現在、ISと『アクスディア ~神魔戦記~』と言う…少々マイナーなネットRPGをクロスさせた話を考え中なのですが、ちょっと自分がどの程度文章を書けるのかテストの意味で、物語の一部を投稿いたします。
そこまでの話の流れとして…
●主人公、
●気が付くとパートナーが行方不明な上に、自分は子供に若返り。
●山中を彷徨い見つけた小屋に入ると、誘拐監禁された少女(更識刀奈・7歳)を発見。
●見た目子供とは言え、物理攻撃無効な上に人間以上の能力を持つ
●更識家から送られた救助部隊と合流、昴也から離れようとしない刀奈と共に更識家に護送され、当主と対面する。
●その際、ここが自分のいた世界とは違う事を知り、今後の事を考え自分の力を貸す事を条件に、自身の後ろ盾になってもらう事と、行方不明のパートナーの捜索を更識家に依頼。了承される。
●8年後、刀奈がISロシア代表になると同時に、17代目楯無を襲名。そして半ば騙まし討ちに近い形で昴也との婚約が決定。どうしてこうなったw←今ココ
初めまして、とるべりあと申します。
現在、ISと『アクスディア ~神魔戦記~』と言う…少々マイナーなネットRPGをクロスさせた話を考え中なのですが、ちょっと自分がどの程度文章を書けるのかテストの意味で、物語の一部を投稿いたします。
そこまでの話の流れとして…
●主人公、
●気が付くとパートナーが行方不明な上に、自分は子供に若返り。
●山中を彷徨い見つけた小屋に入ると、誘拐監禁された少女(更識刀奈・7歳)を発見。
●見た目子供とは言え、物理攻撃無効な上に人間以上の能力を持つ
●更識家から送られた救助部隊と合流、昴也から離れようとしない刀奈と共に更識家に護送され、当主と対面する。
●その際、ここが自分のいた世界とは違う事を知り、今後の事を考え自分の力を貸す事を条件に、自身の後ろ盾になってもらう事と、行方不明のパートナーの捜索を更識家に依頼。了承される。
●8年後、刀奈がISロシア代表になると同時に、17代目楯無を襲名。そして半ば騙まし討ちに近い形で昴也との婚約が決定。どうしてこうなったw←今ココ
―――夜。
昴也は自分の部屋でもある楯無家の離れの屋根の上に寝転がり、煙草を吹かしながら一人夜空を見上げていた。
(俺がこの世界に跳ばされてから早8年。何故かは知らんがガキの姿に若返ったとは言え、まさか自分の半分の歳の婚約者ができるとは…ほんと、日々是波乱万丈だわ。
…こんな事、もし向こうの
只でさえ彼のパートナーである
別に刀奈――いや、今は楯無か。彼女が嫌な訳ではない。何だかんだ言ってこの世界で初めて出逢った人間で、付き合いも長いし気心も知れてる。恐らく現状で自分の一番の理解者を挙げろと言われたら、即答で彼女を選ぶだろう。
…だからだ。
(俺は元々この世界の住民じゃない。今はこうして普通に過ごしてはいても、いつ何時元の世界に戻る時が来ないとも限らん…場合によっちゃ選択の余地なく無理矢理に、だ)
そうなった時、あいつはどうなる? どうする?
連れて行くなんて以ての外だ、最後の作戦が成功していたなら安全かもしれん。だが、もし失敗していたのなら…。
そして何より、彼女が楯無であればこそ…。
「ほんと…ままならんもんだよな…」
と、目を閉じつつ呟いた処に――
「なぁに? まだウジウジ文句言ってるの? おねーさん悲しいなー」
「………相変わらず唐突に現れるな。しかも気配消して近付くのが無駄に巧いし」
「ふっふーん、伊達に当主を継いだ訳じゃないもんねー♪ 普段からちゃんと鍛えてますから」
つい先程、昴也と婚約を結んだばかりの、もう一人の当事者である17代目更識楯無がそこに居た。瓦を踏む音も一切立てず、まるでその場に瞬間移動で現れたのではと思わせる技量であった。
彼女は一言断ると、昴也の隣へと腰を下ろした。
「で、何の用だ? 当主襲名の各所への挨拶回りで明日も忙しいんだから、さっさと寝とけ」
「あら、婚約者とひと時の愛の語らいくらい許されても良いんじゃない?」
「…お前がそんな殊勝なタマかよ」
「酷い言われ様だわ。ねぇ、これって充分セクハラ発言だと思わない?」
「そう思うんならお前の中ではそうなんだろ。お前ん中じゃな」
しょうがないなぁ、と云った感じでクスクスと笑う楯無。しかし、表情を改めると―ー
「………ねぇ、本当に良かったの? 自分でやっておいて何だけど、昴也の意思を無視した形での婚約だったし」
「それこそ何を今更、だろ。俺は後ろ盾を強固なものにできたし、お前は対暗部用の有力な手駒に首輪を付ける事ができた。どちらから見ても悪くない再契約だったさ」
それを聞いた楯無は、立てた両膝に顔を埋めると、小さく呟いた。
「…私は…嫌だった。
…本当なら、昴也ともっと心を通じ合わせてから…そうなりたかった」
「…仕方ねぇさ。お前が楯無の名を継ぐ人間である以上、どうしてもお前個人の意思に制限が掛かるのは当然さ。寧ろ今回の事は破格の温情だったんじゃねぇの? 俺みたいな薄気味悪い男を宛がうなんてな」
昴也は身体を起こすと、優しく楯無の髪を撫でる。
「お前があの日、俺に助けられてからずっと、どんな想いで俺を見ていたか…まぁ、大体は理解してた。尤も当時の俺からしちゃ、近所に住む子供に懐かれた程度の認識だったが」
「…最低…乙女の純情を踏み躙ってたのね」
口ではそう云いつつも、撫でる手を払おうとはしない。寧ろ昴也に身体を預ける様にもたれ掛かる。
「当時は、つったろ。日に日にいい女になっていったよ、お前は」
「……本当に?」
「嘘吐いてどうするよ。好い女に対しては正直に褒めるんだぜ、俺は」
「だって、そんな素振り全然見せてくれなかったじゃない」
「あのな……忘れてるかもしれんが、俺は見掛けは兎も角、中身は三十路男なんだからな?
自分からロリコンの汚名着たくねぇんだよ!」
言われてみればとばかりに、身体を小刻みに震えさせながら笑いを堪える楯無。
「ま、何事も時間が解決してくれるだろうよ。今は家への義務感が上だろうが、お前が全てを仕切れる様になったら、お前のやり方こそが絶対になる。それまで日々精進だ」
その言葉に先程までの緊張は解れた様ではあるが、今度はジト目で昴也を見つめる楯無。
「……………何だよ?」
「……じゃ…い」
「…は?」
「…お前、じゃないもん。
昴也、さっきから私の事お前お前って、折角2人っきりなんだからちゃんと名前で呼んでよ!」
「……あー……その…すまん、悪かった楯「2人の時は刀奈!!」…刀奈」
「よろしい。
あと、これも――」
云うや否や、不意を突いて昴也の口に咥えられた煙草を奪い取る刀奈。
「おい、何を…んっ――」
刀奈の方に顔を向けた瞬間、昴也の唇は柔らかい感触に包まれた。
「…ん……ちゅ……」
瞳を閉じた刀奈の顔が間近に見える。昴也は何をされているのか気付くまでに、信じられない事に十数秒くらい呆然としていた。
「はぁ…」
ゆっくりと、惜しむ様に合わせた唇を離すと、刀奈は顔を赤らめつつも――
「…今度から、口寂しくなったら、私の唇を吸う事!
良いわね? これ当主命令っ!!」
刀奈は言いたい事だけ言うと、返事も聞かずに屋根から飛び降りると暗闇の中へと消えて行った。
残された昴也はと云うと、暫く呆けていたかと思うと激しく笑い出した。
――やられた。
何だ、何だよ。
さっきまで深刻な顔しておいて、コレか?
ああ、認めよう。
俺は。
橘昴也は。
更識刀奈に。
心奪われたってな――
以上です。
ご意見ご感想がありましたら、遠慮なくどうぞ。
尚、本編を開始するかどうかは現時点ではまだ未定です。