 

 

 

 

【勝者】

 

 

 

 

【鹿紫雲一】

 

 

 

*1:
(ピク●ブ百科事典から丸パクリ)




勝者は鹿紫雲です
今回は両面宿儺・ドッペルゲンガーだったから勝てただけで原作宿儺だった場合普通に負けます
ちなみにモノホン宿儺だったら胸を貫かれた程度で止まるわけではないんですけどこいつは両面宿儺・ドッペルゲンガーです。
一応この作品のオリジナル設定では呪力とエーテルは反発し合うですけど宿儺は呪力強化で外側を強化して無理やり抑えていたんですよ。
故に穴が空いたため隙ができたという結果です

宿儺を予想できた人は何人いたかな?
感想で教えてください
ちなみに明日は家の用事で小説は挙げれませんのでご了承ください

????の正体

  • ニネヴェ
  • デッドエンドブッチャー
  • ジェペット
  • その他
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