【更新停止中】ソードアートオンライン 記憶の欠片   作:ショウユー

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こんなダメな作品を読んで下さった方々、ありがとうございます。

中々文章を書くという行為が大変だと、今更ながら再認識している次第です。

お気に入り登録をしてくださった方もいらっしゃって、嬉しいらや恥ずかしいやらです。
とても感謝感謝です。


第2話

 

 

 

「はぁ、やっとホルンカに着いたわね」

 

「出だしで、遅れたからね。だいぶプレーヤーがいるかな」

 

「じゃあ、宿屋探しが先かしら?」

 

「そうだね。どうする?節約して同じ部屋へ泊る?」

 

「キリ君が嫌じゃなきゃ、その方がいいかな。」

 

「別に気にしない・・・」

 

「そっ。じゃあキリ君探してきてね」

 

「えぇー、俺が行くの?」

 

「当然でしょ。私じゃよくわからないもの」

 

「じゃあ、勉強がてらついて来てください」

 

「はぁ、わかったわよ」

 

「基本、俺はソロでやるつもりなんだけどな」

 

「まっ!酷い。私を捨てるつもりね!!」

 

「何言っちゃってんの!?」

 

「ふふふ。冗談に決まってるでしょ~」

 

 

そんな会話をしながら宿屋へ向かう。

会話の最中にチラチラこちらを見ている人に気が付いた。

 

「ねぇ、キリ君」

 

「ん?何、姉さん?」

 

「あっちの方にフード付きマントを着てる小柄なプレーヤーが、さっきから私たちを見てるような気がするんだけど?」

 

 

キリ君はそーっと私が指差す方を確認する。

 

 

「あ、アルゴだ」

 

「?プレーヤー名?」

 

「そ。β時代から情報屋をやっている《鼠》のアルゴさ」

 

「鼠?」

 

「会ってみれはわかるよ。でも気をつけなよ。少し話しただけで、いろんな情報引っこ抜かれる!」

 

「へー。凄腕の情報屋さんね」

 

「まぁ、腕と情報は確かだよ」

 

「そう。まぁ、宿とりにいきましょ」

 

「あぁ」

 

 

 

 

数少ない宿屋へ向かい、私たちは無事に部屋を借りることができた。

流石に二人部屋はまだ少し余裕があるみたいだった。

 

 

「ねぇ、ご飯はどうするの?ちょっとお腹が空いてきちゃった」

 

「酒場があるから、そこへ行く?飲むなら、自腹でたのむよ?」

 

「そうねぇ。この世界ではお酒で酔えるの?」

 

「よっぽどお酒に弱くなきゃ、酔うことはないとおもうよ」

 

「じゃあ、1杯だけ飲む。キリ君も付き合いなさい!」

 

「未成年に酒勧めてるんじゃないよ!!」

 

「まぁまぁ。いいじゃない?保護者同伴だし」

 

「保護者かよ・・・」

 

「どうせ、βテスト期間中に飲んでたんじゃないの?」

 

「うぅ・・・」

 

「うふふ。はい、決定。叔母様には内緒にしておいてあげる♪」

 

「はぁ・・・。まぁいいか。んじゃ、行こうぜ」

 

 

 

 

キリ君の案内で酒場に着いた。

店内に入ると、客は一人しかおらず、先ほどこちらを見ていたアルゴちゃんが店内にいた。

 

 

「キー坊!キー坊だろ?」

 

「やっぱりアルゴか」

 

「うふふ」

 

 

アルゴちゃんは腕をブンブン振って、私たちを手招きした。

 

 

「こんばんは。はじめまして。私はエミリーっていいます」

 

「アルゴです。よろしく!エっちゃん!」

 

「!」

 

「こいつはすぐ、あだ名で呼ぶんだよ」

 

「そそ。フレンドリーに行かないと、情報なんて集まんないダロ?」

 

「ちゃん付け、ちゃん付け♪」

 

「姉さん・・・そんなに嬉しいのかよ」

 

「あら、そりゃそうよ」

 

「キー坊?エっちゃんとはどんな関係なんダ?」

 

「はぁ。このセリフ何回言わなきゃいけなんだ?」

 

「まぁまぁ。キリ君のコミュ障治すいい機会じゃない?

ちなみに私はキリ君の従姉よ。アルゴちゃん」

 

「にゃ!おいらもちゃん付け!!やるなぁ、エっちゃん」

 

「あら、だって・・・アルゴちゃん、絶対私より年下よ?」

 

「因みに、エっちゃん。実年齢、いくらで売ってくれる?」

 

「うーん、そうねぇ・・・考えておくわ。年齢不詳の方が魅力的でしょ?」

 

「あっははは!そりゃそうダ!!」

 

「そろそろ、飯食おうぜ。姉さん!」

 

「あぁ、そうだったわね」

 

 

NPCが注文を取りに来ると、料理とお酒を注文した。

そして少し雑談をしていると、料理が運ばれてきた。

 

 

 

「ここの料理はずいぶん出てくるのが早いのね」

 

「姉さん?ここはゲームの中ですよ?忘れてます?」

 

「あぁ、そうだったっけ。忘れてた」

 

「キー坊、エっちゃんってもしかしなくとも天然サン?」

 

「あぁ。かなり天然。本当にここがデスゲームって理解できてるか、見た目じゃ疑わしい。

けど、侮っちゃいけない。天然な癖して、頭はかなり切れる!」

 

「キリ君?褒めてる?けなしてる?」

 

「・・・褒めてます!」

 

「ホントぉ?」

 

「それより、明日だけど。この村で片手直剣が手に入るクエストがある。それを受けるからよろしく!」

 

「えぇー・・・。まぁ了解。ねぇ、ここの料理って、なんでこんなに不味いの?」

 

「これでも、βの時よりマシになったんだぜ?」

 

「ホントに!?ねぇ、ここで料理って自分で出来るの?」

 

「・・・出来るけど・・・。もしや姉さん、料理スキル取るつもり?取るんだったらもうちょっと後でにしてよ」

 

「へー。出来るんだ。それもスキルが必要とは・・・。うーん。わかった。もう暫くは我慢する」

 

「キー坊は、エっちゃんとならこんなに喋るんダナ。本当にコミュ障なのカ?」

 

「・・・小さい時から、姉さんに遊んでもらってたからな」

 

「そうねぇ、可愛かったわぁ。キリ君♪」

 

「姉さん!!」

 

 

 

お喋りしながらの食事は楽しかったわ。

あっという間に時間が過ぎていき、流石の私も眠くなったので宿へ戻ることにした。

アルゴちゃんとはフレンド登録を済ましてから別れた。

 

 

宿の部屋へ入ると、キリ君がボソッと何かを呟いた。

 

「姉さん、ありがとう」

 

 

私は眠くて、すぐにベッドへもぐってしまっていたのでよく聞こえなかったのだ。

そして聞き返すことも出来ず、意識が落ちていった。

 

 

 

----------

 

 

翌朝、目を覚ました私たちは朝食もそこそこに武器屋へ向かいポーションなどを調達してクエストを受けに向かった。

そして、キリ君がNPCからクエストを受注しクエストが開始した。

 

私、他のゲームのクエストって昔から面倒であまりやらなかったのよね。

はぁ。面倒・・・。まぁキリ君の為だし、いっちょやりますか!

 

ってな感じで、クエストMobを狩っていく。狩って狩って狩りまくる。

 

 

あぁ、いつになったら花つきのリトルペネントがPOPするのやら。

 

同じものばかり相手にしていて飽きてきたころ、私のレベルがアップした。

 

 

 

「姉さん、おめでと」

 

 

キリ君が素っ気なく言うと

 

 

 

「おめでとうございます!」

 

 

突然、背後から拍手が聞こえた。

 

 

「!?」

 

「あなたはどちら様?」

 

「あ、ごめんなさい。僕はコペルっていいます。あなた達も《森の秘薬》クエストを受けていたんですね」

 

「えぇ、彼の為にね」

 

「あの、相談なんですが。僕も《森の秘薬》クエスト受けているんですが、協力してくれませんか?勿論最初に出た花つきは其方に」

 

「キリ君、どうする?」

 

「まぁ、いいんじゃない?でも、指示はこちらで出させて貰うぜ」

 

「・・・えぇ。わかりました。お願いします」

 

「こちらこそ、よろしくね♪」

 

「姉さん?コペルがいるからってサボらないでよ?」

 

「てへっ♪ばれっちった!」

 

「・・・はぁ」

 

「わかったわよぉ」

 

「俺はキリト。こっちのやる気がない方は俺の姉のエミリー」

 

「お姉さんでしたか!てっきり恋人同士かと」

 

「えぇー、俺はこんな年増は嫌だ」

 

「キリ君♪私、宿へ帰っても良いのよ?」

 

「ごめんなさい!」

 

 

あはは!なんてちょっと狩りが賑やかになった。

 

暫くすると、やっと花つきがお出ましに。

でも、4体同時にPOPした。1体が花つき。1体が実つき。

実つきは実を破壊してしまうと周囲にいるリトルペネントを呼び寄せてしまう。

そうなっては、こちらが危なくなる。

 

 

「姉さんとコペルは普通のリトルペネントを!実つきと花つきは俺がやる!!」

 

「「了解」」

 

 

まぁ、いい加減狩り飽きた敵だ。チャチャッと始末してしまおう。

実つきと花つきをキリ君が片づけ、後はコペル君の分だ。

 

 

「姉さん、コペル。ちょっと移動しようぜ」

 

「ほーぃ」

 

「あっ、向うにまた4体POPしてますよ!」

 

 

 

敵に向かって攻撃をしながら会話する。

 

 

「お、いいね!!さっきみたいにチャチャッと終わらせちゃおう!」

 

「姉さん、絶対飽きてるんだろ?」

 

「エーソンナコトナイヨ」

 

「あは。エミリーさんって可愛い人ですねぇ」

 

「!!!???」

 

「コペル。お前、年上の女性が好みなのか?」

 

「え?エミリーさん、10代ですよね?」

 

「はぃ?コペル、視覚障害出てないか?」

 

「ほへ?」

 

「姉さん!呆けっとしてないで、戦ってくれ!!」

 

「はっ!いけない、いけない!久しぶりに聞いたセリフに思わずビックリしちゃって」

 

「・・・」

 

 

私が固まっていた時、コペル君は姿を消していた。

 

 

「あれ?コペル君は??」

 

「おぃ、コペル!隠蔽スキル使ってもリトルペネントには効かないぞ!MPKでもするつもりか?」

 

「えっ!」

 

「コペル君~姿をだしなさーい♪」

 

 

観念したのか、コペル君は姿を現した。

 

 

「・・・ごめんなさい。僕・・・」

 

「あなたねぇ、もしかしてずっとこんな事繰り返してるの?それだけの腕があるんだから、上を目指そうとか考えない訳?なんでこんなことしてるのよ!!」

 

 

すべてのリトルペネントを狩り終えたキリ君が戻ってきた。

 

 

「ほぃ、これ」

 

 

そう言ってキリ君はコペル君にトレード申請をした。

 

「えっ、酷いことした僕にこれを受けとる資格なんてないよ」

 

「ま、これで終わりにしてくれ。これ以上俺達と関わらなければそれでいいよ」

 

「っ!ごめん。ありがとう」

 

「さ、行こうぜ姉さん」

 

「じゃ、コペル君。バイバイ」

 

 

私達はクエストNPCの所へ移動をはじめた。

 

 

 

 

無事にキリ君の武器が手に入り、宿へと戻る。

なんとも後味が悪いクエストだった。

今日は疲れたので、食事は簡単に済ませ寝ることにした。

 

 

 

 




キリト君は、最初から身内で心を許している人物がいれば少し余裕をもって行動しそうかなと。

ましてや、天然で頼りになるのか良く分からないエミリーさんが傍にいたらなおのこと。



展開は時々ビューンと飛ぶかもですが、作者のペースは亀さんですので気長に続きはお待ちください。

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