【更新停止中】ソードアートオンライン 記憶の欠片   作:ショウユー

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ついに、アスナさん登場。

テンション上がっていつもの倍の文字数に・・・。

少しだけエミリーさんの外見を描写してます。

今回は、キリト君・アスナさん・エミリーさんの三人での語りになります。


第3話

 

デスゲーム開始から早くも1ヶ月が過ぎようとしている。

まだ第一層は攻略されていなかった。

 

 

 

俺達は今、迷宮区の攻略をしている。

 

 

 

「そう言えば、もうすぐボス部屋が見つかるって、ディアベル君が言ってたわ。」

 

「うわー、先越された!やっぱ人数いるパーティーの方が効率いいのか?」

 

「どうなんだろうねー」

 

「姉さんがもっと積極的に攻略してくれれば、効率良くなるんでは?」

 

「えー、これでも殺ってる方じゃん?キリ君一人で攻略行けば?って私は言ったじゃない。それを色々言って、無理矢理連れてきたのはキリ君なんだし・・・」

 

「ホント姉さんやる気ないね」

 

「あぁ、そういや今日ボス攻略会議を開くって。」

 

「はい?今日だって?どこで会議だって?何処からの情報?」

 

「んー、会議はトールバーナで行うそうよ。ディアベル君から。直接メッセージ来た」

 

「姉さんって何気にフレンド多いよな」

 

「私からフレ申請する事ってあんまりないんだけどなぁー」

 

「皆その見た目に騙されてるよなぁ」

 

「まっ!失礼しちゃう!!夕飯抜きにするわよ!」

 

「ごめんなさい。俺が悪かったです」

 

「解ればよろしい!」

 

 

 

姉さんは童顔だ。クリッとして大きく焦げ茶色の瞳、鼻はスッと筋が通っているが小振りで、口は大きくもなく小さくもない。各パーツはとてもバランス良く配置されている。

 

頬はほんのりピンク色、そして艶やかな黒のロングヘアー。前髪は切り揃えられ幼さを強調させている。

身長は俺より少し高いくらい。

 

とても三十路近い人間とは思えない。天然キャラもプラスされ、余計に歳が読みにくい。

 

余談だが、スキルスロットが増えた途端に料理スキルを入れた強者だ。

まぁお陰で美味しいご飯が食べられているのは有難い。

 

それと、不思議なんだが索敵スキルを取っていないのに、敵を感知出来る。

前に聞いたら『なんとなくー♪』だそうだ。

 

 

 

「あっ、私はボス戦参加しないからヨロシク!」

 

「えっ!なんで?」

 

「う~ん、内緒♪」

 

「まあ、強制はしないよ。」

 

「ディアベル君にも了承してもらってるからね♪」

 

「抜かり無いですね」

 

「んふふ~♪」

 

 

 

鼻歌うたいながら、敵を殺しまくってる人のセリフじゃない!

姉さんでも、ボス戦は怖いのかな・・・いや、絶対に面倒とかそういう理由に決まってる・・・

 

 

 

「ほら、じゃあ街に戻るわよ♪」

 

「あぁ」

 

 

 

暫く歩いていると、少し先に流星が見えた気がした。

 

 

 

「うわー、あの人凄いね~」

 

「あぁ、剣技が綺麗だ」

 

 

 

近付きながら、俺達は見とれていた。

敵がポリゴン片になったあと、そのプレイヤーがこっちに気が付いた。

 

 

 

「なんですか?」

 

 

 

聞こえた声は女性だった。

警戒させないため、姉さんが話しかける。

 

 

 

「うん、素敵!凄く技が綺麗だったから思わず見とれてたの♪」

 

「ありがとうございます」

 

「なぁ、余計な事だってわかってるんだが、少しオーバーキルだったぜ」

 

「それがなに?」

 

「うんとね、私も時々やるんだけど。もし、敵を殺った後直ぐに新たに敵が沸いたとすると、技後硬直で危ないよね」

 

「そう・・ですね。でも、ホント余計なお世話です」

 

「ごめんね~。でも、貴女の事がちょっと心配」

 

「敵が沸いた。行きますので、失礼します」

 

 

 

そう言って彼女は、行ってしまった。

 

 

「う~ん、もうチョッと様子みてよう」

 

「あぁ」

 

 

俺達が見ていると彼女は敵を葬った後、突然倒れ込んだ。

 

 

「大変!」

 

 

そう言って姉さんが駆けつけたので、俺も着いていく。

 

 

「キリ君、彼女を運びましょ」

 

「姉さん運べる?」

 

「たぶん大丈夫」

 

 

ふんっ!と言いながら姉さんは彼女をおぶった。

そのまま、安全地帯に運び彼女を横にする。姉さんは彼女に膝枕していた。

 

 

 

「私が彼女を看ているから、キリ君は見張りヨロシク♪」

 

「ん、了解」

 

 

俺は少し離れた場所へ移動した。

 

 

 

 

 

 

----------

 

 

 

 

「あっ、目が覚めた?」

 

「あれ?私・・・」

 

「うん、あの後貴女が倒れちゃったから此処まで運んだの。」

 

「・・・!!ごめんなさい。ありがとうございます」

 

 

 

まさか膝枕で寝てるとは思わなかった!恥ずかしい///

恥ずかしさの余り、慌てて飛び起きてしまった。

でも、凄く良いにおいで久々にグッスリ眠れた。

幼い頃、まだ母に甘えが許された頃の様な。

 

 

「キリ君~、目ぇ覚めたよ~」

 

「おっ、起きたか」

 

「大丈夫よ~。彼には見張りをずっとさせてたし、こっちを覗ける根性もない子だから♪」

 

「むっ」

 

「ふふ、事実でしょ」

 

「・・・」

 

「ところで、貴女は倒れ込んじゃうほど此処に潜っていたってことね。なんでこんな無茶をしてるのかしら?」

 

「初めはあの街に籠っていたわ。未だに第一層すら突破出来てない。どうせこのゲームから脱出出来ないんだったら、このゲームに負けたくないって思った。」

 

「そうか。だったら出てみるか?ボス攻略会議に」

 

「そうね。二人でいってらっしゃい。美味しいご飯とお風呂を準備して待ってるから」

 

「・・・!?今、なんて仰いました?!」

 

「え?美味しいご飯とお風呂を準備して・・・」

 

「あの、お風呂付き宿って有ったんですか!」

 

「あぁ、そうよね。女性なら当たり前よね。」

 

「でも、もう空いている所は無いかもなぁ・・・」

 

 

 

その一言を聞いて

私は思わず泣きそうな顔をしてしまった。

 

 

「あー、私達が借りている宿へいらっしゃい。お風呂貸してあげるわ」

 

「!いいんですか!!!」

 

「えぇ。女の子ですものね。私だって、この子に無理言って探させたのよ」

 

「ありがとうございます!!」

 

 

やった!お風呂に入れる!もう我慢の限界だった。

 

 

「あの、今すぐに行っても平気ですか?」

 

「うーん、でももうすぐボス攻略会議が始まるはずだから、先にそっちへ向かった方がいいかもね。会議が終わったら、この子に案内してもらっていらっしゃいな」

 

「はい。ありがとうございます!」

 

「じゃ、急いで戻りましょう」

 

「姉さん、走った方がいい?」

 

「んー、そうね。その方が良さそうだけど、貴女は大丈夫?」

 

「はい!会議にさっさと参加して、急いで戻ります!」

 

「キリ君後よろしくね~♪」

 

「あぁ。じゃあ行ってくる」

 

 

キリ君と呼ばれた彼と、私は急いで会議場へ向かった。

 

 

 

 

----------

 

 

 

私は、宿へ戻る前に食材でも調達しに行こうと思い、林の中へ向かっている。

 

 

「ふんふ~ん♪今日はどんな食材がとっれるかなぁ♪」

 

「あれ?エっちゃんじゃないカ!」

 

「あら、アルゴちゃん一昨日ぶりね」

 

「エっちゃんは会議でないのカ?」

 

「うん。私はボス戦には参加しないよ」

 

「それだけの腕があるのに勿体ないナ」

 

「アルゴちゃんは、情報収集かしら?」

 

「あぁ、ボスの情報がβから変更ないかの再確認してるんダ。エっちゃんは?」

 

「食材集めよ~。食べ盛りがいるし、今日はお客様も来るからね」

 

「客?」

 

「えぇ、迷宮区で倒れちゃった女の子を保護してね」

 

「もしかして、アーちゃんカ?」

 

「アーちゃん?あっ、あの子の名前聞くの忘れてたわ。てへっ♪」

 

「たぶん、アーちゃんだと思うゾ。物凄く剣技が綺麗で細剣使ってる、フードかぶった子ダロ?」

 

「うん!そうそう。その子!知ってるの?」

 

「・・・うーん、通常料金取るところだけど、エっちゃんならいいカナ。マップデータをいつもタダで渡してくれるしナ」

 

「ふふふ。相変わらずね~。儲かりまっか?」

 

「ボチボチでんナ。んと、彼女の名前はアスナ。フードの中はかなりの美人さんダゾ。ここ3日間ぐらい迷宮区で寝泊まりしながら、物凄い剣幕で攻略していたナ」

 

「武器はどうしていたのかしら?どうやら武器屋の細剣使っていたみたいだし」

 

「それだと、おそらく使い捨てってやつだろうナ」

 

「まぁ。危なっかしいわね。アルゴちゃん、何処かで良い細剣手に入らないかしら?」

 

「100コルな」

 

「はい、100コル」

 

「毎度。一つ前の村にクエストを受注できるNPCがいるんダ。そのクエストでレアなレイピアが手に入るヨ。クエストはスローター系ダナ」

 

「今から行って、会議が終わるまでに間に合うかしら・・・」

 

「エっちゃんの腕なら、間に合うと思うゾ。どうしてアーちゃんの為にそこまでしてあげるんダ?」

 

「うーん、あの子なんだかほっておけないのよね」

 

「そうか、まぁエっちゃんらしいナ」

 

「うふふ。情報ありがとうね。じゃ、アルゴちゃんも頑張ってねー」

 

「おぉー。またナ!」

 

 

 

私は俊敏値最大で、クエストを受けられる村へ向かった。

 

 

 

 

----------

 

 

 

いやー、狩って狩って狩りまくった。

だってね、100匹の狼を狩って来いって!

エミリー無双ってヤツですよ。

クエスト受注して1時間で片づけました♪

で、無事にレア武器《プルームフルーレ》をゲット♪

 

急いで宿屋へ戻る途中、食材を手に入れていないことを思い出し慌てて買い物へ。

 

なんとか材料も手に入り、キリ君たちが戻る前に宿屋へ着いた。

 

 

「ふぅ。間に合った」

 

 

宿屋へ入り装備を外して、この間友達に作ってもらったエプロンを着ける。

もうじき帰ってくるだろから、今から料理すれば間に合うでしょ。

ここSAOの料理は物凄く簡単♪面倒な下ごしらえも、包丁を一振りで切れちゃうし。

焼くのはグリルに放り込んで、タイマーセットするだけ。煮込むのだってオーブンに入れてやっぱりタイマーセット。

炒めるのもフライパンに材料放り込んでボタンをポチッとするだけ。火の通り具合だけみてボタンで止める。

現実の料理もこんだけ簡単だったら、世の中のお母さんがどれだけ楽できるかわかりません!!

 

そうそう、唯一調味料だけは自分で探して調合しないといけない。これがまた面倒でね。

頑張って、塩と醤油と砂糖だけは何とかしましたよ。(全部もどきだけどね)料理の基本ですからね。

まだ味噌とみりん、マヨネーズやソース、ケチャップなども解析中。

キリ君が屋台で売れないか?なんて言っていたけど、その後すぐにダメだ!なんて叫んでたっけ。俺の分がなくなるとか何とか言っていたわ。

そんな面倒なことするわけないじゃないの、この私が・・・。ねぇ?

 

 

丁度料理が出来上がった時にキリ君が帰ってきた。勿論アスナちゃんを連れてね。

 

 

「ただいまー」

 

「お邪魔します」

 

「お帰り~、いらっしゃい」

 

「おぉー、いい匂い!」

 

「キリ君、装備外しなさいよ」

 

「エミリーさん、お風呂を・・・あっ、お名前はキリト君から聞きました。私はアスナって言います。すみません。自己紹介が遅れてしまって」

 

「いいのよー。私もうっかり忘れちゃってたし。お風呂はこの奥の扉の部屋ねー」

 

「はい!早速お借りします!」

 

 

そう言ってアスナちゃんはフードを外し、90度にお辞儀をしてお風呂へ一直線。

 

 

「礼儀正しい子ね。何処か良いところのお嬢様って感じ」

 

「そうか?俺には結構冷たかったけど・・・」

 

「女の子だもの。男性のこと警戒するのはいい事だわ」

 

「姉さんは、ないな。そういうの・・・」

 

「あら、私だって多少は警戒しているわよ。ただ、年の功ってやつよ」

 

「微妙に使い方が違っているような・・・」

 

「気のせい♪気のせい♪」

 

「・・・やっぱり彼女が出てくるまで、ご飯はお預けだよな・・・」

 

 

キリ君は少ししょんぼりしている。

 

 

「そうね、その位は我慢しなさい」

 

「へーぃ」

 

「久々のお風呂みたいだから、長いかもしれないわね」

 

「ガックシ」

 

「ふふふ。まぁ、あまり長いようなら先に食べていいか聞いてくるわよ」

 

「よろしく頼みます!」

 

「そうそう、会議はどうだったの?」

 

「ショウさんが来てたよ!」

 

「あら、間に合ったのねぇ。良かったわ」

 

「え?連絡してたの?」

 

「ええ、ディアベル君からメールが来て直ぐに連絡したわ」

 

「そっか。姉さんによろしくって言ってた」

 

「うん。で、会議で何か面白いことあった?」

 

「あぁ、最初はディアベルがいい感じでスタートしてさ。そしたら、キバオウって奴がいちゃもんつけてβテスターを吊るそうとしたんだ。

で、エギルって大きなアフリカンな人がガイドブック出してね。このガイドブックはβテスターが作ったもんだって。更にはじまりの街で初心者にずっと指南していた人もいるって。

それって、ショウさんだったんだな。俺知らなくてさ。最初は申し訳なくて、声が出せなかった。でも、ショウさんが俺のことも庇ってくれて。

そうそう、ショウさんの二つ名が《先生》って皆が言ってた。驚いたよ。その後は、パーティー組んで解散になった」

 

「じゃあ、次はボス部屋が見つかってからまた会議かしら?」

 

「あぁ、そうみたいだ」

 

「じゃあ、この剣も慣れる時間は有りそうね」

 

「?」

 

「あのね、貴方達が会議に行っている間に、アスナちゃん用に《プルームフルーレ》をとってきたの」

 

「・・・えぇ!!」

 

「だってあの子、たぶん武器屋で買ったものを使い捨てにしてる感じだったし」

 

「それにしたって・・・」

 

「まぁ、いいじゃないの。お近づきの印にプレゼントしようと思ってね」

 

「姉さん、人が良すぎじゃないか?」

 

「そんなこと無いわよ。世の中持ちつ持たれつよ」

 

「はぁ・・・」

 

「さってと、そろそろ30分たったし様子を見てこようかしらね」

 

 

 

私はソファーから立ち上がり、お風呂場へ。

ノックをすると、返事がなかった。まだ浴室にいるのだろう。更に脱衣所へ入り再びノックする。

 

 

「はぁーい」

 

「お湯加減どうかしら?なんてね♪ゆっくりしているところ、悪いんだけど」

 

「はい」

 

「キリ君がお腹空かしちゃってるんで、先に食べさせちゃっていいかしら?」

 

「あっ!すみません。私のことは気にしないで、お先に食べていてください」

 

「ありがとうね~。ごゆっくりー」

 

「ありがとうございます」

 

 

脱衣所を出て、再びリビングへ。

 

 

「先に食べてて良いそうよ」

 

「おっ、ありがたい。では、いただきます!」

 

「はい、召し上がれ」

 

「姉さんは?」

 

「私はアスナちゃんを待ってるわ。彼女の分をストレージに入れておかないと、耐久値が落ちちゃうしね」

 

「なんか、ガキでごめんなさい」

 

「いいのよ、気にしないで」

 

 

キリ君はちょっと申し訳なさそうに食事を始めたが、食べ始めるとそんな事忘れたかのように食べている。

それを見ていて、私も嬉しくちょっぴり悲しくもなり、眺めていた。

 

 

キリ君が食べ終わるころ、アスナちゃんがお風呂から髪の毛をタオルで拭きながら出てきた。

 

 

「ふぅー。いいお湯でした。幸せです!」

 

「大袈裟だなぁ。風呂ぐらいで・・・」

 

 

余計なことを言ったキリ君をアスナちゃんが凄いいい笑顔で睨んでいた。

 

 

「キリ君、あなたはさっさとお風呂へ行きなさい!」

 

「へーぃ」

 

「お先に、お風呂ありがとうございました」

 

「うん、さっぱりして良かったね♪」

 

 

私はストレージから料理を取り出し、テーブルに並べた。

 

 

「うわー!これ、全部エミリーさんが?」

 

「えぇ、まだスキル値が低いからこの程度しか出来ないけどね」

 

「それでも、ごちそうです!毎日、ボソボソの黒パン1食だけでしたし」

 

「まぁ、すごい精神力ね。これくらいの楽しみがないと、この先やっていけないわよ。さっ、食べましょ」

 

「はい、いただきます」

 

「召し上がれ♪」

 

 

アスナちゃんは最初の一口をゆっくり口へ運び、舌で味わうように食べていた。

そして、勢いよく食べ始めた。

 

 

「ふふ。アスナちゃん、そんなに慌てなくても料理は逃げないわ。ゆっくりお食べなさい」

 

「ぁ、あまりに美味しくて・・・」

 

 

そう言った途端、アスナちゃんが泣き出してしまった。

 

 

「ごめんなさい。わたし・・・」

 

「うんうん。一人で頑張ったんだね。偉い偉い」

 

 

私はそう言いながら、アスナちゃんの頭を撫でてあげた。

 

 

「なんかエミリーさん、お母さんみたいで」

 

「あら、こんなに大きな娘をもった覚えないわ?でも、アスナちゃんみたいに綺麗な娘だったら欲しいわね!」

 

「・・ふふ。エミリーさんったら」

 

「どう?少しは落ち着いたかしら?」

 

「ありがとうございます。料理もすごく美味しいです。今度私も教えてください!」

 

「あら、いいけど。料理スキルなのよね。この先攻略を進めていくなら、スキルスロットに余裕が出てからの方がいいと思うわ」

 

「あ、わかりました。じゃあ、レベルを上げてスロットに余裕が出来たら教わりに来ます」

 

「えぇ、いつでもいらっしゃい。待ってるわ。あっ、それからね。これ、知り合えた記念にプレゼント♪」

 

 

アスナちゃんにトレード申請する。

 

 

「えっ!これって、《プルームフルーレ》ですよね?良いんですか?こんなレアアイテム!」

 

「うん、遠慮なく受け取ってちょうだい。丁度手に入ったものだから」

 

「なんだか、色々ありがとうございます。エミリーさんと一緒のキリト君が少し羨ましいです」

 

「ふふ。いつでも遊びに来て。って言っても、この先攻略を進めていかないと現実にも帰れないものね。頑張って」

 

「エミリーさんはボス戦は参加しないって伺いました。なにか理由でもあるんですか?」

 

「うーん、内緒♪理由はいずれね」

 

「そうですか・・・キリト君が言うには、エミリーさんが参加してくれると早く終わりそうだと」

 

「あの子もまだまだ子供ね。甘えん坊なんだから・・・」

 

「それで、躱してしまうエミリーさんは大人ですね」

 

「ふふ。あの子のお母さまから、よろしくされちゃって私もこの世界へやってきたの。まさか、こんな事になるなんてね」

 

「私もなんで?って何度も思いました。ちょっと息抜きしようとログインしたばっかりに・・・」

 

「あぁ。ごめんなさい。こんな湿っぽい話は無しにしましょ。せっかくの料理が不味くなっちゃうわ」

 

「そうですね。本当にエミリーさんの料理はお母さんの味です。お店出したら、皆あつまっちゃう」

 

「ありがとう。でも、そんな面倒なことするつもりはないわよ。何処かで、機会があって1日限定とかだったら、やってもいいけどね♪」

 

「面倒って・・・エミリーさん、そんな風に見えないのに・・・。あっ、でもキリト君がそんな事をぼやいていたかも」

 

「私は基本、面倒くさがりです!」

 

「そんな、えばって言わないで下さいよー」

 

「あははは」

 

 

 

その後、食事は楽しく終わった。そうそう、キリ君が出てこなかったでしょ?なんか、出てきにくかったんですって。

珍しく長風呂だと思ったら、単なるヘタレ君でした♪

 

 

「本当に何から何まで、ありがとうございました。私、この世界でも無理していたみたいです。きっとこれが現実だって認めたくなかったのかもしれません。

でも、エミリーさんに出会って少し考えが変わりました。私なりに現実へ少しでも早く帰れるよう頑張ってみようと思います」

 

「よかったわ。まぁ、会議は明日以降でしょうから。パーティーでの戦闘も少し慣れておいた方がいいわ。明日、また迷宮区で新しい武器で練習しておきましょう」

 

「はい!」

 

「でも、戦闘に関してはキリ君に教わってね。私、戦闘を人に教えるのからっきしダメだから」

 

「・・・キリト君、よろしくお願いします」

 

「あぁ、よろしく。ボス戦で一緒に戦うんだ。敬語は無しにしよう」

 

「そうね。じゃあ、エミリーさん。また明日」

 

「キリ君、しっかりアスナちゃんを送っていくのよ?帰りは、どうしようとキリ君の勝手だけどね」

 

「了解」

 

「案外、放任主義?」

 

「ふふ。このぐらいの男の子は扱いが難しいのよ」

 

「行こうぜ」

 

「おやすみなさい」

 

 

 

キリ君たちが見えなくなるのを確認して私は戸締りをし、お風呂へ向かった。




実は、エミリーさんの武器を何にするか決めていません(笑)

いや、笑い事じゃない!

ほんと、この方はどんな戦いをしているのやら・・・
自分で書いていて、困っているのです。なので、戦闘描写ができない!

まぁ、半分は好都合だったりして。

そうそう、原作ではアルゴがキリト君の武器を買い取り仲介をしておりますが、
エミリーさんとディアベル君がフレンドなので、そんな行事は発生しませんでした。
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