悟空がラディッツの尻尾を離したところからストーリーは始まる。
「はーーっはっは!! こりゃあいい。きさまのようなマヌケはめずらしいぞ!」
「き……たねえぞ………」
「まんまとひっかかるとはな! やはりきさま 戦士にはなれんぞ!! オレは ちがうな。オレは一流の戦士だ…………! 弟であろうが殺すことになんの ためらいももたん! 見本をみせてやろうか? え?」
ラディッツは悟空を踏みつけている右足に力をこめる。
そこが、バキッと音がする。
「うぎゃあああーーーーーっ!!!!」
あまりの痛みに悟空は悲鳴をあげて苦しむ
「あ……あ……」
「そら そら。もっと苦しめ! 死は近いぞ!」
ラディッツは攻撃を止めない。その度に、バキッボキッと音がする。
「うぐっ……!! あっ……!! ぎゃああーーーーっ!!」
ラディッツはピッコロに顔を向ける。
「はーっはっは! 次は きさまの番だぞっ!! どうした!? かかってこんのか!? さっきのやつをやってみろ!!」
「く…………!! こ、これでは、ま……またよけられる……」
そのとき、突然ラディッツのスカウターが反応する
「な……!?」
スカウターが示す反応の方に目を向ける。すると、そこには、ラディッツがポッドの中に閉じ込めていた、悟飯がいた。
「そ……孫悟空の………!!!」
「ご……悟飯………!?」
「な……なんだと………!!」
「に……にげろ……悟飯……逃げるんだ……!」
ラディッツのスカウターが悟飯の戦闘力の数値をどんどんあげていき、
「せ……せ……戦闘力……1307………!?」
「お父さんを……………いじめるなぁーーーーーっ!!!」
瞬間、まるで大地が揺れているような、そんな感覚に三人は襲われる。
ご飯の髪の色が変わっていく。悟空やラディッツと同じ黒髪が、金髪に変わる!
ラディッツのスカウターの数値が、再び上昇していく、
3000、4000、5000
「ば、ばかな! まだ戦闘力が上がるというのか!?」
「な……なんだ……何が起こっているんだ!?」
「ご……悟飯……!?」
6000、7000と上がっていき、すう数値が8000を超えたとき、ラディッツのスカウターが爆発する。
戦闘力
「は………8000以上だと!? ばかな! ありえん!!」
「うわーーーーん!!!!」
悟飯はラディッツに向かって飛んでいく。
「!!」
ラディッツはその早さについていけず、ご飯の突進による頭突きを、もろにくらってしまう。
バキッという音とともに、ラディッツの鎧は粉々に砕ける。
さらに、ラディッツは攻撃の衝撃を耐えきれず、そのまま遠くへぶっ飛ぶ。
「わ!!」
空中に浮いていた悟飯はそのまま背中から地面に落ちる。
「あ! お、お父さん……!」
「ご……悟飯、お……おめえ……」
「ウッ……ウッ……グスン。 お父さん!」
悟飯は泣きじゃくりながら、悟空に抱きつく
悟飯の髪はいつのまにか金から黒に戻っていた。
「うわーーーん!! 怖かったよーー!!」
「な……なんてことだ……!」
ピッコロは震えていた。孫悟空の息子が見せた巨大なパワーに。
「お……俺たちが手も足もでなかったやつを、あ……あのガキは……た……たった一撃で……」
そこで、ピッコロはハッと気付く
「そういえばアイツはどうなった……!?」
ピッコロはラディッツのもとへ向かう。生きてはいるが、瀕死の状態で、いつ死んでもおかしくない。
「く……くそ……こ……このオレが……あんなガキに………や………やられる……とは……」
「貴様もそうなってしまってはなにも怖くはないな」
「ふ……ふっふ……このままで……終わると思うなよ……?」
「それは、どういう意味だ」
「ふ…ふっふ……こ……これまでの状況は すべてはるか宇宙にいる、オ……オレの仲間ふたりに通信されている……。このオレがやられたことを知って か……かならずここにやってくる」
「………………………」
「き……きさまらはおろか……この星の人間すべてをあ……あっと いうまに…きれいにそうじしにな……」
「その二人がここにやってくるのはいつ……」
「一年……たった一年後だ…ふっふっふっ」
「…………一年…………さ……さらに強い戦士がふたり……」
「こんどこそきさまらの勝てる可能性は0だ……一年のあいだに……せいぜいたのしんでおくんだな……くっくっくっ……」
「………………………」
「つかのまのよろこびだったな……しょせんきさまらは……ただの虫けらにすぎんのだ………」
「ずあっ!!!!」
ピッコロはラディッツに止めをさす。
「よけいなことをゴチャゴチャぬかしやがって……」
場所はかわり………はるかかなたの宇宙………
「ラディッツめ………死におった……」
「カカロットのガキ……戦闘力が8000以上だとか言ってたな。 それが本当ならあいつでは勝てるわけがない」
「さすがにそれはなんかのマチガイじゃねぇのか? がガキの頃から戦闘力8000などあり得ん」
「いや、マチガイなんかじゃない げんに ラディッツのやつは ガキの一撃で大ダメージを受けている」
「し……しかし……もしも本当に戦闘力が8000以上あるのだとすると……」
「ああ……貴様では勝てんかもしれんな。」
ベジータは立ち上がる
「よしいこう!」
「いこう……って、一体どこへ……」
「地球に決まっているだろう。久々に本気の戦闘を楽しめるかもしれんしな」
「し……しかし……」
「なあに……心配することはない。地球まで一年もあるんだ。俺たちが乗ってきた宇宙船の重力室で一年修行すれば、8000程度の戦闘力なら軽く越えられる」
「なるほど………! それはいい考えだ」
ベジータとナッパは宇宙船にのり、行き先を地球に設定する。
「はっはっは! 一年後が楽しみだな!」
場所は戻り……地球
飛行機で、悟空たちのもとへクリリンたちがやって来ていた。
「はは、やっぱ悟空とピッコロはすげぇや! あんな強いやつを倒しちまうんだからな」
「い、いやぁ……たおしたのはオラたちじゃなくて……」
悟空は自分にだきついている息子を見る。ご飯は首を傾げている。
「(まあ……後で話すか)」
「ピッコロよ、お主はどうするつもり……」
「ぬぬぬぬ…………!!! ぬあああ………!!!」
ピッコロの左腕が再生する。
「……………」
「ひぇ…………」
「………ト…トカゲの尻尾みたい…………」
「!? そういえば、」
ブルマがハッと気付く
「あの孫くんのアニキってやつ……なんでいる場所が簡単に分かったのかしら」
「やつが 顔につけている妙な機械だ。相手の強さも場所もわかるらしい」
ピッコロが答える
ラディッツのもとへ、ブルマとクリリンが近づく。
「あ……あれね。クリリンくん、ちょっととってよ……」
「は…はい……生き返ったりしないだろうな………」
クリリンがとったスカウターをブルマに渡す。
ブルマはカチカチといろいろいじる
「へぇ……! うん…うん……ここがこうなって…………すごいメカよこれ! ちょっと故障してるけど なんとかなりそうだわ!」
「すごいんですね ブルマさんて……」
「これを持ってかえって研究して改造すればさぁ、ヤムチャや天津飯さんたちだって見つけられるかもよ!」
「どちらにしても、とりあえずカメハウスにもどろう。ここじゃどうしようもないわい」
クリリンたちは、ボロボロで動けない悟空を背負って飛行機に乗ろうとする。
「ちょっと待て! 孫悟空」
ピッコロに呼び止められる。
「なんだ……ピッコロ」
「明日の朝、息子を連れてここに来い! 一年後のサイヤ人にむけて、修行をするぞ!」
「お……オラは構わねぇけど……なぜ悟飯まで」
「お前もこの戦いで気づいたと思うが、そのガキ……悟飯はとてつもない潜在能力を持っている。訓練しだいではかなりの戦力になる。 鍛えてやるしかなかろう」
「し……しかし悟飯はまだ」
「まだ、子供だからとでも言いたいのか。残念ながらそんな悠長なことをいってられるほど時間はないのだ。 断ることはできまい」
「……わかった。 おめぇの言うとおりにしよう」
「それでいい。ではまた明日な」
「ああ……」
ピッコロはどこかへと飛んでいく
「へへ……まいったな」
これからサイヤ人にむけて、忙しくなるだろう ただ今は、
「身体を休めることだな」
そして、翌日
ピッコロと悟空、そして悟飯の修行が始まった。
読んでいただきありがとうございました。気が向いたら続きを書くかも知れませんが、たぶん書きません。
※追記……ナッパとベジータが乗っている宇宙船ですが、ポッドではなく、悟空がナメック星に行くときに乗ってたような宇宙船のつもりで書きました。分かりにくく書いてしまい、すいませんでした。