【更新停止中】ソードアートオンライン 記憶の欠片   作:ショウユー

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ちょっと小休止です。

オリジナルなストーリーになります。







第13話

 

 

 

 

最前線が70層へ到達したころから、モンスターのアルゴリズムが変化してきた。

それにより、ソロで行動するのが中々大変になってきた。

このことにより私のボス戦の参加が可能になった。最初は慣れなかったが、皆さんのフォローがあって何とか戦えている。私の武器は皆さんに公開していなかったので、形状をみて随分驚いていた。

それでも槍での使用で留まっていた。攻略組の皆さんはやはり強く、弓としての活躍の場がないからである。まぁ、ピンチらしいピンチは無いという事だ。

 

 

季節は夏真っ盛り。68層のNPC達がワイワイと慌ただしくなった。68層は昔ながらの田園風景で、とても長閑な層だ。私は攻略に積極的に参加するようになり、クエスト等はあまりやらなくなった。

なので、詳しい情報がわからなかったが、この68層で夏祭りが開かれるとアルゴちゃんが教えてくれた。

 

祭り前日、NPCにより櫓が建てられ会場が設営された。プレーヤーによる屋台の参加も可能らしく、エギルさんが張り切っていた。

そして案の定というか、どうしてもとエギルさんから頼まれ、屋台で焼きそばを売りたいから手伝ってくれと無理やり引き込まれた。

数日前から、この時期限定でNPCの服屋は浴衣を販売しており、準備がよろしいことで半被までが用意されていた。私は浴衣を着たかったのだが、エギルさんが用意していた半被を渡され渋々それを着て焼きそばを作る羽目になってしまった。

それを嘆いていたら、女性陣(アスナちゃん、リズちゃん、シリカちゃん、サッちゃん、アシュレイ、アルゴちゃん)から素敵な浴衣をプレゼントされた。

私はヤル気を出して『当日はさっさと完売させて、お祭りを楽しむぞ!』と叫んだ。女性陣たちは苦笑していたが、誰かを引き摺り込んでやろうと思いざっとメンバーを見渡すと・・・適任者を発見!

俊敏値に物言わせシリカちゃんの腕をつかみ、『売り子さんヨロシクね♪』とニッコリ笑顔でシリカちゃんを引き込んだ。

シリカちゃんは何やら叫んでいたが(お祭りを楽しむ気満々だったようだが、そうは問屋がおろしません☆)無視して明日の打合せをエギルさんと3人でした。

 

シリカちゃん以外の女性陣はシリカちゃんを気の毒そうに見て苦笑しながら誰を誘うか話して盛り上がっていた。

 

 

 

 

祭り当日、大いに盛り上がっていた。私は諦めて、こうなったら楽しんでやろうとテンション高めに焼きそばを作りまくっていた。シリカちゃんも中々売り子さんが様になっている。どんどん作って売りまくるわよ!

 

お客1号でキリ君とアスナちゃんとリズちゃんが来てくれた。おまけは出来ないが、こうなったら食べ歩いてもらって宣伝してもらおう。エミリー特製のソースの香りをばら撒いてもらうの。

 

 

「3人とも、しっかり宣伝してきてね♪」

 

「このソースの香りなら、大丈夫ですよ!」

 

「姉さん、結構乗り気じゃないか(笑)」

 

「うるさい!アンタは2つくらい買って食べ歩きなさい!!」

 

「へいへい。まぁ、美味いから2パックは余裕だな」

 

「キリト君、相変わらずよく食べるね~」

 

「食べ盛りなんだよ!」

 

「ほらほら、ここで食べない!香りをばら撒いて、売ってるところを聞かれたらシリカちゃんが売り子してるって言いなさい!ピナとツバサを目印にすれば、お客さん来てくれるから」

 

「ほーい」

 

「じゃあエミリーさんとシリカ、頑張ってね」

 

「楽しんでらっしゃいよ♪」

 

 

3人は焼きそばを食べながら、他の出店に向かっていった。

 

 

「エミリーさん、盆踊りって何時からでしたっけ?」

 

「確か20時からよね。今は16時。2時間くらいで完売したいところだわ」

 

「そうですね。私も他の出店を見たいです!」

 

「うん。私もよ。折角だもの楽しみたいわよね」

 

「あっ、いらっしゃいませ♪」

 

「シリカちゃん、売り子さん可愛い(デレッ)」

 

 

 

そんなこんなで、宣伝効果は出ているようだ。続々とお客さんが並んでいく。もしかしたら、完売は思ったより早いかもしれない♪・・・なーんて思っていたら、エギルさんが追加の材料を運んできた。

 

 

「エミリーさん、これ追加分だ。よろしく!」

 

「はい~っ???ソースが足りなくなるよ!!」

 

「いやー、それは困った・・・どうしよう」

 

「!ツバサ!!アスナちゃん呼んできて!!」

 

「了解しました」

 

 

ツバサはアスナちゃんを追いかけて飛んで行った。

 

 

「エミリーさん、ツバサちゃんに説明しなくてアスナさんを連れてこられるんですかね?」

 

「心配しなくても大丈夫よ。あの子はかなり優秀な使い魔だからね。状況説明はツバサがしてくれるわ」

 

「はぁ・・・(本当に大丈夫かな?)」

 

 

15分くらい経った頃、ツバサがアスナちゃんを連れて戻ってきた。

 

 

「エミリーさ~ん、屋台裏で追加分のソースを作ればいいんですよね?」

 

「えぇ、そうよ!これ、ソースのレシピ。材料はこれね♪よろしく」

 

「はーい、わかりました♪(やった!エミリーさんのソースレシピ、ゲット☆)」

 

「うわー・・・ツバサちゃん、本当に凄い!!」

 

「ねー、言ったでしょ?」

 

「はい!・・・いいなぁ」

 

「ほらほら、お客さん待ってるよ。はい、3パックね!」

 

「あっ、はい!!」

 

 

 

いやー、やっぱり商売は大変です。こんな働かされたんだから、エギルさんにお給金頂かないとね♪

 

アスナちゃんは、あっという間にソースを作って渡してくれた。そのあと、『もうキリト君たちを探し出せないから、このまま手伝います』ってアスナちゃんも焼きそば作りを一緒にやってくれた。

おかげで、かなりのスピードアップ。売り子のシリカちゃんがあたふたしながら、お客さんを捌いていた。

 

長蛇の列が徐々に減るころ、思いっきりこの状況(祭り)に似合わない人がやってきた。

 

 

「だ、団長!」

 

「お、アスナ君。手伝っているのか。ご苦労様だね」

 

「・・・物凄く満喫してますね」

 

「あぁ、楽しまなくては、な!」

 

 

ヒースクリフは頭にお面、右手に綿あめと金魚?が入った袋。左手にはリンゴ?飴にくじでも引いたのか、巨大ヨーヨーがぶら下がっていた。

 

 

「・・・楽しそうで、何よりですね。焼きそばは如何かしら?」

 

「エミリーさん!!貴女が作っていらしたんですね。是非、頂きます。あぁ君、2パック貰おう」

 

 

そう言われたシリカちゃんは少し緊張した、けど驚いた顔をしてコルを受け取っていた。

 

 

「エミリーさん、出店の方が片付きましたらご一緒に見て回りませんか?」

 

「・・・」

 

 

返事を迷っているとアスナちゃんが小声で気遣ってくれた。

 

 

 

「(エミリーさん、どうします?私達と一緒に回るって言いますか?)」

 

「(ありがとうね、アスナちゃん。でも・・・大丈夫よ)」

 

 

「ヒースクリフさん、良いですわ。ご一緒します。何処かで待っていてくださいな」

 

「あぁ、わかった。では、あの神社で待っていよう」

 

「では、後ほど」

 

 

ヒースクリフが去った後、数名並んでいたお客さんがざわざわと騒ぎ初めてしまった。

 

 

「お客様~!あと5パックになります!」

 

 

アスナちゃんが機転を利かせてお客の意識を焼きそばへと変えてくれた。

 

残り5パックは直ぐに完売した。エギルさんが後日お礼と給金を払うからと言ってくれ、片づけはやるので祭りを楽しんできてくれと言ってくれた。

 

 

「シリカちゃん、無理やり引き込んじゃってごめんね。でも、凄い助かったわぁ。アスナちゃんもありがとうね♪」

 

「いえいえ~、大変でしたけど楽しかったですよ」

 

「うん、私なんてソースレシピ貰えちゃったし♪ラッキーだったわ」

 

「そう言ってくれてよかったわ」

 

「エミリーさん・・・この後・・・」

 

「えぇ、そうね。いつまでも待たせるわけには行かないから着替えたら行くわ。2人は楽しんできてね。何なら、ツバサにキリ君を探させるわよ」

 

「えっ・・あ~、じゃあお願いします」

 

 

アスナちゃんは顔を少し赤くしていた。いいなぁ、初々しい☆

そんなアスナちゃんを見てシリカちゃんは苦笑していた。

 

 

「ツバサ、2人をキリ君の所まで案内よろしくね♪」

 

「はい、アスナ様シリカ様、こちらです」

 

「じゃあ、また~」

 

 

2人はお辞儀をしてツバサの後について行った。

 

 

「さてと、私も行きますか」

 

 

建物に入って衣装を浴衣に着替える。そして神社へ向かった。

 

 

 

 

----------

 

 

 

 

「お待たせしました」

 

「いや、たいして待ってはいないよ」

 

「ほんと、そのアバターでその恰好は似合いませんね・・・」

 

「そうか?そんなことはないと思うのだが」

 

「いいえ、似合いません。本当の貴方の姿なら似合いますけどね」

 

「・・・そうか。でも、この世界で私は本当の姿は現せないからな」

 

「そうですね。ですが、私は本当の姿の方が好きですわ。そのアバターは胡散臭くてしょうがありませんもの」

 

「(苦笑)そうか。それにしても、素直に誘いを受けてくれるとは思わなかった」

 

「うふふ。まぁ、お祭りですし。気まぐれですよ」

 

「それでも私は嬉しい。君とこうしてゆっくり出来る」

 

「そうですか?まぁ、その頭に乗っけているお面でもつけて下されば、一緒に屋台を見て回っても良いですわよ」

 

「む。それは悩ましいな・・・だが、やはり君と並んで歩けるならお面をつけるか」

 

「あら、随分素直ですわね♪」

 

「・・・なぁ?最近、私の事をからかっていないか?」

 

「あら、気が付きました?クスッ。楽しいですわ♪」

 

「・・・」

 

「うふ☆お面、似合ってましてよ」

 

「・・・では、行こうか」

 

 

私達は並んで屋台を見て回った。とても懐かしかった。あの頃を思い出していた。幸せだったあの頃を・・・。

 

 

「私も綿あめ食べたいですわ。どちらにありました?」

 

「向うだ」

 

 

綿あめを売っている屋台についておねだりをしてみた。

 

 

「ねぇ、これ買ってくださいな♪」

 

「あぁ、構わない。幾つ頼むのだ?君は本当に綿あめが好きだな」

 

「うふふ。2つお願い♪」

 

 

屋台のお兄さんが綿あめを2つ渡してくれた。

 

 

「あいよ~。お、エミリーさんじゃないですか!じゃあこれ、ツバサちゃんにもあげてくれ」

 

「ありがと♪お会計はこの人が出すわ☆」

 

「ほい、毎度!」

 

 

ヒースクリフはコルを払い、次へ行こうと促した。

 

 

「次は何がいいか?」

 

「あら、くじがあるわね。あ!あのネックレス、素敵ね」

 

「くじか。君はくじ運が良かったはずだな。きみ、くじを1回だ」

 

「はーい。あら、エミリーさん!こちらは?」

 

「うふふ。私のパトロンよ♪」

 

「うわ!・・・あっ、1回ですね」

 

「うん。うふふ、冗談よ☆」

 

「なんだ、冗談ですか。・・・って、じゃあ彼氏?!?!・・・あ、これが当たりましたよ」

 

「やった!このネックレス狙ってたのよ!」

 

「これ、1等の俊敏値を上げるレアネックレスよ」

 

「ありがと~うふふ。彼氏じゃないわよ~。じゃあ、またね~」

 

 

「本当に恐ろしいほどのくじ運だな」

 

「ルンルンルン~♪」

 

「ま、君が楽しんでくれて何よりだよ」

 

 

暫く色々見て回っていると、ツバサが戻ってきて頭の上に降りてきた。

 

 

「マスター、御二方をご案内してきました。アスナ様がご一緒にと誘ってくださいましたが、マスターが心配で戻ってまいりました」

 

「ツバサ、ありがとね~。はい、これ。綿あめよ~美味しいから食べてみなさい♪頭の上で食べないでよ。ベタベタしちゃうから」

 

「ご機嫌ですね」

 

「結衣菜はお祭りや屋台が好きなのだよ、ツバサ君」

 

「そうでしたか。情報ありがとうございます。ヒースクリフ様」

 

「ほら、あっちに縁台があるから、そこで食べましょう。ねぇ、あなた、さっきの焼きそば食べちゃった?」

 

「いや、まだ食べていないよ。君と食べたかったからな」

 

「じゃあ、食べましょうか♪まぁ、自分で作ったものですけどね(苦笑)」

 

 

縁台に腰かけ、ツバサに綿あめをあげているとヒースクリフが焼きそばをストレージから出し、1つを私にくれた。

 

 

「あのおせちも美味しかったよ。そしてこの焼きそば、流石だ。ソースの味と香りが堪らないな」

 

「うふふ。楽しいわねぇ。あら、ツバサは上手に食べるわね。焼きそばも食べなさい」

 

「ありがとうございます、マスター」

 

 

ツバサは嘴で綿あめを軽くついばみ、綿を剥がした勢いで口を大きく開けパクリと食べた。その後、焼きそばは1本ついばむとツルツル吸い上げた。

 

 

「この動作はモンスターじゃないわよ。それに、知能が上がるにつれて食べられるものも増えちゃって。本当にイレギュラーすぎよ」

 

「・・・ここまでになるとは、私も予想だにしていなかった」

 

「自分で作っておいて・・・」

 

「君になら大丈夫だと思って、あのAIのコアのコピーを使ったのだよ」

 

「なるほどね~。どうりで人間の様な思考をしているはずだわ」

 

 

こんな会話をしていたら、盆踊りの音楽が聞こえてきた。

 

 

「君は、踊りに行くのか?」

 

「うんん、行かない・・・」

 

「そうか」

 

 

ツバサが心配そうな眼をして私の顔を覗き込んできた。私はツバサの頭を撫でて大丈夫だと伝える。

 

 

「そう言えば、新年の花火は不評だったわよ。皆、最初を思い出すって」

 

「そうか。それは悪いことをしたな。だが、元々プログラムされていたのだよ。今は私は干渉していないからな」

 

「あら、じゃあ花火の犯人は貴方じゃなくあの人?」

 

「まぁそうだろうな」

 

「ふーん。じゃあ結局は貴方のせいじゃない」

 

「む、だからすまなかった」

 

「ま、済んだことですしね♪」

 

 

このゲームを茅場が1人ですべてを作ったわけではない。数あるクエスト、イベント等色々な人間が考えだした。そのプログラムをそれぞれが入力し、カーディナルが纏めているのだ。

結局のところ、デスゲームにしてしまったのは茅場なのだ。そして、この世界にいる今はそれに手を加えることは出来ない。

 

 

「本当に、踊りに行かなくていいのか?」

 

「貴方も踊るの?踊らないでしょ?あそこへ行けば皆いるもの。説明が面倒ですし」

 

「そうか。君の好きな夏だ。海のエリアもあるが、皆と楽しまないのか?」

 

「だって~、あそこ水着限定エリアなのに、モンスターが普通に出ますでしょ?まぁ、他より少ないですけど。それに攻略に重点を置いたから、クエストもやる暇なくなっちゃったし」

 

「・・・そうか。その層のクエストをクリアすると、報酬で温泉に入れるようになるところがあるんだが」

 

「あら、そんなところ作ってたのね。もっと早くに教えて下されば、行ったのに・・・」

 

「それはだな、君が私とまともに話をしてくれなかったのだろう?」

 

「むー、そうでしたっけ?」

 

「そうだ。あの頃から私を弄っていたのだな」

 

「うふふ。なんの事かしら?」

 

「まったく・・・君は本当に一緒にいて飽きないよ」

 

「また明日から、前と同じ様に接しますからね。赦した訳ではありませんから。今はあくまで、気まぐれですからね♪」

 

「あぁ、解っているさ」

 

「そろそろお祭りも終わりですわね」

 

「名残惜しいが、皆もそれぞれホームに戻るころだな。私達も戻るか」

 

「えぇ、そうですわね。楽しかったですわ♪では、失礼します」

 

「・・・別れの言葉を言われなくて良かったよ。また、ボス戦で会おう」

 

 

そう言い、私達は無言で転移門広場へ移動しお互いのホームへ戻った。

 

 

 

 

 

----------

 

 

 

翌日、エギルさんから呼び出されお店に行くと、シリカちゃんとアスナちゃんがいた。

 

 

「あぁ、エミリーさんおはよう。昨日のお礼だよ」

 

「あら、幾ら儲けたの?」

 

「フッ、凄いぜ。この店の2日分の売上げくらいだよ」

 

「へー、じゃあそれなりに頂けるのかしら?」

 

「悪いんだが、この店で買い物をしてもらえるなら1割引きで売るぜ。買取なら普段の買取価格より1割上乗せでって、どうだ?」

 

「これからずっと、なら良いわ。そうでないなら今、コルで支払ってちょうだい」

 

「これからずっと!!それは随分高く付くな・・・わかった。じゃあ今払うよ」

 

 

そんな交渉をしていると、アスナちゃんが呆れ半分、感心半分で声をかけてきた。

 

 

「エギルさんも相変わらずですね」

 

「嬢ちゃん方、これが商売ってもんだ」

 

「そうよ~、これくらい交渉できないとね♪良い人じゃ、損するわよ」

 

「さっすがだな。何となくエミリーさんが商売しないのがわかった気がするぜ」

 

「どうせなら、きちんと儲けたいじゃない?だけど、面倒だからやらないだけよ」

 

「「「ははははは・・・」」」

 

 

エギルさんは、私達3人に働きに合った給金を渡してくれた。納得のいく額を出すあたり、流石だと思う。

 

 

「じゃ、また良いものが入ったら、売りに来てくれ!ありがとな」

 

「はーい。じゃあ、またね~」

 

 

私は手をひらひら振りながら、アスナちゃんとシリカちゃんはお辞儀をして店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

----------

 

 

 

 

 

大好きな暑い夏が終わりを告げ、過ごしやすい季節になりつつある。もう少しでこのデスゲームが開始され2年が経とうとしている。

アインクラッドは第74層まで到達してた。私は黒猫団の皆とPTで迷宮区へ潜っている。流石にソロでの狩りは危なかったからだ。

この間も危うくHPがイエローゾーンまでいきそうになり、焦ったのだ。実はレッドゾーンまで落ちたことが無いのだが、これを知る人物はいなかったりする。

別にそういう風にされている訳でも、している訳でもない。ただ、安全第一で狩りをしているだけなのだ。まぁ、ツバサのおかげでもあったりする。

 

さっさと上階へ行っているキリ君とは違うので、あの子と出くわすことが殆どない。まぁ、定期連絡のようにメッセージを送って来るので心配はしていない。

 

 

今日の黒猫団との迷宮区巡りも終わり街へ皆で帰る途中、少し先でキリ君が何やら森に向かって投擲をしていた。そしてガッツポーズをした。

 

 

「ねぇ、あれキリトじゃない?」

 

 

サッちゃんが目ざとく気づき、キリ君に声をかけようとしていた。が、私はそれを止めて静かにするように人差し指を口へ当て、お願いする。ツバサが何やらアイコンタクトをしてきたのだ。

 

やはり森の方に向くと、1羽のウサギみたいな白いレアモンスター、ラグーラビットがジッとしていた。私は慌てて武器を弓にし、矢を取り出して構えた。

皆が武器に驚きつつ、私が何かを狙っていると気が付き黙って見ていてくれている。狙いが定まり、矢を放った。見事命中し、S級食材を運よくゲット出来た。

 

黒猫団は武器で騒ぐわ、食材で騒ぐわで大賑わいであった。

 

 

 

 




中途半端で続きます。

活動報告にて、ちょっとしたご意見を頂きたくアンケートらしきものをしてます(汗)
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