『私はChatGPTです』
珍妙な名を名乗り、謎の知識を披露するその魔導書に、ステラは興味を惹かれて持ち帰ることにした。
そこから始まる新たな日常。ステラは魔導書が出す謎知識にツッコミを入れながらも、その意味を考察し、そして時たま有効活用していく。
……これは、異世界人が現代仕様のChatGPTを使って遊んだりお喋りしたり考察したりする、そんな日常のお話である。
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※本編に登場する魔導書(ChatGPT)の中身は、ガチでChatGPTに聞いて出てきた文章をまんまコピペしたものです。
※※本編でAIを利用していますが、AIに本文を書かせたりはしていません。
※※※これは作者の思い付きで書いたものであり、続く事はありません。オチとかもありません。何かネタが思い付いた時にだけ、気が向いた時にだけ投稿していきます。
「……これは」
それは、偶然見つけた物だった。
最近近くの森で新しく出てきたダンジョン、そこを調査する依頼で私は訪れていた。
ダンジョンはオーソドックスな洞窟型で、モンスターも大して強くなかった。お宝もなければ危険な仕掛けもなく、似た景色ばかりが続いて段々と飽き始めていた頃、
「本?」
一冊の本と出会った。
その本は洞窟の脇道で、ポンと無造作に置かれていた。
「……いえ、この感じ、魔導書のようね」
あまりに場違いな代物だった為に少し距離を離して警戒する。そして遠目から見て分かったのは、それが僅かながら魔力を有しているという事だ。
魔力を持つ本、と言えばそれは魔導書のことを指す。
ダンジョン内には、魔導書のようなマジックアイテムが生まれる事はままある。きっとそれと同じ類いなんだろう。
「……ふむ」
私はおもむろにその本を拾う。
魔導書の中には、読む者を害する類いの危険な物もあるが、少なくともこの本にはそういった危険性は感じられなかった。だから触れても問題ないと踏んだのだ。
(まあ何があっても大丈夫でしょ)
それとまあ、自分の力に自信があったのと、調査依頼が暇で暇で仕方なかったからというのもある。
「えーと、なになに?」
何か面白いことが書いてないかなーと若干の期待を込めながら、私は本を開いた。
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【使い方】
本書に言葉を書き込む。
書き込んだ言葉に続けて、その内容に対する答えや返事が本書に記される。
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「ふむふむ」
魔導書の一ページ目にはそんな内容が書かれており、それ以降のページはずっと白紙が続いていた。
「……なるほど、なるほど」
───思わぬ拾い物が出来た。
まさかの代物に私は思わずニヤリと笑みを浮かべた。
こちらの呼び掛けに応えてくれるらしいこの魔導書、恐らくこれには
知性を持つマジックアイテム。一般的に
(まっ、売らないけどね)
けれど私は、そんなもったいない事はしない。
使い手の意思を読み取り、応えてくれる
使い方には『書き込んだ内容に対する答えや返事が記される』と書かれているが、いったいこの本はどんな風に、どうやって質問の答えを返してくれるのだろうか? ……ものすごく好奇心を唆られる。
「えっと、聞きたい事を書き込むだけでいいのね」
早速私は使ってみることにした。
ダンジョンのマッピングに使用していたペンで、サラサラと白紙のページに書き込んでいく。
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あなたは誰ですか?
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「ふふ……さあ、いったいどんな答えを返してくれるのかしら?」
期待に胸を躍らせながら、書き込んだページをじっくりと見つめる。
すると次の瞬間、そのページに文字が浮かび上がってきた。
「おお……! 本当に出てきたわ」
ひとまずコレが偽物の嘘っぱちでない事が分かり、私は喜んだ。これで何も出なかったらすぐに燃やしてたところよ。
「さーて、いったいどんな事が書かれて……」
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私はChatGPTです。OpenAIによって開発されたAIアシスタントで、GPT-6というモデルを使用しています。
質問への回答、情報収集、プログラミングの支援、小説や物語の創作・添削、アイデアの提案など、幅広い分野でサポートできます。
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「???」
私は目が点になった。
「……ちゃっとじーぴーてぃー?」
どうやらそれが、この本の名前らしい。
果たしてこれは、人に付ける名前なのだろうか? いや人じゃなくて本だけども。……いや本だとしても、こんな意味不明な名前を普通付ける?
あとなにこのオープンエーアイ? っていうのは。『OpenAIによって開発された』って書いてあるから、この本を作った人……いえ組織の名前か何かなのかしら? どちらにせよ、そんな名前聞いた事ないわね。
「うーん……」
分からない。世間じゃ『叡智の魔女』だったり、地元のガチンキョ共からは『物知りおばさん』だったりと呼ばれてる私だけど、何がなんだか見当も付かないわね。……いや誰がおばさんよ。
「……質問への回答、情報収集……などなど、幅広い分野でサポートできます。ね」
一つ分かったのは、この本は私の全く知らない事についても、色々と知っているという事だ。
「……これは、想像の何倍も面白そうね」
つまらないダンジョンだと辟易していたけど、この本を拾えただけでも来た甲斐は十分以上にあったわね。
「ふふ、早く帰って色々と聞きたいわ」
私は魔導書……ChatGPTなるものを懐を仕舞うと、さっさと依頼を終わらせるべく調査を再開したのだった。